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2005年06月14日 |
●トムクルーズで駆ける時
「うぉぉぉー!!」
「やったぁ〜い!」
大声で叫んでいた。念願かなった想いをモンゴルの大草原に吐き出していた。となりで併走する調教師の青年は、そんなボクの様子を笑って見ていた。
馬でさっそうと駆けていく・・・。映画『ラストサムライ』のトムクルーズのようになりたかった。前回できてなかった靴の位置をきちんと合わせ、いざ出発。調教師と呼ぶには若い彼らに歩いてついていく。栗色に光る馬の毛がかっこいい。(速そうだ)。気持ちが高まってくる。この前の遊牧民に教えてもらった「アチュー」みたいな声を発してみるが反応がない。(あれっ?なかなか走らないなぁ・・・)そう思っていると、ビシッ!青年が馬のお尻にムチを打ち込んだ。(イタタタ)見ているだけで痛くなる。そして「アチュゥ!」と声を出すと、馬が走りはじめたのだ。
青年が乗っている馬の足音に連れられるように、ボクの馬も足音を早める。(おぉ!)ビシッ!さらに一撃が加わると、パッパカ、パッパカ。馬がリズムよく動く。「アチュゥ!」(そう言ってやれ)と青年が目で合図。「アチュゥ!」ボクも真似をして、さらに馬のスピードが上がった。いよいよというところで、曲がり道。青年はスピードを落とした。
(どう?楽しんでる?)そんな表情の青年がボクの顔を見る。モンゴル語で気持ちを伝えられないので、「グレイト!」と親指を立てて見せた。(まだまだこれからだよ)そんな表情で先に視線を移す青年。その先には、青い空と緑の大草原が見えてきていた。
「アチュゥ!」ビシッ!お決まりのサインだ。馬が駆けていく。ボクは、お尻を浮かして、振動を避ける。ビシッ!もう一度青年のムチが打ち込まれたとき、馬のスピードは最速になった。(おぉぉぉぉ〜!)これだ〜!馬のスピードで風が向かってくる。目をしっかり開けられないほどの風だ。飛び跳ねる馬の上で、バランスが崩れないよう内股に力を入れ、この快感を味わっていた。
いったい何秒くらいだったんだろう?1分もなかったと思う。でも、それ以上乗っていると、力尽きて振り落とされていたかもしれない。トムクルーズよりも、競馬のジョッキーの方が似ていたかもしれない。たっぷりと爽快感を味わうことができた。馬の相性?何より、調教師の青年のおかげだと思う。
■コメント
白馬の王子さままで行かないが、PHOTOを見ると、馬上の姿、なかかないけてるネ!!
投稿者 kiyoshi : 2005年06月16日 09:26
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