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 ホーム > せかたび日記 > ケニア(Kenya)
2006年03月25日
●ナクル湖のフラミンゴ 

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ケニアでのサファリ。マサイ・マラ国立保護区[Masai Mara National Reserve]ともうひとつ行きたかったのが、ナクル湖国立公園[Lake Nakuru National Park]。ここで、フラミンゴを見たかったんです。

昔、フィルムメーカーがたくさんのフラミンゴを写しているテレビコマーシャルを見たんです。(すごぉい! どこの場所だろう?) そんなことを思いました。旅が好きになって きて、世界のいろんな場所と触れるうちに、あれがケニアのナクル湖だったことを知りました。(いつか行きたい!!)って思っていたんですね。

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今回は、そんな願いが叶う日。マサイ・マラのサファリに続けてやってきました。

ナクル湖は、マサイマラと同じように、フラミンゴ以外にもいろんな動物のサファリができます。

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サイは、ひたすら草をむしるように食べていました。細かく動き回るイボイノシシ、長い脚でさっそうと走るダチョウ、サファリカーに迫ってくるバッファローの大群など、マサイ・マラでは、あまり見ることが出来なかった動物が見られました。

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フィナーレは、フラミンゴ鑑賞。

前日に降った雨の影響で、辺りは沼地。フラミンゴのそばまで近づけず、ちょっと遠めからの鑑賞。それでも湖面がピンク色になるくらいの数のフラミンゴがいます。

(いったい何羽くらいいるんだろう・・・)

フラミンゴは優雅に歩いています。そして、片足で休憩し、また豪快に飛びます。

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ナクル湖にあるプランクトンを食べるために、フラミンゴは集まってくるんだそうです。

それにしても、すごい数のフラミンゴ。昔見た、テレビコマーシャルと同じでした!!

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私は、フラミンゴの飛ぶ瞬間が特に好きです。ピンク色の羽の内側には、黒い模様があって、飛んでいるフラミンゴを下から見ると、とてもきれい。その瞬間をきょうさんにしっかり撮ってもらいました!満足満足!!


今回のケニアのサファリでは、自然の大きさを感じました。広い大地を、自由気ままに動き回る動物たち。ここでしか見られない動物だけの暮らしぶり。モノを作り上げていく人間と対照的に、ありのままの素晴らしさを感じさせてくれた気がします。

写真で見るより、テレビで見るより、自分の目で見るという体験がやっぱりいいですね!!

たかさん♀

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2006年03月24日
●マサイの人はこう暮らす

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マサイ・マラ国立保護区の二日目、マサイ族の住んでいるマサイ村に行ってきました(オプション)。マサイ族というと、テレビでもよく話題になったりしていましたよね。関西では‘マサイの戦士’というジュースも販売されたくらい(すぐに販売されなくなったけど・・・)。

ケニアやタンザニアでよく見かけるマサイ族の人々。でも、街で見かけるマサイ人たちは、写真を撮ると、「一ドル!一ドル!」とすぐにチップを要求してきます。私も以前のタンザニア旅行で、一ドルを支払ったような・・・。

今回訪れたのは、実際に住んでいる村です。

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まずは、お迎えのセレモニーとして、ライオンの踊りと言うダンスを披露してくれます。マサイ族の男性ばかりで、歌を唄いながら、高く高く真上に飛び上がるんです。彼らに誘われて、きょうさんも、早速チャレンジ!意外と高くまで飛んでいるきょうさんは、まだまだイケる!?かも。。。

マサイ村の敷地を表すように、針金のような木を柵にしていました。やってくるライオンから村を守るためだとか。ここまでライオンが来たら怖いですね、、、 その針金のような木は、九年くらいで虫に食われてしまうので、九年経つと、場所を移動するんだそうです。

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村の中には、家畜として牛やヤギを飼っているんです。なので、村中ハエと糞だらけ!!(んんん・・・くさいっ) でも、マサイの子どもたちは、ハエの大群にも驚く様子もなく、顔中ハエだらけになっても平然としていました。すごいなぁー

住んでいる家の中を見学。壁は牛の糞。電気もガスもないので、昼間でも真っ暗です。火を熾して料理を作り、すぐそばには寝床があります。子ども四人と大人二人の六人家族でしたが、小さな空間にはモノがそれほどありませんでした。生活に必要なものは、案外そんなにないのかもしれませんね。

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その後、マサイマーケットへ案内されてお土産物を勧められるんですが、私たちふたりとも買い物には興味がないので、素通り・・・。

マサイ村には、幼稚園や学校もあり、名前の通りひとつの村になっていました。昔と違うようで、マサイ族の人たちもいろんな物を手に入れているようです。自転車に乗ったり、オシャレなスニーカーを履いていたり、いろんなマサイの人を見ました。

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これからも、私たちのような観光客がお金を落としていく。この日、携帯電話を持つマサイ人は見かけませんでしたが、次に来たときには、そんなマサイ人に会うかもしれません。今後のマサイ族も、どんどん変わっていくんだと思います。

たかさん♀

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2006年03月23日
●ケニアで楽しむサファリ

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ケニアでの一番の楽しみは、サファリ。

タンザニアでもサファリはできるんですが、私がタンザニアのンゴロンゴロ、セレンゲティのサファリへ三年前に行っていたので、今回はケニアにしようということになったんです。

マサイ・マラ国立保護区[Masai Mara National Reserve]と、フラミンゴで有名なナクル湖国立公園[Lake Nakuru National Park]を訪れる三泊四日のツアー。参加者は、私たちのほ かにドイツ人カップルと、ノルウェー人男性の合計五人。

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初日。ナイロビからマサイ・マラへ向けてひたすらデコボコ道を走ってきます。夕方に到着してさっそくサファリ。さすが、サファリ仕様の車。オープンカーとまではいかないけど、屋根が上に押しあがるんです!そこから遠くを眺められるんです。爽快ぃー!

国立保護区内をゆっくり走りながら、動物を探していくと、すぐにシマウマや、鹿に似ているガゼルやインパラがいます(わぁ〜!)。写真でしか見たことがなかった動物が目の前で動いているのはうれしい!

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ビックリしたこと。ドライバーさん、決められている道から外れて、動物たちのすぐ近くまで車を寄せてくれるんです。私たちが見やすいように!おかげで、すごぉく近くからの動物を見ることができるんです!キリンやゾウ、バッファロー、日本では動物園でしか見られないような動物たちが、自由にのんびりと暮らしていました。

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二日目。この日は一日中サファリです!
途中、ライオンがバッファローを食べているところに遭遇!血まみれで、ほんとにバキバキ、ムシャムシャ食べていました。大きなバッファローが、骨と頭だけになっていて、ビックリ・・・です。動物にも草食動物と肉食動物がいますが、こうしてライオンを見ると、(やぱり肉食動物なんだぁ・・・)と思いますね。

私たちは、運が良かったようで、たくさんの動物たちと遭遇できました。広い公園で、優雅に動物たちは暮らしているように見えます。その中でも弱肉強食があるようで、子どもの動物が狙われやすいとか・・・

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サファリカーもたくさん来ていました。動物たちは、サファリカーもひとつの動物だと思っているそうで、慣れているのか、近くに寄っても全然逃げないんです!! みんな写真を撮るので、動物たちにとってはいいのか、、、悪いのか、、、複雑な気分。。。でも、きょうさんはたくさん撮れてご機嫌だったようです。

三日目は早朝サファリ。 まず最初に目に飛びこんできたのは、広い大地の向こうから昇ってくる朝日でした。とーってもきれい!何にもない草原からゆっくり昇ってくる太陽は、元気がもらえますね!

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初日、二日目と寝そべってばかりでだらだらしている二頭のチーターが、この朝は動いていました。遠くの獲物を狙っているようにも見えました。きっと朝型なんですね。残念ながら、狩りをしているところは見られませんでしたが、すがすがしい朝のサファリも気持ちよかったです。

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ゾウが長い鼻を器用に使って草を口に運んでいたり、キリンが仲間とじゃれあっていたり、たくさんの動物たちと出会えました。小学生のときに動物園に行ったときよりも感動したような気がします。

近年、ケニアのサファリ入園料も値上げされるようなことを聞きました。値段を上げることで、観光客を減らし、環境破壊を防ぎ、動物たちのストレスを軽減させることも目的だとか。確かに、世界的にも自然や環境が損なわれていく今の時代。素晴らしい景色の裏側には、取り組むべき環境問題が待ち構えています。

たかさん♀

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2006年03月20日
●ロシア映画にエキストラ

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「ロシア映画に出演できる日本人男性エキストラを探している」。

ナイロビに到着した日に偶然その情報知ったボクは、(そんな経験は、めったにできないことだ!)と思い、ほかの男性希望者六人と共に二泊三日の撮影小旅行(撮影は一日)に出掛けました。

ケニア山の近くで撮影するロシアのコメディ映画。どこで日本人が必要なのかというと、ストーリーに日本の工事現場が登場するんです。

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象を運ぶことになったロシアの主人公ふたり。通りかかった日本の工事現場でトラクターを借りることにしました。でも「こんなに小さいトラクターでは象を運べない」とアメリカ製のトラクターを借りることに変更。でも象は動かない、、、。もう一度日本の工事現場に戻ってトラクターを借りてみると象は簡単に動いた。「アメリカが作るものは大きくて無駄が多い、日本が作るものは小さくて効率がよい」。そういうオチがついているんだそうです。

ボクらエキストラの役割は、主人公がやってきた日本の工事現場で働いている労働者たち。(だったら、顔が映るんちゃう!?) なぁんて思ったものの、何のオーディションもないし、服装や髪型を聞いても、「何でも構わない」との返答。(なんだか不思議だなぁ・・・)と思っていたら、理由が分かりました!

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日本の工事現場で働く労働者の格好、まるで宇宙服!頭の先から足の先まで用意されていたグレーの衣装に身を包まれるんです。(そりゃぁ、誰でもいい訳だ!)笑。今の日本の工事イメージはこんなんなのかなぁ?と思っちゃいました。

顔は決して映らないエキストラ。それでも初の映画出演は、驚きと発見の連続だったんです。

ほんの一、二分のシーンを撮るのに、入念な準備をします。動きの確認をリハーサルで繰り返して本番。監督、助監督の細かなこだわりを感じました。そして映画スタッフの数!ロシアからはもちろん、ケニアでも多くの人が関わっているようで、人気が少ないサバンナの地に、ひとつの村が出来ているような雰囲気でした。

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強い日差しが照りつける大地。宇宙服を着ていると、すぐに汗だくになります。するとスタッフの人がペットボトルの水をどっさりと持ってきてくれるんです。それに、待っている間はひとりひとりに日傘を差してくれる対応。(セリフもないエキストラにここまでしてくれるんだなぁ〜)と感動でした。

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プールもある五つ星ホテルに二日も泊まらせてもらい、夕食は豪華バイキング!(こんなに食べさせてもらっていいんかな?)と思いつつ、メインからフルーツ、ケーキまでたっぷりといただいちゃいました。倹約旅行をしているとなかなか縁のない、まるで竜宮城のような生活。日ごろのがんばりのご褒美ですね!

映画のタイトルは『EQUATOR(赤道)』。

関係者に聞くと、2007年はじめに公開予定だそうです。ロシアの映画、機会があればぜひ見てみたいです!

きょうさん♂

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2006年03月18日
●ナイロビスラムの幼稚園

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ナイロビのスラムで幼稚園をボランティア運営されている日本人の方に会いました。その方のお誘いで、ほかの日本人の方と一緒に幼稚園の遠足のお手伝いに行ってきたんです。

幼稚園といっても、ナイロビ市内からかなり離れたスラム地区。観光では見られないケニアの人の生活が見られるところです。一人きりでは怖くてよう歩けない、、、

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幼稚園に到着すると、およそ五十人の子どもたちが、私たちを迎えてくれます。ネクタイをつけていたり、気のせいかおしゃれな格好をしています。どれだけ今日の遠足を楽しみにしていたのかがすぐに分かります。

バスに乗ってナイロビ市内の公園へ行って、遊んで帰ってくるのが今日の遠足なんです。日本と違って道路も整備されていないし、車通りも危険なので、私たちが子どもたちの手をつないで歩き、安全に行って帰ってくるのが役割なんです。

公園に着くと、クッキーを全員に配って、チャイというミルクティーを飲んで腹ごしらえ。さぁお待ちかねのお遊びタイムがはじまります。

みんなでボールを蹴り回ったり、ロープで作ったブランコにのったり、「はないちもんめ」みたいなことをしたり、いっぱい笑いあっていました。

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楽しかったのは、‘綱引き'。

これも子どもたちにとっては、はじめてだったようで、必死にロープを引っ張っていました。勝ったチームは、「Win! Win! Win!」と大合唱! ジャンプして喜ぶ姿はとっ てもかわいかったです!

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およそ三時間の楽しい時間。帰りのバス車内、ぐっすり眠る子もいました。

私たちはスワヒリ語を話せないので、子どもたちとのコミュニケーションはできません。でも時間が経つにつれて、信頼関係みたいなものが生まれたのか、帰り道では、私の手を繋ぎたい子どもたちが大ゲンカしていました。

私の手はふたつしかないので、繋げるのは二人まで。あとの子どもたちには我慢してもらったりしていました。

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ナイロビ市内には、いろんな国の人たちがいて、ビジネスマンも行き交う街です。でも、少し離れると、ゴミの山を歩いて、一生懸命売れるものを探している人、その横で果物や食料品を売る人がいます。トタンでできている簡単すぎる家。まったく別のナイロビの姿がありました。

一年以上もその幼稚園でボランティアとしてお手伝いをしている日本人のタツロウさん、二十七歳。その幼稚園で寝泊りをして、現地の人たちと共に暮らしています。

今日もどこかの国で、こうしてボランティア活動をしている日本の方々がたくさんいます。そんな人たちにたくさんの刺激をもらいながら、私たちもどこかの国に役立つことが出来たらいいなぁと思います。

たかさん♀

※写真家の山田真さん(奈良市)に、これら五枚の写真を含めてたくさんの写真をご提供していただきました。本当にありがとうございます!

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