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 ホーム > せかたび日記 > ●インド訪問、第一印象。
2006年10月13日
●インド訪問、第一印象。

(インドって、どんな国なんだろう?)

期待と不安、そしてたかさんからのメッセージを感じながら、僕ははじめてのインドのコルカタに降り立ちました。

46india01.JPG

(これが、カレーの匂いなのか?)

韓国に着くと、キムチの匂いがするといいますが、ここインドにも、特別のにおいを感じます(ちなみに、韓国同様、悪臭ではありません、ご安心を!)。

出国審査を終え、ターンテーブルで荷物を取り、空港の建物を出て迎えてくれたのは、タクシーの客引きさんたちでした。その数、ざっと15人!夕方5時すぎという時間帯と考えれば、多い方なのかもしれません。

「タクシー?」
「サダルストリート?」 「安い値段で行くよ?」

誰が言っているのか分からないほど、左から、右から、矢継ぎ早に言葉が飛んできます。まぁ、バスよりタクシーのほうがいいと思っていたし、サダルストリートへ行く安いタクシーは大歓迎なんですが、中にはこんな声も聞こえてきます。

「ニホンジン!?」

(正解!)と心で思いつつ、(国籍は関係ないやろっ)とツッコミ。

「ナマエ ハ ナンデスカ?」

(いやいや、まだ自己紹介するには早いやろぉ?)

日本語を話してくれるのはありがたいですが、どうもいきなりの日本語は、“怪しいモード”が作動してしまいます。

46india02.JPG

機内で出会った日本人大学生ふたり、それに韓国人とも、安宿が集まるサダルストリートへ向かうので、僕らと一緒に5人でタクシーに乗ることになりました(交渉の末、1台260Rs/約702円)。

英語を話さないタクシードライバーさん。(身体が大き目ということで)助手席に座らせてもらった僕は、彼のドライビングテクニックにおびえつつ、(これがインドなんやぁー)と感じるのです。

動き出して、わずか10秒後にクラクションが鳴ったと思ったら、そこから鳴りっぱなし!!ピィー ピッピィ〜!!(プー!と書こうと思ったけど、かなり耳障りなので、ピーのほうがイメージに合います)

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コルカタ空港からサダルストリートまでの道は、片側2〜3車線分。というのも、車線が引かれているわけではなく、車幅を意識して走っている車もいっさいないので、隙間さえあれば右に左に車を動かすような感じで進んでいくんです。そりゃ、クラクション、鳴りっぱなしですわぁ〜

エジプトの交通事情もかなり激しかったですが、ここカルカッタもかなりの迫力!タクシーだけではなく、一般乗用車、それにバスもそんな様子で走っているんですから、車内でゆっくり会話をする気にもなれませんでした。

46india04.JPG

そんな耳障りのクラクションにインドを感じる一方、排気ガスなどの空気は、ウワサどおり汚れています、、、どんよりと、雨雲に覆われたような暗さは、怖いイメージさえも感じてしまいました。窓を閉めれば多少マシかもしれませんが、なんせ暑いので、窓は開けないと耐えられない。

なので、車中に入り込む汚れた空気を避けるため、タオルで鼻を口を隠しながらの走行でした。

僕は、高校時代に鼻腔の手術をしたほど、鼻呼吸が苦手で、もっぱら口呼吸なんです。タバコの煙に囲まれるのも苦手な性質なので、この空気の元では暮らしていけない、、、と思っちゃいました。


46india05.JPG

タクシーが信号待ちで止まっていると、前から物乞い人がやってきました。狭い車間を縫うように、1台、1台と窓ガラスをノックしています。

何もはじめてみる光景ではなく、この旅中で幾度と遭遇してきたことです。ただ、何かが違う・・・。


あっ!

右腕がない・・・。

10代半ばの彼の身体は、右肩から何も出ていませんでした。そして、左腕いっぽ・・・

左腕は、手首まで。僕が当たり前のように持っている手のひらを、彼は持っていなかったのです。それでも淡々と歩き、慣れた様子で窓ガラスを叩いていっています。

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(こ、これがインドなのか・・・)

僕は、胸に抱えていたカメラを持つ手が、固まってしまっていました、、、 やがて、僕らのタクシーにやってきました。

物乞いさんがやってきたら僕は、「No」と手や首を振ったり、「あげない」と言ったりします。でも、彼が窓ガラスを叩いてきたとき、僕は、怖くて、彼の顔を見ることができませんでした。無視してしまっていたのです。


「きょうさん、まだまだやで」

(この光景だけで驚いていたら、インドは旅できないよ)という感じのたかさん。(たかさんは強い人だ)と思うと同時に、自分の弱さを感じた瞬間でもありました。


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40分でサダルストリートに到着。想像していたよりも狭い道幅のサダルストリート。いたるところでチャイを勧めてくれます。人力車やタクシーに乗らないか? 明日はどこへ行くのか? 誘ってくる人でいっぱいです。

この人たちに、見栄や恥ずかしさってのを持たないんやろうなぁ・・・そんなことを思います。自分たちが生きていくために、お金を得るために、貪欲に生きているように感じました。

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『地球の歩き方』が買いたくて、サダルストリートの古本屋さんを何軒か探し回ったんですが、なかなか見つかりません。それでも、「ほかのガイドブックならあるよ」「古くても内容は変わってないよ」と熱心に勧めてきます。そして簡単には値引かない! かなりフッかけてきているんだろうと思いますが、商売上手な雰囲気が感じられました。

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それにしても、よく見られます。

注目される、というんでしょうか?

僕らが動物園のおりに入って、インドの人たちは、おりの外から見ている様子。じっと見つめられると、

(そんなに見んどいてぇ〜)とお願いしたくなるんですが、時に、ひそひそ話をしていたり、笑っていたりされると、ムカついてもきます。


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僕らは、今からおよそ1ヶ月間のインドめぐり、また、ここコルカタに戻ってきます。そのとき、人々の雰囲気や同じ騒音を聞いて、自分たちがどう感じているのか、その感じ方は変わっているのか、それが、とても楽しみです。僕は、貪欲に、インドを見て行きます!

きょうさん♂

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■コメント

おそらく、その手の平が無かった人は自分で切り落としたか、身内に切り落とされたかのどちらかと思います。

インドは世界最貧国レベルの国。
しかし、数多くの観光客が来る国でもあります。
だから、そういう人たちを狙い、同情を買うために
親が我が子の手首を切り落とすケースが後を絶たないらしいです。

もちろん全部が全部そういう理由だとは思いませんが、それがインドの現実だそうです。

投稿者 ユーイチ : 2006年10月21日 11:42



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