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2005年08月21日 |
●ヘイドリアンズ・ウォール
道路地図を見ていると、イギリス中部を横断するような壁が書かれてあるんです。
なんだろう?
ガイドブックを見てみると、イギリス版の万里の長城と言われるローマ人の防壁らしいんです。そこも世界遺産と聞いて、行ってきました。
昔、西のカーライルから、東のニューカッスルの先まで、延々118km も続いていたそうです。122年〜126年ごろというと、ずいぶん昔の話ですよね。北方からの侵入を防ぐために築かれたものだそうです。
防壁の高さは、私たちの身長くらいから、見上げるくらいのところまでいろいろ。広い草原に、ゆるやかなカーブを描きながら、築かれていました。すべてが、そのままの状態で残っているわけじゃないんですけど、部分的に遺跡のようになっているんです。
草原、たくさんの羊たちが黙々と草を食べている。牛たちも、そこらじゅうに糞が散らばしている。世界遺産の場所なのになぁ〜 と思いましたが、そこがまたイギリスっぽいのかもしれないなぁ〜と感じました。
それにしても、こんなにすごい防壁、作るのは大変だっただろう! 万里の長城を見たときもそう思ったんですけど、途方もない数の石を運んでくる様子を想像するだけで、ゾッとします。今のようにトラックもないし。
防壁の上を歩いてみた。
いまはこんな美しい景色だけど、当時は、ローマ人兵士たちが警備をしていたんだと思うと、ちょっぴり緊張してしまいます。
イギリスは、歴史を感じる場所がとても多い。それだけ、昔のままの状態を残し、保っているということなんだと思う。素晴らしい、芸術のような遺跡を、これからもずっと残していってほしいです。
たかさん♀
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