●家族と別れをしのぶサル
家族と会食をしました。
えっ?会食ぅ〜〜!?
そうなんです!
まるで、首脳会談が開催されそうな雰囲気の北京料理店「東天閣」でランチに呼んでもらいました。
「東天閣」と言えば、ナイナイの『ごちになります!』でも舞台となったらしく、由緒あるレストランなんですって(家族情報)。
食事というより、会食と言いたくなるような雰囲気でね〜 「質より量」派のボクには、無縁のようなレストランですが、今日は「うまい味」を堪能させてもらいました。
この会食は、うまい料理を食おう!だけの会食ではありませんでした。
2年半離れ離れになる家族との別れの場だったんです。
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うちの家族は、ボクらの世界一周旅行に反対でした。
2月にうちの家族に伝えたんですが、
反応は、「いったい何を考えているんだ!(怒)」モードでした。
32年間のボクの生き様まで持ち出してこられ、
もうそれは、八つ裂き状態。。。
自分の人生を否定されたような気になり、
いったいどうしろっちゅうねん!という想いもありました。
親の立場になったことがないので、両親の心情は解かりませんが、育ててきた側としては、どうやら息子の生き方が「甘い!」というように写っているようです。
お互い、言い分はあるので、少しでも解決の糸口を探そうと話し合いの場を持とうとしましたが、聞く耳も持ってもらえず、なんだかギクシャクした雰囲気でこの日を迎えました。
うんまり料理を前にしながらも、どことなく不自然な空気・・・
当たり障りのない会話が進み、宴もたけなわと。。。
このままでは、すっきりさっぱりと旅立てない。
ボクはあいさつをすることにしました。
・旅の予定
・決断のいきさつ
・両親へのお詫び
など
両親、姉、義兄、叔母、姪っ子。。。
皆を前にしてメッセージを伝えようとしましたが、
なんでか涙がこみあげてきて、うまく言えません。
涙で声がかすれ、
カツゼツが悪くなり、
まともに話すことができません。
それでも何とか言い終えたら、
皆からも思い思いの言葉が返ってきました。
残される身としては、
やはりさみしい気持ちがあるようです。
それは当然ことだと思います。
友だちが、「がんばって行っておいでよ!」「楽しんできてね!」と言ってくれるありがたいメッセージと家族からのメッセージは違って当たり前です。
それだけに、
多くのことを吸収してくることを使命とし、
ボクらの目的である、「後世に伝えていける」ものを見つけることを全うしたいです。
もちろん、危険地域への渡航は避け、
安全第一で旅を進めることを約束します。
無帰国を決めているわけではありません。
何かの理由で緊急帰国することもあるかもしれません。
常に、最善の方法を考え、
問題や課題と向き合っていきます。
何を言われても、自分で決めたことだから、
とことん考えて、この道を選んだのだから、
あとは前を向かって、自分を信じていきたいです。
どうか、再会の日を楽しみにしていてください。
これまでもありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いします。
親愛なる家族のみなさんへ
ボクは、家族と別れをしのぶサルです。
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