世界一周旅物語の記事を探す
世界一周旅行メルマガ
「初対面は緊張するなぁ〜」「なにを話そうかな・・・」、そんな経験ありませんか? 世界一周旅行中の添乗員夫婦が言葉の壁を超え、世界の人に触れていきます。「人とのコミュニケーション」に興味がある方は、ぜひ無料メルマガを登録してください。もっと人が好きになります!  詳しくはこちら
メルマガ無料登録
@メールアドレスを入力して、A登録ボタンを押すと確認メールが届きます♪

@メールアドレス(半角):
A

世界一周旅行夫婦
世界を旅しています!

きょうさん、たかさん
添乗員夫婦の紹介

世界一周旅行リンク
世界一周サイト
せかたび夫婦と同じように世界一周旅行に出発されている方や、たび好きの方が運営されているサイトをご紹介しています。あなた旅にお役立てください。
リンクページはこちら
●相互リンクをご希望の方
こちらからどうぞ



 ホーム > せかたび日記 > ●ラフティングの「恐怖感」
2006年02月25日
●ラフティングの「恐怖感」

前記、「ラフティングへの期待」はこちら
─────

ラフティングがやってみたくて参加したものの、ボクもたかさんも、実は海より山の方が好きなんです。

ボクなんて、もともと呼吸器官系が優れていないので、長距離も泳げないし、シュノーケリングも苦手。オーストラリアでダイビングの免許を取ったけど、あわびを獲るために使った一度だけ。海の中で長時間過ごすなんて、想像しただけでも怖いんです。。。


Rafthing055.JPG

ラフティングスタート早々、川に飛ばされてしまいました!地面に足がつくかどうかを考える間もなく、川のうずに巻き込まれてしまうんです・・・

(なんもできへん、、、)

そう思っていると、ボクに近づいてくるカヌーが見えました。

どうやらボクを助けてくれるようです。でも、川の流れが激しくてなかなか近づけないんですよね。ボクも救いの手を差し伸べるものの、何もつかめず、ただもがき苦しみ続けるだけ・・・。

ようやく川の流れが穏やかに変わりました。これで助かりそうだ・・・。 (ほぉぉぉっ) ボートも近づいてくれて、やっとボクは戻ることができたのでした。

ほんの一瞬でした。

(あんな衝撃だけで川に落ちるのか、、、)と驚きと不安を隠しきれませんでした。ホントっ!

しかし!! こんなことは、まだ序の口。このあと、恐怖の転覆が待っていたのです。


Rafthing06.JPG

ラフティングは、激流がずっと続くわけではありません。穏やかな流れのときは、笹の葉でつくった舟が流れているかのようにボートは進んでいきます。

「チャンゴ、暑いから泳いでいいかい?」

南アフリカから来ているヤンさんは、許可をもらって、ドボンっと川に飛び込みます。ボートのロープを握っていれば、離れていく心配もなく、水の中でクールダウンできるんです。

ヤンさんに続いて、ドボンっ ドボンっ とボクらも、続いていきます。(あぁ〜 気持ちいいー)

この日のラフティングは、ポイント10から23をめぐる14キロの距離。それぞれのポイントにクラス3とか、クラス4とか、設けられているんですね。

ポイントが近づいてくるとボートに戻り激流に備えます。事前に想っていた‘スリル感を楽しむ’どころか、どうこの激流を乗り越えていくのかと必死です!

「Forward」(前へ)

チャンゴの声に皆、パドルを漕ぎます。そして激流を通過!ぐあん、ぐあんと歪みながらも通過。(よかったぁ〜)

一度落ちていると、こんな小さな成功体験がうれしいんです!

Rafthing07.JPG

ボクらの二艘のボートには、救助用のカヌーが一艘、そしてビデオクルーのカヌーが二艘ついてきています。あとで映像も見せてくれるんです。んで、穏やかな流れのときは、ボートにやってきて、参加客全員にインタビューしてくれます。

「名前は?」「どこから来ているの?」「この川はどうだい?」って。

そして締めくくりは・・・ 「次のポイント16を楽しんでくれっ!」だって。

(ポイント16?どんな激流なんだろう?) 気になります。。。

ビデオインタビューも終わり、ポイント16が近づいてきました!

前を行くもう一艘のボートは激流に飲み込まれそうになりながらも、波の激しさに耐えて無事に乗り越えていきました。(すごいなぁ〜)

Rafthing08.JPG

そしてボクらのボートが激流に向かいます。

ボートに乗るボクらの目線よりも高い波。ビッシャっ!水しぶきが(これでもかっ!)というくらいに顔面にかかってきます!鳴門のうず潮どころではありません、、、

「Get down!」

チャンゴが「かがめ!」と指示します。皆、ボートにへばりつき、ロープを握り、衝撃に備えます。

(この波を超えられるのか?)そう思った瞬間でした。

ボートが大きく傾きます。(あぁっ!)右サイドがぐっと上に持ち上がり、ボートがジャンプするような衝撃のあと、ボクの頭の上にボートが落ちてきました。(おぉぉぉぉ!!!)あっという間にボクは、転覆したボートの下敷きになってしまいました、、、

Rafthing09.JPG

(うわぁ・・・生き埋めやぁぁ〜)

(ボートが転覆した場合、中のエアーポケットで空気を確保してください)そんな事前案内を思い出します。確かに、空気がある。ふぅぅぅっ〜 と息を吸いこんでみるものの、波の衝撃が強く、口の中に水がどばぁーと入り込んできます。

げぼっ げぼっ・・・

ボートの下敷きになっていることに耐え切れず、もぐって外に出ようとします。また衝撃で、手からロープが離れていきます。あぁっ! 泳いでボートに近づこうとしても近づけません。それくらい流れは激しかった、、、ボートからどんどん離れていきます。もうそのあとは、また何もできなくなってしまうのでした、、、

まるで回転する洗濯機にもみくちゃにされる小さな靴下のように、ぐちゃぐちゃっ、もごもごっ、、、 がぶがぶっ 呼吸しようとして口を開けると水が入ってきます。

(これって溺れてるんちゃうん?) そんなことが頭の中をよぎります。

(うわぁぁー たすけてくれぇぇ〜)

そんな想いだけで、手をアップアップさせることだけに必死だったのです、、、

(いったい何分くらいやったん?)

いえ、きっと数秒の出来事だったかもしれません。それでも、ボクにとっては、それくらい長い地獄の体験でした。

Rafthing095.JPG

転覆を免れたもう一艘のボートに救われました。「大丈夫か?」

ボクは笑顔をつくって応えるだけでした。もうひとり、もうひとりとボートに引き上げられます。

あとから聞いたのですが、ポイント16の別名は「ターミネーター2」。十分すぎる激流でした。

この転覆で、たかさんも川に落ちたようですが、ボクがもう一艘のボートに引き上げられたときには、すでにボートに戻っていました。

(怖かったねっ!)

言葉のわりには、楽しんでいるように見えるたかさん。(やるなぁぁ〜)と何でも楽しめる彼女の性格を見習います。

スリル感を楽しむために参加したラフティングだったのですが、(こわぁぁ・・・)と自然の力の偉大さと恐怖を感じました。

でも、失敗の原因が分かれば、改善策も見つけられます。またやってきた次の転覆では無事にボートにしがみつくことができたのです!そうなれば、面白い! ラフティングの魅力、再確認ですね!


最終話、「ラフティングからの勇気」へつづく

@「ラフティングへの期待」はこちら

きょうさん♂

───
ブログランキングに参加しています。
よろしければ、クリックをお願いします。

「人気blogランキング」




■トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
 http://www.sekatabi.com/mt/mt-tb.cgi/390

■コメント


■コメントを書く
コメント登録機能を利用するには、TypeKey トークンを設定してください。

世界一周旅物語(せかたび)−世界のいまには夢がある!
E-Mai:mail@sekatabi.com   URL:http://www.sekatabi.com/
●相互リンクをご希望の方へ こちらで受付中です! ●テキストリンク広告 メールで受付中です!

世界一周旅物語(せかたび) Copyright © 2004-2024 All Rights Reserved. HP