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2005年10月24日 |
●「闘牛」を見て感じること
闘牛を見たかったんです。なんと、9月末で終了らしい、、、案内所に問い合わせたら、「もうスペインでは見れませんよ〜」なんて言われたんです(ガッカリ、、、)。
そんなとき、フラヒリアナ[Frigiliana]の近くの街、ネルハ[Nerja]のインターネットカフェで闘牛のポスターを見つけたんです!
「ヤッター!」 興奮した私たちは、インターネットカフェの店主に情報を聞くことにしました。どうやら、このネルハから出発するツアーになっていて、バスで1時間30分くらいの街で催されるんです。金額は、一番安い席でも「ひとり45ユーロ(=約6,000円)」。高いなぁ!
値段にびっくりして、最初は、あきらめようと思ったけど、もう見る機会はないかもしれないと考えて、清水の舞台から飛び降りちゃいました〜
しかし! 行って見ていろんなことを知りました!
簡単にいうと、闘牛は、3人の闘牛士たちがいて、彼らが2回づつの牛と闘うんです。自分たちの技を披露するような感じです。だから、計6頭の牛が死んでしまうことになるんですよ。もしかすると、牛が勝つ場合もあるんでしょうか?
そう柵を越えたすぐそばで・・・
闘牛士の前に、闘牛を弱らせるためのほかの闘牛士が何人も出てくるんです。馬に乗って槍をもった人とかもいるんですよ。
1頭の時間は30分くらい。最初は、勢いよく走り回る牛も、槍などカラダに刺されて、弱くなっていく。。。背中から出る真っ赤な血が、ポタポタと地面に滴り落ちる・・・最後のトドメは闘牛士が頭の上の方を狙い・・・ 牛がピクリとも動かなくなる。
そして、観客のスペイン人たちは、最高の技が決まる?と、白いハンカチをヒラヒラさせ、大声を張り上げる。闘牛士は、死んだ牛から切り取られた両耳を持って、闘牛場内を一周するんです。気前がよければ、その耳を観客に投げてあげる。
グロテスクな耳が私の横を通り過ぎたとき、呆気にとられて身体が動きませんでした。
(これが国技!?)闘牛が殺されていくのを見るショー?残酷すぎる・・・ そんなセンチメンタルな気分に。最初は、見られませんでした、、、
その死んでしまった牡牛は、馬に引っ張られ、奥の部屋で解剖されていくんですよ。というより、きっと牛肉となるんです・・・。皮をはがれ、胃袋や内臓を取り出され、頭を切られ、斧で背骨を折られ・・・と手馴れた3人の作業で20分ほど。ついさっきまで勢いよく走っていた牛が・・・
しかし、6頭も闘牛を見ていると、複雑な想いをしながら、牛の立場や闘牛士の立場などで考えていくようになるんです。
食用牛として飼育されている牛よりも、こうして観客の前で闘い、見事に死んでいく牛の方が幸せなんだろうか?
闘牛士は、自分よりも数倍大きな牛が真正面から迫ってくるのに怖くないのだろうか?
現在は、心が優しい時代なので、こんな闘牛のようなショーを受けつけない人が多いかもしれない・・・ 確かに私も1回だけで十分。
でも今の時代は、いじめやテロなど、勇ましい闘いとは違う、陰気さを感じる時代でもあります。
私はしっかり見ようと思いました。
生と死。命あるもの、いつかは死に絶える。誰も背くことができない現実です。なんだか人間の一生も考えさせられるような闘牛。牛のように、必死で生きようと思う。最後の最後まで・・・
たかさん♀
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■コメント
確かにいつも守られている日本で暮らしているとそういう死をかけた戦いを見世物にしているのには受付しくいけれど、、、それが生きるって事なんだなって改めて思いますよね。
投稿者 もうひとりの貴子 : 2005年10月28日 15:07
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