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2006年11月09日 |
●バンコク新空港→市内行
9月末に新しく開港したバンコクのスワンナプーム空港[Suvarnabhumi]に到着しました。インドへ行くときも、ここスワンナプーム空港を利用しているのですが、出発時とはまた違う到着時の新空港レポートをしてみます。
●
飛行機を降りると、まるで近未来都市のような空港が迎えてくれます。インドから戻ってきたので余計にそう感じるかもしれませんが、新しい空港は美しい!
入国審査官へ、機内で書いていた出入国カードを提出。その後、預入荷物を取るために、ターンテーブルへ向かうんですが、広い空港にはターンテーブルの数もいっぱいあります。だから、ちゃんとモニターで自分が乗ってきた便名を確認してから向かう必要があるんです。小っちゃな空港だったら、適当に見て周ったらすぐに見つかるんですけどね・・・。ちなみに、僕らのターンテーブルは、200メートルくらい離れていました。
ターンテーブルから自分の荷物を取って出口へ。預入荷物の引換証チェックはありませんでした。ゲートを出るとお出迎えの方がいっぱいです。「タクシー?」とお誘いも多数ありますが、僕らは低コストのバス利用が好きなので、丁重にお断りです。
まずは空港ターミナルとバスターミナルを結んでいる無料シャトルバスに乗ります。無料シャトルバス乗り場は建物を出た、すぐ前。白くてきれいなバスドライバーに「バスターミナル行きですか?」一応確認して乗り込みます。
すると、ほんの10分でバスターミナルへ着きます。
このバスターミナルからは、カオサン通り方面はもちろん、バンコク市内各地や、パタヤビーチ行きなど多数の路線が出ているので、「自分の行きたい場所へ向かうバスはどれなのか?」笑顔の優しい窓口で尋ねてみるといいでしょう。
カオサン通り方面のバスは「556番」です。エアコンがついているので、快適バスです! ぐるっと見渡したところ、エアコンバスばっかり停まっていたので、このバスターミナルに乗り入れしているバスは、ほとんどがエアコンバスのようです。
運賃は、35バーツ(約112円)。出発後、車掌さんが集金にやってきます。お釣りも十分にあるようですが、せめて100バーツ紙幣は持っていたほうがいいかもしれません。
僕らが「556番」バスに乗ったのは、午後3時前。この時間帯でカオサン通り周辺には、およそ45分で着きました。途中、高速道路にも乗ってくれるので速く感じました。「午後6時ころだと、1時間半かかった」と、ほかの旅人さんに聞いています。時間帯によって渋滞の激しいバンコクなので、待ち合わせの場合は注意が必要ですね。
ちなみに、カオサン通りには停まらず、カオサン通りそばの大通りに停まります。そこから歩いて、横断歩道を渡ると、有名なバーガーキングに着きます。
道路の対面にあるバス停から「556番」に乗ると、今度は空港へ行くことができます。
市内から空港までの行き方はこちら
ご参考までに・・・
きょうさん♂
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2006年10月12日 |
●スワンナプーム空港開港
9月28日。タイのバンコクに新空港が開港しました。その名は、スワンナプーム空港[Suvarnabhumi]。スワンナプームの意味は、「黄金の土地」というらしい。
スワンナプーム空港ができたことによって、これまでのドンムアン空港[Donmuang]は軍事用など特別な場合のみ使用されることになり、一般旅客機の離発着はすべて新空港に移ることになりました。
バンコクの3レターコード、“BKK”もそのまま、スワンナプーム空港を表します(ちなみに、今後のドンムアン空港はDMK)。
世界を結ぶ新しい空港が開港するのは、大きなイベントに感じます。それが日本と同じアジアなら、なおさらですね。
インドへ行く際に利用したスワンナプーム新空港。
海外旅行では飛行機利用が当たり前になり、格安航空券も頻繁に販売されている今の時代にできた新空港。どこまで利用客にとって便利になっているんだろう? と、楽しみにしていました。
空港税は、旧ドンムアン空港と同じ、500バーツ(約1,500円)。でもカオサン通りを結ぶシャトルバスの料金は、これまでの100バーツから、150バーツに値上がりしました。それは新空港の方が距離が遠くなったので、やむを得ないことかもしれません(割引販売している場所はいくつもあります)。
カオサン通りからのシャトルバスは空港へ直行するらしいんですが、僕らが乗った市内からのバスは、ターミナルへは行かず、手前数キロのバスターミナル止まり。そこから無料シャトルバスに乗り換え、空港へ向かうことになります。
開港から2週間経っているんですが、バスターミナルのセブンイレブンは、開店準備中。あら、びっくり! 空港オープンまで急ピッチで進められたと聞いていたので、その実態を目の当たりにしました。ちょっとしたお買い物は、仮設状態の屋台を利用するのがいいかもしれません。
無料シャトルバスに乗っておよそ10分。新空港に到着です。道路から空港建物へ短い橋を渡るので、一見、関西国際空港のようなにも感じました。空港内には、イスラム教の方のための場所も設けられているようで、世界観を感じます。
ほかの航空会社は分かりませんが、僕らが利用したインディアンエアライン[IC]の場合は、チェックインに時間がかかりました。一組、10分くらい待っていたように思います。それは出国審査でも同じ。バンコク到着時の入国審査があまりも早かったので、余計にそう感じるのかもしれません。まぁ、そのあたりは人の問題もあると思うので、時間が経てば、もっとスピーディになるでしょう。
ただ、入国審査後の時間の過ごし方に困ります。
免税店が並んでいるのはどこの空港でも同じなんですが、ちょっと休めるベンチがないんですね。なので、免税店に興味がない僕らのような利用客は、一目散に搭乗口へ向かうしかないといった感じです(まぁ、まだオープン前の免税店もいくつもありましたが・・・)。
それとトイレの位置が分かりにくい。レストランの裏側に目立たないように用意されているので、トイレは時間に余裕を持って行くべきかもしれません。
暑いバンコクだからなのか、床はタイル張りでベンチは涼しさを感じさせてくれるステンレスの素材。これは掃除も楽そうです!
シンガポール空港にあるような無料インターネットコーナーがなかったのは残念で、電源をつなげるコンセントの数が少ないのはさみしい気もしました。フランクフルト空港で目立つマッサージチェアの代わりに、タイマッサージの広告だけは見えました。
「空港で楽しむ」というよりは、「乗り物を利用する場所」といった感じのスワンナプーム新空港。ちょっぴり物足りない気がしました。もう一度バンコクに戻るので、次に利用するときに、どれくらいの店舗がオープンしているのかが楽しみです!
●カオサン通りから新空港への行き方
10月12日に次いで、11月10日にもスワンナプーム新空港を利用してきました。
バンコク市内各地から新空港行きのバスが出ているようで、バス停に「飛行機マーク」が書かれていれば、間違いなく空港まで連れて行ってくれます。
僕らは、カオサン通りの近くから乗りました。朝9時ころから待っていたんですが、渋滞でなかなか進まず、「556番」のバスがやってきたのは、9時半ころでした。30分ほど待っていたことになります。運賃35バーツ(約112円)を払って、新空港へ向かいます。
来るときと同じように、高速道路に乗って走ってくれます。朝の時間帯で、空港バスターミナル到着は、10時20分。所要50分でした。そこから無料シャトルバスに乗り換えて10分、新空港に到着です。
●空港から市内への行き方はこちらです。
きょうさん♂
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2006年10月11日 |
●タイの水上マーケット
タイのバンコク郊外にある水上マーケット[Floating Market]へ行ってきました。
バンコクでぜひ見たかった場所のひとつなんです。「市場めぐり」は楽しくて、その国、その街に住む人々の生活が感じられます。タイ北部チェンマイのワローロット市場もそうでしたが、とくに食べ物を売買する様子は、見ていて刺激があります。
水上マーケットでもっとも有名な場所、ダムヌーン・サドゥアック[Damnoen
Saduak]。カオサン通りからツアーバス(240バーツ)で1時間半のところにあります。
縦横に運河があるバンコクは「東洋のベネツィア」ともいわれていました。人々はそれらの運河を生活の中心としていたんですね。運河の両側に立ち並ぶ住居。水には困らず、洗濯は運河で。移動は、自転車や車ではなくボートでありました。
しかし、1970年代以降、多くの運河が埋め立てられ、そこには新しく道路が作られていきます。運河で生活するという人々の数は、徐々に減っていき、バンコク西部にわずかの運河が残っている程度です。
ダムヌーン・サドゥアックは、そんな昔の生活が今も見られる貴重な場所。
途中、トイレ休憩と称して、ココナツファームへ立ち寄り。ココナツミルクの作り方をはじめて見ました! 手作業で削るんですね〜 ここには、ほかにもバンコク発の観光バスがたくさんやってきています。きっと水上マーケットへ行くツアーが立ち寄るひとつの場所なんですね。
さぁ、ボート乗り場に着きました。
まずは電動ボートに乗り、あとから販売されるだろう写真を撮られて出発。ここ数日の雨で水かさの増した運河、というか水路をボートが勢いよく走っていきます。
ボートとすれ違うたびに、波とぶつかって水しぶきがあがります。これはちょっとしたスプラッシュマウンテン気分の迫力。水路の左右には、楽しそうに走り回る子どもたちや洗濯をしているお母さんの姿が見えます。水路での生活が肌で感じられます。10分ほど走って、ダムヌーン・サドゥアック運河に到着。
狭い水路に、何艘ものボートが集まっています。ボートで売られているものは、市場だけあってさすがに多種多様。
ポストカードなどお土産物をはじめ、バナナ、ぶどう、マンゴスチン、パイナップルなど豊富な果物を載せたボートが行き来しています。
また揚げバナナやヌードルも食べられるんです。ガスボンベを積んで手際よく調理していっていました。
1メートルに満たないボートの幅。長さも3、4メートルといったところなので、決して広くはありません。そんな細長いスペースをうまく活用して、商品を並べているように見えました。
ボートの漕ぎのおばさんたち、すれ違うボートはもちろんのこと、運河の左右を歩く人にもしっかり声をかけていて、反応があればすぐに止まって売れる状態なんですね。お客をさがす目はサーチライトのように光っていました。
気になるのは、運河の汚れ。
透き通る運河は期待していませんが、茶色に濁った様子は驚きです。油が浮いたり、野菜のヘタが浮かんでいたりします。それもそのはず、油のかすや流し台の三角コーナーに捨てるような小さなゴミは、すべて運河へ掘られていました。同じ運河で洗剤をつけて洗っていたりするのをみると、汚れているのは当然なんですね。
また美味しいものを見つけたハエの集まる食べ物と、ハエたたきを持ったおばさんとの攻防や、暑い日差しに照らされている肉や魚介類などの生鮮食品を見ていると、食欲はわいてこないのでした、、、
古き時代が見られる場所といっても、さすがにここ数年は観光客がメインだそうです。観光客相手に、カオサン通りよりも高い果物を売っているのですから、物を買うというよりは、船での売買を楽しむのが魅力のように感じます。
1時間半ほどマーケットでの自由行動。帰りに木彫り工場へ立ち寄ってバンコクに13時に戻るツアー。バンコクを朝出発して訪れると、ダムヌーン・サドゥアックには、どうしても10時ころの到着になってしまいます。ツアーではなく、前泊して、早朝の水上マーケットを見れば、また違った印象を受けるのかもしれません。
きょうさん♂
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2006年10月10日 |
●ワットポーの釈迦涅槃像
タイ王宮の南側にあるワット・ポー[Wat Pho]は、1788年にラーマ1世によって建設された寺院です。
ワット・ポーの最大のみどころといわれる巨大寝仏(釈迦涅槃像/しゃかねはんぞう)が見たくて、カオサン通りから歩いて15分、行ってみました。
料金50バーツ(約150円)を支払って入場すると、すぐ正面にあるお堂に人が集まっているのに気づきます。靴を脱いで中に入ると・・・
ど、どかーん!
と、金色に輝く仏像さんが横たわっています。入口そばの頭とご対面。長さ46m、高さ15mの仏像さん、お堂の中にぎっしり詰まっている感じです。というより、この仏像さんの大きさに合わせてお堂を作ったんでしょうか、とにかくまわりに余分な空間がないので、かなり狭そうに見えてしまう。。。
そういえば、スコータイ遺跡の城跡北部で見た座仏像も空間ぎっしりのものがありました。そうする理由が何かあるのかもしれません。
狭そうに横たわっていると感じるものの、仏像さん自体はいたって平然としている様子。全身が金色に覆われていて、顔ももちろん金なんですが、その表情からはリラックスしているような落ち着いた雰囲気を感じます。
横たわっているのは、悟りを開いているからだそうで、表情もそんな状態を表しているように見えます。
きれいに金色に覆われた身体を眺めながら足のほうへ進んでいくと、足裏に描かれたバラモン教の真理を見ることができます。ブッダの特徴といわれる108種類のラクサナ[Laksana]は、細かいモザイク画のよう。
足の指に見られる指紋らしき、うず。自分の指紋と見比べるとどうも形が違います。指紋が違うのは当たり前なんですが、ここまできれいにうずになっている指紋なんて見たことない、、、これも何かのわけがあるのかも?
足裏にはアーチ型の土踏まずがあるわけでもなく、いわば偏平足。でも、それも仏教的な意味合いがあると聞くと、いろいろと不思議が頭に浮かんできます。
(足の指、かなり長いなぁ〜)
(それに、指の長さが、同じや!)
指の長さが同じなのは、足の指だけではなく、手の指もそうです。さすがに親指はやや短いものの、人差し指、中指、くすり指、小指と長さはおんなじ。
これも仏教的な意味合いなのか。。。
この仏像さんは、レンガで作られています。それを漆喰(しっくい)で塗り固め、金箔を貼っているんだそうです。メンテナンスも行き届いている感じで、とってもきれいでありました!
(それにしても、2重枕で横たわっているなんて・・・)
さっそく部屋に戻って試してみましたが、いやいやなかなか困難です。身体をかなり起こした姿勢になるので、横腹は痛いし、バランスもとりづらい。頭を支える手もしんどくて、この体勢は簡単ではありませんね。
だからこそ、特別なのかもしれません。超人といわれる身体的特徴をいつか探ってみたいです。
きょうさん♂
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2006年10月08日 |
●カンチャナブリー観光
アユタヤー遺跡を訪れた後、カンチャナブリー[Kanchanaburi]へ行きました。ここは、映画『戦場にかける橋』で有名なクウェー川鉄橋がある街です。
これまで訪れていた国では、他国の戦争の悲惨さを目の当たりにしてきましたが、ここアジアの戦争は、他人事ではなく、日本の戦争、日本の歴史です。
カンチャナブリーは、第二次世界大戦中、旧日本軍がビルマへ軍需物資を輸送するため、数多くの現地人や何万人の連合軍捕虜を使って、クウェー川鉄橋も含めて鉄道を敷設した場所であります。鉄道の名前は、泰緬鉄道。現在も、カンチャナブリーの先、ナム・トク[Nam Tok]まで運行しています。
●
クウェー川鉄橋は観光のハイライトとして、まずはカンチャナブリからバスに2時間ほど乗って、サイヨークノイ[Sai Yok Noi]という場所まで行きました。ここには、サイヨークノイ滝
(カオ・パン滝)があると聞いていたんです。
バスの乗客は地元の人ばかりで、観光客はいないなぁ〜と思っていたら、実際に滝に行っても、ほとんどがタイ人でした。家族で来ている人が多く、お弁当を広げてくつろいでいる姿は日本のピクニックと同じですね。
滝。それほど期待していなかったんですが、意外ときれい! 水のおかげで、とっても涼しいんですよ。
子どもたちは、その滝に打たれたり、滝つぼで楽しそうに泳いでいます。雨季だったこともあり、結構迫力もあってなかなか素晴らしい滝でした!
サイヨークノイ滝で1時間ほど癒されたあと、ナム・トク駅まで1キロほど歩き、実際に泰緬鉄道に乗ってクウェー川鉄橋まで行くことにしたんです。
クウェー川鉄橋(カンチャナブリー)方面までの運賃は、100バーツ。これは観光者料金で、地元の人は、25バーツ程度らしい。えぇ〜4倍!? せめて指定席にしてほしいと思いつつも、自由席でした、、、まぁ2時間乗って300円だから安い方なんですがねー。
車窓はほとんどが田園風景なんですが、ときには川沿いにタイの自然が広がる景色をたっぷり見ることができます。
泰緬鉄道は多くの死者が出るほど敷設が大変だったようで、その代表的な難所である橋をゆっくり徐行運行してくれました。
線路の左右からは木々がせり出していて、窓から手を伸ばせば、岩や木を触ることができるほどです。速い速度のときには、木が窓をバシバシ叩いてきて、危ない、危ない〜
およそ2時間後。クウェー川鉄橋に到着。
私たちも橋を歩いて渡ってみました。
昔は、木造だったらしいんですが、連合軍の爆撃で破壊され、現在残っているのは戦後修復されたものだそうです。橋の下には、茶色?のクウェー川がゆったり流れていて、その川岸では、ボートもたくさんあり、ツアー客を勧誘していました。
私は、残念ながら、『戦場にかける橋』の映画を見ていないんですが、この悲劇の舞台となったクウェー川鉄橋近くの博物館前には、日本製らしき蒸気機関車も展示されていました。かなり錆びているんですが、垂れ幕に「ニッポン」や「日本軍」など日本の文字をみると、当時の面影を感じます。
ここは、外国人観光客よりも、タイ人観光客の方が多いような気がしました。日曜日だったかもしれませんが、タイ人の休日を少し垣間見れたような気がします。
バンコクからバス2時間で行けるカンチャンナブリー。自然もあり、ゆっくり過ごせる場所ですね!
たかさん♀
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2006年10月06日 |
●古都の遺跡、アユタヤー
もしかすると、「タイの世界遺産」として最も有名な遺跡が、ここアユタヤー遺跡かもしれません。
ボクらが先に訪れていたスコータイ遺跡も世界遺産ですが、そのスコータイ王朝に幕が下りたのは、35代の王がこのアユタヤーの地で新たな歴史を築いたからといわれています。
ヨーロッパ諸国とも外交関係を結ぶなど国際都市として発展していたアユタヤー朝の首都。しかし度重なるビルマとの戦いでアユタヤーは陥落、アユタヤーの建造物の多くも破壊されてしまいます。
世界文化遺産に登録されているアユタヤー歴史公園。スコータイと同様、レンタサイクルをして重要遺跡めぐりをしました。
まずは、ワット・プラ・シー・サンペット[Wat Phra Sri Sanphet]。王室の守護寺院として重要とされている寺院。アユタヤーの遺跡の多くが破壊されているんですが、ここワット・プラ・シー・サンペットも例外ではなく、本来は黄金に覆われた仏像が建造されていたそうなんです。
現在残っているのは3基のセイロン様式のチェディ(スリランカから伝わったベルのような形の塔が独自に発展したタイ風の仏塔)。計ったように3つ並んだ姿は圧巻です。
ライトアップを楽しみに行ってみましたが、照明の角度がばらばらで近くで見ると今ひとつ、、、入場せずとも東側の壁越しに眺めることができるので、それもよしかもしれません。ちなみに観光客向けに「500円」で写真販売していました。あきらかに日本人向けらしい。。。
翌朝一番に訪れたのは、ワット・プラ・マハータート[Wat Phra Mahathat]。ここもビルマ軍に徹底的に破壊されたそうで、形あるもの
はほとんどありません、、、まばらなレンガ積みの塔や、頭のない坐仏像ばかり。
それでも木の根に取り囲まれたような仏像の頭にドキっとさせられます。どうしてこうなったのが不思議。触りたくても触れないように柵ができて、そばに警備員がさりげなく監視していました。
ワット・プラ・マハータート。敷地がずい分広いので、壊されていなければもっと偉大さを感じただろうに・・・と惜しい気がします。
アユタヤー遺跡は、スコータイ遺跡公園と違って、城壁内は一律40バーツ(約120円)と決まっているわけではありません。それぞれの遺跡の入口で入場料を支払う仕組みです。ボクらが訪れたワット・プラ・シー・サンペット、ワット・プラ・マハータートともに、30バーツ(約90円)の入場料でした。
トゥクトゥクでの観光案内が頻繁なようで、「1時間200バーツ」で案内してあげるよ! と、よく声をかけられました。値交渉で、半額くらいになるようでしたが、自由が利くサイクリングの方が自分たちには合っていました。ただ、川で囲まれているアユタヤーには、ほかにもいくつもの遺跡があります。広範囲を有効的に見学するには、トゥクトゥクが便利なようにも思います。
ヨーロッパではいくつもキリスト像を見てきましたが、タイはさすがに仏像が多いですね。目を開けている仏像があったり、閉じている仏像があったりしますが、見なれた気がするのか、見ていてほっとする感じがしました。
きょうさん♂
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2006年10月05日 |
●タイ最大スコータイ遺跡
あっつ〜い!
雨季も終盤なんですが、まだまだ雨が降るこの時期。外に出ると、湿度のあるおかげで、汗がどんどん噴出してくるぅ〜・・・
そんな中、世界遺産にも登録されている、スコータイ遺跡の観光へ行ってきました。
スコータイ遺跡は、スコータイの街から西へ14q離れたムアン・カオ(古い町)と呼ばれる地域にあります。
バスのような乗り物で現地ではソンテウと呼ばれる乗り合いバスで行くんですが、途中の道路では雨の水はけが悪く、また排水も整っていないのか、水浸し状態。家も車もバイクも浸かってしまっている。。。
そんな中30分ほどで、スコータイ遺跡公園に到着しました。公園内はとても広いので、レンタサイクルで周ることにしたんです。1台20バーツ(約60円)。
公園内は、時期が違っているのか観光客がほとんどおらず、ゆっくり見て周ることができました。
まずは、スコータイの王室寺院であるワット・マハータート[Wat mahathat]。スコータイで最も重要といわれている寺院で、増築や修復を繰り返したきたため、複雑な構成になっています。スコータイ歴史地区として城壁に囲まれているんですが、さらにこのワット・マハータートもお掘りで囲まれています。
柱だけが残されていっぱい立っている中に、仏像もたくさんあります。日本にも仏像がありますが、奈良や鎌倉の仏像とは違った顔をしている気がします。
それもそのはず、日本の仏教は、チベット、中国、朝鮮などから伝わってきた大乗仏教の一種。一方、タイの仏教は、セイロン、ビルマ、カンボジア、ラオスなどから広まった仏教の一種のようです。同じ仏教でも日本の仏教とタイの仏教とは異なるもの。仏像の表情もそんなところから違っているんでしょうね。
そんなことを感じながら、城壁内を自転車で動き回ります。
次はワット・シー・サワイ[Wat Sri
Sawai]。3つ並んだプラーン(細かな彫刻を施したトウモロコシのような形のクーメル様式の仏塔)が有名な場所。レンガに囲まれた場所で、プラーンの内部も入れるようですが、この日は雨の影響で水浸しになってしまっていました。
つづいてラームカムヘン大王記念像[King
Ram Khamhaeng Monument]。スコータイの最盛期を築いたラームカムヘン大王は、とってもタイ人に敬愛されていると聞いていたんですが、私たちが訪れたときも、ブロンズ像の前で、若い子が熱心に祈っている姿を見かけました。
クメール文字を改良してタイ文字を考案して、石碑に刻ませるなど、数々の偉業を行ったとされる第3代王、ラームカムヘン。右手に経典を持ち左手で人民にその教えを説いているブロンズ像は、落ち着いていて、風格のある表情に見えました。
ラームカムヘン大王像の西向かい、池に浮かぶ寺院がワット・スラ・シー[Wat Sra
Sri]。橋を渡って小島へ渡ることができます。さっき見たワット・マハータートにある仏像よりきれいなんですが、なぜかおへその部分がくり抜かれて修繕されたような感じになっていました。
ワット・ソラサック[Wat Sorasak]は、チェディ(スリランカから伝わったベルのような形の塔が独自に発展したタイ風の仏塔)の台座を象が支えているんです。四方ともきれいな象に囲まれていて見ごたえがある仏塔でした。
ここまで城壁内にある寺院など、すべて40バーツ(約120円)で自由に見て周ることができます(別途自転車での入場代10バーツ)。城壁の北側(30バーツ)にも見てみたい仏像がありました。
ワット・シー・チュム[Wat Sri Chum]。ここもスコータイを象徴する寺院のひとつで、柱の中に納まった仏像が有名です。自転車を走らせてたどり着くと、緑に囲まれた本堂の中いっぱいに、高さ32メートルのアチャナ仏がいました。今日見てきた中で一番大きな坐仏像。屋根がない本堂なのに状態がいいのは、50年ほど前に修復されたからなんだそうです。
あつ〜い中なのに、きょうさんの写真は相変わらず絶好調! でも、私は、少々バテ気味、、、
でも、仏像の前で手を合わせていると、心が癒されるような気がした一日でした。
たかさん♀
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2006年10月04日 |
●タイ式マッサージを体験
アー!! ギャァー!! ウォー!!
苦しそうなきょうさんの声が聞こえてきます。。。
●
トレッキングツアーを終えた夜に、チェンマイでタイ式マッサージを受けに行きました。
私はタイ式マッサージを以前に受けたことがあります。身体を揉んでくれるんですが、カイロプラクティックのように捻ったりもするんですね。身体をねじるというか、回転させるというか、私には癒しのマッサージというイメージはないんです。。。でも、マッサージ好きのきょうさんは、エレファントライドやバンブーラフティングとともにタイの楽しみにしていたんです。
きょうさんは、全身のタイ式マッサージ。私は、フットマッサージを初体験! どちらも1時間150バーツ(約450円)です。安いなぁー
フットマッサージ。まず最初に、足を大き目の歯ブラシのようなもので丁寧に洗ってくれます。そしてクリームを塗ってマッサージがスタート。
手でゆっくり揉んだあと、足専用の棒を使って、ツボを押していくような感じです。足の指のひとつひとつゆっくりと指先から指の間、順に押していってくれます。
ハァ〜、ちょー気持ちいい♪
日本でもリフレクソロジーがありますが、足裏を押して痛いところがあると、照らしあわされるように身体の部分が異常だったりします。いろいろ押されましたが、どこも痛くなかったので、私の身体に異常はなさそうでしたぁ〜
心地よくてウトウト眠りそうになったとき、カーテンで仕切られた横のブースから、きょうさんの悲鳴が聞こえてきたんです!
アー!! ギャァー!! ウォー!!
「大丈夫〜?きょうさん?」と、聞いても返事がありません!きょうさん、意識不明? それともノビちゃったのぉ??
私の方が早く終わったので、きょうさんのところをのぞいてみると、マッサージ師にされるがままの状態!
思わず、笑っちゃいました!!
だって、女性マッサージ師も大きな身体のきょうさんを持ち上げるのに大変そう〜 それに苦しそう〜 その上できょうさんは、ぐぅぅ〜と唸りながら、動けずにノビてしまっているようでした。。。
しかし翌朝は、ふたりともトレッキングの疲れも残らず絶好調! 効果があるタイ式マッサージなのかもしれません。。。
タイへ行ったら、一度はお試しあれ♪
たかさん♀
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2006年10月03日 |
●チェンマイトレッキング
(チェンマイへ行ったらトレッキング!)
バンコクとは違ったタイの魅力を感じるために、タイ北部のチェンマイでトレッキングツアーに参加する人も多いのではないでしょうか。
ゾウに乗ったり、竹のいかだで下るラフティングをしたり。また、滝で泳いだり、北部民族の村を訪ねたり。豊かな自然の中を歩き回るトレッキングは、タイの文化を感じられます。旅行会社でどんなツアー内容があるのか聞いて周りました。
ゾウに乗ったり、バンブーラフティングをするのは大抵のツアーに含まれているんですが、「滝」の数や訪れる「少数民族の村」は旅行会社やツアー内容によってちがいます。
滝をいくつも見たかったし、滝で泳いでみたかったので、4つの滝が見られる「ドイ・インタノン周辺」のトレッキングを選びました。カレン民族の村を訪れることも含まれています。
本当は少数民族の村もいくつか訪れたかったので、カレン民族だけではなく、アカ族やモン族など4つの民族の村を訪ねるツアーにしようか迷ったんですが、希望日には催行していなかったので断念、、、
4つの旅行会社を周ったんですが、2泊3日のトレッキングツアー料金は1400〜1800バーツ(約4,340〜5,580円)。1日短い1泊2日にすると1200〜1600バーツと、200バーツ安くなる感じでした。
どこもガイドさんや食事(飲み物別)の代金は含まれています。大きな違いは、国立公園に入園するかしないか。入園すると400バーツ程度かかるので、その分高い料金設定になっているようでした。
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トレッキング参加メンバーは4人。ボクら以外にイギリス人女性、フィリッパとジョアンのふたり。彼女たちも5ヶ月間の世界一周旅行中をこのタイからはじめるそうで、一週間前にバンコクに着いたばかりだそうです。
そしてガイドさんは、日本語を少し話す、チャンシャン。
最初会ったときに、「ワタシ ノ ナマエ ハ ホソミハセガワ デス」っていうので誰かと思ったら、ボクシングの日本人チャンピオンらしい。タイボクシング(ムエタイ)よりもリアルボクシングが好きという彼の通称は、ロッキー。
ロッキーのおかげで、このチェンマイトレッキングは一段と思い出深いものになりました!
トレッキングは、チェンマイの田舎道を歩く内容なので道路もしっかり整備されているわけではありません。ほとんどは雨季で湿った狭い道、それもロッキーが“けもの道”を中心に連れて行ってくれるのでいつでも迷ってしまいそうなんです。またそれが(ここを歩くか!?)と意外性があっておもしろいんです。
それでも、観られる風景自体は、ちょっぴり単調。広がる風景が一望できればまた違ったんですが、ジャングルが中心という感じでした。もっとも、スイスのハイキングを期待するのが間違いなんですが・・・笑。
トレッキングシューズを履いて歩く時間は、初日2時間、2日目4時間、3日目3時間ほど。なので移動距離はそれほど長くはありません。滝があれば、そこで十分時間を取って泳いでいたので、慌しいトレッキングというより、のんびりトレッキングという感じもしました。
ガイドさんのロッキーは、ずっと案内をしてくれていました。巨大なアリの巣や見かける昆虫、植物など、目に映るものを教えてくれたり、カレン族を紹介してくれたり。夜には率先してカードゲームで楽しませてくれました。
「T・H・A・I・L・A・N・D」。
負けた人は、アルファベットをひと文字ずつ顔に描いていくんです。それも、鍋のすすで・・・。ロッキーは根っからの楽しい性格の持ち主のようで、盛り上げてくれていました。
またマッチ棒クイズのような問題もいくつも知っていて、久しぶりに頭を使わせてくれました。テーナという自作の楽器を弾きながら歌を聞かせてくれたり、途中の村ではセパタクロー(足を使ったバレーボールのようなゲーム)を見せてくれたりしました。
マルチプレイヤーのようなロッキーのおかげで、タイの文化をたっぷり見せてもらったようでした。トレッキングは、標識のない道を進んでいくので、ガイドさんが知っているルートを通っていくようです。つまりガイドさんによって道は異なるので、その分、ガイドさんによって印象も違ってくるトレッキングのような気がしました。
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最終日の3日目。午前中に雨が降りました。トレッキングシューズを履いていて大正解ですし、雨具は必需品です。
雨季の終わりという時期でしたが、楽しみにしていたエレファントライド(象乗り)、バンブーラフティングはもちろん、カレン族に会うことができたり、滝で泳げたり、何よりロッキーやイギリスの人たちとの文化交換は、貴重な時間でありました。
こういう時間が旅の醍醐味なんだろうな〜
そんなことを思います。
きょうさん♂
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2006年10月02日 |
●ゾウに乗りましたぞう〜
タイ観光で密かに楽しみにしていたのが「ゾウに乗ること」。チェンマイで参加したトレッキングツアーで、願い叶って体験してきました!
日本ではなかなか体験できない動物に乗ること。モンゴルでのウマ、エジプトでのラクダに続いて第3弾となりました。
ゾウ。動物園でおなじみのゾウですが、草原を優雅に歩く姿をはじめて見たのがケニアでのサファリでした。長い鼻をぶらぶらと揺らしながら、短くて太い足をゆっくり動かして歩くさまはかわいいんですよね。
(タイに行ったらゾウに乗りたい!)
そう強く思ったのは、ドイツのヴュルツブルグ宮殿でフレスコ画を見たとき。地球を4つのカテゴリに分けていたフレスコ画には、ヨーロッパにウマ、アメリカにワニ、アフリカにラクダ、そしてアジアにゾウを描いていました。
(ゾウがアジアの象徴なんだぁ〜)
ならば、ゾウ乗りを体験しておきたい。。。
チェンマイでトレッキングツアーを探すために旅行会社めぐりをしたんですが、ほとんどのトレッキングツアーにゾウ乗り体験が含まれています。
乗っている時間はだいたい1時間、中には1時間半というツアーもありました。まぁ荒れた道を歩くので長時間はお尻にキツイ、、、なので、時間にはあまりこだわらずに決定!
2泊3日のトレッキングツアーの初日。最初のアクティビティがゾウ乗りでした。車で到着すると、ゾウがいるいる!!なかなかでっかいぞう〜
「ゾウのおやつにバナナはいかがですか?」
短めのバナナが20〜30本ついて、ひと房20バーツ(約62円)。手土産代わりに持参してゾウに乗り込みます。そう、まさに乗り込む感じ。階段で2階に上がるみたいなんです。ゾウの背中にセットされたふたり掛けのベンチ。座り込むと出発です!
2階くらいの高さはなかなかのスリル。座り心地がそれほど良くないので揺れます。左右の揺れや上り坂ならまだしも、下り坂は前へ飛ばされるかのようにズレてくるんです。こわいぞう〜〜
のそっ のそっ ゆっくりと歩くゾウに乗って、狭いジャングルを抜けて行きます。でもケニアで歩き続けていたゾウに比べて休みがち。ちょっと歩いては止まるんです。理由はすぐに分かりました!
「バナナをちょうだいー」
なんと長い鼻を上げて頭の後ろに・・・つまりボクらの目の前まで鼻を伸ばしてくるんです!でっかい鼻の穴が間近に見られます!
で、バナナを渡すと、落とさないように吸い込んで、口へ器用に入れていくんです。うまいなぁ〜 かなりの吸引力!?
一度、もう一頭のゾウに乗っていた女性がカメラケースを地面に落としてしまったんです。さぁ大変!(どうするんだろう?)って思ったら、ゾウ遣いの人が「Get!Get!」って言うんです。そしたら、ゾウがそのカメラケースを吸い込んで、ちゃんとゾウ遣いの元へ届けたんです。いやぁ〜お見事!そうやって普段トレーニングをしているんですって。
でもトレーニングのときにあげるご褒美のバナナがなかったから、パオォーン!パオォーン!って泣いているのか、叫んでいるのか、乗ってる身としてはかなりの迫力でした!
ボクらが乗ったのはメス象。オス象に比べて訓練がやさしいらしい。ゾウ遣いたちは25頭のゾウを持っているそうですが、そのうち23頭はメス象だそうです。次回はオス象の雄叫びを聞いてみたい。。。
お尻の痛さもなく、楽しい1時間はあっという間。ゾウがバナナを食べ続けるので、それを我慢してもらうのに必死でした・・・ 2〜3房用意してあげても十分かもしれません。きっとあげればあげた分だけ喜んで食べてくれるはずです。
あぁ〜 おもしろかったぁー!
きょうさん♂
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2006年10月01日 |
●バンブー ラフティング
ゾウ乗りと同じくらい楽しみにしていたのが、バンブーラフティング。竹ボートでのラフティングです。
アフリカ大陸ザンビアでラフティングを体験しましたが、今回は竹ボートでのラフティング。竹で作ったいかだのようなボートに乗って川くだりをする。。。そんなイメージを頼りに船乗り場に到着。
意外と流れの速い川を見て、(こりゃ、かなりスリルがありそうー)とわくわくドキドキ!
「持ち物は到着場所まで運びますから、すべて車に置いて行って下さいね。カメラなどの電子機器もすべてですよ!身体ひとつで乗ってください〜」
バンブーラフティングの写真撮影は断念し、船頭さんらしき若い青年に連れられてボートへ。一艘のボートに乗れる人数は2〜4人だそうで、船頭さんとフランス人カップルと5人で乗ることになりました。
何艘も用意されていたバンブーボート。作りはいたって簡単。太さによって異なるそうですが8〜10本の竹を用意します。1本の長さは7〜8メートル、幅およそ10センチほど。それらの竹を横に並べて、前後と中央の3ヶ所を結んでいます。かまぼこ板をもっと長くしたような感じのバンブーボート。中央部には、座るための竹が設置されています。
正方形のような形をイメージしていたので、この縦長の形は意外でした。だって長くなれば長くなるほど操作が難しそうですから。。。
船頭さん、体重の軽い女性2人を中央部に座らせ、そのすぐ後ろにボク、フランス人男性が最後部に座るポジションでバランスを取っている様子。細かな調整が長年の経験を感じさせます。
この時期の水かさはそれほど高くなく、危険度も低いそうで、ライフジャケットはなし。転覆しないことを願って出発です。
船頭さんが握る竹ざお1本で進むバンブーボート。京都の保津川下りを想像していたんですが、全く違っていました。だって、浸水するんです!念のためにと水着着用していて大正解。そもそも竹を束ねただけのボート、先端に水よけがあるわけもなく、少しでも水流が荒れていると、バンブーボートの上に水が覆いかぶさってくるんです。
あぐらをかいて座っていると、川の水に浸されて、まるで半身浴状態!ビーチサンダルは濡れっぱなしでした。。。
幅1メートルほどのバンブーボート。ボート全体のバランスが崩れると平気で30度ほど傾きます。スリリングといえばそうなんですが、かなり怖い。。。慣れればそれも楽しんですが、ライフジャケットを着ていないだけに、どきどきもんでした!
それにしても船頭さんのボートさばきはお見事ですね。7〜8メートルの長さがあるボートを自由自在に操るんですから。
「水かさが増すと竹ざおを数本用意します」。
スピードが増し、竹ざおを手放してしまうこともあるそうで、そんな準備もするそうです。
「終点に着いたらボートはどうするんですか?」
保津川下りではボートをトラックに載せて運んでいました。そんな様子を思い出しながら尋ねると、
「バンブーボートを分解して車に積んで運びますよ」。
何艘ものバンブーボートを手際よく崩していく船頭さんたち。簡単な作り方で出来ているバンブーボートだし、合理的だなぁ〜 って感じます。
「タノシカッタ デスカ?」
日本人客も多いようで、片言の日本語を話す船頭さんもいます。この1時間ほどのバンブーラフティングに参加したツーリストのために何人ものスタッフが動いていました。チェンマイの観光スポット、バンブーラフティング。ぜひ水着着用で楽しんでくださいね。
きょうさん♂
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2006年09月29日 |
●バンコク病院のビックリ
バンコクってホコリがすごいんですかね、、、滞在3日目の朝起きると、うっ・・喉が痛い!
つばを呑みこむだけでも痛い、、、
「バンコクの病院はいいですよ!」と友だちに聞いていたので、ここぞとばかりに行くことにしたんです。
タクシーで着いたらビックリ!!
(ここはホテルか?)と思うような豪華なフロント。なんとドアボーイがタクシーのドアを開けてくれるんです。ようこそいらっしゃいました!って笑顔でお迎え。そんな病院、見たことも聞いたこともありません。
日本語通訳がいるという2階へ行ってみると、受付はタイ人ばかり。(あらら・・・どうしよう?)って思ったら、「はじめてですか?」と堪能な日本語を話します。またまたビックリ!
書類に記入して待つ間、テレビに映っているのは懐かしのNHK。今日付けの読売新聞が置いてあったり、ご自由にとミネラルウォーターや飴玉が置いてあったり、すんごいサービスだぁー
診察室に呼ばれると、日本語ペラペラのタイ女性のお医者さん。5分ほどの診察で、「のど風邪」と診断されました。診察とかは同じなんですが、なんてたってタイ人ですから変な感じです。看護士さんでさえ「あちらで掛けてお待ちください」と日本語で言ってくれるんです。
もう一箇所、背骨の痛みもあったので、ついでに整形外科でも診てもらったんです。すぐ横の建物なんですが、なんとカートで移動。スタッフ同士、カルテをリレーのように渡して、迷うことなく連れて行ってくれます。
整形外科の先生はタイ人。でも常駐の日本人通訳さんが、待っていてくれました。いくつか問診を受けて、念のためレントゲンも撮ってもらいました。着替えて診察室に戻ると、すでにレントゲン結果がパソコンの画面に!なんて早いんだぁー とまたビックリ!骨の異常ではなく、その横の筋肉が炎症しているらしいと、わかりやすい先生の説明。
薬を出すので5日経っても症状が変わらない場合は、また来てくださいと予約も入れてくれます。かゆいところまで手が届いてくれる感じです。
こんな素敵なサービスは一部の人だけではなく、病院にいる人みんななんです。タイの人たちの笑顔を見ていると、日本みたい!いや日本以上かも!!とっても癒された病院でした。
「あちらの掲示板にこの番号が表示されたらお会計となります」と銀行みたいな番号札を渡してくれます。便利だなぁ〜 ちなみに治療費は、約23,000円。タイの物価からすると、ビックリするくらいの値段の高さ!あ〜海外保険に入っててよかったぁ〜。
それにしても薬を入れてくれる紙袋、なんだかプレゼントみたいでした。こんな病院ならまた来たくなる!?
たかさん♀
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