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きょうさん、たかさん
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2005年10月17日 |
●ポルトガルの魚もうまい
・まったく行く予定がなかった街
・あまり知られていない街
そんなセシンブラ[Sesimbra]の街で、魚を食べてきました。きっかけはこちら
「魚を食べる」ってどんなイメージがありますか?
やっぱり刺身ですかね?それともお寿司?
日本では、小樽や沼津、金沢をはじめ、魚のうまい街はいっぱいあります。新鮮だからこそ、生で食べられる!みたいな印象があるので、刺身やお寿司を想像してしまうんですが、ここはポルトガル、どんな魚料理が食べられるんでしょうか?
街というより、村です。でも村というと、どうしても山の中の村をイメージしてしまうので言いかたとしては街がしっくりきます。漁港だけあって、海のそばにあるし、建物は白壁が多いので、とってもおしゃれな街。
で!驚いたことは、やってくる車の数なんです。午後3時過ぎだというのに、続々と連なって到着です。その割りに駐車スペース(路上パーキング)があまりないので、小さい街の狭い路地を、皆、ぐるぐる回りながら停める場所を探しているんです。なんか椅子取りゲームみたいでした。
ようやく駐車場を見つけて、セシンブラ散策。
ありました!ありました!砂浜に面した道路はレストランが並んでいます。お客さんは、服を着飾って(ボクらからすると、みんな着飾っている?)、ワイングラスを片手に笑っています。いやいや・・・談笑しています。
うわぁ〜おっしゃれぇっ!
レストランは選ぶのに困るほどたくさんあるんです。そんな中からどうやってお気に入りを探すか?
そりゃ、お客さんがたくさん入っているお店は、評判もいいんだと思うんですが、メイン通りのお店は値段も高いはず!ある程度の予算がある「せかたび」ではコスト意識も大事です。そこで裏路地で人気のお店を探すことにしました。
街はフリーマーケットも開かれていてとってもにぎやか。メイン通りはお客さんでいっぱいのお店が多かったんですが、裏道に入ると差が激しい!目立たないのか美味しくないのか、ほとんどのお店がガラガラです。(こりゃ、商売やっていけるのかな?)なんて心配をしていると・・・
路地に出て、パタパタとあおぐおじさんの姿を見つけました。まるで炭火を熾しているような様子です。近づき、店の中をさりげなくのぞくと、な、なんと!この裏路地なのにお客さんがいっぱい。それも着飾るにはほど遠い普段着!?ボクらにぴったり!?
値段表を出していないのが気になったんですが、まずは「空席探し」と尋ねてみると、ひとりの男性が横に動いてくれて、ボクらふたりが座れるスペースを作ってくれるんです。では喜んでお世話になりましょう!と着席。カウンターには、ガラスケースに並んだ魚がずらりと並んでいます。
でも魚の名前なんてよく分からない。こんなときは食べている人の料理を見て、うまそうなものを注文するのがよし!と「あれを・・・」と注文します。でもポルトガル語ではなかなか通じない、、、そこで横の男性(おじさん)が、英語で通訳をしてくれるんです。やさしい! ボクが注文したのがもうすぐ来るよ。それはとってもおいしいからそれを見てから決めてもいいんじゃないか?と言ってくれます。
そうこうしているうちに、料理が運ばれてきました!ジャッジャァーン!魚をじっくり煮込んだ料理がボクらの目の前に置かれます。厳密に言うと、となりのおじさんの料理だから、ちょっと横なんだけど、なんせ狭いテーブルだからまるで三人で食べてねといわんばかりの微妙な位置なんです。白身魚がじっくり煮込まれて、からし色。それに身がぱんぱんにふくらんでいるんです。あぁよだれが・・・
こんなにうまそうな料理を目の前に置かれて、食べないわけにいかない・・・
ではこれをひとつ。
もうひとつは、うしろの男性が食べている焼き魚を。となりのおじさんの通訳のおかげで注文は完了!いざ料理を待ちます。となりのおじさんは、この街で働いているそうで、よくこのお店に来るんだそうです。常連さんみたいで、オーナーさんに紹介までされちゃいました。でもポルトガル語はさっぱり分からなかったけどね。
「日本も魚が美味しいと思うけど、ポルトガルも美味しい国なんだよ」。
日本へは行ったことがないけど、テレビで見てよく知っているんだそうです。自分で魚を選んで注文できるとか、このお店はうまいし安いとか、リスボンもいいけど大きすぎてこの街のほうが住みやすいとか、いろんなことを話してくれます。
さぁ料理がやってきました!お皿からこぼれそうなくらいにボリュームたっぷりの料理です。それに焼き魚も白身が光っている!
ほんの塩味程度のうす味。それだけに白身の味がよりうまいんです。横でおじさんは(うまいだろう・・・)と笑っています。付け合わせのポテトも味がしみこんでいてほくほく食べちゃいました。
魚といえば、刺身やお寿司のイメージが強かったんですが、セシンブラの魚の味はきっと思い出に残ります。それもおじさんという調味料を感じられました。ごっつぁんです!
予定していなかった街へ行き、その地をよく知る人に出会い、新しい食べ方を知る。これこそ旅の醍醐味ですね。
きょうさん♂
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2005年10月16日 |
●リスボン市内は見所満載
大都市の観光は苦手なふたり。カントリーサイドと言われる田舎の方がゆっくりできて好きなんですね。
だから本当は、ポルトガルの首都リスボンに寄ることを考えていなかったんです。
でも、あの有名な冒険家「バスコ・ダ・ガマ」が、ここリスボンから出発してインド航路を発見したと聞いたので、博物館や、出発した場所のモニュメントなどがあるかもしれないということで、寄ることにしたんです。
朝9時頃にリスボンのインフォメーションセンターに行き、情報収集! 世界遺産である「ベレンの塔」や「ジェロニモス修道院」の場所を確認します。
そうそう、私たち夫婦は、ガイドブックを持ってきていないんですよ。だって、全世界のガイドブックは買えないし、持ってこれないし。なので、その都市や街に着いたら、一番にインフォメーションセンターに行きます。
インフォメーションセンターでは、たくさんの情報をもらい、なんと、この日は日曜日なので、博物館などの入館料が無料(ヤッタァー!)
さっそく市内散策開始!朝が早かったこともあり、観光客も少なめ。
バスコ・ダ・ガマを記念して建造された「ジェロニモス修道院」では、ちょうどミサが行われていて、独特の雰囲気に包まれていました。天井がとっても高くて、造りが凝っています!ヨーロッパの修道院とか大聖堂は、みんな凝っていますね。
バスコ・ダ・ガマの偉業を称えて建てられた「ベレンの塔」は入館料無料で海を眺める光景はとってもきれいでした!昔は、大波に囲まれる要塞だったんですよね。今はあんまり感じないけど・・・。
そのあと外観にエンリケ航海王子の大きな彫刻がある「リスボン新発見の記念像」へ行ったんだけど、意外とつまらなかった、、、(悲)。もっとバスコ・ダ・ガマに関する情報があると思っていたから・・・。その博物館を作った過程などの展示が多かった。
その後、ブラジルのリオデジャデイロでも有名な大きなキリスト像{CastroRei]がリスボンにもあったんです(ビックリ!) 新婚旅行でブラジルへ行ったことを思い出しました。
やはり、昔、ポルトガルがブラジルを支配していたから、同じようなものがあるのかなぁ〜? 山の上にあるキリスト像は、それはそれは、最高の景色なんです!
思っていたより、見所満載のリスボン!天気もよくて、じっくりたっぷり観光ができました。次のマドリッド(スペインの首都)も外せない!?
たかさん♀
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2005年10月15日 |
●欧州大陸最西端、ロカ岬
ロカ岬は、ポルトガルの首都リスボンの少し北にあります。
ノールカップ岬(ノルウェー)といったほかの端っこ観光地よりも観光化されていませんでした。何となくさびしい感じがしたんですけど、これがまた田舎っぽくて良かったんですね。十字架の碑が先端にあり、灯台がって、お土産屋さんがひとつあるだけ。あとは、断崖絶壁!端っこの目の前は、もちろん海!海!海!見渡すかぎり海!
「あぁ〜 この向こうにはアメリカ大陸かぁ〜・・・」っときょうさんが言ったとき、いまいちピンとこないけど、地球は丸いから、この先はアメリカに続くんだよなぁ〜って改めて思いました。
さてさて、私たちの唯一のお土産、ピンバッチを買うことに!やっぱりちっちゃなお土産屋さんは、ピンバッチも15種類くらいあるのに、ロカ岬[Cabo da Roca]と書かれたのピンバッチはひとつしかない。選ぶ余地なし!
3ユーロで購入し、早速きょうさんは、自分の帽子につけては、喜んでいる様子。
それにしてもどうして、人間は端っこが好きなんだろう??
何でもそうだけど、例えば、電車に座るときも、だいたい端っこから埋まっていくような。。。落ち着くからかなぁ?? もう先に進まなくもいい安堵感みたいな感じがあるからかなぁ??
私にとって、一番端っこっていうのは、「達成感」みたいな感じかなぁ。。。 それに、一番端っこがどんなところか見てみたいしね!
次は、アフリカ大陸の一番南、喜望峰へ向かうぞぉ〜
東西南北の端っこをみたぁーい!!
ん?ところで、最東端ってどこだぁ〜?? 地図で見ると、ロシアのチュコト半島?
行かれた方いらっしゃったら、どんなところか教えてくださ〜い!
たかさん♀
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2005年10月13日 |
●これがポルトワインの味
ポルトガルの田舎道を走っていると、山の傾斜沿いに田んぼが見えてきます。あたり一面、田んぼだらけ。ネパールの山を思い出すくらい、視界に見えるのは田んぼばっかり・・・。
(へぇ〜 ポルトガルって米も作ってるんだぁ)
そんな間抜けな自分に気づくのに時間はかかりませんでした、、、
よく見ると・・・ それらはすべて「ぶどう畑」。ポルトガルのぶどう畑は、山の斜面にあるんです。フランスのボルドー(シャトー)には山がなく、一面、平地にぶどう畑があったんです。だからぶどう畑のイメージって、「平らなところ」だったんですね。
残念ながら刈り取りのタイミングではなかったので、見ることはできませんでしたが、この斜面での収穫は大そう大変なはずです。
ボクらが車を走らせたのは、ポルトの街に流れるドロウ川の上流レグア[Regua]の街。このあたりは、ナショナルロードと聞いていたので、どんな景観が楽しめるかとわくわくしてやってきたら、目に見えたのは、田んぼに見間違えたぶどう畑だったのです。
インフォメーションセンターで詳細を聞いてみると、このレグアの街はポルトワインの産地。ここで造ったワインをポルトの街へ運んでいるのだそうです。どうりで観光バスもたくさんやってきているわけです。ポルトワインは、ポルト市だと思っていたので、意外な事実を発見しました。
そしてドロウ川沿いにナショナルロードを進んでいくと、「ナショナルロード」と呼ぶにはほど遠いでこぼこ道。離合がやっとの狭い道、雨で水は氾濫。びっくりです。そんな道でも、道の左右にはぶどう畑がいっぱい! 収穫で儲けたのかどうか分かりませんが、立派なお家も見かけました!
これだけぶどう畑があって、雨にも困らなければ、いいぶどうができて、いいワインが作れるんだと思います。
フランスでイギリス人夫婦のおうちにお世話になったときに、ポルトワインを飲ませてもらったんですね。とってもお酒好きの夫婦で、ブランデーから、赤や白のワイン、何種類のビールと、たくさん飲ませてもらった中のひとつでした。
ワインなんていっぱいあるから、味の違いなんて分からない・・・。そう思っていましたが、ポルトワインは甘かった。
実際、ポルトにやってくると、スーパーマーケットには、何種類ものポルトワインが販売されています。そしてワイナリーがポルト市の一角を占めているんです。「ポルト=ポルトワイン」の図式は成り立っているんですね。
旅中で知り合ったオーストラリア人に「見学と試飲が無料でできる」と聞いていた「CROFT」のワイナリーへ行ってきました。観光客10人くらいで工場内見学。ポルトガル人スタッフが英語で案内してくれます。
段々畑を手で収穫している写真があったり、大きな樽の中のぶどうを皆で踏み続ける写真が貼られていました。確か、歌い踊りながらぶどうを踏み続けるのはワイン特有の造り方ですね。でもスタッフのジェームスは、「この写真は笑っているけど、2時間もすればみんな笑わなくなるんですよ。匂いと疲れでそれどころじゃなくなるから」ですって。
鍵がかけられた蔵を開けてもらうと、床から天井まで、年代別にワインがぎっしり保管されていました。ほこりをかぶっているけど、価値ある品ばかりなんですって。1851年のポルトワインの値段・・・200万円!どっひゃぁ〜
質問コーナーがあったので、ジェームスに聞いてみました。
「なんでポルトワインは、ほかのワインと違って甘いんですか?」
ジェームスの答え:「ほとんどのワインは、砂糖を発酵させる期間が6日間だけど、ポルトワインは3日間と短い。だから砂糖の甘さが残っている」と。へぇ〜 そんな日数で甘さが変わるもんなんですね。はじめて知りました。
さぁお待たせしました!最後は試飲タイム。グラスを用意してくれて注いでくれます。
まずは白ワインから〜 まわりの人に合わせてグラスをゆらして香りを嗅いで・・・(似合わないなぁ、、、)。口に含んで・・・ おぉぉっ ニガイ!これが本物の味なのかぁ〜
そして赤ワイン 「チョコレートやチーズと合いますよ」と紹介されます。うんっ!おいしいぃっ! コクと言うんでしょうか、濃いと言うんでしょうか、濃厚な味を感じます。おいしい!白ワインより飲めました!
ポルトワインのほとんどの銘柄が、ここポルト市にワインセラーを出しているんじゃないでしょうか。一日中歩いても行き尽くせない数です。ボクらはここ「CROFT」だけでしたが、機会があれば別のポルトワインも飲んでみたい!
言葉のイメージが先行しているモノも、旅を通じて、現地で触れてみると、より味わい深くなりますね。
きょうさん♂
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