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2005年08月07日 |
●オランダ風車と堤防を知る
オランダといえば、風車。それにチューリップとチーズ運びが見たい!と思っていた。
添乗員のころ、オランダと言えば、長崎にあるハウステンボスがイメージにあった。実際にオランダに来ると、確かにハウステンボスを思い出す街並みがここにあった。正直言うと、ハウステンボスの方がきれい。
残念ながら、チューリップは4月に咲くので、広い畑は一面、緑だった。またチーズ運びは、近くの場所でやっているのだが、毎週金曜日ということで、今回は見れなかった。
しかし、風車はたっぷりと見られた。その技術はとても素晴らしかった。
風車の仕組みはよく知らなかった。
連れて行ってもらったミュージーアムで聞くところによると、オランダの昔は、あたり一面沼池や湿原だったらしい。そんな場所に人間が住むということは、なかなか難しかったようだ。多数の堤防や水門なども、嵐などでたびたび削られて、土地がどんどん水に埋まっていく。オランダの人たちはずっと苦しめらていたんですって。
そんなとき(15世紀)に、風車が作られた。
風の力を利用して、水をくみ上げるのだ。ひとつの風車だけではなく、次の風車でまた水をくみ上げ、さらに次の風車で水をくみ上げて、どんどん水を吸い上げていく。そうすると、水がなくなった沼地が乾燥し、土地になるという。こうして土地が増えて、今のようにじゃがいもやとうもろこしがたっぷりと作られるようになったらしい。
素晴らしい仕組みを当時の人は考えたもんだ。風車の中に入って歯車を見ているとそう思う。そんな風車も19世紀には、電気の登場で、ほとんどがなくなってしまった。今のオランダに残っている風車はとても貴重だ。
昔は、この風車の中で人々は暮らしていた。台所や、ベット、トイレもあり、意外と中は広い。
オランダの街や村を車で走っていると、本当にビックリする。右の川と左の川の背の高さが違うのだ。1メートルほど違うところもある。
実際、オランダ北部一帯は、事実上海面下1メートルから4.25メートルという低地だ。そんな場所にあるスキポール空港は、もちろん世界一低い場所にある空港だ。こういった国だったからこそ必要だった風車。
そうしてもうひとつ必要だった堤防[Dike]。至るところに、堤防がある。
オランダの堤防を作る技術は、世界から必要とされいているらしい。まるで橋のような32キロもある長い堤防を車で走った。この堤防のおかげで、多くの人が住みやすくなったと思うと、作った人の功績を称えたい。
各国それぞれに適したものがあり、適した食べ物がある。また素晴らしい技術を私たちに教えてくれる。
この風車や堤防を作った発明者の『プロジェクトX』があれば、ぜひ観てみたいと思った。
たかさん♀
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