●カリスマ美容師の技と心
ルーマニアでバリカン丸坊主にして以来、伸び放題だったボクの髪。長髪でも気にならなければいいんですが、耳の周りに髪の毛が届くとチクチクしてダメなタイプ。そろそろ散髪したいと思っていたころ・・・
東京で美容師をしていた男性に、イスタンブールのお宿で出会いました。
はさみやカットの道具を持ち歩いているとのことで、ダメもとでカットのお願いしてみたら快諾!さっそくお宿の地下室でカッティングタイムがはじまりました。
「喜んでもらえるとうれしいですから!」
彼の名前は達矢さん。宿で出会ったときの第一印象は(人当たりのいい人だなぁ〜)でした。さわやかスマイルはもちろん、穏やかな口調を聴いていると(きっと接客業をしていた人なんだろうなー)なんて感じていたんです。
自分たちも添乗員という接客業に携わった身ですから、“第一印象”がその人の人格を表現する大きなポイントであることは知っているつもり。そういう意味で達矢さんの人柄は魅力ある雰囲気がありました。
「若いうちにいろいろ見ておきたいと思ってー」。
ボクらには美容師さんの世界はよく分かりませんでしたが、将来、もっと多くのお客さんに接するようになるとなかなか辞めにくくなるそうで今の時期に世界を見て周っているそうです。
そんな達矢さんが動かすはさみの音。。。実に心地がいい〜 男性、女性、日本人、外国人を問わず旅先で出会った旅人の髪の毛をよく切ってあげているらしく、まるで、彼が毎日働く美容室にいるかのように手際よくカットしていってくれます。
立ち位置を変え、はさみを変え、切り方を変え、ほんの15分ほどですっきりさっぱり「(自称)オシャレカット」に仕上げてくれました。わぁ〜い!!
「いっぱい、お客さん いたんでしょう?」。謙遜する彼でしたが、手さばきやカット中に展開する会話のバリエーション、笑顔、そして人当たりのよさを感じていると、(きっとこういう人がカリスマ美容師っていうんちゃう?)と思いました。
それでも美容業界に詳しい彼からすれば、カリスマ美容師という響きに惹かれるものは特になさそうで、新たなビジョンを描いているようでした。
「もうしばらくしたら日本へ戻るつもりです」。
ボクにはまったく感じませんでしたが、期間が空いて技術が落ちることを懸念しているようでした。
有名ピアニストの練習に関する言葉を聞いたことがあります。「一日休めば自分に分かる。二日休めばパートナーに分かる。三日休めば観客に分かる」。
ボク以降もゾクゾクとカット予約が入る達矢さん。彼のお店が開く日を楽しみに、彼の夢を応援したいです!そして夢を抱く大切さも感じさせてもらいました。達矢さん、ありがとー
きょうさん♂
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■コメント
投稿者 海外就職プロデューサー : 2006年09月28日 05:19
この宿とはツリーオブライフでしょうか?
お話ししてないと思いますが、私もこの時泊まってましたよ〜☆
投稿者 めぐみ : 2006年10月10日 21:36
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