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2006年08月29日
●ヴュルツブルグ宮殿観賞

「ドイツの中で最も美しいといわれる宮殿」。
毎年6月に「モーツァルト音楽祭」が開かれるヴュルツブルグ宮殿へ行って来ました。素晴らしかった!感激しました!

ヴュルツブルグ宮殿

ロマンチック街道の北の起点、ヴュルツブルグ[Wurzburg]。ロマンチック街道ではローテンブルグ[Rothemburg]の街を楽しみにしていたので、ヴュルツブルグまで北上するかどうかは決めかねていたんです。

でも距離もそんなにかからないし、急ぐ旅でもないかな?ということでヴュルツブルグまで足を延ばすことにしました。

行くなら見てみたかったのがこのヴュルツブルグ宮殿。レジデンスと言われる司教の館は世界遺産にも指定されている建物なんです。

見所は「階段踊り場と天井に書かれたフレスコ画」。

そんな情報を得て、いざ入館!

ヴュルツブルグ宮殿

チケット売り場では、珍しくガイドブックまで購入(公式ガイドブック。日本語5ユーロ)。ノイシュヴァンシュタイン城でも買わなかったガイドブックを買おうと思ったのは、彫刻や絵画を見て(すごいなぁ〜)って思うだけではもったいない気がしたから。どうせ見るなら、どんな世代背景の元で造られたのか、描かれたのか?そんなことを知りたかったんです。

世界一周旅行の行く先々でガイドブックを買いたいくらいなんですが、荷物の量が増えること懸念してほとんど買いません。買ったのは、モスクワの「クレムリン」ガイドブック以来〜

よくお土産店で販売されている日本ガイドブックは、古い日本語の書体を使っていたり、ところどころ日本語がおかしかったりするんですが、この公式ガイドブックはそんなことはありませんでした。ドイツ語版を翻訳したらしく、厚さ1.5センチほどのまさに書籍といった感じ。ヴュルツブルグ宮殿と宮廷庭園についてこと細かに記してくれていました。

なので、「ヴュルツブルグ宮殿は世界遺産」ってことしか知らない自分たちの大いなる助けとなってくれたのです。

ヴュルツブルグ宮殿

一番印象的だったのは、天井のフレスコ画。階段踊り場の設計に関しても訪れる人を魅了させる仕組みがあるらしんですが、正直分からなかった。。。でも、フレスコ画の凄さはドカンと伝わってくるものがありました!

ガイドブックを開いていない第一印象は、「デカイ!」。天井は半球状、ちょっとしたプラネタリウムみたいになっているのでより広く大きく感じます。どの部分を抜き取っても細かく描かれているフレスコ画。ヨーロッパ以降、キリスト関連のフレスコ画を見てきましたが、この規模の大きさは見たことがありません。

また、天井部の四隅に彫刻が置かれているんですが、その彫刻がフレスコ画の一部とつながっているので、より立体的に感じるんですね。一面のフレスコ画というより、空間を活用している雰囲気。。。

(何て書いてあるんだろう?)とガイドブックを開くと・・・

ヴュルツブルグ宮殿

階段から上ってくる正面がヨーロッパ。背中の反対側がアメリカ。あとの2面はアフリカ、アジアと、地球を4つのカテゴリに分けた絵になっているそうです。確かによく見ると、人々だけではなく、背景にさりげなく描かれている動物も違っている!(ウマ、ワニ、ラクダ、ゾウ)。

それに、フレスコ画に描かれている人物の中には、ヴュルツブルグ宮殿の建造主の姿や、建築家、彫刻家などの姿もも含まれているそうで、このフレスコ画がヴュルツブルグ宮殿そのものを表しているようでした。

ガイドブックを読んでは、頭上のフレスコ画を見て、また読んでは見てと繰り返していると、1時間近くは階段踊り場にいたような気がします。解説があると見方も変わりますね。。。

ヴュルツブルグ宮殿

階段踊り場に続く「白のホール」では、漆喰の美しさを感じ、さらに続く「皇帝の間」は修理中でしたが金色を使った豪華な雰囲気を感じ、その後も控え室、寝室、そして宮廷庭園と見所は尽きません。。。後半は“おなかいっぱいモード”になってしまいましたが、じっくり見ようと思えば数時間じゃ足りない宮殿に思います。

ヴュルツブルグ出身の建築家バルタザー・ノイマンだけではなく、彫刻家や漆喰製作者など、偉大な人物の名前が次々と出てくるヴュルツブルグ宮殿。代々変わる司教の影響で波乱があったり、空襲で大打撃を受けたりしたようですが、こうして今日に至るまで美しい姿を見せてくれることに感謝です。

ガイドブックの効果を知ると、「投資は大切」と感じるヴュルツブルグ宮殿観賞でした。

きょうさん♂

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2006年08月28日
●ロマンチック街道の気分

ドイツ ロマンチック街道 写真

♪だ・れ・か ロマンチック と・め・て〜

昔、「CCB」というグループが歌っていた歌を口ずさみながらロマンチック街道をヴュルツブルグ[Wurzburg]まで北上しました。

ドイツ ロマンチック街道 写真

ドイツでもっとも知られている観光ルートは「ロマンチック街道」ではないでしょうか。

ほかに、古城街道やメルヘン街道、アルペン街道などドイツにはいろんな街道が名づけられていますが、パッケージツアーで企画されている内容を見てみても、ロマンチック街道の人気はダントツのような気がします。

ドイツ ロマンチック街道 写真

旅行会社に勤めていたころから憧れであったロマンチック街道。ノイシュヴァンシュタイン城を筆頭に、街道をゆっくり見て、写真を撮って周りたかったので、自分たちの車でそれが実現できて、うれしかったです。

ドイツ ロマンチック街道 写真

街を見て周ることと合わせて楽しみにしていたこと。それは「ロマンチック街道を走って、ロマンチックな気分になれるだろうか?」ということ。

だって街道のタイトルから想像すれば、そんなことを思う人もいるはず。ちなみに、日本語では「ロマンチック街道」ですが、ドイツ語では「ロマンティッシェ・シュトラーセ」。「ロマンチック」という意味合いは似たようなものです。

ドイツ ロマンチック街道 写真

そんな事前期待。結論からすると、ロマンチックというキーワードに無縁のふたりにはどうもピンとこず・・・。ただ、ロマンチック街道沿いの街は、中世の街並みが残されているので、それらを見て(古き時代はどんな生活をしていたんだろう?)と思い浮かべることができそうなので、おとぎ話のような夢の世界を想像する意味ではロマンチックと言える気もします。

ドイツ ロマンチック街道 写真

さて立ち寄った街を挙げてみますと、ノイシュヴァンシュタイン城があるフュッセン[Fussen]。

キリストを涙を流したと言われ、巡礼教会にもなっている世界遺産ヴィース教会があるシュタインガーデン[Steingaden]。ロココ様式の天井は白く、美しかった!

ドイツ ロマンチック街道 写真

アウグスブルグ[Augsburg]では歴史あるステンドグラスをもった教会がいくつもありました。

市城壁が円形の街をきれい囲んだネルドリンゲン[Nordlingen]。ダニエルと呼ばれる教会の90mの塔に登り、街を一望できました。360度がオレンジ色の屋根!見事な景観を保ってくれています。

ドイツ ロマンチック街道 写真

古い木骨組みの建物がずらりと並ぶディンケルスビュール[Dinkelsbuhl]。南ドイツで最も美しいと称されるゴシック様式のゲオルク教会が旧市街の中心にドンと建っていました。

そしてローテンブルグ[Rothenburg]。建築の宝庫とも呼ばれるほど中世の街並みが見られます。年中クリスマスショップは、クリスマス関連の商品でいっぱい。まるで博物館のようでした。旧市街にいくつもある塔。どれも存在感があり、格好の被写体となってくれました。

ドイツ ロマンチック街道 写真

クレグリンゲン[Creglingen]も木骨組の建物が目を惹きます。ヴァイカースハイム[Weikersheim]、ラウダ[Lauda]と、小さな街でありながら、時計塔にもなっている教会が、街の象徴として落ち着いた雰囲気を感じさせてくれました。

ドイツ ロマンチック街道 写真

フィナーレは北の起点、ヴュルツブルグ[Wurzburg]。フランケンワインが有名でブドウ畑に囲まれている街。街のシンボルはマリエンベルク要塞だが、世界遺産に指定されているヴュルツブルグ宮殿はすごかった。庭園や数々の彫刻もすごかったが、階段踊り場の天井フレスコ画、白の部屋の漆喰は今までに見たことのない芸術に感じ、(ここまで来てよかった)と思えました。

ドイツ ロマンチック街道 写真

ロマンチック街道沿いの街、すべては見ていませんが、石畳が敷かれた街は古き時代を想像させてくれます。似たような街もありますが、街の規模や象徴はそれぞれちがうので、どの街も趣があってよかったです。

(こんな建物でペンションができたらいいなぁ〜)

そんな夢が一番のロマンチックだったかもしれません。

ドイツ ロマンチック街道 写真

きょうさん♂

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2006年08月24日
●ビールの街、ミュンヘン

ドイツバイエルン地方の都ミュンヘン[Munchen]へ行ってきました。

ミュンヘン ホフブロイハウス

ちなみに神戸や梅田にはドイツ風の「ミュンヘンレストラン」があります。特にカラアゲが大きくておいしいんですよね〜。

ドイツのミュンヘンといえば、やはりビールとソーセージでしょう!私は残念ながら、アルコール類は一切飲めないんですけど・・・

ミュンヘンの気分を感じに、あのヒットラーが演説をしたこともあるという有名なホフブロイハウスへ行ってきました。

ミュンヘン ホフブロイハウス

1階は1,200人も人が座れる大きなビアガーデン。2階はレストラン、3階はダンスも出来る、ちょー大きなホフブロイハウス!

1階で席を探すんですが、満員で店員さんもすっごく忙しそう〜 案内もしてくれません、、、ちょうど席を立つグループのがいたので、その席近くで待っていたんです。

ミュンヘン ホフブロイハウス

すると、同じく横で待っているオーストリア人夫婦もいたので、「一緒に座りましょう」ということになったんです。

あらかじめ食べたいメニューはチェックしていたんですが、ドイツ語メニューが読めません。オーストリア語とドイツ語は似ているらしく、彼らにもオススメの料理を教えてもらい、注文など手伝ってもらいました。お互い片言英語でのコミュニケーションが始まりました。

ミュンヘン ホフブロイハウス

ご主人マンフレッドと奥さんのエダ。彼らのひとり娘さんもボーイフレンドと一緒に現在世界一周旅行中とのことで、今はベトナムにいるらしい。

時々インターネットで写真を送ってくるそうで、その写真をプリントアウトして、大事そうに財布に入れてあるのを見せてくれました。母親のエダは、ひとり娘のことが心配だと話し、来年2月には戻ってくるのよ、その日を待ち焦がれているような様子でした。

思わず、自分たちの両親と重なってしまいました。

そんな話をしていると、来ました!来ました!ビールです!

ミュンヘン ホフブロイハウス

500リットルがないということで、1リットルのビールを注文したきょうさん。私の顔より大きいジョッキです!ホントにこれ全部飲めるのぉ〜??

私はコーラを注文し、4人で乾杯!

そのあとは、ミュンヘンの有名な白ウィンナーと、焼きウィンナーです。

白ウィンナーは茹でていて温かく保つためにポットに入っています。「こうやって食べるのよ!」と、エダが教えてくれます。ウィンナーの端から端までナイフで薄く切り込みを入れて、きれいに剥がして皮をむくんです。すると、ちょー柔らかいウィンナーが登場!それをタレにつけて食べるんです。オ・イ・シ・イ〜。

ミュンヘン ホフブロイハウス

焼きウィンナーもボリュームたっぷりで、酢に漬けてあるキャベツととっても相性がいいんですよ。

そして、ドイツの有名な眼鏡形のプレッツェルというパンです。ちょっと固くて塩からいのがまたおいしいんですよ。かわいい売り子さんがそのパンを売りに歩いています。

ミュンヘン ホフブロイハウス

フロアの中央では生演奏が始まったり、所々の席からは歌声が聞こえてきたり、踊りが始まったり、隣りテーブルの方々と話したりと、とっても陽気な雰囲気でした。

私は、アルコールの匂いにも酔わないんですけど、雰囲気にはすぐ酔っちゃうので、すっごく楽しかったです!

9月16日からは、ミュンヘンでオクトーバーフェストというビールの祭典があるようで、ぜひ参加したかったけど、ちょっと日程が合わなかったぁ〜(残念!)

次の旅の楽しみに置いておこーっと。

たかさん♀

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2006年08月23日
●ノイシュヴァンシュタイン城

「ロマンチック街道のハイライト」
「ディズニーランドのシンデレラ城のモデル」

そう言われている、ドイツ南部フュッセンにあるノイシュヴァンシュタイン城[Neuschwanstein]へ行ってきました!

ロマンチック街道に憧れるものとしてだけでなく、ドイツ観光の主要ポイントとして、ノイシュヴァンシュタイン城は、ぜひ訪れてみたいお城だったんです。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

“森と湖に囲まれたお城”。

旅行パンフレットや絵はがきでよく見るノイシュヴァンシュタイン城の写真。ホント、よくこんな崖の上に建てたものだと感心させられます。

ノイシュヴァンシュタイン城は、そんな山の中にあるため、車やバスで近くまで行くことはできません。ふもとから30分ほどかけて歩いて上って行くことになります(シャトルバスや馬車はあります)。

そして正門を通って敷地内へ。第一印象は「かちっとしているなぁ〜」。きちっとしている、整然としている、そんな雰囲気でしょうか、フランスでよく見たお城の柔らかい印象とは違って、どちらかと言うと固い雰囲気でした。

きっとそれは、遠くからノイシュヴァンシュタイン城を見るときのイメージと実際のギャップを感じたからだと思います。丸い塔、三角屋根、四角いお城という「○△□」のバランスがうまく取れている外観と、間近にお城の壁を直視するとではやはり違います。きれいに四角く切られた石が整って積み上げられている様子から、古めかしい印象は全く受けません。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

城内は「玉座の間」「寝室」「リビング」などいくつかの見所を周って行きますが、個人的に特に気に入ったのは、「寝室」。14人の彫刻家が4年半をかけて彫ったオーク材を使ったベッドの天蓋は繊細!ビックリします!

白鳥を愛した王だけあって、城内のいたるところに白鳥の彫刻や絵、置物が見られます。またワーグナーのオペラが好きで、数々のオペラを描いた絵画も多数見受けられます。なぜここに?そんな驚きを抱く鍾乳洞もあります。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

ただ、ノイシュヴァンシュタイン城の立派な外観イメージと比較すると、城内は「それほど華やかではなかった」というのが正直な感想です。

そう思うと、ノイシュヴァンシュタイン城を建てた当時のバイエルン王、ルードヴィヒ2世の想いを知りたくなります。彼はどんな想いでこのお城を建てたのでしょうか?

ルードヴィヒ2世は、父親の死後若くして王の座に就きました。18歳だったそうです。国のことを真剣に考えいたルードヴィヒ2世ですが、そのとき政府はすでに重要事項を議会で決める仕組みになっていたので、彼には、代表の座というだけで、権限を持つことはなかったのです。年配議員たちとの確執もあり、やがてルードヴィヒ2世の興味は、国政から「自分の夢の城づくり」に変わっていったのです。

忙しさを離れ、誰も来ない静かな場所に、自分だけの居場所を作りたい。。。ルードヴィヒ2世は、森と湖の囲まれた崖の上にノイシュヴァンシュタイン城の建設をはじめます。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

しかし、国政よりも城作りに夢中になったといわれるルードヴィヒ2世は、ほかにもいくつかのお城を建て始め、国の財政を赤字(ウワサという説もあり)にしてしまいます。

そしてグーデン博士に“精神病”とウソの診断され、バイエルン政府から禁治産者の宣告をされます。拘束された翌日、博士と共に散歩に出かけたまま、謎の死を遂げたルードヴィヒ2世。自殺か他殺か、今でも分からないそうですが、彼自身は死を予感していたのではないかという説もあります。

ルードヴィヒ2世が、ノイシュヴァンシュタイン城で過ごしたのは、わずか170日ほど。「玉座の間」に王の椅子が置かれることもなく、最高の音響効果を備えたリビングでコンサートが開かれることもなく、建設中であったいくつかの部屋は未完成のまま残されています。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

夢の生活を送ることができなかったルードヴィヒ2世。このひっそりとした山の中に建てたノイシュヴァンシュタイン城に、世界中からこれほど多くの人がやってくるとは想像もしていなかったはずです。

「世界的な観光地」に連日訪れる観光客の姿。ルードヴィヒ2世の夢の城は、後世に残る素晴らしい功績だと感じます。。。

美しさだけではなく、ルードヴィヒ2世の寂しさが伝わってくるノイシュヴァンシュタイン城。来て良かったです!


【観光アドバイス】
・ノイシュヴァンシュタイン城は9時開城。 ・入場券は麓にあるチケットセンターで8時より購入可能。一般9ユーロ(学生8ユーロ)。お城の入口では買えないので注意。
・個人見学はできず、見学ツアーに参加。私たちの場合、9時20分にほかの日本人の方々約40名と一緒に見学。各部屋に日本語アナウンスが流れる仕組み。空いている時間だと「日本語案内テープ」を貸してくれるという情報もあり。
・城内は写真撮影、ビデオカメラ撮影禁止。
・お城の入口までは麓から徒歩約30分。シャトルバスは上り1.8ユーロ(下り1ユーロ、往復2.6ユーロ)でマリエン橋まで行く。馬車は上り5ユーロ(下り2.5ユーロ)。
・マリエン橋は、ノイシュヴァンシュタイン城の写真が撮れる一番いい場所。橋は丈夫な造りでそれほど揺れないので安心。橋の真ん中あたり(床のつなぎ目付近)の欄干は水平です。三脚がなくてもカメラを置いて撮れば手ぶれ防止に役立ちます。午後4時より、午前11時のほうが順光。
・見学ツアーの時間に合わせて、お城を先に見学してからマリエン橋へ行くか、先にマリエン橋へ行ってからお城に戻るかを決めるといいでしょう。


きょうさん♂

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2006年08月22日
●お城の写真が撮りたくて

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

ノイシュヴァンシュタイン城へ行った人誰もが思うんではないでしょうか。(あの写真はどこから撮ったんだろう?)と。

観光パンフレットはもちろん、現地で見かけるポスターや絵はがきの9割は、ノイシュヴァンシュタイン城の正面から撮った写真です。手前に赤い門が写っているが分かると思います。

でもノイシュヴァンシュタイン城は、崖の上に立っています。お城の向かい側にあるのは、どう見ても人が登れそうにない山ばかり。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

ノイシュヴァンシュタイン城を撮る写真撮影スポットとして有名なマリエン橋は「横からのアングル」。いったいどこから撮ったんでしょう?

インフォメーションセンターで尋ねてみると、

「その写真はヘリコプターから撮ったのよ」。

とあっさりとした返事。いやいや、そうやってヘリコプターで撮影した写真もあるだろうけど、前景に木が写っていたり、地面が写っている写真もあるからヘリコプター以外の方法もあったはず。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

お城の管理部屋らしきところで聞いてみると、「マリエン橋の先から登山道がある。登山靴が必要だし、やさしい道じゃないけど似たような写真は撮れるんじゃない?でなきゃ、ヘリコプター」という答え。

むむむ・・・どうもはっきりとしない情報だ。

お城の正面に立って、もう一度向かい側の山を凝視してみても道らしき道はない、、、人の気配も無い、、、

ハイキングマップをよく見ると、確かにマリエン橋の先からハイキングコースが用意されている。3時間弱でたどり着く先は、Tegelberghausというゴンドラの頂上。

不確かだけど、そのハイキングをすることにしました。ノイシュヴァンシュタイン城の正面に立てることを願って・・・。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

このハイキングコース。意外と大勢の人がいるんです。ビックリ!小さな子どもを連れた家族連れから、杖をついて歩く年配の方までいっぱい。日本の方は見かけませんでしたが、結構人気のハイキングコースなんです〜

ノイシュヴァンシュタイン城の正面からのアングルを期待していましたが、高度を高くする一方で、正面にたてないどころか、ノイシュヴァンシュタイン城を見下ろす位置になってしまいました。

逆方向から歩いてくる人にインタビューしてみましたが、どの人も「お城の正面にはいかない」との答え。残念ながら、希望の場所に行くことはできませんでした。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

それでもハイキングそのものは結構楽しくて、フュッセンの街が一望できる展望台からの眺望はパノラマ景観でした!

皆さん、素晴らしい景色を楽しみながらビールをゴクリ、ゴクリ!パラグライダーに挑戦してたり、のんびりくつろいでいたり、優雅な光景でした。

ノイシュヴァンシュタイン城 ロマンチック街道

ゴンドラで降りた後、別の角度から散策。あきらめきれずに滝の近くからの登り道を探してみましたが、見つかりません、、、

(この傾斜を登るしかないんだろうか・・・)

危険を感じさせる絶壁に断念せざるを得ませんでした、、、

雪の積もるノイシュヴァンシュタイン城、紅葉に包まれるノイシュヴァンシュタイン城、新緑の季節など、四季折々のノイシュヴァンシュタイン城の写真がありますが、いったいどうやって撮ったんでしょうか?

考えられるのは、「昔はそんな場所があった」けど、今はがけ崩れなどで行けなくなってしまったとか。んんん・・・どうかなぁ〜?

真相をご存知の方、ぜひ教えてくださーい!

きょうさん♂

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2005年08月05日
●ベンツが、ビュンビュン 

日本で、ベンツやBMWが走っているのを見ると(おぉ!いい車に乗っちゃって〜)って思う。

それがドイツにやってくると当たり前のように走っている。ドイツのタクシーなんて、ほとんどがベンツだ。

そんなドイツの自動車道(フリーウェイ)、制限時速は130キロ。はじめて表示を見たとき、(すごいなぁ〜 そんなにスピード出す車があるんかなぁ?)と思っていた。まぁ、このせかたび号に、そんなスピードは期待していないこともあったからだ。

ヨーロッパは左ハンドル車で右側通行。フリーウェイは片側2車線だ。右側の走行車線を走っていると、左側の追越車線を、速い車がどんどん走り過ぎていく。

それも、ほとんどがベンツだ。加えて、BMW、ワーゲン、アウディなど。

ビュンッー ビュンッーー

勢いよく走っていくので、風圧でせかたび号が揺れてしまうくらい・笑。(おぉ〜 こわっ!)まるでF1のサーキットに間違って入ってしまった軽自動車のように、ボクは10時10分の位置でハンドルを握り締める。

急ぐ旅ではないし、エンジンに無理をさせたくない。何より事故を起こしてはいけないと強く決意しているので、そんなにスピードを出したくない。(どうぞ、どうぞ、抜いていってください)と思いながら車線を譲っている。
周りの車が速いと、自分の車が遅く思える。路肩の幅も余裕があり、フリーウェイの周りの風景も広いので、ゆっくりスローモーションのように感じてくる。それでもスピードメーターを見ると、ちゃんと制限速度内で走っているのだから、抜き去る車は、150〜160キロは出していると思う。

事故に巻き込まれないことを切に願っている。

きょうさん♂


2005年08月04日
●ドイツ人家族に誘われて

「もしよければだけど、ハンブルクの私たちの家に招待するよ」

(えぇ〜 ほんとぉ〜!)

コペンハーゲンのユースホステルで偶然同じ部屋だったドイツ人ファミリーのお言葉に厚かましく甘えて、2日間泊まらせてもらうことにした。

日本からの観光ツアーでは、なかなか現地の暮らしは体験できない。時間や予定に自由が利きやすい世界一周の旅だからこそ実現できるようなに思う。やったぁーー

DSCF5982.JPGドイツ人ファミリーと言っても、父モスターファはモロッコ出身。家族はドイツ語で会話するらしい。それでも、ボクらとは英語で話してくれた。おかげでコミュニケーションがよくとれたと思う。ドイツ語オンリーだったら、こんな話にはならなかったはずだ。

家に着くと、ハンブルクにある観光地のパンフレットを用意してくれていた。母モニカもモスターファも、見所をいっぱい紹介してくれた。

数日前に長女のアリアちゃんの誕生日だったらしく、初日の夜、モニカとアリアちゃんとボクらの4人で遊園地へ行った。その途中、ザンクト・パウリ地区を歩いた。ハンブルクのザンクト・パウリ地区は、歓楽街として有名らしい。モニカは、「Red Light Street」と行って説明してくれた。日本語に訳すと「ピンク街」というところか。女性がずらりと通りに立っている。アメリカ映画でよく見るような光景だった。あまりジロジロ見られないところがもどかしいところだが・・・笑。

2日目はモスターファがボクらをハンブルクの中心地へ連れて行ってくれた。モニカと比べるとぶっきらぼうに感じるモスターファ。でも、大きな港やビスマルクの像を説明してくれるモスターファは、モロッコ出身なのに詳しいなぁと思った。「オレがよく行く、うまい中華料理店へ教えてやるよ」と一緒にランチへ。うぅ〜ん 懐かしい中華の味はパワーを感じる!

外国人は若く見える。モニカは47歳と聞いてびっくりした。モスターファは42歳。年下の旦那さんだ(ボクも、年上の奥さんにあこがれていたころがあったなぁ・・・)。

モスターファがいないときに、モニカに「モスターファとどこで知り合ったの?」と聞いたら、「ハンブルクで知り合った」と言っていた。

モニカがいないときに、モスターファに「モニカにとどこで知り合ったの?」と聞いたら、「モロッコで知り合った」と言っていた。

(むむむ・・・?いったいどっちなんだ?)と気になったが、ふたりとも、それ以上はあまり語らなかったので、いまひとつ突っ込めなかったことが悔しい(笑)。欧米人によく見る、熱々ぶり・・・というか、ダーリン、ハニーと言い合うような雰囲気はなく、いつも落ち着いた様子だったことがドイツっぽい重厚な感じがした。

「少しの時間しか話していないのに招いてくれてありがとうございます」

そう伝えると、

「あなたたちの世界一周旅行を応援したいだけよ」と、サラリと言ってくれた。そんな気持ちがとてもうれしかった。

時間とお金がかかることもあり、日本などアジアへは行ったことがないらしい。それでも、日本とか、日本人とか、そんな意識はまったくないようで、気軽に来客者を迎えてくれている感覚だった。そんな自然体の雰囲気がありがたく、また見習いたいと思った。



きょうさん♂


2005年08月03日
●モニカファミリーの暮らし

モニカファミリーと一緒に、ドイツの暮らしを体験させてもらった。

47歳のママ、モニカを中心に、とっても和やかな4人家族。パパのモスターファは42歳、モロッコ人。マンションの2階に暮らしている。日本よりはるかに広く、天井も高い。日本で言う、4LDKだ。10畳程のリビング、ふたりそれぞれに10畳ほどの子ども部屋が用意されている。そして、8畳くらいのパパママの寝室だ。キッチン、ダイニングで、6畳くらいだった。もちろん、バス、トイレはセパレートタイプ。また、上の階には、別の部屋があり、そこは、倉庫や洗濯物の干し場になっている。

それでいて、家賃が10万円くらいという。安いぃ〜!

私たちを迎えてくれた、リビング横のバルコニーは、一家団らんスペースのようだった。また子ども部屋には、地球儀が置かれていたり、世界地図が大きく貼ってあり、私があこがれる世界観いっぱいの部屋だった。

なんせ広い部屋なので、なつかしいフラフープまでできる。私も久しぶりにやってみたり、一緒にサッカーゲームをしたり、子どもたちとも仲良く遊ぶことができた。

ふたりの子どもたちは、伸び伸びと育っているようだった。家族の年齢から考えると、モニカは38歳で長男ヤシンくん(9歳)を産んで、40歳で長女アリアちゃん(7歳)を産んでいる。高齢出産だ。私もまだまだ大丈夫!と思った。


時々、アリアちゃんが、泣いたり、わがままを言ったり、部屋にこもったりして、モニカを困らせている。

そんな時、モニカは、「彼女(アリアちゃん)は、よくわからない、、、難しい子だわ。男の子は楽なんだけど・・・。女の子は、よくしゃべったり、よく泣いたりだわ〜」と少し疲れた表情で言っていた。

日本にいる私の友だちからも同じことを聞いたことがある。男の子と女の子、ふたりの子どもを持つ彼女も、「同姓の子ども(女の子)は、意外と難しい」と。私は、どうだったんだろう?

ドイツの主食はパンだ。きょうさんは「このパンうまいなぁ〜」と喜んでいた。

しかし日本のように凝った料理ではない。朝食も夕食も、パン。それにハムやチーズ、トマト、ツナなどを各自が好きなようにのせて食べていた。献立をあまり考えなくてもいいのかな?と思った。二日間だけだったがシャワーも毎日使わないようだし、掃除もそんなに頻繁にしないようだ。共働きだが、旦那さんがよく手伝っているようだった。

そんなことから、ドイツの主婦業は、一般的な日本のイメージよりは大変そうには感じなかった。

コペンハーゲンでのちょっとした出会いだったが、貴重な出会いとなり、素晴らしい縁を持つことができたことに感謝している。

たかさん♀


2005年08月02日
●ベルリン壁とCheckpoint

ドイツのベルリンに着いた。さすがに大都会!

私たちは、無謀にもガイドブックなしでやってきてしまった。とりあえず、車で使っているヨーロッパ地図から、中心地ブランデンブルク門を探し、そばのインフォメーションセンターにたどり着いた。

ベルリンは、そう、あの有名な「ベルリンの壁」があるところ。今は、イーストサイドギャラリーと呼ばれるところに、壁が残っているというので、早速探して行ってみた。

壁を壊す人々を描いた絵、平和を願うメッセージの絵など、大きな絵画が派手にペイントされて何百メートルに渡って並んでいる。100人以上の画家が描いたらしい。

1961年、ベルリンの壁は、1日で出来上がってしまったらしい。その後、1989年に壊されるまでは、西ドイツと東ドイツとの壁になっていた。

きょうさんとも話していたが、1989年と言えば、私たち夫婦が17歳のとき。高校生のころだ。日本でも大ニュースとして流れていたのは知っていたが、恥ずかしながら、何で壊されていたのかは、全く知らなかった。自分の世界とは、全く無関係のことのように感じていた。

ベルリン市内には、戦争の傷あとを残しているように、教会の破壊された屋根や壁がそのままになっている。広島の原爆ドームを思い出した。また観光客が集うチェックポイントという場所は、アメリカ・イギリス・フランス対、当時のソビエトとの間の重要な場所であったようだ。

逆に、お土産屋さんでは、ベルリンの壁のかけらをハガキなどと一緒に販売している。また来年のドイツワールドカップに向けて、中央駅は大工事中だったし、街中も改装、建設ラッシュだった。さらにベルリンが発展していく様子を感じる。

自分たちが幼いころは、世界の出来事は、他人事のような話だった。でもこうして、世界を観ていると、身近に感じる。今も、戦争をしている国があると思うと、ひとりの人間として平和を願わずにはいられない。

たかさん♀


2005年08月02日
●ドイツで歯医者さん体験

前話、「●噛みすぎた「ガム」の結果 」からのつづき
--------------

トイレから戻ると、先生が待っていた。手を差し伸べられ、握手をする。(おぉ!欧米人独特のコミュニケーション。日本だったら、歯医者の先生と握手することないよな〜)と思ってしまう。

「どこでうちの歯医者を知ったの?」
「日本大使館に紹介してもらった」。

本当のことだけど、「日本国が紹介した」ということは、ここの歯医者さんにとってもうれしいことだろうな〜と思った。

「長い旅だから、日本に帰るまで治療を延ばすことはできないんだ」
「あら、いつごろ日本に帰るの?」
「2年半後なんです」
「えっ?2年半!?」

それを聞いた先生は、その場にいた受付の女性や待合室にいた看者さんにドイツ語で伝える。「わおぉ〜!」そんなジェスチャーで皆、笑いながら驚いている。まるでコントを見て笑う観客のような反応だった。そんな雰囲気に囲まれてボクの緊張も徐々にほどけていった。

アジアからやってきた風変わりな看者を歓迎してくれるように、3人の先生に囲まれてボクは治療室に通される。たかさんも見学者として治療室に入った。「ここに座ってくださいね」。日本と同じような治療台だ。
きちんと並べられた治療具、うがい水。まぶしい電灯。(はぁ、、、いやだぁ) まして、今は勝手の分からないドイツ。(ちゃんと治してくれるだろうか?)不安な気持ちを持ったまま。先生の笑顔が唯一の救いだった。

昨日、歯から外れた金属を見せる。

すぐに状況を理解してくれたようだ。上の奥歯にはめてみて、「どこも欠けていないから使えるわ」と言ってくれた。ホッとした。型から作り直す、なんて言われたら、ベルリンの滞在を延ばさなければならないところだった。

消毒剤のようなものを塗って、空気を吹きかけて、接着剤をつけて、はめこむ。クッション剤として厚手の綿を歯に挟んで・・・。治療方法は日本とまったく同じ。むしろ楽しそうに治療している先生たちの様子がほのぼのと感じた。日本の歯医者さんって、どちらかというとピリピリムードが漂っているよなぁ〜 そんな印象を持っているからだ。

綿が口から飛び出ていて、鬼の顔のようになっている。「10分、力強く噛んでいてね。そしたらもう大丈夫よ」。そう笑いながら言って、先生は治療室から出て行った。たかさんは、おもしろ半分で写真を撮っている。まぁ、治療風景が見られるこんな機会もなかなかないだろう。あとで聞いたら、「口の中がよく見えた」と言っていた。

10分後、先生が戻ってきた。はみ出た接着剤を丁寧に掃除してくれて、噛み合わせをチェック。「カチカチ噛んで・・・ Good!」どうやら無事に完了したようだ。

(よかったぁ〜 これで、安心してものが食べられる)。

そう思った瞬間、先生が何か言っている。

なになに?んん???聞き取れなかった。もう一度?

ボクに鏡を持たせてくれる。下の奥歯を指している。

あっ!金属が欠けている。そこを治療具でつつくと・・・

チクッ!!痛い!

「ちょっとした問題ね。これは2年はもたないわよ」。先生がちょっぴり困った顔をして言った。

ボクは、まだ治療台から離れられなかった。

鏡を見せてもらうと、下の奥歯に被せている金属が4分の1ほど欠けていた。まったく気づいていなかった。いったい、いつからだろう?日本に行く前に歯医者で完全治療したはずだったのに・・・。

でも、こうして上の金属が外れたおかげで、虫歯になる前?に知ることができた。これはこれで、よかったとしよう!

先生は、ボクの口を大きく開けさせたまま、アシスタントの女性と何やら相談している。ボクのすぐ目の前で、何やらドイツ語が会話されている。不思議な感覚だった。

先生は言った。

「さっき治した上の歯は、支払ってくださいね。これから治す下の歯は、私たちからのプレゼントです」。

なになに?無料でやってくれるの!?

うれしいぃー!

お礼を言うと、「いいのよ、いいのよ」みたいなジャスチェーをしてくれた。

そして、また違った接着剤のようなものを用意して、チャカチャカ、ガチガチと、治してくれた。2年以上、保てるかどうかは分からないが、ガムなどは控えた方がいいと言われた。虫歯予防のキシリトールも、はがれやすさにはかなわないのは皮肉だ。

ドイツの医療技術は発展していると聞いたことがあるので、そのまま先生に伝えてみた。すると、「フランスはもっと進んでいるみたいよ。イギリスもね」と言った。それでも、こんなフレンドリーで明るい雰囲気の歯医者さんは、なかなかないだろう。厳格なイメージの強かったドイツの印象が一気に覆ったようだった。

「日本の入れ歯の技術もすばらしいわよ」と言われ、できることならお世話にはなりたくないと肝に銘じる。歯医者さんに行く度に歯磨きに熱心になるのだが、行かなくなると意識が薄れてしまう。

「もう歯医者に行かないことを願っているわ」

別れ際、笑いながらそう言ってボクらを見送ってくれた先生たちを思い出し、「歯磨きをもっとしっかりやろう!」と、また思うのであった。

●おわり

きょうさん♂


2005年08月02日
●噛みすぎた「ガム」の結果

眠気覚ましに、ガムを噛む。

ここ1ヶ月ほど、毎日クルマを運転するようになって、日本では口にしなかったガムがすっかり身近なものとなってしまった。

(まぁキシリトールが入っているし、虫歯予防になればいいなぁ〜)

そんなことを考えながら、昨日も噛んでいると・・・

ガリッ!

鈍い音が、、、

な、なんと!上の奥歯にかぶせていた銀歯(と言うか、十字の形をした金属のかたまり)が取れてしまった・・・。

やってしまった、、、以前にもほかの歯で取れたことがある。ガムが原因なのか、取れやすいものなのか、それはよく分からないが、なんせ心地が悪い。舌触りはよくないし、食べ物も詰まるし、水を口に含めばピリッとしみそうだし・・・不快感いっぱい。

日本なら「歯医者へ行こう」とすぐ考えられるのだが、ここは外国。さぁどうしよう!?

「2年半、このままで・・・」とはいかないので、治すしかない。ちょうどベルリンに入る前日だったので、今日になって歯医者探しをすることにした。

行った先は・・・日本大使館。

ベルリンの質問もかねて、ついでに聞いてみた。「すみません、実は・・・」

DSCF5972.JPG忙しそうな中、ベルリンの歯医者さんの名刺のコピーをくれた。(助かったぁ〜!) 住所を手持ちの地図と照らし合わせて、いざ訪問!

はじめての扉を開けるときって、どきどきする。どんな室内だろうか?どんな人がいるんだろうか?どんな雰囲気だろうか?って。ましていくつになっても好きになれない歯医者。それも外国だ。言葉は通じるだろうか?治療費はいったい、いくらになるんだろうか?不安は尽きない。
ふぅ〜〜っ  大きく深呼吸。扉を開けた。


中に座っていた受付の女性が驚いた表情でボクを見る。(あら?外国人だわ!)って様子。歯医者さんが白衣なのは、ドイツも同じだ!英語で伝えたが、返ってくる言葉はドイツ語。(あっちゃぁ〜) でもジェスチャーからして、「先生は治療中だから、そこの椅子で待ってて」と言ったようだ。

椅子に座り、部屋全体をきょろきょろ見回す。

受付。広い待合室。壁には「歯みがきしっかりしましょう!」みたいなポスターが貼られてあり、棚には歯形の模型も飾られている。(なんだ日本と同じだなぁ〜)。奥を見ると、トイレのマークを発見。(あっ!そういや、ランチのあと、歯を磨いていなった!やばい〜日本人の歯は汚いなんて言われたくない・・・)うがいだけでもしておこうと、トイレへ。

鏡を見たら、顔は相変わらずの脂ギッシュ。(ひゃぁ、、、)

シャッッ!と顔を洗って、ちょっぴりスッキリ。心の準備を整えて、トイレを出る。

ニコニコと微笑む美人の先生が立っていた。


・・・つづく

きょうさん♂


2005年08月02日
●オリンピックスタジアム

ん!?

ベルリンへ向かって車を走らせていると、「オリンピックスタジアムはこちら」という表示が出ていた。

確か、日本から持っていっている地図帳に、2006年サッカーW杯決勝開催場所と書いてあった。それはこの目で見ておきたい。

表示にしたがってスタジアムに到着すると、スタジアムの正面には、オリンピックの五輪のマークがあった。昔、ここで、ベルリンオリンピックがあった場所だ。すごく、歴史を感じさせてくれる。

異様に大勢の人がいる。何か、今日は特別な日のようだ。チケット売り場から長蛇の列が続いている。とりあえず並んでみたけど、入場料を払わずに、中に入っていく人もいるみたい。。。どういうことだろう?

きょうさんが、前に並んでいた、ドイツ人夫婦に聞いてみてくれた。でも、英語が通じなくて、お互い困ってしまった。北欧と比べて、ドイツは英語を話さない人も多い。

改めて、チケット売り場へ聞きに行ってくれたきょうさん。

どうやら今日は、オリンピックスタジアムの見学ツアーを開催しているというらしい。普段見られない、選手の控え室などを45分間でじっくりみられるようだ。でも、ドイツ語だけの案内ということで、私たちはその列から離れ、自由見学ができる観覧席などを見に行くことにした。

広い!!

昔、添乗員仲間と東京の国立競技場へ日本対中国の試合を観に行ったことがあるが、そのときの印象より広く感じた。太陽に照らされて、青々と光っている芝生が眩しかった。きょうさんは、韓国ソウルのオリンピック競技場よりきれいと言っていた。

来年は、どの国がこのスタジアムで決勝戦をしているのだろう・・・

正直私は、サッカーのことは、よく知らない。でも、来年このドイツに戻ってきて、ワールドカップが観られたらいいなぁと思っている。チケットを取るのが難しいらしいけど・・・。ちょっと興味が沸いてきた、たかさんでした。


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