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2006年03月31日 |
●エジプト考古学博物館
カイロにあるエジプト考古学博物館へ行ってきました。
ここは、エジプト全土から発掘されたというたくさんの遺物が展示されている世界でも有数の博物館。ツタンカーメンの黄金のマスクや、本物のミイラが見られるんです。エジプトの歴史も感じてみたいし、しっかり見るぞぉ〜 と楽しみモード! でも気がかりなことが・・・。
それは、パンフレットがないことはもちろん、看板もほとんどない、、、 つまり展示物の案内がほとんどないんです。それじゃ、せっかく見に行っても何なんだか分からない・・・。
こういうとき、日本語ガイドさんが教えてくれるツアーは魅力ですよね。‘ここが見所!’ってところは見逃さないし、質問ができたりします。私たちのような個人旅行だと、せっかくいいものを見ていても、理解度が薄くなってしまう。。。 持っているガイドブックの内容にも限りがあるし、さぁ困ったなぁ、、、
そんなとき、エジプトでお世話になっているmonaさんが、友人のあかねさんを紹介してくれたんです。あかねさんは、小さいころからエジプトに興味を持っておられて、ずっとエジプトに来たいと思っていたんですって。エジプトに住みはじめて一年。エジプトの歴史はもちろん詳しく、エジプト考古学博物館へも何度も行かれている博学者なんです。そんなあかねさんが私たちを案内してくれることになったんです(うれしいぃ〜!)。あかねさん、ゴシップ系といった裏話も大好きで、ガイドブックには載っていないような話もたくさんしてくれたんです。
例えば、ミイラ室。ここには、11体のミイラ(本物)がいるんです。それも、アブ・シンベル神殿の巨像ラムセス2世や、エジプトの歴史に登場する有名人ばかり! ショーケースを覗くように、近くで見られるミイラだったので、マジマジと見てしまいました。きょうさんも大興奮っ。
あかねさん情報によると、古代エジプト人は、餓死(がし)で亡くなっている人が多いことが、これらのミイラから調べて分かったんですって。(自給自足ができた国エジプトで、なんで餓死?)って思います。
そのひとつの理由は、「砂」。エジプトの空気に舞う少量の砂が、小麦をこねるときに混ざってしまい、砂入りパンができるとか。それを食べる古代エジプト人の歯が、徐々に削られてしまうそうなんです。また、甘いものが自由に食べられることも理由。年齢を重ねていくうちに、歯槽膿漏になってしまうらしんです。食べたくても食べられなくて、餓死になっちゃうんですって。歯槽膿漏に悩む王様たちの会議。きっと、臭かったかもしれない・・・。 こんな話をいっぱい聞かせてもらいました。。。
発掘されたとたんにクローズアップされたツタンカーメン王。ツタンカーメンが何をしたかは別にして、あの部屋は黄金の部屋でした。マスクはもちろん、棺やら装飾品やら、金、金、光っていました!(よくも磨いてくれました!)と感謝ですね。
たっぷり三時間!
あかねさんのおかげで、無知だったエジプトの歴史がとっても身近に感じました。本当にありがとうございました!
台湾・アメリカ・ブラジルの女の子と暮らしながらアラビア語を勉強しているあかねさんのブログはこちら
●そうだ!エジプトに住もう
これからエジプトを南下。ミイラで対面したラムセス2世の巨像があるアブ・シンベル神殿へ行ってきます。
たかさん♀
■入場料<2006年3月31日現在>
・エジプト考古学博物館/
一般40ポンド(約800円)、学生20ポンド(約400円)
・ミイラ室/
一般70ポンド(約1,400円)、学生35ポンド(約700円)
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2006年03月29日 |
●エジプトで部分日食観測
2006年3月29日は「日食」が見られる日。
エジプトに住んでいるmonaさんから、そう教わっていたんです。
日本で日食があったのは、私たちが中学生のとき(調べたら1987年)。そのときは翌朝に新聞で見た程度で、実際に見るのは今回が初めて!(どんなんだろう?)朝から動きはそわそわ、気持ちはわくわくしていたんです!
「月が太陽を完全に隠すという現象」を「皆既日食」というらしく、リビアやトルコの街でも観られます。エジプトで観られるのは、リビアとの国境となる街、イッサローム[El Saloum]。私たちがいるギザ[Giza]
では太陽が完全に隠れませんが、それでも「部分日食」は観られるんですね。
テレビでは、イッサロームからの生中継も放映。世界各地から集まっている天体ファンがカメラや双眼鏡をセットしてその瞬間を狙っています。テレビ画面の文字はアラビア語で読めないけど・・・。
(さぁ、観るぞぉ〜)
気合いを入れて空を見上げるものの、目に入るのはまぶしい太陽だけ。さすがにサングラスをかけなきゃ観られない〜 それも、ひとつだけだとまだまぶしい・・・。もうひとつのサングラスを重ね、さらに写真のネガの黒い部分を使う入念な準備。私は、コンタクトじゃなかったので、なんと三つの眼鏡をかけての観測となりました(さすがに、ちょっと重かったなぁ〜)。
「ホントだぁー 太陽が欠けてるぅ!」
イッサロームの様子を写すテレビでは、月が左へ、太陽が右へ行く様子がはっきり分かります。そんな映像と見上げた空を見比べながらの「日食」観測。
ハイライトは、12時38分(日本時間19時38分)。月が太陽を隠し、こぼれる光がリングになっていました!!トルコでは月の方がかなり大きいみたいでリングにならず夜中のように暗くなっていました。私たちがいたギザでは、右側だけ欠ける様子が分かりましたよぉー。すご〜い! 教えてくれたmonaさん、ありがとうございます!
日本でも、2009年7月に鹿児島で「皆既日食」が見られるそうです。そのころ日本にいたら、ぜひ観てみたいですね! 自然現象というのは、人間の力を超える素晴らしい美しさがありますから。
たかさん♀
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2006年03月28日 |
●世界の七不思議ピラミッド
カイロ空港に着陸する直前、飛行機の窓から見えたのは、ピラミッドでした。
世界の七不思議のひとつに数えられるピラミッド、図ったように三つ並んだギザのピラミッドを見ると、(エジプトにやってきたんだ!)と感じさせてくれます。
「ピラミッドは王様のお墓」。
ボクはそう決めつけていたんですが、どうやらそうとは言い切れないようなんです。ひとつだけではなく、いくつもピラミッドを作った王様がいたり、必ずしもピラミッドの中からミイラが見つからなかったり・・・。(じゃぁいったい何のために?) タンザニアで『エジプト考古学』(吉村作治著)に出会い、読みふけっていましたが、ピラミッドを知ろうとすればするほど、謎に包まれていきます。
(とにかく、ピラミッドを見てみよう!)
そんな思いで、ギザのピラミッドエリアに足を運んでみました。ギザの街から見えるピラミッド。砂漠の真ん中にピラミッドという雰囲気ではなく、住宅街から歩いてすぐのところにあるので、なんだか不思議な気もします。
(ピラミッドは思っていたよりも小さい)そんなコメントを聞いていたからかもしれないんですが、ボクらには見上げるように大きく感じました。ひとつひとつ積み上げられている石を見ると、(どうやって運んだんだろう?)その疑問がわいてきます。高さ140メートル。ピラミッドを作っていた時代を想像してみるんですが、どうにもヒントが思い浮かびませんでした、、、
中に入ってみたのは、クフ王とカフラー王のピラミッド。ここギザの三大ピラミッドの第一ピラミッドと第二ピラミッドとも言われています。どちらもカメラの持込が禁止で、入念なボディチェックを受けて入場。
狭い回廊を通って行くと、突き当たりに玄室といわれる空間があって、そこに石棺(石でできたひつぎ)が置かれています。ほかにも道や空間はあるようですが、現在見ることができるのはそれだけ。文字で書くとあっさりしているんですが、その計ったような造りを見ていると、頭の中に???の不思議マークが出てきます。
クフ王のピラミッド大回廊は、天井まで10メートルくらいあります。ただ上に広いだけではなく、段々状にデザインされているんです。石のつぎはぎもカッターで切ったようにきれい。玄室は、幅8m、奥行き5m、高さ6m(すべて目測)の直方体の空間。
カフラー王のピラミッドのほうが、クフ王のピラミッドよりきれに保存されています。大回廊はないんですが、石棺のふたがあったりして、見ごたえあり!って感じがします(クフ王のピラミッドのあとに見たからかもしれませんが・・・)。
どちらのピラミッドも、見れば見るほど、当時作った人たちの技術に驚くばかり・・・。その時代にいたら、一緒に作ってみたかったです。
ピラミッドの周りを馬に乗ってお散歩。らくだにも会えたし、顔は人間、身体はライオンのスフィンクスとも対面。(おぉー これがエジプトだぁ!)と感じつつ、深まる謎に興味を抱くのでした。
それにしても・・・ ピラミッド、どうやって作ったんだろうなぁ?
きょうさん♂
■入場料<2006年3月28日現在>
・ギザのピラミッドエリア/一般40ポンド(約800円)学生20ポンド(約400円)
・クフ王のピラミッド/一般100ポンド(約2,000円)学生50ポンド(約1,000円)
・カフラー王のピラミッド/一般20ポンド(約400円)学生10ポンド(約200円)
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2006年03月25日 |
●ナクル湖のフラミンゴ
ケニアでのサファリ。マサイ・マラ国立保護区[Masai Mara National
Reserve]ともうひとつ行きたかったのが、ナクル湖国立公園[Lake Nakuru National
Park]。ここで、フラミンゴを見たかったんです。
昔、フィルムメーカーがたくさんのフラミンゴを写しているテレビコマーシャルを見たんです。(すごぉい! どこの場所だろう?) そんなことを思いました。旅が好きになって
きて、世界のいろんな場所と触れるうちに、あれがケニアのナクル湖だったことを知りました。(いつか行きたい!!)って思っていたんですね。
今回は、そんな願いが叶う日。マサイ・マラのサファリに続けてやってきました。
ナクル湖は、マサイマラと同じように、フラミンゴ以外にもいろんな動物のサファリができます。
サイは、ひたすら草をむしるように食べていました。細かく動き回るイボイノシシ、長い脚でさっそうと走るダチョウ、サファリカーに迫ってくるバッファローの大群など、マサイ・マラでは、あまり見ることが出来なかった動物が見られました。
フィナーレは、フラミンゴ鑑賞。
前日に降った雨の影響で、辺りは沼地。フラミンゴのそばまで近づけず、ちょっと遠めからの鑑賞。それでも湖面がピンク色になるくらいの数のフラミンゴがいます。
(いったい何羽くらいいるんだろう・・・)
フラミンゴは優雅に歩いています。そして、片足で休憩し、また豪快に飛びます。
ナクル湖にあるプランクトンを食べるために、フラミンゴは集まってくるんだそうです。
それにしても、すごい数のフラミンゴ。昔見た、テレビコマーシャルと同じでした!!
私は、フラミンゴの飛ぶ瞬間が特に好きです。ピンク色の羽の内側には、黒い模様があって、飛んでいるフラミンゴを下から見ると、とてもきれい。その瞬間をきょうさんにしっかり撮ってもらいました!満足満足!!
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今回のケニアのサファリでは、自然の大きさを感じました。広い大地を、自由気ままに動き回る動物たち。ここでしか見られない動物だけの暮らしぶり。モノを作り上げていく人間と対照的に、ありのままの素晴らしさを感じさせてくれた気がします。
写真で見るより、テレビで見るより、自分の目で見るという体験がやっぱりいいですね!!
たかさん♀
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2006年03月24日 |
●マサイの人はこう暮らす
マサイ・マラ国立保護区の二日目、マサイ族の住んでいるマサイ村に行ってきました(オプション)。マサイ族というと、テレビでもよく話題になったりしていましたよね。関西では‘マサイの戦士’というジュースも販売されたくらい(すぐに販売されなくなったけど・・・)。
ケニアやタンザニアでよく見かけるマサイ族の人々。でも、街で見かけるマサイ人たちは、写真を撮ると、「一ドル!一ドル!」とすぐにチップを要求してきます。私も以前のタンザニア旅行で、一ドルを支払ったような・・・。
今回訪れたのは、実際に住んでいる村です。
まずは、お迎えのセレモニーとして、ライオンの踊りと言うダンスを披露してくれます。マサイ族の男性ばかりで、歌を唄いながら、高く高く真上に飛び上がるんです。彼らに誘われて、きょうさんも、早速チャレンジ!意外と高くまで飛んでいるきょうさんは、まだまだイケる!?かも。。。
マサイ村の敷地を表すように、針金のような木を柵にしていました。やってくるライオンから村を守るためだとか。ここまでライオンが来たら怖いですね、、、 その針金のような木は、九年くらいで虫に食われてしまうので、九年経つと、場所を移動するんだそうです。
村の中には、家畜として牛やヤギを飼っているんです。なので、村中ハエと糞だらけ!!(んんん・・・くさいっ) でも、マサイの子どもたちは、ハエの大群にも驚く様子もなく、顔中ハエだらけになっても平然としていました。すごいなぁー
住んでいる家の中を見学。壁は牛の糞。電気もガスもないので、昼間でも真っ暗です。火を熾して料理を作り、すぐそばには寝床があります。子ども四人と大人二人の六人家族でしたが、小さな空間にはモノがそれほどありませんでした。生活に必要なものは、案外そんなにないのかもしれませんね。
その後、マサイマーケットへ案内されてお土産物を勧められるんですが、私たちふたりとも買い物には興味がないので、素通り・・・。
マサイ村には、幼稚園や学校もあり、名前の通りひとつの村になっていました。昔と違うようで、マサイ族の人たちもいろんな物を手に入れているようです。自転車に乗ったり、オシャレなスニーカーを履いていたり、いろんなマサイの人を見ました。
これからも、私たちのような観光客がお金を落としていく。この日、携帯電話を持つマサイ人は見かけませんでしたが、次に来たときには、そんなマサイ人に会うかもしれません。今後のマサイ族も、どんどん変わっていくんだと思います。
たかさん♀
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2006年03月23日 |
●ケニアで楽しむサファリ
ケニアでの一番の楽しみは、サファリ。
タンザニアでもサファリはできるんですが、私がタンザニアのンゴロンゴロ、セレンゲティのサファリへ三年前に行っていたので、今回はケニアにしようということになったんです。
マサイ・マラ国立保護区[Masai Mara National Reserve]と、フラミンゴで有名なナクル湖国立公園[Lake Nakuru National Park]を訪れる三泊四日のツアー。参加者は、私たちのほ
かにドイツ人カップルと、ノルウェー人男性の合計五人。
初日。ナイロビからマサイ・マラへ向けてひたすらデコボコ道を走ってきます。夕方に到着してさっそくサファリ。さすが、サファリ仕様の車。オープンカーとまではいかないけど、屋根が上に押しあがるんです!そこから遠くを眺められるんです。爽快ぃー!
国立保護区内をゆっくり走りながら、動物を探していくと、すぐにシマウマや、鹿に似ているガゼルやインパラがいます(わぁ〜!)。写真でしか見たことがなかった動物が目の前で動いているのはうれしい!
ビックリしたこと。ドライバーさん、決められている道から外れて、動物たちのすぐ近くまで車を寄せてくれるんです。私たちが見やすいように!おかげで、すごぉく近くからの動物を見ることができるんです!キリンやゾウ、バッファロー、日本では動物園でしか見られないような動物たちが、自由にのんびりと暮らしていました。
二日目。この日は一日中サファリです!
途中、ライオンがバッファローを食べているところに遭遇!血まみれで、ほんとにバキバキ、ムシャムシャ食べていました。大きなバッファローが、骨と頭だけになっていて、ビックリ・・・です。動物にも草食動物と肉食動物がいますが、こうしてライオンを見ると、(やぱり肉食動物なんだぁ・・・)と思いますね。
私たちは、運が良かったようで、たくさんの動物たちと遭遇できました。広い公園で、優雅に動物たちは暮らしているように見えます。その中でも弱肉強食があるようで、子どもの動物が狙われやすいとか・・・
サファリカーもたくさん来ていました。動物たちは、サファリカーもひとつの動物だと思っているそうで、慣れているのか、近くに寄っても全然逃げないんです!! みんな写真を撮るので、動物たちにとってはいいのか、、、悪いのか、、、複雑な気分。。。でも、きょうさんはたくさん撮れてご機嫌だったようです。
三日目は早朝サファリ。
まず最初に目に飛びこんできたのは、広い大地の向こうから昇ってくる朝日でした。とーってもきれい!何にもない草原からゆっくり昇ってくる太陽は、元気がもらえますね!
初日、二日目と寝そべってばかりでだらだらしている二頭のチーターが、この朝は動いていました。遠くの獲物を狙っているようにも見えました。きっと朝型なんですね。残念ながら、狩りをしているところは見られませんでしたが、すがすがしい朝のサファリも気持ちよかったです。
ゾウが長い鼻を器用に使って草を口に運んでいたり、キリンが仲間とじゃれあっていたり、たくさんの動物たちと出会えました。小学生のときに動物園に行ったときよりも感動したような気がします。
近年、ケニアのサファリ入園料も値上げされるようなことを聞きました。値段を上げることで、観光客を減らし、環境破壊を防ぎ、動物たちのストレスを軽減させることも目的だとか。確かに、世界的にも自然や環境が損なわれていく今の時代。素晴らしい景色の裏側には、取り組むべき環境問題が待ち構えています。
たかさん♀
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2006年03月20日 |
●ロシア映画にエキストラ
「ロシア映画に出演できる日本人男性エキストラを探している」。
ナイロビに到着した日に偶然その情報知ったボクは、(そんな経験は、めったにできないことだ!)と思い、ほかの男性希望者六人と共に二泊三日の撮影小旅行(撮影は一日)に出掛けました。
ケニア山の近くで撮影するロシアのコメディ映画。どこで日本人が必要なのかというと、ストーリーに日本の工事現場が登場するんです。
象を運ぶことになったロシアの主人公ふたり。通りかかった日本の工事現場でトラクターを借りることにしました。でも「こんなに小さいトラクターでは象を運べない」とアメリカ製のトラクターを借りることに変更。でも象は動かない、、、。もう一度日本の工事現場に戻ってトラクターを借りてみると象は簡単に動いた。「アメリカが作るものは大きくて無駄が多い、日本が作るものは小さくて効率がよい」。そういうオチがついているんだそうです。
ボクらエキストラの役割は、主人公がやってきた日本の工事現場で働いている労働者たち。(だったら、顔が映るんちゃう!?) なぁんて思ったものの、何のオーディションもないし、服装や髪型を聞いても、「何でも構わない」との返答。(なんだか不思議だなぁ・・・)と思っていたら、理由が分かりました!
日本の工事現場で働く労働者の格好、まるで宇宙服!頭の先から足の先まで用意されていたグレーの衣装に身を包まれるんです。(そりゃぁ、誰でもいい訳だ!)笑。今の日本の工事イメージはこんなんなのかなぁ?と思っちゃいました。
顔は決して映らないエキストラ。それでも初の映画出演は、驚きと発見の連続だったんです。
ほんの一、二分のシーンを撮るのに、入念な準備をします。動きの確認をリハーサルで繰り返して本番。監督、助監督の細かなこだわりを感じました。そして映画スタッフの数!ロシアからはもちろん、ケニアでも多くの人が関わっているようで、人気が少ないサバンナの地に、ひとつの村が出来ているような雰囲気でした。
強い日差しが照りつける大地。宇宙服を着ていると、すぐに汗だくになります。するとスタッフの人がペットボトルの水をどっさりと持ってきてくれるんです。それに、待っている間はひとりひとりに日傘を差してくれる対応。(セリフもないエキストラにここまでしてくれるんだなぁ〜)と感動でした。
プールもある五つ星ホテルに二日も泊まらせてもらい、夕食は豪華バイキング!(こんなに食べさせてもらっていいんかな?)と思いつつ、メインからフルーツ、ケーキまでたっぷりといただいちゃいました。倹約旅行をしているとなかなか縁のない、まるで竜宮城のような生活。日ごろのがんばりのご褒美ですね!
映画のタイトルは『EQUATOR(赤道)』。
関係者に聞くと、2007年はじめに公開予定だそうです。ロシアの映画、機会があればぜひ見てみたいです!
きょうさん♂
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2006年03月18日 |
●ナイロビスラムの幼稚園
ナイロビのスラムで幼稚園をボランティア運営されている日本人の方に会いました。その方のお誘いで、ほかの日本人の方と一緒に幼稚園の遠足のお手伝いに行ってきたんです。
幼稚園といっても、ナイロビ市内からかなり離れたスラム地区。観光では見られないケニアの人の生活が見られるところです。一人きりでは怖くてよう歩けない、、、
幼稚園に到着すると、およそ五十人の子どもたちが、私たちを迎えてくれます。ネクタイをつけていたり、気のせいかおしゃれな格好をしています。どれだけ今日の遠足を楽しみにしていたのかがすぐに分かります。
バスに乗ってナイロビ市内の公園へ行って、遊んで帰ってくるのが今日の遠足なんです。日本と違って道路も整備されていないし、車通りも危険なので、私たちが子どもたちの手をつないで歩き、安全に行って帰ってくるのが役割なんです。
公園に着くと、クッキーを全員に配って、チャイというミルクティーを飲んで腹ごしらえ。さぁお待ちかねのお遊びタイムがはじまります。
みんなでボールを蹴り回ったり、ロープで作ったブランコにのったり、「はないちもんめ」みたいなことをしたり、いっぱい笑いあっていました。
楽しかったのは、‘綱引き'。
これも子どもたちにとっては、はじめてだったようで、必死にロープを引っ張っていました。勝ったチームは、「Win! Win! Win!」と大合唱! ジャンプして喜ぶ姿はとっ
てもかわいかったです!
およそ三時間の楽しい時間。帰りのバス車内、ぐっすり眠る子もいました。
私たちはスワヒリ語を話せないので、子どもたちとのコミュニケーションはできません。でも時間が経つにつれて、信頼関係みたいなものが生まれたのか、帰り道では、私の手を繋ぎたい子どもたちが大ゲンカしていました。
私の手はふたつしかないので、繋げるのは二人まで。あとの子どもたちには我慢してもらったりしていました。
ナイロビ市内には、いろんな国の人たちがいて、ビジネスマンも行き交う街です。でも、少し離れると、ゴミの山を歩いて、一生懸命売れるものを探している人、その横で果物や食料品を売る人がいます。トタンでできている簡単すぎる家。まったく別のナイロビの姿がありました。
一年以上もその幼稚園でボランティアとしてお手伝いをしている日本人のタツロウさん、二十七歳。その幼稚園で寝泊りをして、現地の人たちと共に暮らしています。
今日もどこかの国で、こうしてボランティア活動をしている日本の方々がたくさんいます。そんな人たちにたくさんの刺激をもらいながら、私たちもどこかの国に役立つことが出来たらいいなぁと思います。
たかさん♀
※写真家の山田真さん(奈良市)に、これら五枚の写真を含めてたくさんの写真をご提供していただきました。本当にありがとうございます!
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2006年03月11日 |
●アフリカ最高峰で感じる
一歩、一歩、キリマンジャロ山を登っていきます。
のろまな亀のように、一歩ずつ。
‘ジグザグ’という名前のとおり、右へ登り、左へ登り、繰り返して登っていきます。暗闇だから、あとどれくらいなのか分からないんです。(まだぁ〜?)そんなことを思ってしまいます。どんどん行きたいんだけど、呼吸が続かないからすぐに立ち止まってしまいます。
「もうすぐギルマンズポイントだ!」
ガイドバリイはそう教えてくれます。膝ぐらいの高さの岩があると手を貸してくれ、私を引っ張り上げながら導いてくれました。後ろからもきょうさんと、アシスタントガイドのタディが励ましてくれます。
何とか5,680mギルマンズポイント[Gillman's Point]まで到着!
ここで終了してサンライズを見る人も多くいます。でもここはアフリカ最高峰ではありません。私たちが目指しているのは、5,985mのウフルピーク。
バリイは私たちの体調を心配してくれます。「ウフルまで行くか?」
空気の薄さは十分に感じるものの、高山病の気配はなく、ゆっくり深呼吸を繰り返すと落ち着いてきます。(まだ行ける!)「行きたい!!どうしても行きたい!」
「本当に行きたいのか?」と何度も聞かれるんだけど、「行きたい!」。
私たちの熱意も伝わったようで、少し休憩をして登山を続けました。ここまで来て止められませんもんね。
午前六時半。予定通りのサンライズ。
それはウフルピークへ向かう途中でした。視界がパァ〜と開ける場所から眺めます! 雲が海のようになっていて、とってもきれい〜 向かいのマウェンジイ山が日の出のシルエットになっていて、言葉にできないくらい美しかった。すぐ横には氷河が連なっています。それに太陽の光でキリマンジャロに積もっている雪がオレンジ色に照らされているんです。
(こんな景色、今までみたことがない!)私はすんごい感動して、涙が止まりませんでした。おかげで心が透き通ったのでしょうか? 私はいろんな人の幸せを願っていました。
さぁウフルピークまでもす少し。まだつづく上りですが、さっきまでと比べたらまだマシです。やがて看板が見えてきました。あそこがゴールだ!
「ようこそ、アフリカの最高地へ! おめでとう!」と手を差し伸べてくれました。
またまた涙がとまらない・・・。どうしよう、涙があふれて景色が見えないよぉ。
●
目標に掲げていたアフリカ最高峰への登山は、こうして成功することができました。私たちはラッキーでした。それは、ここ数日天候に恵まれたおかげがあります。風が吹けば、体感温度がググッと下がるだけに、そこまで吹雪かなかったことが感謝です。
そして、高山病になりませんでした。前夜、高山病の症状が出たきょうさんですが、登山がはじまると、その気配はまったくなく、豊富な肺活量を活かして、せっせと登っているように見えました。私も呼吸は苦しくなりましたが、標高が高くなると空気が薄くなって仕方がないので十分満足しています。
高山病のため途中で断念した人、ギルマンズポイントで終えた人、山を下りれなくてタンカーで運ばれた人もいました。高山病は、人によって違うといいます。私たちは、高山病対策として、いろんな人のアドバイスを参考に、水をたくさん飲み、ゆっくり歩き、深呼吸を繰り返すことを心がけてきました。それも良かったことだと思います。
旅は誰でもできることだと思います。お金と時間をかければ誰にでもできます。もちろん世界一周旅行だってできます。タンザニアでサファリをしたいと思えば、お金を払えばすぐにツアーに参加できます。
でも、キリマンジャロ登山は、お金をいくら払っても、できない人もいます。私たちもできる確証はありませんでした。でも到達したかった。それが実現できて本当にうれしいです。
「私は、旅で成長したい!」
目標のない旅よりも、目標を持ったほうがもっと成長できると思います。
「夫婦で助け合うこと」、「無理だと思うことにも挑戦すること」。
旅はいろんなことに挑戦できるチャンスがあります。キリマンジャロ登山は、苦しかった反面、素晴らしい景色と感動を与えてくれました。あのサンライズはしっかりと脳裏に焼き、あのときの自分の気持ちがはっきりと残っています。
私は、大きなものに魅かれます。
キリマンジャロの山。とっても、とっても、大きかったです。
人間は小さくて無力。だけど、こんなに大きな山に登れるような人間は、もっと大きい存在なんだろうなぁ〜 やっぱり人間って、すごい! そんなことも思いました。
私は、大きな人間になりたい。心の大きな、強い人間になりたいです。
今回のキリマンジャロ登山で、少しは大きくなれた気がします。もちろん一番苦しいときに、きょうさんと支え合えたことも、きょうさんの心の大きさや強さが見えたことも、私にとっての成長でした。
世界には、大きいものがまだまだあります。私はそれを見るたびに自分が小さいことを思い知ります。そしてもっともっと大きくなりたいです!
アフリカで一番高い山、キリマンジャロ。
今日も堂々とそびえ立つこの山を、モシ[Moshi]の宿から眺めています。
うぐぅ、、、それにしても疲れたぁ〜。カラダのすべてがボロボロです、、、痛い。いつもながら登山後の全身筋肉痛です。日焼けで顔は真っ赤、くちびるも膨れ上がっています。心だけは、満足に満ち溢れています。
きょうさんが感じた「キリマンジャロ登山の成功」はこちら
※キリマンジャロ登山などタンザニアツアーの相談は「YENBI ADVENTURE」がオススメ!『世界遺産キリマンジャロ』『あいのり』『世界ふしぎ発見』などのコーディネーターとしておなじみの大森さんが親身になってくれます。●YENBI ADVENTURE
たかさん♀
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2006年03月10日 |
●キリマンジャロ登山の裏側
この世界一周旅行の目標のひとつに挙げていたキリマンジャロ登山から戻りました。
タンザニアに来た旅行者のおよそ半分はキリマンジャロに挑戦するらしく、私たちも五泊六日でチャレンジしました。四日かけて山のふもとまで行き(三日目は高度順応日)、五日目に山頂アタックと下山。最終日に一気に出発ゲートまで戻るという行程。私たち二人の登山者のために集まってくれたメンバーは五人。チーフガイド、アシスタントガイド(一人が脱落した時のため)、そしてポーター三人。
準備が整い次第、初日の行程を登りはじめます。
約三、四時間の登山なんですが、途中から雨。(ちょっとぉ、雨季は三月下旬のはずでしょ?)と天候が心配になりました。山の天気は変わりやすいと言いますが、せっかく来たのに悪天候じゃぁ、悔しいですもんね。二日目も途中雨に見舞われたんですが、両日ともそれぞれ二時間程度。カッパとカサを使ったのはその時だけだったので、天気にも恵まれてよかったです!
宿泊は山小屋。簡易ベットが並んでマットレスが置かれているだけの質素なものですが、想像以上にきれいでした。トイレは共同、シャワーもありますがさすがに寒くて誰も使っていません。食事は、大小屋で食べます。ポーターさんが作ってくれるので、グループによって内容は違います。チラリとお隣さんのメニューをのぞいて比べるのも楽しみでした。質は満足、量は大満足!日ごろの食事よりも豊富な気がしました。この食材、すべてポーターさんが担いで来てくれたんだと思うと大感謝です!
各国から来ている人たちとのコミュニケーションも面白かったです。ドイツ人が多かった。ほかにアメリカ、カナダ、イギリス。先進国の面々は、みんな重装備なんです!登山のプロ?て思うくらい。話すと私たちと同じ初心者の人ばかりなんです。(しっかり準備しているなぁ〜)って思っちゃいました。私たちなんて、お散歩のような格好なんですもん。。。
モシの街からあまり見えなかったキリマンジャロ山。三日目から姿を見せてくれました。(あれに登るんだぁ!)って思うと、ドキドキするし、ちょっぴり不安。でもここまで来たからには絶対登りたいから、水を飲んだり、ゆっくり歩くことを心がけてどんどん進んでいきます。
四日目。七時間歩いてキボ小屋[KIBO Hut]に到着。今夜、山頂アタックというところまで来たんですが・・・
ん!?
きょうさんの様子が、おかしいぞぉ・・・頭が痛いらしい!
標高4,700m。どうやら高山病の症状によくある頭痛や寒気がきてしまったようです、、、数年ぶりに見るヘコんだきょうさん。大丈夫なのぉ〜?
ドイツ人に頭痛薬をもらって眠るきょうさん。五時間後に完全復活しているんですから、薬の力ときょうさんの気合いはお見事です!
深夜零時。辺りは真っ暗闇。星空に照らされるようにキリマンジャロの山頂が見えます。六時間後、あそこへたどり着けているのでしょうか?チーフガイドのバリイ、アシスタントガイドのタデイと四人で出発。上着を六重、ズボンも三重に着込みますが、寒い。
こんなに寒い中、歩き続けるとどうなるんだろう?そんなことを考えますが、目先の一歩を進めて行くしかありません。ゆっくり、ゆっくり、登っていきます。気にしても仕方がないのに時計を見てしまう。まだほんの一時間。見上げてもさっきと変わらない同じ光景です。
だんだんとしんどくなってきます、、、
連日、山歩きして蓄積した疲労、それに寒さからも体力が奪われます。登るにつれて空気も薄くなって呼吸するのが困難、、、
坂がキツイ! 息が苦しい! 吐き気もする! 眠い!
いろんな苦痛が一気に押し寄せてきます。立ち止まっては進み、立ち止まっては進む。秒速わずか30pのスピード。
登っても登ってもたどり着かない山頂。息の苦しさは一層ひどくなってきます。あぁどうしよう・・・
「●アフリカ最高峰で感じる」へつづく
たかさん♀
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2006年03月05日 |
●キリマンジャロのコーヒー
‘キリマンジャロ'と聞くと、コーヒーを思い出す人も多いのではないでしょうか?日本でもよく聞きます、‘キリマンジャロコーヒー'。私は、コーヒーが好きなんですが、正直言って、味はそんなに分からない・・・笑。ちょっと酸味があるのが特徴かなぁ〜
タンザニアのアルーシャ[Arusha]という街にある大きなコーヒー農園に連れて行ってもらいました。この農園、とっても広いんです。農園内には、ホテルやレストランもあって、とっても素敵なところなんです。白人の方が宿泊しているのをよく見かけました。一泊八十ドル位するらしい。。。
コーヒーの木、しっかり見てきました!意外と木の高さは低くて、ひとつの束にたくさん豆がなっているんですよね。時期が違ったみたいで、実はまだまだ緑でした。
このコーヒー豆は、日本にも輸出しているんだそうです。でも、日本へ届く間に味が変わるみたいで、現地で飲む味とはひと味違うそうです。
レストランによって、豆を挽いて出してくれたり、インスタントだったりします。その味の違いは、さすがの私にでも分かります!ここタンザニアで飲むコーヒーは、日本より断然安いです。タンザニアで、(おいしいコーヒーを飲みたい!)と思う人は、ぜひタンザニア人に聞いてみてください。いろいろ教えてくれますよ。
キリマンジャロへ行ったら、やっぱりキリマンジャロコーヒーを飲まなくっちゃね!
たかさん♀
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2006年03月04日 |
●タンザニアの米づくり活動
キリマンジャロ登山の拠点となる街、モシ[Moshi]。ここで偶然出会ったアサイさんは、JICAの活動でモシに住んでおられるんです。私は、モンゴルでJICAという組織を知って以来、とっても興味をもっています。
アサイさんチームの活動は、タンザニアでの米づくりを指導する人たちの指導。ちょっとややこしいですが、指導だけしても続かなければ意味がない。長い目で見て、アサイさんたちがいなくても、タンザニアでずっと米づくりができるように指導されているんだそうです。
ここに来られてすでに二年半、ご家族で暮らしておられます。子どもさんは、三歳のかわいい女の子。小さな子どもさんも一緒に暮らしているというところが、すごいですね。
(奥さんがまず大変だろうなぁ〜) だって、日本にいる小さな子どもさんをもったお母さんたちでも大変そうなんだもん。それが外国だったら・・・ ううん〜大変ですよね。
アサイさんの米づくりプロジェクトというのは、タンザニアの人々に米づくりの方法を伝えていくことです。すでに十年以上もこのプロジェクトが続けられています。でも、文化の違いもあって、なかなかこちらの人には伝わらないこともあるみたいです。田植えの苗を植えるときにまっすぐ植えなかったり、しっかり教えてもその人が次の人に伝えていなかったり・・・。そんな驚きのエピソードも楽しそうに聞かせてくれるアサイさん。
「ぜひ、遊びに来てください」。
そんなうれしいお言葉に甘えて、美味しい日本食までいただいちゃいました!
門番さんがいる大きなお家なんです。そして、お手伝いさんもいらっしゃます。
(う〜ん・・・羨ましすぎるぅ〜)
でも、生活の安全面を考えると、門番さんやお手伝いさんは必要みたいですね。羨ましいと思うお手伝いさんもタンザニア人なので、言葉の壁や、習慣の違いなど、最初はうまくいかなかったこともあったようです(今ももちろんあるそうですが・・・)。
タンザニアという国は発展途上国で、物価も日本と比べるとかなり安いです。公務員さんの一ヶ月の給料はいくらだと思います?最低賃金は七千円ですって!(大体一万五千円くらい) ひと月二千円くらいからお手伝いさんを雇えるそうです。大きな家の家賃も、ひと月一万八千円位。驚きの安さですね!!
そう考えると、日本人はかなりのお金持ちになります。
タンザニアという国で住むのは、快適な暮らしに感じる私たちだけど、それなりに大変なことがありますね。きっとどこの国に住むとしても、それなりに大変なんだろうけど・・・。
偶然モシで出会ったアサイさんファミリー。私たちが大変と感じることも、明るく前向きに取り組んでおられます。さわやかな笑顔がとっても印象的でした。大切なことは、私たちの考え方なんですね。そんなことを教わった気がします。本当にありがとうございます!
さて、私たちは、どこの国に住もうかなぁ?
たかさん♀
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2006年03月02日 |
●TAZARA鉄道48時間の旅
ザンビアからタンザニアへの移動では、鉄道を使いました。バスの方が速いんですが、きゅうくつなバス車内よりも列車の方が移動を楽しめると思ったからです。
タンザニア[TAnzania]とザンビア[ZAmbia]のスペルを足して、タザラ[TAZARA]っていいます。日本語ではタンザン鉄道。中国やモンゴルでおなじみの車両を使っています。
・一等寝台車は、四人用コンパートメントで、180,000シリング(=約1,800円)。
・二等寝台車は、六人用コンパートメントで、150,000シリング(=約1,500円)。
・三等車両は、硬座(椅子)で、110,000シリング(=約1,100円)。
安いですね! 学生証をもっているとさらに半額になりますよ! でも、タンザニア側で買ったほうがもっと安いらしい〜
さて私たちは、あまり値段が変わらないなら、四人用を希望したかったのですが、前日の購入では一等車両はすでに満室。二等車両にしました。でも、結果的にはリビングストンで知り合ったトモヤさんと私たちの3人だけだったので、広々使えて、ラッキーだったんです!! ※ちなみに一等車両にいたフランス人は、一週間前にチケットを買っていたらしい。
ザンビアのカピリムポシから、タンザニアのダルエスサラームのまで48時間の列車旅。(長いよなぁ〜)と思っていましたが、楽しい列車旅はあっという間でした!
ザンビアからタンザニアでの国境では、車内に税関の方が来て、何の問題なく出入国が終了。タンザニアのビザ(50ドル)も車内で取得できます。両替商もやってくるので、米ドルからタンザニアシリングへの交換もできます(1ドル=1,150シリング相当、額によって交渉可能)。
食堂車もあります。同じメニュー表に、ザンビア料金とタンザニア料金が書かれているんですが、比較するとタンザニア料金の方が安いんですよ。ビールも安い。だからザンビアでは我慢して、タンザニアで豪遊?気分を味わいました。
駅に停まると、窓の外からモノ売り人がいっせいにやってきます。トウモロコシやパン、バナナ、マンゴ、飲み物などなど。モンゴルでも見かけたスタイルですが、日本では駅弁くらいでしょうか?なかなか見ませんよね。
そして、子どもたちがやってきては、「お金をちょうだい、食べ物をちょうだい」とねだってきます。小さな子どもから、小学生くらいの子どもまで。私たちは、基本的にモノをあげません。ひとりにあげると、たくさんの子どもがどこからともなくやって来くるからです。それに、けんかをしたり、モノをねだったり、子どもたちのためにならないと思うからです。
でも、ちょっと会話をすると、ニコニコと笑顔になります。
モノも欲しいと思うんだけど、きっとコミュニケーションするほうが、もっと楽しいんですよね。
タンザニアは、スワヒリ語。??? 私たちには全くのチンプンカンプンです。地球の歩き方のスワヒリ語練習ページを見ながら、少しの会話をしてみます。
「お元気ですか?」
「あなたの名前は、何と言いますか?」
「私は、たかこと言います。」
こんな簡単な会話をしていると、あっという間にたくさんの子どもたちがやってきます。笑顔いっぱいの子どもたち、ちょーかわいい!!
そして、ダルエスサラームが近づくと国立公園を通るので、窓から動物が見られるんです!!鉄道サファリですよ!牛やヤギはもちろん、キリンやシカ、シマウマと動物たちが見えます。
2時間遅れて50時間の旅でしたが、のんびりゆっくりできて、楽しかったです。あっという間に終着駅ダルエスサラームに着きました。
たかさん♀
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