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2005年05月31日
●北京の雰囲気はバスから

「北京」を感じるならどこがいいか?何がいいか?

この世界一周旅行の第一訪問都市で4日間を過ごしながら、ずっとそんなことを考えていた。市場へ行って買い物をするのが分かりやすいかもしれないが、正直ビビってしまった。北京の中心地から数キロ離れただけで、意外にも発展途上国の雰囲気があったからだ。貧富の差をビシビシ感じる。無理をせず、旅のはじめはスロースタートにしておこうと思った。

そんな中で、「これが北京だ!」と感じたのは、人々の生活の一部となっているバスだった。地下鉄にもタクシーにも、リクシャーにも、バイクにも乗ったが、一番よく乗ったのがバス。実に安い。ほとんどが1元(=約13円)で目的地まで運んでくれる。特急バスでも2元(=約26円)だ。それだけに利用する人の数はハンパじゃない。

朝も晩も通勤ラッシュに重なったが、それはもうすごかった!日本でおなじみの整列乗車とは無縁だ。停留所にバスが近づくと、人々は一気に扉へ押し寄せ、乗っていく。特売日スーパーの開店時間みたいだった。本数も結構走っていると思うのだが、人の数が多いので、どのバスも満員。道路を走るバスを見ていても、空調が利かず開いた窓から人の顔がぎっしり見えてくる。それは乗ってみても同じだ。狭いバス車内は、ぎゅうぎゅう詰めだった。それでも車掌さんは、料金をきちんと支払ったかどうか確認している。抜けめがない。

北京の人から見れば、ボクらが異国の人であることなんてすぐ分かるみたいだ。持っているものから服装までチラリと見てくるまなざしが気になった。でもそんな視線もはじめだけ。5秒も経てば、すぐに彼らの世界に戻っていく。バスの車内は、北京の人の生活を感じられる。どれだけバスが揺れても、急ブレーキがかかっても、じっと新聞に読み入っている人がいる。ウォークマンに聞き入っている人もいる。お化粧をしている人、携帯メールを見つめている人、友だちとおしゃべりが盛んな人、子どもをあやしている人、眠っている人。こうやって書けば日本と同じ現象。でもどことなく雰囲気は違う。何万キロ走ったのだろうかと思う旧式バスのため暗くなった車内に、皆、自分の世界を持って溶けこんでいるような感じだった。

それでも、分からないことを聞けば親切に教えてくれる。降りる停留場を知りたかったので、漢字で書いたメモを見せたら、「まだだよ。」「次だよ」。そうやってジェスチャーで示してくれた。車掌さんだけでなく、乗っている人もそうだった。自分の世界を持ちつつ、周りとも共存していく。そういう意味で、北京の人は分かりやすいと思った。

前に乗れば、フロントガラス越しに近づく車とぶつかりそうなスリルを味わえる。後ろに乗れば、車線変更が盛んな車の流れが見える。もちろん、どちらもクラクションいっぱいのおまけつき。

間違いないのは、乗るのも降りるのも躊躇してはいけない。どんどん前へ進むこと。そうすればすぐに北京のバスに溶けこめる。それが北京でのバスの乗り方だ。北京のバスを乗りこなせれば、北京の深い世界が見られる、そんな気がした。

きょうさん(♂)


2005年05月30日
●大都市「北京」の光景

全てが漢字の国中国。しかし、日本製品や欧米製品は当て字のような漢字が多い。

例えば、お菓子のオレオは「奥利奥」。キャンディのメントスは「曼妥思」とか!そして、日本語もチラホラ。めがねの愛眼や、日本製品がたくさんある。トヨタやソニーは当たり前。食べ物でいうと、セブンイレブンにはグリコのポッキーの限定版まである。ポッキー大の料金は80元(=約1040円)。

そして、どの国にもあるマクドナルドでは、日本では販売していない商品を食べてみた。全体的に辛い感じがした。やはり中国もファミリーであふれていたが、妙におばさん、おじさんも多く、幅広い年齢層のマクドナルド店内の雰囲気。次の日はケンタッキーに入った。KFCでおなじみのカーネルおじさんだ。なぜか、日本のカーネルおじさんとはちょっと違う不気味な顔をしたカーネルおじさんだった。フライドチキン以外に、麺類や丼ものがあり、意外とおいしい。下町で食べた食事やレストランで食べた料理は、全体的に脂っぽい。

以前添乗中ガイドさんに聞いたことがあった。こんなに脂っぽい食事をしている中国人はなぜ痩せいているの?って。答えはお茶を飲んでいるからだって。確かに、中国人はみんな、自前の水筒を持って歩いている。中にはお茶が入っている。しかし、7年経った今、同じ中国人を見ても、若い人たちは、お茶を持っていない。マクドナルドの紙コップを持っているか、スターバックスなどでお茶をしている姿が目につく。水筒を持っているのは、年配の方ばかりのような気がする。

中国だけが、安い安い国と思ったら大間違い。日本でも今は100円均一ショップでモノが安くなっている時代。そういう意味では、中国と同じくらい安いような気がする。

中国の若い子たちは、茶髪にしていて、電車で鏡を出してきて、髪の毛を整えている。日本と同じ光景。やっぱりあと5年もすると、日本は中国に追い抜かされるのだろうか?と感じてしまうのは私だけだろうか。

たかさん(♀)



2005年05月29日
●北京ダックで腹ごしらえ

北京で、万里の長城と並んで楽しみにしていたのが‘北京ダック’を食べること。

(どこで食べたらいいか?)

実は、世界一周旅行出発前に、神戸北野で家族でランチをしたんです。そこの主人に聞いていたんですよ。どこかオススメ店を紹介して!って。そしたら、たった2秒で教えてもらったのが『全聚徳(ゼンシュウトク)』。でもオススメしたのはそこの主人だけではなかったんですよ。昨日の万里の長城日帰りツアーで一緒だったシンガーポール人も、うまい北京ダックを食べた!よかった!と言って店のパンフレットを見せてくれたんです。そこには『全聚徳』って書かれていたんですね。

ふたりに言われたら文句なしでしょう!

行った時間が早かったこともあり、店員さん全員で対応してくれるような優しいお店でした。中国元の持ち合わせがなくて、米ドルで払いたいと言ったんです。本当は無理らしいんですが、奥からちょっとお偉いさんっぽい方が出てきて、換えてくれるって!ラッキィ〜 でも出した50ドル紙幣があまりにもピン札すぎてダメ、日本円ならいいよということで、1万円札を750元に換金してもらい、無事にテーブルへ通してもらえました!

しかし店員さんは北京語。会話ができないぞ、、、と思っていたら、となりのテーブルに座っていた若者が(そう、若者も気軽に入れるいいお店!)、[ May I help you? ]って声を掛けてくれたんです。これには助かった。。。店員さんとの間に立って、通訳。北京ダックはふたりだったら、ハーフで十分でしょう。ほかにもベジタブルはこれがいいのでは?オススメはこれですよ。3品でお腹いっぱいになりますよ。と店員さん顔負けのアドバイスでヘルプしてくれました。ありがたい!ちょうど帰るタイミングだったようで、ボクらにアドバイスしてくれたら、すぐに荷物を抱えてバイバイとさわやかに帰って行きました。心やさしい方はどこの国でもいるもんですね。

さぁお待ちかねの北京ダックが登場!

できあがった北京ダックを目の前でカットしてくれます。見事な包丁さばきで、北京ダックをはいでいきます。そしてお皿にきれいに盛られて、テーブルの上へ。店員さんが食べ方を教えてくれます。卓球のラケットくらいの大きさの皮に、ネギとたれをつけて、北京ダックを2,3きれ乗せて、皮を巻いて、お口にかぶりつきます。うぅぅ〜んっ うまっ! このじっくり焼きこんだダックの歯ごたえが美味い!たれの微妙な甘さもやみつきになります。パクパク・・・途中からお腹いっぱいモードになるくらいボリュームたっぷり! しいて言えば、もっとぶ厚く切ってほしかった。そしたらもっと歯ごたえがあったようにも思います。

記憶にあるかぎり、北京ダックを食べたことがないので、比較のしようがないんですが、うまかったです!あれだけ食べてお腹いっぱいになったのに、こうして書いていたらまた食べたくなってきた・・・ 

北京ダック(ハーフ)、ベジタブル、肉とたまねぎの炒め物、焼き飯(お腹いっぱいで食べられず持ち帰り)、たれと皮。これで153元(=約1980円)。ボクらが行った『全聚徳』は、天安門広場のすぐ東側でしたが、北京にはいくつも支店があるようです。ごちそうさまでした!
カテゴリ: 中国(China) | コメント (0)


2005年05月29日
●天安門は厳重な警戒態勢

「ちょっとリクシャーで市内観光どう?」
「1時間10元で案内するよ!」

今日は北京の市内観光。そうは言ってもガイドがいないので、地球の歩き方とにらめっこしながら散策です。北京の下町を歩きたかったので、胡同(フートン)というエリアを歩いていたら、まぁ呼び込みの盛んなこと!しつこいくらいに言ってきます。やっとひとり交わしたと思ったら、次の人。ここは「断りロード」と名づけたくなるほどにぎやかでした。北京語、さっぱりわからないのでね、、、その点、英語が話せる中国人は強いですね。どんどんコミュニケーションとってくるし・・・。

映画『ラストエンペラー』を観ていないのが悔やむところ。故宮博物館は、その舞台となったらしく、この広い敷地はさすがにすごかった。王宮としては世界最大級らしい。北京の主要観光地だけあって、実に多くの人がやってきていました。万里の長城と二大柱ですね。ボクたち、歴史が弱いふたりなんです。それでよく添乗員やっていたなぁ・・・と思ったりもしますが・笑。歴史の知識が深いとこうした建造物も、より感じることが多いんだろうな〜と思っちゃいました。

楽しみにしていたのが、天安門だったんです。広い天安門広場の北に位置する天安門。毛沢東の肖像が掛けられていることで有名ですよね。一緒に写真を撮りたい!そんなミーハー気分でやってきました。そしたらね、、、警備員がいっぱいだったんですよ。物々しい雰囲気が漂っていて、ずっと立ち止まって写真を撮っているカップルなんて、「動きなさい」って怖い顔して言われていたんです。写真を撮りたい気持ちはどの国も一緒ですね。予想以上に、デジカメ普及率が高かったです。日本や欧米だけではなく、地元中国でもデジカメ使用率は半分以上に感じました。マナーを守って撮影しましょう!


2005年05月28日
●万里長城に来ない日本人

唯一、月から見える建造物と言われていた万里の長城。見るかどうかは別にして、北京に来たからには、この壮大な建造物をみておきたかったんです。全長6000キロって、日本列島の何倍だろう?

まぁ実際に目にして、さらに歩いてみて、その偉大さは十分に分かりました。北を見ても、南を見ても、どこを見ても、果てしなくつづく万里の長城。(よくもまぁ造ったなぁ・・・)そう思います。山の傾斜に沿って、造られているから、かなりのアップダウンがあるんです。ちょっとした山登りです。階段ではなく石畳なので、雨の日は滑りやすいと感じました。適当に休みながら、のどかな散歩が楽しめるというような場所でもあります。この日は天候もよく、すがすがしかった!

それにしても見かけない日本人。世界のどこへ行っても出会えると言われる日本人。ここ万里の長城にこれだけ多くの人がやってきていると言うのに、ちっとも聞こえてこない日本語。ひょっとして・・・ひょっとして・・・思い切ってツアーガイドのルルに聞いてみました。

「そうなのよ。国の関係がよくないから、ここ2ヶ月くらい来ていない。予約されていたツアーはすべてキャンセルなの。だからあなたたちは珍しいのよ。わたしの友だちの日本語ガイドは仕事がなくて家にいるわよ。」

たぶん英語でそう言ったんだと思います。ルルは困った顔をしていました。まぁあれだけデモの様子が放映されら、旅行会社としてはキャンセルしますよね。ツアーガイドといった現場の人間にとっては仕事がなくなるという影響が及んでいることも確かなようです。

今回、北京発の日帰りツアーに参加しました。添乗員だからこそ思うんですが、時間が限られるという点で、ツアーにはあまり参加したくないんです。でも、さすがに北京語のヒアリングがあまりにも困難なため、ツアー参加を選びました。案の定、万里の長城は2時間滞在と言う、ボクにはちょっと短く感じる時間でした。でも!結果的にはよかったんです。英語のヒアリングのほうが十分ましだし、何より、ホテルまで迎えに来てくれるわ、明の十三稜へ連れて行ってくれるし、昼食までついて350元(=約4550円)は安い。あとで計算したら、バス代往復で100元かかるし、入場料も2ヵ所で110元かかるし、ホテル送迎とガイディングを考えたらお得です!シンガポール、アメリカ、ポーランド、フィンランド、ルーマニアと、多国籍の参加者とコミュニケーションも取れたし!ツアーのメリットも大きいですね。

十分満足して、帰路のバスは例のごとく爆睡でホテルに戻りました。


2005年05月27日
●北京で感じる第一印象 

(日本ともしばらくお別れだなぁ・・・)そんな想いで関空にいましたが、機内ではここ数日の疲れもあって、爆睡。気づいたら、北京着陸でした。新婚旅行でブラジル・ペルーへ行って以来の外国ですが、最初に感じるのは、ニオイ。当たり前ですが、日本とは違うんですよね。プンプン・・・ 慣れないニオイをかぐことで、外国に来たことを改めて感じます。また、乗り物に乗ってみると、生活の雰囲気が感じられたりします。

今日は北京を精力的に回ったこともあり、タクシー、バス、地下鉄と、乗り物三昧だったんです。ボクは乗り物好きなので、交通機関は積極的に活用するほうなんです。空港からはタクシーで宿へ向かったんですが、まぁ騒がしいこと! 1時間ほどの間、ずっとクラクションが鳴っていました。車線変更も盛んで、大阪の阪神高速以上の激しさでスリル満点でした。

ホテルから、北京の中心地へはバスで移動。料金はなんと1元!約15円です。やすぅー!たまたま乗ったバスが、すんごい古い歴史的なバスだったので、揺れ度合いも大きかったです。バスはいっぱい走っているので、生活の中心となっているようですね。

北京を歩いていましたが、交差点の信号なんてないようなもの・笑。赤信号でも人々は平気で渡っていきます。ついて行こうとしますが、これが結構むずかしい、、、と言うより、怖い。(よくもまぁ事故に遭わないな・・・)と思います。自転車も道路を平気で走っています。だからクラクションもよく鳴っています。

北京といっても広いので、1区間、地下鉄に乗ってみました。驚いたのは、改札口。な、なんと!切符をもぎってくれるんです。日本ではすっかり自動改札に慣れてしまっているし、それ以前は、切符にパンチで穴を空けてもらっていました。さすがに、もぎりはいなかった、、、

それにしても、言葉が通じないのはつらい〜

英語すらままならないのに、北京語なんてさっぱりです。片言の英語で話しかけるけど、答えてくれるのは3人にひとりくらい。「北京語が分からなかったら、ほかで聞いてねっ」って素っ気ないんですよ。。。日本人のサービス精神は誇りですね。

さぁ明日は、万里の長城へ行きます。


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