●ボンネットからの白い煙
ヘルシンキの市内散策を簡単に終え、次の目的地へ向かってフリーウェイへ。(さぁいよいよだ!)とアクセルを踏んでいく。
!!!
走り出してわずか70キロ、エンジンの音がおかしくなった、、、(なんだ?なんだ?) そう思うと同時に、ゴムの焦げる臭いが・・・。「くさっ!」 ボンネットの脇からは、白い煙がもくもくと出てきた。
フリーウェイを緊急停車。ボンネットを開けてみると、くさい臭いが一気に押し寄せてきた。わぁ、、、 よく見ると、タイミングベルトが切れていた。
「いやな予感がしていたんよなぁ〜」
車を買うときに見たエンジンルーム。タイミングベルトの古さが気になっていた。車の引き渡し前には最終チェックがあって、そのときには、ラジエター、エンジンオイル、フィルターの取替えが必要だった。そのために一日待つくらい大掛かりな修理だった。だから、(ほかの箇所は大丈夫なんだ)と思ったのだ。そうは思っても、あとのまつり。今は車を直すしかない。
ここがどこなのか分からなければ、連絡手段もない。仕方がない、、、走り行く車に停まってもらおう。ビュンビュン通り過ぎる車に向かって、親指を立て続けた。日差しがまぶしい。
幸い、車はすぐに停まってくれた。たかさんを車のそばに置いて、近くのガソリンスタンドまで乗せていってもらった。フィンランドは英語が通じると言っても、田舎ではまだまだフィンランド語が主流。なんとか状況を伝えて、修理屋さんを呼んでくれることに。それまで待つことになった。たかさんは車のそばでちゃんと待っているだろうか。
●
ウトウトと、眠りながら1時間ほど待っただろうか。専門家と言うより、地元のおっちゃんらしき人がやってきた。やっと車へ戻れる。たかさんも元気に待っていた。どうやらタイミングベルトだけではなく、ローラーも壊れているようだ。修理に時間がかかるようで、またさっきのガソリンスタンドまで行く。この田舎では、換え部品もないようで、おっちゃんも困っている様子。
中古車だから、故障は覚悟していたが、こうも早くトラブルが来るとは思わなかった。それでも、あとから気づくより、早く分かって良かったほうだ。これも来るべくして来たものだ。そう自分に言い聞かせる。
「タイミングベルトがなくても走れるので、この先70キロのトゥルクの街まで行って修理した方がいいのでは?」と言われる。でも、不安な車でまた長距離を走るより、この街で直るのなら待つほうがいい。そう伝えると、おっちゃんは「分かった。直そう!」と。ボクらはフィンランド人の執念を感じることになる。
タイミングベルトは、3つのローラーの周りを回っている。そのひとつが壊れて、ふたつだけになっている。だから代わりのローラーをもうひとつ作らなければならないようだ。おっちゃんは、まず原本となる金属を取りに行った。数時間後、戻ってきた。しかし、ネジの幅が合わないので、補う金属をまた作りに行った。今度は1時間くらい経っただろうか。戻ってきたが、またネジの太さが合わないようで、削りに戻った。そして三度戻ってくると・・・
ジャガジャン!
バッチリ、ローラーがおさまった。タイミングベルトもぴったり収まるように合わせる。厳しい表情のおっしゃんの顔が、ようやく和んだ。(どうだ!オレの技術は!)そんな想いも感じてくる。なにわともわれ、直ってよかった!時計を見ると、緊急停車してから8時間が経っていた。これで先へ進める。
次はどんなトラブルに遭遇するのだろう?まだまだやってくるだろうが、修理を重ねていけば、よくなっていくだろう。。。長い旅路のスタート、そう期待するボクらであった。
きょうさん♂
いつも読んでいただきありがとうございます♪
これからもせかたび夫婦を応援してくださる方、こちらのクリックをよろしくお願いします♪
↓↓↓
『人気ブログランキング』
■トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sekatabi.com/mt/mt-tb.cgi/130
■コメント
きょうさんすごいっすね。私だったらかなりぱにくってます。間違いなく。後、そういえば東北新聞のサイトに飛べないけど僕だけかなー?一度リンク確認してみてください。
投稿者 藤岡旦那 : 2005年07月07日 00:13
中古の車の故障は宿命です!致命的なエンジンやトランスミションのトラブルでなくて良かったですね!ラジェーターホースの液漏れは、ガムテープで、ゴムベルトはストキングで応急処置として、有効ですよ!!
投稿者 kiyoshi : 2005年07月07日 10:11
こういうアクシデントも旅のひとつですね。
北欧3国では携帯は不可欠。
北上すれば人口密度は極端に下がります。
100キロで車を2時間くらい飛ばしても1台もすれ違うことがないこともあります。
人っ子ひとり、トナカイもいません。
携帯電話は買っておきましょう!
投稿者 Когда-нибудь на мосту Мойки : 2005年07月07日 10:51
■コメントを書く
コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。
|