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2006年11月15日 |
●世界遺産ボロブドゥール
インドネシアに行くからには見たかったのが、ボロブドゥール遺跡。世界3大仏教遺跡のひとつと言われているボロブドゥール遺跡(ほかに、カンボジアのアンコールワット遺跡、ミャンマーのパガン遺跡)。世界遺産にも指定されています。
古くは、中国、インド、タイをはじめ、世界各地から、多くの仏教徒が、何日、何週間、何ヶ月もかけてやってきた聖地である、ボロブドゥール。今では多くの観光客でにぎわっています。
昔の人々はボロブドゥールに着く前に、近くにあるムンドゥ寺院に立ち寄ったそうです。そこには動物に例えた「仏教の教え」が彫刻で表されています。そこで人々は多くの学びを得ていました。
「2羽の鳥がつかんだ棒を咥えてぶらさがっている亀」の彫刻。
鳥にぶらさがる亀の姿を見た人間が「鳥は頭がいいなぁ」と言います。するとそれを聞いた亀が「違う!これを思いついたのはオレなんだ」と言おうとして、口を開けた瞬間、落ちて死んでしまいます。
その彫刻から、「エゴは死に至る」ということを教えられます。
「雨に濡れた猿と、巣の中にいる鳥」の彫刻。
雨に濡れて寒がる猿に向かって、巣の中にいる鳥が言います。「お前も、雨が降る前に巣を作っておかないから、そうなるんだ」と。それを聞いて怒った猿が、鳥の巣を壊してしまい、共に雨に濡れてしまいます。
その彫刻から、「余計なお説教は痛い目に遭う」ということを教えられます。
「ライオンのそばにいる猿」の彫刻。
鳥を怖がるライオンに対して猿が言います。「オレが付いているから大丈夫だよ」。それでも怖がるライオンに、「じゃぁお前のシッポを巻きつけておいてやろう」と、猿がライオンのシッポにくるまります。それで鳥に近づいた瞬間、怖くなったライオンが逃げ回り、猿が轢きずられてしまいます。
その彫刻から、「力のありすぎるものと一緒にいると、ひどい目に遭う」ということを教えられます。
「ねずみに何か言っているネコ」の彫刻。
ネコがねずみを騙そうとしてお坊さんに化けて近寄ります。それを見抜いたねずみがネコにこう言います。「首に鈴をつけたほうが、お坊さんらしい」と。その通り首に鈴をつけたネコ。これで、鈴が鳴ると、ネコが近づいてきたことが、いつでもねずみには分かるようになりました。
その彫刻から、「騙そうとするものは、簡単に騙される」ということを教えられます。
「頭が2つに分かれている鳥」の彫刻。
身体がひとつで、頭がふたつある鳥。上にある天の鳥は、いつも木の実を食べているのに、下にある地の鳥は、いつも地面に落ちているモノしか食べられません。そんな違いにガマンしきれなくなった地の鳥は、毒の実を食べて死んでしまいます。
その彫刻から、「災いを作るのは天の鳥、犠牲になるのは地の鳥」ということを教えられます。
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ムンドゥ寺院で観られるこれらの彫刻。動物に例えられているとはいえ、どれも人間が生きる社会でも当てはまることばかりです。仏教徒は、ムンドゥ寺院でそうした教えを学んだあと、いざボロブドゥール寺院を目指します。
エジプトをはじめとする中東やアジアでいくつかの遺跡を見てきましたが、ボロブドゥールの特徴は、規則だった形をしていること言えます。下方は正方形、上方は円形という構造は、遠い空から見下ろすと宇宙船のように見える気もする不思議な形です。
ボロブドゥール遺跡は、一辺が120メートルの正方形。4つの回廊を持つ層と、3層の円壇によって積み重ねられた合計7層のピラミッド構造になっています(最下部を含めると全8層)。そして、回廊部を「彩色の世界」、円壇部を「無色の世界」と分けているようで、構造もまるっきり異なります。
ボロブドゥール遺跡を訪れた仏教徒は、まず、仏陀(ブッダ)の誕生から出家の様子などが彫刻によって描かれている第1回廊を歩いて周ります。彫刻は、上下2段、左右の壁に描かれているので、時計回りに4周まわります。
「悪顔」の彫刻なんて、まさにそのもの!って感じで、表現上手な彫刻はお見事でした。第1回廊の次は、第2回廊に上がって2周、第3回廊、第4回廊でも2周ずつ、合計10周を周って、ようやく円壇部へ上るんです。
僕らが訪れた日もそうだったんですが、ボロブドゥールには日陰がないので、日が昇るにつれて、暑さも上昇!太陽に照らされつづけていると、体力も奪われていく気がします。
「あつい、なぁ・・・」
だから、帽子、サングラス、そしてお水は必須。そんな高温のもとで、10周まわるだなんて、簡単にはできません!
それも「彩色の世界」部だけで、その後、ようやく「無色の世界」の円壇部にやってきます。ストゥーパとよばれる仏塔がいくつも点在してる様子は、ボロブドゥールを代表する光景ですね! この円壇部、第1円壇、第2円壇のストゥーパには、菱形の窓が設けられています。これは「不安定な俗界」を表していて、第3円壇の四角い窓は、「賢者の心」を表しています。
で、これらのストゥーパの中を覗いてみると、仏像が安置されているんです。頭がない仏像がほとんどなんですが、どれも外側を向いていて、ここでも規則正しい構造を感じることができました。
頂点に立つ大ストゥーパをはじめ、たくさんのストゥーパが並ぶ「無色の世界」の円壇部。ぐるっと周っても、30秒もかかりません。でも、この場所を目指して、世界各地からやってきた仏教徒の気持ちを想像すると、実にほっとさせてくれるような場所であったと思います。
周辺をほかの建造物に囲まれるという騒々しさもなく、緑に囲まれたボロブドゥール遺跡は自然と調和している様子があります。また、建設した人や、建てられた時期がはっきりしていないことや、火山灰が積もったとか、土に埋められたとか、謎めいた話も残されているボロブドゥールを眺めていると、神秘的に感じる部分もあります。
ここを訪れた人がそうであったように、先の「動物たちの彫刻の教え」をはじめ、このお釈迦様の教えを学んでいきたい・・・そう思ったボロブドゥール遺跡でした。
きょうさん♂
【ボロブドゥール観光ガイド】
ボロブドゥールから朝陽が見たかったんです。でも、ボロブドゥールが開門する午前6時は、すでに日の出後の時間。(無理なのかぁ・・・)と思ったら、敷地内の「マノハラホテル」が主催するサンライズツアーがあります。それに参加すれば、開門前の午前5時に中に入れてくれて頂上ストゥーパから眺めることができます(僕らはあいにくの天候で見られなかった、、、残念っ)。●「マノハラホテル」は周辺のお宿やホテルに比べて割高ですが(ダブルで350,000ルピア/約4,550円)、ボロブドール遺跡への入場料(通常11ドル)は無料になるし、ボロブドゥールのビデオを見せてもらえるし、サンライズツアーも宿泊客は格安で参加できるし・・・。時間に余裕があって、ボロブドゥールに何度も行きたい人には、絶対
オススメのホテルです!※僕らは3回もボロブドゥールに通っちゃいました〜
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2006年11月14日 |
●マクドナルドにRICE
インドネシアのジョグジャカルタで宿探しをしていると、マクドナルドを発見! 暑い中、歩き回っていたこともあり、のどが渇いていたこともあり、腰を下ろしたいこともあって、マクドナルドに入りました。
うう〜ん! 久しぶり!
アジアでは、バンコクでマクドナルドをみかけたけど、タイは、屋台で美味しいものがいっぱい食べられるから、マクドナルドに行こうなんて思いもしませんでした。インドでは見かけなかったなぁ〜 ・・・デリーへ行かなかったから?
↑写真は、タイのバンコクで見かけたマクドナルド
だから、マクドナルドに入るのは・・・ ヨーロッパ以来!
コーラー、うまいですね! 冷たくて、炭酸が効いていて、最高ぉ〜 ソフトクリームまで食べちゃって、すっかりリラックスさせてもらいました。
ジョグジャカルタでうんまい店を見つけられない僕らは、マクドナルドの味をしめたのか、翌日も行ってしまい、ランチを注文! チキンが食べたくて、スープを飲みたくなったので、コンビになったセットを頼んでみました。
衣がバリバリついたほかほかのチキン! そして、あったかスープにオムレツ。。。
・・・で!
RICE。
えっ!? ライス?
包みを開けてみてみると、そのまんま、ライスです!
(マクドナルドでご飯が食べられるとはぁー)
ごく普通のおいしいお米。チキンとスープと一緒に食べると、バリューセットというより、「定食」ですね。
インドネシアの人って、インドと同じようにご飯を手で食べる習慣があるようで、このライスも手づかみです。だから、箸はもちろん、ライス用にフォークとかってついていないんです。まぁ頼めば貸してくれるんでしょうけど、インドの名残があったのか、がんばって手で食べちゃいました。それもまたオイシイですね〜
お店の入口には、ボディーチェックの係員が。危険物を持込んでいないか確認しています。僕らのような、いかにも観光客は、ノーチェックでしたが・・・。やはり、露店よりも高めの値段設定のこともあり、お客さんの入りはボチボチといったところ。それでも、ツーリストだけでなく、現地在住らしき、インドネシア人も大勢いたので、マクドナルドも十分浸透していることが分かりました。
次に来たときは、ナシゴレンがあったりして・・・
きょうさん♂
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2006年11月12日 |
●12年前にタイムスリップ
インドネシアにやってきたのは、学生時代の旧友、カズがいるから。彼とゴルフをするため?に、ジャカルタへやってきました。
カズと出会ったのは、東海大学ゴルフ部(神奈川県平塚市)。確か、新入部員は25名ほど。ほとんど関東在住者でしたが、僕は兵庫県から、カズは長野県からと、地方から来て大学に通っているのは5人ほど。お互いひとり暮らしとうこともあって、すぐに仲良くなりました。
平日はゴルフ部の練習(といっても筋力トレーニング中心)。週末は、近くのゴルフ場へキャディのアルバイト。キャディの仕事が終わったらタダでプレーをさせてもらえるんです。部屋にはゴルフ雑誌が散らばり、アルバイトがない日は、東京御徒町へ赴いては中古ゴルフクラブの模索。そんな毎日を繰り返していました。
ゴルフ部は、関東大学ゴルフ連盟に所属していて、春と秋に大きな大会があります。僕が1年生のとき、他校日本大学4年生には丸山茂樹がいて、皆の前で優勝スピーチをしました。「うちに勝ちたかったら、うち以上の練習をしてください」と。すんごいオーラが漂っていましたね。と、同時に納得させられた言葉を今もはっきりと覚えています。日大以外にも、片山晋吾や宮本勝昌など、プロゴルファー予備軍はぞろぞろといたんですね。
入部時に25名いた部員ですが、卒業時には、僕とカズを含めて9名になっていました。同期が辞めていくたびに淋しかったですが、それだけ残っている部員は結束が固くなっていた気がします。明けても暮れても、ゴルフのことばっかり・・・。カズとはゴルフ付き合いだけではなく、3年生の冬には、一緒に香港へ行きました。
僕の、初海外旅行。当時、香港に住んでおられたカズの両親を訪ねたんです。カズのお父さんもゴルフが上手。3人でゴルフをしたり、素敵なレストランで美味しいものをたらふく食べたり、香港の夜景を撮ったり。なんだか、今と変わっていない部分もあります(笑)が、そのころも、幸せな日々を送っていました。。。
卒業してからは、僕は広島へ。カズは東京の会社へ就職した後、すぐにインドネシア赴任となりました。それからは、たまのメールや年賀状でお互いの近況を報告し合う間柄になっていたのです。
●
さぁ、12年ぶりの再会!
わくわく、どきどきぃー!!
カズはすぐに分かりました。
「変わってないなぁ〜」
ちょっとふっくらしたような気もしますが、学生時代と同じですね。それって、ゴルフ焼け?と思えるいい色の肌は、健康そうで何よりでした。
カズの奥さんはインドネシア人。写真を拝見したことがあったのですが、実際に会っても可愛らしいお方。3人の子どもたち(6、4、2歳)も奥さん似?で、可愛いんです〜(笑)。
(ちょっと、人見知りしなさすぎなんじゃないのぉ〜)と、思うほど人なつっこい子どもたち。4歳の男の子なんて、僕を遊園地代わりに。“たかい、たかいぃー”だけじゃ、物足りないようで、サーカスのような、中国雑技団のような、アクロバット的な動きに喜んでいました。いやぁ〜 子どもたちと遊ぶって疲れるけど、楽しいですね〜 何にでも興味を持つ子どもたちだけに、教える親は大変だと痛感します。。。
念願のゴルフ日となりました。
「おもしろいゴルフ場をヨロシク!」
そんな僕の頼みに、カズが用意してくれたのは、ジャカルタの山を望めるリドゴルフクラブ。すばらしかったぁ〜 何が素晴らしいって、まずグリーンが締まっている! ボコボコグリーンじゃ1メートルのパットも不安になりますが、こんなに締まったグリーンだったら、3メートルでも狙える! 2段グリーンが多く、アンジュレーションは激しく、一筋縄では攻略できませんでしたが、大そう楽しませてくれるグリーンでした。
インドネシアのゴルフ場は、増加する人口に伴う雇用問題もあるようで、キャディさんが、1プレイヤーに1人付くんです。だから4人のプレイヤーと4名のキャディさん。今回は、たかさんも同行してくれたので、スタッフの方と共に10名で、まるで大名行列〜
あと特徴といえるのが、OBゾーンなどに球拾いがいるんです。でも、ゴルフ場のスタッフじゃなくて、ゴルフ場の周りに住んでいる少年たち。日本じゃ、ゴルフコースに部外者が入っているって考えられないことですよね。それが、インドネシアでは当たり前なんですって。OBに打ち込んだときには、走って取りに行く少年たち。で、取ってきたら、ひと言「2,000ルピア!」だって。取って来るだけでお小遣い稼ぎですね。ほとんどのプレイヤーは買わないので、そのボールは彼らのものになります。そして、中古ボールとして彼らが売っています。なかなか商売上手なインドネシア人だなぁ〜
初のカート運転で楽しんでくれたとはいえ、たかさん、暑い中、一緒に回ってくれてありがとう!
肝心のスコアは・・・
86(44−42)。
ゴルフが日常化している彼には惨敗となりましたが、昨年イギリスでプレーして以来のゴルフと考えればは、上出来! プレー後には、ビールジョッキを傾けて、(あぁ〜旨いなぁーー)。こんな姿、学生時代には考えられなかったことで、お互い、おっちゃんになったもんです(笑)。でも、ゴルフ談義に花が咲くのは、学生時代とおんなじですねぇ!12年以上前の生活が、つい最近のことのように思い浮かんできていました。
片や、3児のパパであり、片や、旅する放浪者。卒業後12年の過ごし方の違いは明らかですね(笑)。次に会えるのはいつだろう? そのころには、地に足をつけていたいと思う今日この頃でした。カズ、ありがとぉ〜
きょうさん♂
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