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 ホーム > せかたび日記 > ●恐怖!?丸石に惹かれて
2005年07月24日
●恐怖!?丸石に惹かれて


ロフォーテン諸島でインフォメーションに立ち寄ったとき、思わず立ち止まったポスターがあった。

崖っぷちにの間にまん丸の岩が挟まっている。その岩の上に人が立っているのだ。数百メートル下はフィヨルドの海面だ。すごく壮大で、信じられないような写真だった。(これは、私にも行けるんかなぁ〜)と思って調べたら、リーセフィヨルドの一番奥にあって、[KEJRAG]という場所だ。往復6時間の登山で行けるらしい。

これは、行くしかないでしょ!!

その日の朝も霧だった。それもビックリするくらいの深い霧!視界20メートルもなかったくらい。

またまたひたすら待つことに。待つこと4時間くらい・・・。朝9時ころになって、ようやく少し周りが見えてきた。それでもまだ霧は深い。

昨日のプレーケストーンの経験から、「登山口は霧でも、山の上はわからない!」そんな想いもあって、霧の中、いざ出発!


やはり、行けども行けども霧だらけ・・・。周りの景色は何も見えない・・・。視界50メートルくらいだろうか。それに、かなりの登り坂。ところどころには、チェーンがある。これって、ロッククライミング!?と思うような岩場が続く。登っては下り、登っては下り・・・。

すれ違う人を見ていると、昨日のプレーケストーンのような客層ではない。比較的若い人が多いように感じた。

山を登るとき、私は、過去のことを思い出す。普段は、未来のことばかり考えているんだけど、山を登り、息があがり、苦しいときほど過去を思い出す。家族や友人のこと、今までに行った海外のこと、国内旅行のこと。いろんなことを思い出していた。

特に今回は、霧の中の3時間の登山。

こうして、いろんな体験ができる健康な身体に産んでくれた両親のことを思った。

「健康」それは素晴らしいことだ。何でもできる。これからも、ずっと「健康」でありたい。そんなことを考えながらの3時間はあっという間だった。きょうさんは、何を考えて登っているんだろう?

霧が続く中、ようやく、まん丸な岩が目の前に現れた。

丸い岩は見えるものの、真下のフィヨルドまでは全く見えない・・・


霧の中だったけど、まずは写真を撮る。でも、岩の上に飛び乗ってポーズを取ることは、私にとっては容易ではなかった。だって、高所恐怖症なんだもん!!

きょうさんは、写真を撮ってくれるので、離れたところでカメラを構えている。ひとりで岩に登らないといけない・・・。なかなか飛び移れなかったとき、男性が手を貸してくれたので、何とか乗り移ることができた。

怖い・・・。思ってた以上に、怖い・・・。

なのに、きょうさんは、写真を撮ってくれてはいるものの、「ハイ、ばんざいして〜 ハイ、そのまま後ろ向いて〜 もう一回、万歳して!」と楽しそうに言っているのが聞こえる。

「無理、無理、ゼッタイ無理!!だって足が動かないもん」。棒立ちのままの写真で終了。

腹ごしらえをして、帰っていく人も多い中、私たちは出来るかぎり、霧が消えていくのを待ちたかった。待っていても霧が晴れる保障はないのに・・・

そんなことをしていると、ある外人さんが、「こっちへおいで!」って言っている。行ってみると、真下にフィヨルドが見えた!深ーい緑色した水面に船が見えた。ハッキリ見えた。周りにいたみんなも喜んでいる。

「おぉ〜い!たかさぁーん!」

きょうさんの声が聞こえた。きょうさんは、絶好のポジションからその瞬間を待っていたので、私より先に知ったようだ。もう一度写真を撮るから、岩に登れと言う。でも、もう一度あの岩に行くのは・・・

とためらっていると、また、別の外人さんが「手を貸してあげるよ!」と言ってきてくれた。それで何とか岩に乗ることができた。ふぅ〜 何とか無事写真撮影を終了。

すると、写真が撮れて満足気なきょうさんが、「じゃ、二人で撮ろう!」と。

(えー!また乗るのぉ〜)

きょうさんに手を引いてもらいながら乗って、後ろに向きを変える。

きょうさんは横で、「うわぁ〜めちゃきれいなぁ!!」私は目をつぶっているので、全く見えない・・・

とにかく、早く岩から下りよう・・・。今度こそ、ホントの終了だった。


そんな丸岩の上では、腕立て伏せポーズをする人や、片足立ちする人、変なポーズをとる人などがいる。私には、考えられない・・・

かなり、心臓バクバクだったけど、景色はとってもきれいだった。

それにしても、不思議。どうやってあの丸岩は挟まれたのだろう・・・。帰りの私は、そんなことを考えたり、霧が晴れて周りの素晴らしい景色に感激しながら戻っていった。

山登りは人生に、よく似ているという。

苦労して人生の道を進んでいくと、素晴らしいことが待っている。途中で休憩しながら、下を見る。過去を振り返るようだ。そして、歩いてきた道をかみしめる。時には、運も必要だ。それは、天候なのかもしれない・・・

2006年はじめには、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ登山をする予定だ(2006年3月、登頂成功)。

この健康な身体を思い存分使って、私の財産にしたい。

たかさん♀



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■コメント

本当に、霧の中の登山を五里霧中でしたね!遭難しなくて良かった!しかし、凄い写真が撮れてよかった!

投稿者 kiyoshi : 2005年07月26日 23:03

素晴らしい写真を見せていただきました。
凄い場所があるんですね。
風が吹いてきたら・・と思うとゾーっとしましたが(^^;;
これからも感動、感激で世界を歩いてくださいね。

投稿者 futami : 2005年07月27日 09:01

体調良く素敵な体験を続けているようで安心して見せてもらってます。すばらしい写真と二人の感動が伝わる文章で私までドキドキ、そして感動しながら毎回楽しみにしています。二人の感動はきっとみんなに伝わってると思う。いいなー、私達夫婦も参加したい!その日を楽しみにしてるね。それから帽子♪大切にしてもらってありがとう!

投稿者 藤岡妻 : 2005年07月27日 13:59



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