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2006年10月20日 |
●タージ・マハル。白い墓
インドのアーグラーにあるタージ・マハル[Taj Mahal]は、白大理石で作られたお墓。「世界で最も美しい建築物」と
言われています。
個人的に、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城と同じくらい見てみたかった建造物! そんな、インドを代表する観光地を訪れました。
タージ・マハルの形は知っていたんですが、そもそもお墓として作られたとは、知りませんでした!
タージ・マハルは、“愛の表現”!?
17世紀。北インドを支配していたイスラム教徒の王朝、ムガル帝国。その第5代皇帝シャー・ジャハーン[Shah Jahan]が、愛する奥さん、ムムターズ・マハルの死
を悲しみ、ムガル帝国の国力を傾けてまで、その愛を表現しようとして建設したのが、タージ・マハル。
タージ・マハルという名前は、奥さんの名前「ムムターズ・マハル」が変化したものだそうです。
ロマンチックですよね〜
暑さを避けるため、6時の開門と同時に入場。すでに大勢の観光客がやってきています。
大きな正門をくぐると、正面にタージ・マハル! 朝陽に照らされる前のタージマハルは、白っぽいというより、幻想的な、それでいて、やさしい雰囲気に感じました。
ここがシャッターポイント!とばかりに、皆、池に写るタージ・マハルを撮っています。でも、庭園を中ほどまで進むと、そこも白大理石の空間があるので、そこからの写真のほうが近くきれいに撮れる気がします。
どんどん接近していくタージ・マハル。
インドのイスラム建築の最高峰と言われるだけあって、この優雅な造りには圧倒されます。モスクでおなじみの丸いドーム。この玉ねぎのような曲線はとても美しい! そして周りに建つ4本のミナレット(塔)が、タージ・マハルの空間に広がりを感じさせてくれる気がします。通常は、ミナレットの上から礼拝の呼びかけをするんですが、タージ・マハルの場合は、装飾的な意味合いが強いそうです。
靴を脱いで、大理石の床を歩いてみます。まだ朝一番であるせいか、肌寒い気がするんですが、1時間も経てば、この床が気持ちいい!暑さをやわらげてくれるんです。寝っころがってくつろぎたい気分になりました。
建物の側面には、若草模様のような装飾も描かれています。近くのお土産店で、頻繁に「タージ・マハル模様」と言われるので、すぐに分かると思います。そして、懐かしのエジプトを思い出す、アラビア文字も書かれています。
ヒンドゥー教に触れたと思えば、仏教があったり、こうしてイスラム教を感じることができ(南下すればキリスト教)、インドには多くの宗教を見ることができます。
決して宮殿ではないので、派手派手しい様子はまったくありません。もちろん、お墓であるということもありますし、奥さんを愛する皇帝シャー・ジャハーンの上品なセンスが伝わってくる気がします。
それにしても、タージ・マハルの建設にかかった年月、およそ22年。1653年に完成して、その5年後にシャー・ジャハーンは死んだそうなので、奥さんが死んでからの余生は、タージ・マハルとともに生きていたともいえます。
「私が死んだら、こんなん建ててくれる?」
と、たかさん。いやいや、そんなお金があったら、生きている間に使うでしょ〜と、ふたり納得。死んでからのお金の遣い方に興味がないので、その分、一度きりの人生に投資しようと思うのです。
時間が経つと、日が昇り、白さがどんどんと際立ってくるタージ・マハル。サリーに身を包んだ女性たちが、続々と訪れて来ているのでした。
【タージ・マハル観光ガイド】
・入場料、750ルピー(約2,025円)
・6時前には行列。一番乗り希望なら、5時半位。
・入口では男女別に厳重なボディチェック。携帯電話の充電器などの電子機器や電卓、ペンライト、カメラ三脚は持込不可。無料の預り所あり。
・この時期、6時20分ころ、タージマハル向かって右側(東)より日の出。
・タージ・マハルの北側にヤムナー河が流れていますが、その対岸から見るタージ・マハルも美しい。特に日没直後、川に写ったタージ・マハルを眺めていると心が洗われる気がします。対岸へは、タージ・マハル横から渡し船、もしくはオートリクシャーで。僕らはオートリクシャー利用で片道20分。帰りに、お土産店2ヶ所へ立ち寄りする条件で1台50ルピーでした。
きょうさん♂
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■コメント
そうだったんですか。
タージマハルは亡くなられた奥さんのために22年もの月日と莫大な金を使って建てられたんですね。
知りませんでした。
奥さんはなんて幸せ者なんでしょう。
投稿者 ユーイチ : 2006年10月27日 01:30
きょうさん、たかさん、お久しぶりです!
私は今、サンフランシスコにいます。
当初の予定では5ヶ月だった私の旅も、結局7ヶ月経って、明日の夜、サンフランシスコから香港経由で札幌に帰ります。
長かったような短かったような、でも、とってもとっても濃い7ヶ月でした!!
きょうさんとたかさんにも出会えたし!!
ぜひ、日本でまた再会しましょう!
一足先に日本で待ってます☆
投稿者 ユミコ : 2006年10月27日 08:10
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