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2006年10月05日 |
●タイ最大スコータイ遺跡
あっつ〜い!
雨季も終盤なんですが、まだまだ雨が降るこの時期。外に出ると、湿度のあるおかげで、汗がどんどん噴出してくるぅ〜・・・
そんな中、世界遺産にも登録されている、スコータイ遺跡の観光へ行ってきました。
スコータイ遺跡は、スコータイの街から西へ14q離れたムアン・カオ(古い町)と呼ばれる地域にあります。
バスのような乗り物で現地ではソンテウと呼ばれる乗り合いバスで行くんですが、途中の道路では雨の水はけが悪く、また排水も整っていないのか、水浸し状態。家も車もバイクも浸かってしまっている。。。
そんな中30分ほどで、スコータイ遺跡公園に到着しました。公園内はとても広いので、レンタサイクルで周ることにしたんです。1台20バーツ(約60円)。
公園内は、時期が違っているのか観光客がほとんどおらず、ゆっくり見て周ることができました。
まずは、スコータイの王室寺院であるワット・マハータート[Wat mahathat]。スコータイで最も重要といわれている寺院で、増築や修復を繰り返したきたため、複雑な構成になっています。スコータイ歴史地区として城壁に囲まれているんですが、さらにこのワット・マハータートもお掘りで囲まれています。
柱だけが残されていっぱい立っている中に、仏像もたくさんあります。日本にも仏像がありますが、奈良や鎌倉の仏像とは違った顔をしている気がします。
それもそのはず、日本の仏教は、チベット、中国、朝鮮などから伝わってきた大乗仏教の一種。一方、タイの仏教は、セイロン、ビルマ、カンボジア、ラオスなどから広まった仏教の一種のようです。同じ仏教でも日本の仏教とタイの仏教とは異なるもの。仏像の表情もそんなところから違っているんでしょうね。
そんなことを感じながら、城壁内を自転車で動き回ります。
次はワット・シー・サワイ[Wat Sri
Sawai]。3つ並んだプラーン(細かな彫刻を施したトウモロコシのような形のクーメル様式の仏塔)が有名な場所。レンガに囲まれた場所で、プラーンの内部も入れるようですが、この日は雨の影響で水浸しになってしまっていました。
つづいてラームカムヘン大王記念像[King
Ram Khamhaeng Monument]。スコータイの最盛期を築いたラームカムヘン大王は、とってもタイ人に敬愛されていると聞いていたんですが、私たちが訪れたときも、ブロンズ像の前で、若い子が熱心に祈っている姿を見かけました。
クメール文字を改良してタイ文字を考案して、石碑に刻ませるなど、数々の偉業を行ったとされる第3代王、ラームカムヘン。右手に経典を持ち左手で人民にその教えを説いているブロンズ像は、落ち着いていて、風格のある表情に見えました。
ラームカムヘン大王像の西向かい、池に浮かぶ寺院がワット・スラ・シー[Wat Sra
Sri]。橋を渡って小島へ渡ることができます。さっき見たワット・マハータートにある仏像よりきれいなんですが、なぜかおへその部分がくり抜かれて修繕されたような感じになっていました。
ワット・ソラサック[Wat Sorasak]は、チェディ(スリランカから伝わったベルのような形の塔が独自に発展したタイ風の仏塔)の台座を象が支えているんです。四方ともきれいな象に囲まれていて見ごたえがある仏塔でした。
ここまで城壁内にある寺院など、すべて40バーツ(約120円)で自由に見て周ることができます(別途自転車での入場代10バーツ)。城壁の北側(30バーツ)にも見てみたい仏像がありました。
ワット・シー・チュム[Wat Sri Chum]。ここもスコータイを象徴する寺院のひとつで、柱の中に納まった仏像が有名です。自転車を走らせてたどり着くと、緑に囲まれた本堂の中いっぱいに、高さ32メートルのアチャナ仏がいました。今日見てきた中で一番大きな坐仏像。屋根がない本堂なのに状態がいいのは、50年ほど前に修復されたからなんだそうです。
あつ〜い中なのに、きょうさんの写真は相変わらず絶好調! でも、私は、少々バテ気味、、、
でも、仏像の前で手を合わせていると、心が癒されるような気がした一日でした。
たかさん♀
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