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 ホーム > せかたび日記 > ●列車に揺られて、36時間
2006年10月23日
●列車に揺られて、36時間

広いインドの移動手段は、列車。
もちろん、バスもあるんですが、狭いシートでの長時間乗車は精神的にきついものがありますし、列車といっても安いので気軽に乗れるのが魅力。

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ムンバイにはじめて鉄道が走ったのは、今から150年前という歴史があり、インド国内を網目のように走る総線路距離、6万3千キロという長さ(世界第2位。1位は中国)がある。インドは、立派な鉄道王国なんですね!

コルカタ−ヴァナラシ間、14時間。ヴァナラシ−カジュラーホー(途中のサトナまで)間、8.5時間。カジュラーホー(途中のジャンシーから)−アーグラー間、3.5時間を体験し、この度、アーグラー−ゴア間の36時間を列車内で過ごしてきました。1日半です!長いなぁ〜

と言っても、シベリア鉄道(ロシア)では3泊4日タンザン鉄道(ザンビア−タンザニア間)でも2泊3日を体験しているので、それらに比べると、36時間は短いほうなんですが、密室に閉じ込められるような時間は、少ない方がいいですね。

46train02.JPG

さて、インドの列車には、7つのクラスがあります。日本の特急列車だったら、グリーン車、指定席、自由席といった感じで3つのクラスだと思うんですが、インドの列車は、それが7種類。大きく分けて、エアコン付とエアコンなし(ファン)に別れていて、さらに座席指定とか、シートの形式とかに細かく分かれていきます。

窓口で行き先を告げると、エアコンなしの2等寝台「SLEEPER CLASS」になります。もちろん、それ以外のクラスも取れるんですが、基本はこの2等寝台。蒸し暑いインドの旅なので、エアコン有のほうがよさそうにも思っていたんですけど、エアコン車両は、3倍近くの料金がかかったり、エアコン車両の夜は寒すぎるという話も聞いたので、結果的には、その2等寝台がベターなのであります。

46train03.JPG

寝台の形式は、ちょっと変わっていて、日本の夜行列車(ブルートレインなど)に例えると、A寝台とB寝台の両方が混ざった感じ。。。

A寝台は、車両の中央に通路が通ってあって、その左右に2段ベッドが縦(通路と平行)に並んでいるタイプ。B寝台は、通路が窓側にあり、ベッドが横(通路と直角)に並んでいるタイプ。混ざるとどうなるかと言いますと、

通路を挟んだ片側には、A寝台のように縦にベッドがあり、もう片側には、B寝台のように横にベッドが並んでいる・・・。ということで、ひとつの車両で寝られる人の数は、日本の寝台客車と比べるとかなり多いんです! ううん〜 おかげで人口密度が高い!!

見た目の話なんですが、インドの線路幅って、日本の線路幅よりも広い気がするんです。だから、きっと客車の幅も広いと思うんですね。そう考えると、ベッドの数がたくさんあってもおかしくはないんですが・・・ 身長183センチの僕の身体では、残念ながら足が通路に出てしまいます。だから、ちょっとくの字に曲げながら睡眠です。

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寝台車両。

でも、シーツや枕などの寝具はまったくありません。皮のベッドの上に雑魚寝状態、、、シベリア鉄道やタンザン鉄では、寝具はバッチリ用意されていたんですが、インドの寝台では別の話。なんか上に羽織るものはないのかねぇ? はじめは、そんなことを思っていたんですが、数を重ねればそれも慣れてくるんですよね。横になって、タオルで目を顔を隠せばあっという間に夢の中へ・・・


乗客のほぼ全員が持っていると思う必需品があります。列車の旅では、欠かせないものなんですね。なんだと思いますか?

チェーンとカギです。

盗難防止のチェーンを座席や柱にくくりつけてカギでしめるんですね。外国人だけではなく、インド人も当たり前のように対策をしています。実際に、盗難現場を目にしたわけじゃありませんが、そういった自衛策は必要なんですね。もちろん僕らも愛用しています。

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そんな2等寝台が当たり前になりつつあったんですが、一度、「予約席を取るなら2時間後」といわれて、それまで待つのがイヤだったので、2等自由席に乗りました。カジュラーホーのそばにあるジャンシーからアーグラーまでの3.5時間だったんですが、体験しました! 自由席!!

この自由席は、通称、「すし詰め車両」!

もうスペースがあれば、どんどん人が入っていきます、入ってきます。ひとり用席に、2人、3人は当たり前に座っているし、荷台スペースらしき、網棚も人でぎっしり。特に外国人の僕らが乗っていると、もう珍しいようで、ジロジロジロジロぉ〜 視線の嵐、注目の的です! 庶民的な人が多くて、道中楽しかったりすんですが、人との接触が多くて、なかなかゆっくりできない気もしますね〜

46train06.JPG

それぞれのクラスにそれぞれの物語があるような気がするインドの列車。36時間の長旅対策として、今回購入したのは、「SUDOKU」! 70問もついて30ルピーという安さなんです。退屈しのぎには最高でした!

チェンナイ(マドラス)−コルカタ間、27時間がインド最後の列車移動となります。その道中は、どんな列車旅をするのでしょうか? またそれも楽しみです。

きょうさん♂

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■コメント

写真を見ると普通に座れているようですね。

インドの2等自由席は2人掛けの椅子に6、7人がその身をねじ込んでくるという話を聞いたことがあります。

椅子に座れただけ良かったですね。

ただ、20時間以上も一気に移動するのは、勘弁です(笑)

投稿者 ユーイチ : 2006年10月31日 23:05



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