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 ホーム > せかたび日記 > ●初心者のラグビー観戦記
2007年04月09日
●初心者のラグビー観戦記


ニュージーランドを代表するスポーツ、ラグビーをはじめて観戦してきました!世界好きにとって、その国を代表するスポーツは見ておきたいですからね。

ラグビーは、高校時代の体育の授業で習いました。相手の陣地にボールをタッチすれば得点。ボールを前に落としちゃいけない、ボールを前に投げちゃいけない、それくらいは覚えているけど、ぶつかり合いは苦手なので、ラグビーはやるより見るほうがいいと思っていました。それでも社会人ラグビーをテレビで見ていて、神戸製鋼の平尾選手が活躍(その後監督へ)、‘華麗な平尾ステップ’が新聞紙面をにぎわしていたときは、素直にカッコイイと思ったことを覚えています。

ニュージーランド ラグビー SUPER14僕にとってのラグビーキーワードは、平尾選手、スクールウォーズ、大学ラグビーをスタンドから見守るコートの襟を立てた監督。。。そして「オールブラックス」!

ニュージーランドに来て早々、オールブラックスの試合はいつ見れるのか?と尋ねたくらいです。オールブラックスは、ニュージーランドの代表選手を集めたチーム名。日本の野球で言うと、オールジャパンに当てはまります。だから、オールブラックスの試合は頻繁に観られるわけではなく、チームは、シーズンの終盤に各チームからの精鋭たちが結集してはじめて作られるんです。

今の4月は、まだシーズン真っ盛り。2月からはじまったラグビーシーズンの中盤といった感じです。この「SUPER14」と呼ばれるラグビーリーグは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの三大陸から合計14チームが優勝カップを目指して戦いあうリーグ。驚くのは、選手の大陸移動です。野球アメリカ大リーグの移動だって大変だと思うのに、ラグビー選手は、飛行機に何時間乗っているの?ってビックリ!それに比べると、日本のプロ野球選手はまだ楽かもしれません。

ニュージーランド ラグビー SUPER14

14チームでのリーグ戦。この日現在の首位は!?

なんと、地元オークランドのブルース(BLUES)なんです。オールブラックスに召集される選手もいて、選手層が厚いらしい。試合を観に行ったのは金曜日の夜なんですが、夕方からオークランドの街は、ブルースの青いユニフォームを着た人が続々と登場。やっぱり地元ファンあってのプロスポーツですね。そんな姿は、スペインのバルセロナでも見ましたし、我らが阪神タイガースも同じ!


いざ、スタジアムへ!
オークランドの街中からバスで20分。イーデンパークというスタジアムで試合が行われます。このイーデンパーク、秋冬はラグビーに使われて、春夏はクリケットに使用されるんですって。年間通じてスポーツの舞台となるスタジアムは、由緒ある造り。ここって博物館?って思うほど立派な建物なんです。

ニュージーランド ラグビー SUPER14

ゲートをくぐると、フードコーナー。フライドポテトやホットドック、ドリンク類が売っています。観戦中の座席には売りに来てくれないようなので、ここで買い込み。ワインと自前のグラスを持ってきている人も見かけたので、観戦方法もニュージーランドならではですね。

さぁ、座席へ入ります。
メインスタンドのチケット代は40ドル強(約3,400円)、僕らが座った反対側の座席は22ドル(約1,870円)、両ゴール側は15ドル(約1,275円)、ほかにルームチケットもあるようで、部屋を借り切って大勢でテラスから観戦しているグループもいました。

辺りはすっかり暗くなっているのですが、照明の光りでフィールドは真昼のように明るい!試合前のファンサービスらしく中央で5人組ミュージシャンが歌を披露している傍ら、フォーミングアップを行っている両チームの選手。

ニュージーランド ラグビー SUPER14

まぁ〜〜 デカイ!!

それに、機動戦士ガンダムに出てきた‘ドム’を思い出させる体格!長い肩幅に、プロテクターを着けるんじゃないのと思うほどの胸板、そしてカウリの巨木みたいな太さの脚!

そんな巨人たちが、ゴールキックを華麗に決めたり、フィールドを小刻みに動き回ったり、鮮やかなパス回しの練習しています。これからいったいどんなショーがはじめるのか?そんな感じで見とれてしまっていました。

ニュージーランド ラグビー SUPER14選手が控え室に下がり、場内アナウンスが英語ではじまると、いよいよ試合開始の雰囲気です。僕らが着いたときはまばらであった座席も人が埋まってきています。すると、

ドカァ〜ン!

フィールドに鳴り響く大砲!

スタジアムの片隅から、海賊のモニュメントが登場しました!派手な音楽と、大砲の爆撃音。フィールド内は、あっという間に白い煙に覆われてしまいます。

ニュージーランド ラグビー SUPER14このパフォーマンス、地元ブルースの象徴である「海賊」をイメージしたものらしい。えっ!?ファンが身にまとうブルースの「ブルー(青)」ユニフォームはって、「海賊」!?この日の対戦相手、南アフリカのチーターズは、「チーター」。我らタイガースが「虎」であるように、動物を名前に用いるチームが多いだけに、「海賊」は驚きでした。それにしても、なんとも愛嬌のある海賊。こんな海賊だったら、応援したくなる!


両チームのスターティングメンバーが大スクリーンに発表されると、選手の登場です。控え室から、勇ましく飛び出してくる選手たち。わぁぁ〜 巨人たちの登場だぁ!!

光りに照らされ、キラキラと輝く緑のフィールド。そこに、青色のユニフォームを着たブルース15人の選手、黄色のユニフォームを着たチーターズ15人の選手が拡がります。

さぁ、キックオフ!

星空に向かって蹴り出された楕円形のボールがフィールドに戻ってくると・・・そこに集まる巨人たち!

ドスっ ぐしゅっ バスっ!

分厚く、重い筋肉が、ぶつかり合っています。

そんなもみくちゃの中から、スクラムハーフがあっという間に取り出すボール。そして、クルクルクルーーー

次の巨人にパスが放たれました。
なんとまぁ芸術的回転なんでしょう!座っている観客席がフィールドとほぼ同じ高さなので、プレイヤーの視線でボールの回転を見ているようです。美しいぃ!

ニュージーランド ラグビー SUPER14

シュルシュルシュルぅーー
次々と巨人の手を渡るラグビーボール。パスがつながる様子は見ていて気持ちがいいです。「おい、こっち!」「空いてるぞ!」英語なのか、マオリ語なのか、南アフリカ語なのか、暗号なのか、よく分かりませんが、フィールドから聞こえる声。それに表情まで見えるので、そんごいリアルです。躍動感いっぱいの巨人たち。怖くて、できれば向かい合いたくない、、、

ドスっ ぐしゅっ!
ボールのあるところから聞こえる肉感のぶつかる音。相撲より機敏で、柔道より激しく、レスリングより大技! 観ているだけで、痛タタタ、、、ゲームが中断されたと思ったら、駆け寄る応急処置隊。プロ野球でも、自打球に痛む選手に駆け寄るの応急処置隊がいるじゃないですか。あんな感じと思ったら、選手の口から流れ出ている真っ赤な血っ!ひゃぁ〜これってプロレス!?

ニュージーランド ラグビー SUPER14

大スクリーンに映し出されるVTR。観ると、タックルしにいった巨人が、ボールを持った巨人に飛ばされていました。処置退場で一時的に退場する選手。痛すぎる・・・。ちなみに、ファウルではない通常プレー。ラグビー選手が巨人のカラダつきであるわけが、それが少し判った気がします。

ニュージーランド ラグビー SUPER14

そんなゴツイ身体のラグビー選手。
また驚いたのが、めちゃくちゃ脚が速いこと。カウリの巨木のような太い脚が、よく動くんです。相手選手をかわすフェイントなんて、見事なステップ。相手チームの一瞬の隙をついて、フィールドを走り抜ける選手!そのままパスをつなげてトライを決めたのは圧巻でした。観客スタンドも総立ち!ベンチも大喜び!わぶかなチャンスで、こんな一発大逆転があるのがラグビーの醍醐味なんでしょうね。

ラグビーの試合は、前後半それぞれ40分。途中15分の休憩があります。チアーチームの踊りがあったり、観客席のカップルが大スクリーンに映し出されて、「さぁキスしよう」ってコーナーがあったり、ファン一体となったスタジアムの雰囲気は楽しいものでした。

ニュージーランド ラグビー SUPER14


ラグビー初観戦のこの日。
一番印象に残ったこと、それはゲーム終了後にありました。

ニュージーランド ラグビー SUPER14

この日が100試合出場となったタグ選手。ゲーム後のフィールドにチームの選手が集まり、舞台が用意され、タグ選手のプレーダイジェストが放映されたり、協会からの祝辞、そしてタグ選手からのスピーチがあったんです。

今日スタジアムに観戦に来てくれた両親へのお礼、チームメイトやファンへの感謝の気持ち。自分が本当にラグビーを楽しんでやっているというメッセージを、笑顔いっぱいに話していました。試合中の険しい顔とは別人の、柔和な顔つき。ファンの声援に囲まれてうれしそうなタグ選手の顔を見ていると、巨人であるラグビー選手も、ひとりの人間であることに気づかされます。

ニュージーランド ラグビー SUPER14

そんなセレモニーが終わり、スタジアムの照明も消され、選手のクールダウンが終わるころ、スタンドの最前列に並ぶファンのところへ選手がやってきました。

「ナイスプレー!」
「サインをください!」
「一緒に写真を撮ってください!」

ニュージーランド ラグビー SUPER14

そんなファンの声すべてに応える選手たち。疲れているそぶりをまったく見せずに、いつまでも笑顔で応対する選手を見ていると、ニュージーランドのファンがラグビーを愛する理由がわかるようでした。

「握手してください!」

そう伝えると、差し出してくれた右手のひら。握ってみると、ちょっとひんやりした感じ。ほんの一握りでつぶされそうな大きな手のひら。でも、なんとまぁもちもちとした肌ざわりでした!

ニュージーランド ラグビー SUPER14

ラグビー選手の年齢層は、20代前半という若い世代。彼らは、巨人というイメージとはうって変わって、ラグビーとニュージーランドを愛する素敵な人たちばかりでした。こんな彼らで結束されるニュージーランド代表チーム「オールブラックス」。ぜひ応援したいです!

きょうさん♂

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