●馬頭琴の音色とモンゴル
「馬頭琴」。
モンゴルの民族楽器です。一見ギターのように見えますが、まったく異なる楽器。名前のとおり、馬の頭がデザインされた琴なのです。
そんな「馬頭琴」のプロモーションビデオをモンゴルで見る機会がありました。日本でも新しい曲がリリースされると、そんなプローモーションビデオが作られますが、この「馬頭琴」の曲も、ストーリーが用意された立派なビデオになっていました。
モンゴルの若者が、宮廷で演奏して、王様に喜ばれ、最後にお酒をいただくようないたってシンプルなストーリーでしたが、はじめて「馬頭琴」を見て、はじめて「馬頭琴」の音色を聴いた僕としては、十分格好いいビデオに仕上がっていたのです。その若者は森山直太郎似で、弦を操る華麗な指さばきは実にすばらしいぃ〜〜 日本でも人気が出るのんじゃないの?なんて思ったくらいです。
モンゴルで泊まっていた、ゲストハウスに、その「馬頭琴」を弾く若者がやってくるというではありませんか!!! なんと、ゲストハウス「あづさや」さんご夫妻の計らいで、僕ら宿泊客のために生演奏をしてくれると言うのです。おぉ〜なんてうれしいイベントなんだぁ〜〜
さっそうと登場する若者!
「おぉ〜〜!!!」
拍手喝采!僕も特に喝采! 自分は人前で見せられる芸はありませんが、見ることは大好き。日本にいる義兄のギターやハーモニカを聴くのも大好きです☆
あどけない表情をしている彼。15歳らしい。(えぇ〜!?まだ15歳?それであの演奏ができるんだからすごいなぁ〜)そう思います。トークはまだ不慣れなようですが、はにかみながら曲のタイトルを発表して、早速演奏がはじまります。
笑いが絶えない「あづさや」さん懇談ルームも、このときばかりは一同シーン・・・。彼の弾く「馬頭琴」の音色に聴き惚れています。真剣に弾く彼の表情。止まることのない指さばき。4曲ほど演奏してくれたのですが、ずっと凝視していました。プロの域にはまだ遠いらしく、プロモーションビデオは親が作らせたらしい。それでも僕にとっては、いいものを見せてくれましたし、いい音を聴かせてくれ、感動を与えてくれました。
彼が帰った後、興味津々に「馬頭琴」を触らせてもらうことにしました。構え方、弓の持ち方、弾き方。頭の中のイメージはいま聴いたばかりの彼の演奏なのですが、どうにもこうにも、真似はできません。彼の技術のすばらしさを改めて認識していました。
日本の津軽三味線をはじめ、世界各地にはそれぞれの土地の民族楽器があります。その土地を訪れたからこそ聴ける音楽というのは、旅情をかきたてられます。その音とその土地の雰囲気が重なり、記憶に残してくれるようです。
「馬頭琴」の音色は、モンゴルの大草原をかけまわった思い出を、目だけではなく、こうして耳にも残してくれたような気がします。
きょうさん♂
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■コメント
昨年からの、女子十二楽坊のブームで、中国の歴史ある民族楽器の演奏がブームですね!日本の筝や琴などの古楽器とジャズのセッションもいいですよ!!
投稿者 kiyoshi : 2005年06月11日 23:30
馬頭琴と言えば、モンゴルの民話「スーホーの白い馬」を、うちの子が小学生時代に音読してたのを懐かしく思い出しました!
投稿者 kiyoshi : 2005年06月13日 08:54
いやーつい3週間前に会ったあの夫婦がこんなに世界を駆け巡っている文章を読むとなんだか不思議な気分になります。日本も梅雨入りしましたよ!じとじととした日もあれば蒸し暑い日もあります。
投稿者 藤岡旦那 : 2005年06月14日 22:43
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