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 ホーム > せかたび日記 > ●ストックホルムの絵はがき
2005年07月27日
●ストックホルムの絵はがき

ストックホルムのインフォメーションセンターで、ふと一枚の絵はがきが目についた。

ヨーロッパらしい格調ある建物が夕陽に照らされて、オレンジ色に染まっている写真だった。きれいだなぁ・・・ 数多く並べられている絵はがきの中で、ひときわ目立つ写真だった。(ぜひ、この光景を見てみたい!)そう思っていた。



「ストックホルムの美しい街並みが見られる」と聞いて、足を運んだ場所が偶然にもその場所であった。(あの場所だ!)しかも時間は夜9時前になり、日没が迫っていた。

あの絵はがきのような写真が撮れるかもしれない。。。

そう思って、撮影ポイントを探す。先にカメラマンらしき人がカシャカシャとやっていたので、ボクも会釈して近づき、迷惑にならない場所にカメラを構えた。

確かに、絵はがきで見たとおりの景色が目の前にある。川沿いに建てられた格調ある建物、そのそばに並ぶいくつもの船。建物の窓ガラスに夕陽が反射するよう構図を決めて、何枚もシャッターを押していた。まるで「この光景がストックホルムだ!」と言わんばかりに興奮していた。

日が沈むのは早い。ほんの15分ほどで、窓ガラスに映っていた夕陽は消えてしまった。世界のいろんな街を歩いては写真を撮るのが好きなのだが、夕陽や朝陽は特に好きだ。青い空に照らされた街並みとは違う哀愁漂う雰囲気が、旅情を感じるのだ。(よかったなぁ〜)と大満足して、片づけをはじめる。

帰り際、先にいたカメラマンの横を通り過ぎる。「いい景色ですね」ボクがそう言うと、彼は「そうだね。もっと雲があったほうが、色がよくなるんだけどね」とやさしい笑顔で言った。身長が2メートルほどの彼は40歳前後。高価なカメラを抱えている。足元に置いているカメラバッグには、何本もの高価なレンズが並べられており、プロらしき様子をかもし出していた。

「どこから来たの?」「日本からです。あなたは?」。「ストックホルムに住んでいるんだよ」。そして彼は、ストックホルムのオススメスポットを紹介してくれた。彼は、この街が好きなんだなぁ〜と思うと同時に、初対面の外国人に懇切丁寧に教えてくれる人柄も尊敬した。

自己紹介をする。彼の名は「ハンズ」と言う。やはりプロカメラマンだった。世界を回って写真を撮ってきたらしく、いろんな国のことを知っている。ボクらがこれから行く訪問国を言うと、その国のオススメスポットや危険地域のことを教えてくれた。経験者からの話は本当にうれしい。東京にも来たことがあるらしく、今度時間があればほかの都市へも行ってみたいと言っていた。ボクらは日が沈んだあとも30分ほど立ち話をしていた。

「ホームページで写真を公開していますか?」そう尋ねると、彼は律儀に名刺をくれた。ホームページは修正中らしいが、ホームページのアドレスと共に、「ハンズ・ストランド(Hans Strand)」と言う彼の名前が書かれてあった。

「よい旅を続けてくださいね」。彼は笑顔でそう言って帰っていった。ありがたい・・・。貴重な時間をボクらのために使ってくれたハンズに感謝した。



帰り際、デジカメで撮った写真の出来栄えが気になって、もう一度絵はがきが見たくなった。インフォメーションセンターは閉まっているが、おみやげ物屋さんはまだ開いている。

(あった!) オレンジ色に染まる写真が、お店の一番目に付く場所に置かれていた。やはり素晴らしい作品は、どこにでも売っているようだ。(むむむ・・・やはりプロの写真は違うなぁ〜) 自分の写真との違いを省みた、、そして裏を返して、仰天した!


「写真家:ハンズ・ストランド」

この絵はがきは、なんと彼の作品だったのだ。こんな素晴らしい写真を撮る人は、何とも素晴らしい人だった。思い出に一枚買うことにした。

きょうさん♂



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