●カンチャナブリー観光
アユタヤー遺跡を訪れた後、カンチャナブリー[Kanchanaburi]へ行きました。ここは、映画『戦場にかける橋』で有名なクウェー川鉄橋がある街です。
これまで訪れていた国では、他国の戦争の悲惨さを目の当たりにしてきましたが、ここアジアの戦争は、他人事ではなく、日本の戦争、日本の歴史です。
カンチャナブリーは、第二次世界大戦中、旧日本軍がビルマへ軍需物資を輸送するため、数多くの現地人や何万人の連合軍捕虜を使って、クウェー川鉄橋も含めて鉄道を敷設した場所であります。鉄道の名前は、泰緬鉄道。現在も、カンチャナブリーの先、ナム・トク[Nam Tok]まで運行しています。
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クウェー川鉄橋は観光のハイライトとして、まずはカンチャナブリからバスに2時間ほど乗って、サイヨークノイ[Sai Yok Noi]という場所まで行きました。ここには、サイヨークノイ滝
(カオ・パン滝)があると聞いていたんです。
バスの乗客は地元の人ばかりで、観光客はいないなぁ〜と思っていたら、実際に滝に行っても、ほとんどがタイ人でした。家族で来ている人が多く、お弁当を広げてくつろいでいる姿は日本のピクニックと同じですね。
滝。それほど期待していなかったんですが、意外ときれい! 水のおかげで、とっても涼しいんですよ。
子どもたちは、その滝に打たれたり、滝つぼで楽しそうに泳いでいます。雨季だったこともあり、結構迫力もあってなかなか素晴らしい滝でした!
サイヨークノイ滝で1時間ほど癒されたあと、ナム・トク駅まで1キロほど歩き、実際に泰緬鉄道に乗ってクウェー川鉄橋まで行くことにしたんです。
クウェー川鉄橋(カンチャナブリー)方面までの運賃は、100バーツ。これは観光者料金で、地元の人は、25バーツ程度らしい。えぇ〜4倍!? せめて指定席にしてほしいと思いつつも、自由席でした、、、まぁ2時間乗って300円だから安い方なんですがねー。
車窓はほとんどが田園風景なんですが、ときには川沿いにタイの自然が広がる景色をたっぷり見ることができます。
泰緬鉄道は多くの死者が出るほど敷設が大変だったようで、その代表的な難所である橋をゆっくり徐行運行してくれました。
線路の左右からは木々がせり出していて、窓から手を伸ばせば、岩や木を触ることができるほどです。速い速度のときには、木が窓をバシバシ叩いてきて、危ない、危ない〜
およそ2時間後。クウェー川鉄橋に到着。
私たちも橋を歩いて渡ってみました。
昔は、木造だったらしいんですが、連合軍の爆撃で破壊され、現在残っているのは戦後修復されたものだそうです。橋の下には、茶色?のクウェー川がゆったり流れていて、その川岸では、ボートもたくさんあり、ツアー客を勧誘していました。
私は、残念ながら、『戦場にかける橋』の映画を見ていないんですが、この悲劇の舞台となったクウェー川鉄橋近くの博物館前には、日本製らしき蒸気機関車も展示されていました。かなり錆びているんですが、垂れ幕に「ニッポン」や「日本軍」など日本の文字をみると、当時の面影を感じます。
ここは、外国人観光客よりも、タイ人観光客の方が多いような気がしました。日曜日だったかもしれませんが、タイ人の休日を少し垣間見れたような気がします。
バンコクからバス2時間で行けるカンチャンナブリー。自然もあり、ゆっくり過ごせる場所ですね!
たかさん♀
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■コメント
そろそろ僕の大好きなアンダマン海が目を覚ます頃。
スリン島、シミラン4、ローク島、リペ島などダイブORシュノーケリングパラダイスのベストシーズン突入です。タイを南下するなら是非!
投稿者 hhhobby : 2006年10月14日 19:42
暑いタイでゴトゴトと列車に揺られる。
外には多くの緑が生い茂っている。
良いですねぇ。
ちなみに私も「戦場にかける橋は」見ていません(笑)
投稿者 ユーイチ : 2006年10月17日 00:06
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