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2006年02月25日 |
●ラフティングの「恐怖感」
前記、「ラフティングへの期待」はこちら
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ラフティングがやってみたくて参加したものの、ボクもたかさんも、実は海より山の方が好きなんです。
ボクなんて、もともと呼吸器官系が優れていないので、長距離も泳げないし、シュノーケリングも苦手。オーストラリアでダイビングの免許を取ったけど、あわびを獲るために使った一度だけ。海の中で長時間過ごすなんて、想像しただけでも怖いんです。。。
ラフティングスタート早々、川に飛ばされてしまいました!地面に足がつくかどうかを考える間もなく、川のうずに巻き込まれてしまうんです・・・
(なんもできへん、、、)
そう思っていると、ボクに近づいてくるカヌーが見えました。
どうやらボクを助けてくれるようです。でも、川の流れが激しくてなかなか近づけないんですよね。ボクも救いの手を差し伸べるものの、何もつかめず、ただもがき苦しみ続けるだけ・・・。
ようやく川の流れが穏やかに変わりました。これで助かりそうだ・・・。 (ほぉぉぉっ) ボートも近づいてくれて、やっとボクは戻ることができたのでした。
ほんの一瞬でした。
(あんな衝撃だけで川に落ちるのか、、、)と驚きと不安を隠しきれませんでした。ホントっ!
しかし!! こんなことは、まだ序の口。このあと、恐怖の転覆が待っていたのです。
●
ラフティングは、激流がずっと続くわけではありません。穏やかな流れのときは、笹の葉でつくった舟が流れているかのようにボートは進んでいきます。
「チャンゴ、暑いから泳いでいいかい?」
南アフリカから来ているヤンさんは、許可をもらって、ドボンっと川に飛び込みます。ボートのロープを握っていれば、離れていく心配もなく、水の中でクールダウンできるんです。
ヤンさんに続いて、ドボンっ ドボンっ とボクらも、続いていきます。(あぁ〜 気持ちいいー)
この日のラフティングは、ポイント10から23をめぐる14キロの距離。それぞれのポイントにクラス3とか、クラス4とか、設けられているんですね。
ポイントが近づいてくるとボートに戻り激流に備えます。事前に想っていた‘スリル感を楽しむ’どころか、どうこの激流を乗り越えていくのかと必死です!
「Forward」(前へ)
チャンゴの声に皆、パドルを漕ぎます。そして激流を通過!ぐあん、ぐあんと歪みながらも通過。(よかったぁ〜)
一度落ちていると、こんな小さな成功体験がうれしいんです!
ボクらの二艘のボートには、救助用のカヌーが一艘、そしてビデオクルーのカヌーが二艘ついてきています。あとで映像も見せてくれるんです。んで、穏やかな流れのときは、ボートにやってきて、参加客全員にインタビューしてくれます。
「名前は?」「どこから来ているの?」「この川はどうだい?」って。
そして締めくくりは・・・ 「次のポイント16を楽しんでくれっ!」だって。
(ポイント16?どんな激流なんだろう?) 気になります。。。
ビデオインタビューも終わり、ポイント16が近づいてきました!
前を行くもう一艘のボートは激流に飲み込まれそうになりながらも、波の激しさに耐えて無事に乗り越えていきました。(すごいなぁ〜)
そしてボクらのボートが激流に向かいます。
ボートに乗るボクらの目線よりも高い波。ビッシャっ!水しぶきが(これでもかっ!)というくらいに顔面にかかってきます!鳴門のうず潮どころではありません、、、
「Get down!」
チャンゴが「かがめ!」と指示します。皆、ボートにへばりつき、ロープを握り、衝撃に備えます。
(この波を超えられるのか?)そう思った瞬間でした。
ボートが大きく傾きます。(あぁっ!)右サイドがぐっと上に持ち上がり、ボートがジャンプするような衝撃のあと、ボクの頭の上にボートが落ちてきました。(おぉぉぉぉ!!!)あっという間にボクは、転覆したボートの下敷きになってしまいました、、、
(うわぁ・・・生き埋めやぁぁ〜)
(ボートが転覆した場合、中のエアーポケットで空気を確保してください)そんな事前案内を思い出します。確かに、空気がある。ふぅぅぅっ〜 と息を吸いこんでみるものの、波の衝撃が強く、口の中に水がどばぁーと入り込んできます。
げぼっ げぼっ・・・
ボートの下敷きになっていることに耐え切れず、もぐって外に出ようとします。また衝撃で、手からロープが離れていきます。あぁっ! 泳いでボートに近づこうとしても近づけません。それくらい流れは激しかった、、、ボートからどんどん離れていきます。もうそのあとは、また何もできなくなってしまうのでした、、、
まるで回転する洗濯機にもみくちゃにされる小さな靴下のように、ぐちゃぐちゃっ、もごもごっ、、、 がぶがぶっ 呼吸しようとして口を開けると水が入ってきます。
(これって溺れてるんちゃうん?) そんなことが頭の中をよぎります。
(うわぁぁー たすけてくれぇぇ〜)
そんな想いだけで、手をアップアップさせることだけに必死だったのです、、、
(いったい何分くらいやったん?)
いえ、きっと数秒の出来事だったかもしれません。それでも、ボクにとっては、それくらい長い地獄の体験でした。
転覆を免れたもう一艘のボートに救われました。「大丈夫か?」
ボクは笑顔をつくって応えるだけでした。もうひとり、もうひとりとボートに引き上げられます。
あとから聞いたのですが、ポイント16の別名は「ターミネーター2」。十分すぎる激流でした。
この転覆で、たかさんも川に落ちたようですが、ボクがもう一艘のボートに引き上げられたときには、すでにボートに戻っていました。
(怖かったねっ!)
言葉のわりには、楽しんでいるように見えるたかさん。(やるなぁぁ〜)と何でも楽しめる彼女の性格を見習います。
スリル感を楽しむために参加したラフティングだったのですが、(こわぁぁ・・・)と自然の力の偉大さと恐怖を感じました。
でも、失敗の原因が分かれば、改善策も見つけられます。またやってきた次の転覆では無事にボートにしがみつくことができたのです!そうなれば、面白い! ラフティングの魅力、再確認ですね!
最終話、「ラフティングからの勇気」へつづく
@「ラフティングへの期待」はこちら
きょうさん♂
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