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 ホーム > せかたび日記 > ●ノイシュヴァンシュタイン城
2006年08月23日
●ノイシュヴァンシュタイン城

「ロマンチック街道のハイライト」
「ディズニーランドのシンデレラ城のモデル」

そう言われている、ドイツ南部フュッセンにあるノイシュヴァンシュタイン城[Neuschwanstein]へ行ってきました!

ロマンチック街道に憧れるものとしてだけでなく、ドイツ観光の主要ポイントとして、ノイシュヴァンシュタイン城は、ぜひ訪れてみたいお城だったんです。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

“森と湖に囲まれたお城”。

旅行パンフレットや絵はがきでよく見るノイシュヴァンシュタイン城の写真。ホント、よくこんな崖の上に建てたものだと感心させられます。

ノイシュヴァンシュタイン城は、そんな山の中にあるため、車やバスで近くまで行くことはできません。ふもとから30分ほどかけて歩いて上って行くことになります(シャトルバスや馬車はあります)。

そして正門を通って敷地内へ。第一印象は「かちっとしているなぁ〜」。きちっとしている、整然としている、そんな雰囲気でしょうか、フランスでよく見たお城の柔らかい印象とは違って、どちらかと言うと固い雰囲気でした。

きっとそれは、遠くからノイシュヴァンシュタイン城を見るときのイメージと実際のギャップを感じたからだと思います。丸い塔、三角屋根、四角いお城という「○△□」のバランスがうまく取れている外観と、間近にお城の壁を直視するとではやはり違います。きれいに四角く切られた石が整って積み上げられている様子から、古めかしい印象は全く受けません。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

城内は「玉座の間」「寝室」「リビング」などいくつかの見所を周って行きますが、個人的に特に気に入ったのは、「寝室」。14人の彫刻家が4年半をかけて彫ったオーク材を使ったベッドの天蓋は繊細!ビックリします!

白鳥を愛した王だけあって、城内のいたるところに白鳥の彫刻や絵、置物が見られます。またワーグナーのオペラが好きで、数々のオペラを描いた絵画も多数見受けられます。なぜここに?そんな驚きを抱く鍾乳洞もあります。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

ただ、ノイシュヴァンシュタイン城の立派な外観イメージと比較すると、城内は「それほど華やかではなかった」というのが正直な感想です。

そう思うと、ノイシュヴァンシュタイン城を建てた当時のバイエルン王、ルードヴィヒ2世の想いを知りたくなります。彼はどんな想いでこのお城を建てたのでしょうか?

ルードヴィヒ2世は、父親の死後若くして王の座に就きました。18歳だったそうです。国のことを真剣に考えいたルードヴィヒ2世ですが、そのとき政府はすでに重要事項を議会で決める仕組みになっていたので、彼には、代表の座というだけで、権限を持つことはなかったのです。年配議員たちとの確執もあり、やがてルードヴィヒ2世の興味は、国政から「自分の夢の城づくり」に変わっていったのです。

忙しさを離れ、誰も来ない静かな場所に、自分だけの居場所を作りたい。。。ルードヴィヒ2世は、森と湖の囲まれた崖の上にノイシュヴァンシュタイン城の建設をはじめます。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

しかし、国政よりも城作りに夢中になったといわれるルードヴィヒ2世は、ほかにもいくつかのお城を建て始め、国の財政を赤字(ウワサという説もあり)にしてしまいます。

そしてグーデン博士に“精神病”とウソの診断され、バイエルン政府から禁治産者の宣告をされます。拘束された翌日、博士と共に散歩に出かけたまま、謎の死を遂げたルードヴィヒ2世。自殺か他殺か、今でも分からないそうですが、彼自身は死を予感していたのではないかという説もあります。

ルードヴィヒ2世が、ノイシュヴァンシュタイン城で過ごしたのは、わずか170日ほど。「玉座の間」に王の椅子が置かれることもなく、最高の音響効果を備えたリビングでコンサートが開かれることもなく、建設中であったいくつかの部屋は未完成のまま残されています。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

夢の生活を送ることができなかったルードヴィヒ2世。このひっそりとした山の中に建てたノイシュヴァンシュタイン城に、世界中からこれほど多くの人がやってくるとは想像もしていなかったはずです。

「世界的な観光地」に連日訪れる観光客の姿。ルードヴィヒ2世の夢の城は、後世に残る素晴らしい功績だと感じます。。。

美しさだけではなく、ルードヴィヒ2世の寂しさが伝わってくるノイシュヴァンシュタイン城。来て良かったです!


【観光アドバイス】
・ノイシュヴァンシュタイン城は9時開城。 ・入場券は麓にあるチケットセンターで8時より購入可能。一般9ユーロ(学生8ユーロ)。お城の入口では買えないので注意。
・個人見学はできず、見学ツアーに参加。私たちの場合、9時20分にほかの日本人の方々約40名と一緒に見学。各部屋に日本語アナウンスが流れる仕組み。空いている時間だと「日本語案内テープ」を貸してくれるという情報もあり。
・城内は写真撮影、ビデオカメラ撮影禁止。
・お城の入口までは麓から徒歩約30分。シャトルバスは上り1.8ユーロ(下り1ユーロ、往復2.6ユーロ)でマリエン橋まで行く。馬車は上り5ユーロ(下り2.5ユーロ)。
・マリエン橋は、ノイシュヴァンシュタイン城の写真が撮れる一番いい場所。橋は丈夫な造りでそれほど揺れないので安心。橋の真ん中あたり(床のつなぎ目付近)の欄干は水平です。三脚がなくてもカメラを置いて撮れば手ぶれ防止に役立ちます。午後4時より、午前11時のほうが順光。
・見学ツアーの時間に合わせて、お城を先に見学してからマリエン橋へ行くか、先にマリエン橋へ行ってからお城に戻るかを決めるといいでしょう。


きょうさん♂

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