●ここが我らのバイカル湖
「深さが世界一の湖」。
イルクーツクには来たのは、そんな世界遺産バイカル湖を見てみたかったから。
バイカル湖の主要街リストヴァンカまでは、イルクーツクからバスで2時間。しかし、ルーブルへの換金手続きに手間取ったため、朝のバスには乗れずじまい。乗り合いタクシーで向かう方法もあったのだが、乗客を探す時間を失いたくなかったので、奮発してタクシーで行くことにした。
幸運にも英語を話すドライバーさん。ロシア語しか話さないというイルクーツクのロシア人が多い中、大変助かった!時速100キロも出してくれ、1時間ほどで到着した。時間をお金で買った感じだ。
いざ、バイカル湖が見えてくると、ハンドルを握る彼がこう言った。
「This is our famous lake, Baikal.」
「our(我らの)」を使うところがびっくりした。また、バイカル湖で獲れる魚、オウムリを、「世界一の魚」と説明するところも、この湖をいかに愛している様子が伝わってくる。そうやってプラスアルファのコメントで人に紹介するのもいいもんだ。
さて、「透明度」と「深さ」が世界一の湖、バイカル湖。タクシーを降りて、歩いてみる。
なんと琵琶湖の50倍の大きさだそうだ。リストヴァンカは、南の街。バイカル湖のすべてを見ることはできなかったが、水平線の彼方に、やっと対岸がうっすら見えるくらいなので、その広さは十分に実感できた。さすがに深さは分からなかったが、水際を歩いてみると、底まで透き通って見えるので、透明度が高いことはひと目で分かる。
「バイカル湖の水を飲めば長生きできる」。ドライバーさんの言葉を思い出し、さっそく飲んでみる。確かに湖の水だけあって、塩っぱくない。ちょっぴり感動した! これで10歳は長生きできる気がする・・・笑。
たくさんの露店が出ていて、うわさの名魚、オウムリも手に入れられる。サケの一種らしいが、日本では見たことがない。ガブリつくと、ほどよい脂身があって、うまかった。でも味の濃さを感じると、(もう一匹!)とお代わりをするほどではなく、ふたりで一匹でちょうどよかったかもしれない。
リストヴァンカは、思っていたよりも小じんまりとした街だった。ロシア人はもちろん、いろんな国から観光客がやってきていた。北京からウランバートルへ行く列車で知り合ったアメリカ人カップルに再会したり、イルクーツクに来る列車で同じ部屋だったイタリア人にも遭遇した。台湾人から「あなた台湾人ですか?」と声をかけられるたかさん、実に多様な国籍を感じるリゾート地、リストヴァンカであった。
添乗員夫婦きょうさん♂
2005年11月、フランス盗難で一時帰国しましたが、2月16日元気に再出発!
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トラックバック時刻: 2007年06月29日 07:55
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