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2006年10月30日 |
●コヴァーラムビーチ満喫
南インド最高といわれているビーチ、コヴァーラム・ビーチ[Kovalam Beach]へ行ってきました。
ヤシの木が茂るゴールデン・ビーチと青い海、歩くたびにキュッキュッと鳴く砂浜、そして、アラビア海に沈む夕日。。。
そんな風にガイドブックには載っていたんですが、ゴアで行ったミラマービーチやカラングートビーチは、勝手な想像ほどはステキじゃなかったので、正直、そんなに期待していなかったんです。
それが、いざコヴァーラム・ビーチに着くと!
それは、それは、ガイドブック通りの素晴らしいビーチでビックリ! 観光客向けにお土産物屋さんやレストランが並んでいて、リゾート化しているものの、観光客はそんなにいないし、ゴアのビーチほど暑くありません。海も青くて、きれい! ゴミもそんなに落ちていないくて、砂浜を歩いていても気持ちいい〜♪
(今日は、一日泳ぐぞぉ〜)
と、張り切って、ボディボードまで借りちゃいました!(1時間135円ほどのレンタル料金)
これが大正解ぃー!
波乗り初体験の私たちだったんですが、きょうさんハマリまくり! 競泳用のゴーグルまでしっかりつけちゃって、波とたわむれていました! 波も高くて、楽しかったです!
私もインド人が少なく、ほかの人と同じように、普通に水着姿になり、エンジョイしました!
でも、気がつくと、水着姿の女性は私だけ。。。
かなり目立っていたのか、インド人からの「写真を一緒に撮ってください」攻撃にあっちゃいました! 写真を撮ってもらうのは好きなんですけど、水着姿はちょっとねぇ、、、
コヴァーラム・ビーチに来る前に知り合った女性インド人に聞いたんです。
「どうして、インド人女性は、水着にならないの?」「濡れたままのサリーは着替えないの?」って。
彼女は、「インドの女性は、肌を人前ではあまり見せようにカバーしているの。サリーは水に濡れてもいいものを着て行って、あとで着替えているのよ!」と教えてくれたんです。
なるほど、、、だから、水着姿のインド人女性はいないんだぁ。それにしても、サリーのまま水に浸かったら、動きにくそうなんですけどねぇ〜 「郷は郷に従え」ということで、あまり肌の露出した格好は、控えておいた方がいいのかもしれません。。。
この日は、ライフガードのテストをやっていたんです。
このテストでは、500m先に浮かんでいる船まで泳いでいって、そこに積まれた砂が詰まったペットボトルを取って戻ってきたり、人を担いで100メートル走ったり、そんなテストに、40人以上のインド人男性が挑戦していました。
(あんな高い波に向かって500mも泳ぐのぉ!?)
大変そうーって思っていたら、スタッフの人いわく、「やってくる波の中へ潜っていけば、それほど抵抗ないんだよ」だって。そうは言っても怖そう、、、
参加しているインド人男性は、みんな、いいカラダしてるっ!
しかし、ブリーフ姿で並んで待っている彼らのどこを見ていいのやら、、、ちょっと困る、私でした。。。
夕食は、海の近くということもあって、シーフード料理を食べに行きました。
実は、ゴアで小エビの入った焼きそばを食べたんですが、これがお腹にあたったようで、体調を崩してしまい、大変だったんです。なので、ビビっていたんですが、プリプリのエビを見ていたら、我慢できなくなってしまいました。私の大好きなエビを注文! 目の前でバーベキューしてくれて、エビも丸焼き、魚も丸焼き、とっても新鮮でいい匂い〜♪
ほかのメニューに比べると、お値段は高めだけど、それでも1匹200円ほど。食べないわけにはいかないでしょう。ニンニク風味のエビの丸焼きは、おいしかったです!!あ〜幸せ・・・
夕食後は、アラビア海に沈む夕陽!
海に沈む夕陽って、なんでこんなにロマンチックに見えるんかなぁ・・・?
そんな風に、夕陽に見とれていたら、10メートルほど先の岩間に人影が!?
よく見ると、用を足しているんですよねぇ〜(ニオイ付っ)。やっぱりインドだなぁー と、思わせてくれました(笑)。
たかさん♀
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2006年10月29日 |
●バックウォーター船の旅
ボー ポッポぉ〜
ヤシの木に囲まれた運河をゆったりと進んでいたボート。出発からわずか30分、
プスっ プスっ ガ・カカカ・・・
エンジンが動かなくなり、運河の中央で止まってしまいました。エンジンルームにもぐって、故障箇所を直しつつ、何度もトライする船頭さん。心配そうに見守る10人の乗客。ボートには、静かな時だけが流れていました。。。
カチっ カチっ
エンジンをかけ直す音だけが空しく響いているボート。運河の流れにのせられて、さっき通ったはずの場所へ、どんどん戻されていきます。修理の手が止まった船頭さん。
(えぇー どうなる?)
しばらくすると、代わりのボートがやってきました! 「これに乗り換えてくださいー」。よかった、よかったぁ! ボートは1時間遅れで再出発することができたのです。
●
南インド。アラビア海に面した西岸部に、ケララ州があります。「ケララ」とは、「ヤシの国」という意味。パームヤシと入り江、運河(どうも、川っぽい)が多い独特の風景が見られます。
バックウォーター(水郷地帯)と呼ばれるこの地域。特に、コーチン[Cochin]の南は代表的。僕らは、アレッピー[Alleppey]と、クイロン[Quilon]の間、87キロを、そんなバックウォーターを楽しみながら、船で移動することにしました。予定所要時間は8時間。
さすがに乗る人は、観光客ばかりで、僕らふたりのほかに、フランス人カップル、インド人ファミリー6人。スタート早々のエンジントラブルと、ボートという密室のおかげで、まるで前から友だちだったようなアットホームな雰囲気でした。
村人たちの生活は、タイの水上マーケットを思い出すような部分もあり、運河で身体や食器を洗っていたり、洗濯をしていたりします。こうして観光ボートが通ることも慣れているようで、身体を洗いながらの手を振ってくれたりして、人々はとっても自然体!
驚いたのは、運河に標識が掲げられていること。「クイロンまで60km」みたいな残り距離の表示だけではなく、「右へ行ったら○○の街、左へ行ったら○○の街」って。道路標識のような運河標識!? それだけよく利用されているんですね。
カヌーのようなボートに乗って、運河を渡っていたり、網で魚を獲っていたり、運河を中心にした生活が随所に見られます。
一番よく見られたのは、「チャイニーズ・フィッシング・ネット」。つい先日、コーチンで見ていた「チャイニーズ・フィッシング・ネット」なんですが、このバックウォーターの後半4時間は、ずっと「チャイニーズ・フィッシング・ネット」を見ていた気がします。ざっと500基くらいかなぁ〜? アーチのように、運河の中心にあったり、漁港の回りにあったり、動いていないものもありましたが、夜、暗くなっても灯りを照らして上げ下げしている様子は、人々の習慣であるように感じました。
陸に上がるのは2回。昼食時とお茶タイム。
昼食は、南インド特有のミールス。北インドでの、チャパティやナンといったインドパンと異なり、南インドは米が主食。ご飯が盛られたお皿とおかずのカレーで食べます。
お茶タイムは、夕方に、ここでも食堂のようなところで時間を取ります。「ティ?、コーヒー?」と10人の注文を聞いて、素早く注いでくれたお店の主。頭のはるか上から腰の位置にあるコップまで注ぐそのワザには、一同、大注目!拍手喝さいでありましたー!!
ケララ州の雨季は5〜8月と聞いていたんですが、残念ながら、この日も途中3時間ほどは雨の中。おかげで暑い日差しに照らされることはありませんでしたが、青い空を見たかったぁ〜 と欲張りになるのでした。
バックウォーター・クルーズの料金は、ひとり300ルピー(約810円)。移動を考えれば、もちろんバスのほうが安くて早いんですが、船に乗っての見学は、ほかでは見られない光景を目にすることができます!
運河の中を通っていくので、ボートの揺れはほとんどありません。でも、8時間の船中(僕らは遅れたので、所要9時間)はヒマになるので、対策をしておくのがいいと思います。
きょうさん♂
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2006年10月28日 |
●インド、カタカリダンス
インド4大舞踊のひとつ、「カタカリダンス」を、本場コーチン[Cochin]の街で観賞してきました!
感想をひとことで言うと・・・
とにかく、おもしろい!
何がおもしろいかというと、まず、メーキャップといわれる本番前の化粧から見れるんです!それもすんごい厚化粧! 1時間30分をかけて、みっちり、そして、きれいに化粧をしていく様子は、まるで楽屋を見学しているようで楽しかったです!
カタカリダンス。ダンスといっても、踊りといったショーではなくて、お芝居といった感じ。日替わりのストーリーで、毎日、物語が演じられているんです。出演者は一人から数人までの男性ばかりというのが特徴。私たちが見た日は、男性3人が登場していました。
おもしろいのが、1時間ほどの物語の前に、30分間ほど、カタカリダンスの芸や特徴を、例として見せてくれるんです。
というのも、カタカリダンスに、セリフはまったくありません。時どき、「おぉっ!」とか「はぁー!」とか合いの手のような声は聞こえるんですが、セリフのようなものは一切ありません。だから、パントマイムのような感じもします。
「ムードラ」と呼ばれる手や指の動きを使って、感情や時間などを表現しているので、セリフ代わりのジェスチャーはお見事です。「父」「母」「兄弟」「姉妹」「赤ちゃん」・・・。そんな単語から、「どうぞこちらへ来てください」「来てください」「来い!」といった口調の違いまでも、身体を使ったジェスチャーで示してくれます。
特に、目や口など、顔の動きを強調した表現法は、とてもおもしろかったです!
メーキャップ時間が1時間30分、そして、カタカリダンスの説明が30分、物語が1時間といった内容。全部で3時間。それで、一人125ルピー(約338円)という安さ! お得ですねぇー
また、凝った、ド派手な衣装も見ものでした!後ろで唄が歌われて、それに合わせて物語を演じているようなカタカリダンス。
技術的に、もちろん素晴らしいんですが、顔の化粧、衣装にインパクトありすぎ! そして、目や口などの表情や、手の仕草など、ひとつひとつの動きが本当におもしろいんです!
出演者は、表情を豊かにするために、スパイスで目を充血させたりもするんだそうです。あ〜 聞いただけでも、目が痛くなるぅ〜
古典舞踊の中では、めずらしく男性だけで、演じられていているので、男性が女性を演じるために化粧をしていく様子も、お見事でした!
激しい音楽と歌声。神との交流の手段だったといわれるこの舞踊「カタカリダンス」。神秘的にも思えてきます。さすが、4000年の伝統を誇る、世界最古のアジアの国々に伝わる民族舞踊と言われるのも納得です。
このダンスを見たあと、きょうさんは同じように目を動かしたり、顔を動かしたりしているんです。「そういえば、あまり顔の筋肉使ってないよなぁ〜」なんて言いながら・・・。
カタカリダンスのように、もっと、表情を豊かにしてコミュニケーションをとるようにすれば、いま以上に、人同士の会話も広がるだろうな〜 そんなことを感じる私たちふたりでした。
たかさん♀
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2006年10月27日 |
●フィッシング・ネット
ガイドブックで見た一枚の写真。
そこには、海際にある大きな網が写っていました。
チャイニーズ・フィッシング・ネット[Chinese Fishing Net]。そう呼ばれる網は、インド南部のケララ州コーチン[Cochin]にあります。
そのとき、はじめて、コーチンという街が南インドの中で人気が高いことを知り、同時に、伝統的な舞踊「カタカリダンス」の本場であることや、この街で、インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマが死んだことを知りました。(北部インドと異なる様子を見てみよう!)コーチンを訪れました。
「チャイニーズ・フィッシング・ネット」は、コーチン独特の漁法。海中に沈めた網を引き上げて、魚を“釣る”、というか、魚を“集める”方法です。
写真で見たときは、不思議な形というのが最初の印象で、この網をどう扱うのかは、まったくイメージができませんでした。でも、行って見てみれば、「なるほど!」、すぐに判ります。
網は、一辺が10メートルくらいの四角い形。その四隅にくくりつけられた4本の丸太が頂点で合わさり、ピラミッドのような形を作っています。で、その頂点を上げ下げすることで、網も海中から上がったり、海中へ下げたりすることができる仕組みなんです。そんな「チャイニーズ・フィッシング・ネット」が、海岸線に何台もずらぁーっと並んでいます。
「何時ごろ、はじめるんですか?」
コーチンに着いた夜、早速、辺りの人に聞いてみました。せっかく見に来たはいいけど、肝心の「チャイニーズ・フィッシング・ネット」使う様子が見られなかったらもったいない、、、「朝8時だね」。と、教えてもらい、翌朝行ってみると・・・
やってます、やってます!上げています!「チャイニーズ・フィッシング・ネット」。結構重そうぉ〜! だから数人で声を出しながら上げています。で!上がった網を見てみると、ううん〜 魚の数は今ひとつ、、、小魚がバケツに一杯分くらい。。。
1回上げて、これだけの成果だったら、割に合わない気がします。いくら、1台だけじゃなくて、何台も(少なくとも10台はあった)「チャイニーズ・フィッシング・ネット」があってもです。
でもちょっと考え方が違っていたようです。
僕のイメージでは、夜に網を仕掛けておいて、朝に網を上げて魚を獲るやり方。だから、一日のチャンスは1回だけだと思っていたんです。「チャイニーズ・フィッシング・ネット」の場合はどうなんだろう? そう思って尋ねると、おじさんの答えは、
「200回だよ」。
に、にひゃっかいぃー?
確認のため、電卓に数字を表示させてまで、聞き直しちゃいました。さすがに、潮の流れが速いときは、網を下げないそうなんですが、基本的には、朝だけじゃなくて、ずぅ〜っと、網を上げ下げするんですって。大仕事ですねぇー! そのため、おじさんの手のひらは、マメでボコボコでした。
1回網を上げて、魚がそれほどいなくても、おかまいなし! 何度も繰り返していれば、大きな魚がやってくるというんです。その言葉どおり、「チャイニーズ・フィッシング・ネット」のそばには、魚市場らしきお店が並んでいて、氷に敷きつめられたたくさんの魚が光っています。
「イィーカ、アル ヨぉー(いか、あるよ)」
ちょっと不自然な日本語で誘ってくれたりします(笑)。毒を持つ魚や、トゲトゲの変わった形の魚なども見せてくれ、ちょっとした水族館気分も味合わせてくれました。
コーチンの海の色は、それほどきれいじゃないので、(魚、美味しいんかなぁ〜?)と、食べる気はなかったんです。でも、新鮮そうに見える魚を見ていると、食欲が湧いてきてしまい、珍しく、魚料理まで食べちゃいました! 「ノー、スパイシー。ノー、ソルティ、プリーズ」を連発して。久しぶりの魚料理はたいそう美味かったです!!
「チャイニーズ・フィッシング・ネット」。日本では見られない独特の漁法ですが、これだけの数の網があって、それをずっと続けているということは、それだけ魚の数が多いということなんでしょうね。こんなシンプルなやり方で、これだけ獲れるなんて、すごいなぁー!
きょうさん♂
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2006年10月25日 |
●インド西岸、ゴアビーチ
インドの西岸にあるゴア[Goa]へ行ってきました。
海派ではなく、どちらかと言うと山派の私たちなんですが、「ゴアと言えば、海! ビーチ!」という感じなので、慣れないビーチへ行ってみることにしました。
たくさんあるビーチスポットの中でも、一番近くのミラマー・ビーチ[Miramar Beach]を選びました。ゴアの中心地パナジ[Panaji]から、バスで15
分ほどで到着。
「あれっ!?泳いでいる人がいない!!」
こんなに暑いのに!泳いでいる人がいないんです!!
それは、、、、ビーチというより、海が汚い!!めっちゃ汚い!!
でも、宿探し中のYHAホテルで会ったネパール人グループは、仲間の一人が海で溺れて病院に行ってる所らしく、「海の中は危ないよ」とまで言っていました。確かに、かなり波が大きい! インド人やネパール人たちは、海に慣れていないこともあって、海に着くと、ハイテンションになって、ビールを飲みすぎたり、泳ぎは得意ではないのに、無茶をしたりと、ちょくちょく溺れる人が多いとか・・・。
ちょっと、私たちがイメージしていたビーチとは、かけはなれていたので、違うビーチに行くことにしたんです。
次に選んだのは、パナジからバスで40分ほどのところにあるカラングート・ビーチ[Calangute
Beach]。
ここは、ビーチも広く、インド人観光客もよく来るといわれるほど、賑やかなビーチ。海では、ジェットスキーや、遊覧船、パラセーリングなど海のスポーツも盛んで、パラソルもたくさんあって、いかにもリゾートビーチって感じ!!
私たちも、貸しパラソルとリクライニングチェアーを300円弱で借りて、のんびりしようということになったんですが、、、
暑い!パラソルの下でも暑い!ビーチの砂は熱くて、裸足で歩けないほど熱い、、、そして海の中も、なんとなく、ぬるいぃ〜〜
そんな中、インド人たちは、すっごく楽しそうに遊んでいる。
しかし!!
インド人女性の水着姿がいないんです!
逆にビキニを着て、泳ごうとしている私のほうが、抵抗があって、海になかなか行けませんでした、、、
じゃぁ、女性はどうしているかというと、服のまま海に入っているんです。サリーを着たままだったり、Tシャツとズボンをはいたままだったり。(あんなにじゃぶじゃぶになって乾くんかなぁ?)と思いましたが、着替えている様子はなかったですね。。。
きょうさんのインド人男性観察によると、水着着用はほんの5割。あとは、ブリーフ姿だったり、スラックスタイプの普通のズボンだったり、バスタオルで腰巻をしているだけだったり・・・ 海慣れしていないのか、普段着のままって雰囲気でした。
見かけた観光客は、私たちを含めて10人ほど。そんなにビーチにはいなかったので、水着姿の私たちは、とっても目立ってたみたい。。。
インドの西岸、アラビア海での初泳ぎ。インド人の水着姿に目が釘付けになりました。次は、「南インド最高」といわれているコヴァーラムビーチ[Kovalam Beach]が待っています。
たかさん♀
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2006年10月23日 |
●列車に揺られて、36時間
広いインドの移動手段は、列車。
もちろん、バスもあるんですが、狭いシートでの長時間乗車は精神的にきついものがありますし、列車といっても安いので気軽に乗れるのが魅力。
ムンバイにはじめて鉄道が走ったのは、今から150年前という歴史があり、インド国内を網目のように走る総線路距離、6万3千キロという長さ(世界第2位。1位は中国)がある。インドは、立派な鉄道王国なんですね!
コルカタ−ヴァナラシ間、14時間。ヴァナラシ−カジュラーホー(途中のサトナまで)間、8.5時間。カジュラーホー(途中のジャンシーから)−アーグラー間、3.5時間を体験し、この度、アーグラー−ゴア間の36時間を列車内で過ごしてきました。1日半です!長いなぁ〜
と言っても、シベリア鉄道(ロシア)では3泊4日、タンザン鉄道(ザンビア−タンザニア間)でも2泊3日を体験しているので、それらに比べると、36時間は短いほうなんですが、密室に閉じ込められるような時間は、少ない方がいいですね。
さて、インドの列車には、7つのクラスがあります。日本の特急列車だったら、グリーン車、指定席、自由席といった感じで3つのクラスだと思うんですが、インドの列車は、それが7種類。大きく分けて、エアコン付とエアコンなし(ファン)に別れていて、さらに座席指定とか、シートの形式とかに細かく分かれていきます。
窓口で行き先を告げると、エアコンなしの2等寝台「SLEEPER CLASS」になります。もちろん、それ以外のクラスも取れるんですが、基本はこの2等寝台。蒸し暑いインドの旅なので、エアコン有のほうがよさそうにも思っていたんですけど、エアコン車両は、3倍近くの料金がかかったり、エアコン車両の夜は寒すぎるという話も聞いたので、結果的には、その2等寝台がベターなのであります。
寝台の形式は、ちょっと変わっていて、日本の夜行列車(ブルートレインなど)に例えると、A寝台とB寝台の両方が混ざった感じ。。。
A寝台は、車両の中央に通路が通ってあって、その左右に2段ベッドが縦(通路と平行)に並んでいるタイプ。B寝台は、通路が窓側にあり、ベッドが横(通路と直角)に並んでいるタイプ。混ざるとどうなるかと言いますと、
通路を挟んだ片側には、A寝台のように縦にベッドがあり、もう片側には、B寝台のように横にベッドが並んでいる・・・。ということで、ひとつの車両で寝られる人の数は、日本の寝台客車と比べるとかなり多いんです! ううん〜 おかげで人口密度が高い!!
見た目の話なんですが、インドの線路幅って、日本の線路幅よりも広い気がするんです。だから、きっと客車の幅も広いと思うんですね。そう考えると、ベッドの数がたくさんあってもおかしくはないんですが・・・ 身長183センチの僕の身体では、残念ながら足が通路に出てしまいます。だから、ちょっとくの字に曲げながら睡眠です。
寝台車両。
でも、シーツや枕などの寝具はまったくありません。皮のベッドの上に雑魚寝状態、、、シベリア鉄道やタンザン鉄では、寝具はバッチリ用意されていたんですが、インドの寝台では別の話。なんか上に羽織るものはないのかねぇ? はじめは、そんなことを思っていたんですが、数を重ねればそれも慣れてくるんですよね。横になって、タオルで目を顔を隠せばあっという間に夢の中へ・・・
乗客のほぼ全員が持っていると思う必需品があります。列車の旅では、欠かせないものなんですね。なんだと思いますか?
チェーンとカギです。
盗難防止のチェーンを座席や柱にくくりつけてカギでしめるんですね。外国人だけではなく、インド人も当たり前のように対策をしています。実際に、盗難現場を目にしたわけじゃありませんが、そういった自衛策は必要なんですね。もちろん僕らも愛用しています。
そんな2等寝台が当たり前になりつつあったんですが、一度、「予約席を取るなら2時間後」といわれて、それまで待つのがイヤだったので、2等自由席に乗りました。カジュラーホーのそばにあるジャンシーからアーグラーまでの3.5時間だったんですが、体験しました! 自由席!!
この自由席は、通称、「すし詰め車両」!
もうスペースがあれば、どんどん人が入っていきます、入ってきます。ひとり用席に、2人、3人は当たり前に座っているし、荷台スペースらしき、網棚も人でぎっしり。特に外国人の僕らが乗っていると、もう珍しいようで、ジロジロジロジロぉ〜 視線の嵐、注目の的です! 庶民的な人が多くて、道中楽しかったりすんですが、人との接触が多くて、なかなかゆっくりできない気もしますね〜
それぞれのクラスにそれぞれの物語があるような気がするインドの列車。36時間の長旅対策として、今回購入したのは、「SUDOKU」! 70問もついて30ルピーという安さなんです。退屈しのぎには最高でした!
チェンナイ(マドラス)−コルカタ間、27時間がインド最後の列車移動となります。その道中は、どんな列車旅をするのでしょうか? またそれも楽しみです。
きょうさん♂
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2006年10月20日 |
●タージ・マハル。白い墓
インドのアーグラーにあるタージ・マハル[Taj Mahal]は、白大理石で作られたお墓。「世界で最も美しい建築物」と
言われています。
個人的に、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城と同じくらい見てみたかった建造物! そんな、インドを代表する観光地を訪れました。
タージ・マハルの形は知っていたんですが、そもそもお墓として作られたとは、知りませんでした!
タージ・マハルは、“愛の表現”!?
17世紀。北インドを支配していたイスラム教徒の王朝、ムガル帝国。その第5代皇帝シャー・ジャハーン[Shah Jahan]が、愛する奥さん、ムムターズ・マハルの死
を悲しみ、ムガル帝国の国力を傾けてまで、その愛を表現しようとして建設したのが、タージ・マハル。
タージ・マハルという名前は、奥さんの名前「ムムターズ・マハル」が変化したものだそうです。
ロマンチックですよね〜
暑さを避けるため、6時の開門と同時に入場。すでに大勢の観光客がやってきています。
大きな正門をくぐると、正面にタージ・マハル! 朝陽に照らされる前のタージマハルは、白っぽいというより、幻想的な、それでいて、やさしい雰囲気に感じました。
ここがシャッターポイント!とばかりに、皆、池に写るタージ・マハルを撮っています。でも、庭園を中ほどまで進むと、そこも白大理石の空間があるので、そこからの写真のほうが近くきれいに撮れる気がします。
どんどん接近していくタージ・マハル。
インドのイスラム建築の最高峰と言われるだけあって、この優雅な造りには圧倒されます。モスクでおなじみの丸いドーム。この玉ねぎのような曲線はとても美しい! そして周りに建つ4本のミナレット(塔)が、タージ・マハルの空間に広がりを感じさせてくれる気がします。通常は、ミナレットの上から礼拝の呼びかけをするんですが、タージ・マハルの場合は、装飾的な意味合いが強いそうです。
靴を脱いで、大理石の床を歩いてみます。まだ朝一番であるせいか、肌寒い気がするんですが、1時間も経てば、この床が気持ちいい!暑さをやわらげてくれるんです。寝っころがってくつろぎたい気分になりました。
建物の側面には、若草模様のような装飾も描かれています。近くのお土産店で、頻繁に「タージ・マハル模様」と言われるので、すぐに分かると思います。そして、懐かしのエジプトを思い出す、アラビア文字も書かれています。
ヒンドゥー教に触れたと思えば、仏教があったり、こうしてイスラム教を感じることができ(南下すればキリスト教)、インドには多くの宗教を見ることができます。
決して宮殿ではないので、派手派手しい様子はまったくありません。もちろん、お墓であるということもありますし、奥さんを愛する皇帝シャー・ジャハーンの上品なセンスが伝わってくる気がします。
それにしても、タージ・マハルの建設にかかった年月、およそ22年。1653年に完成して、その5年後にシャー・ジャハーンは死んだそうなので、奥さんが死んでからの余生は、タージ・マハルとともに生きていたともいえます。
「私が死んだら、こんなん建ててくれる?」
と、たかさん。いやいや、そんなお金があったら、生きている間に使うでしょ〜と、ふたり納得。死んでからのお金の遣い方に興味がないので、その分、一度きりの人生に投資しようと思うのです。
時間が経つと、日が昇り、白さがどんどんと際立ってくるタージ・マハル。サリーに身を包んだ女性たちが、続々と訪れて来ているのでした。
【タージ・マハル観光ガイド】
・入場料、750ルピー(約2,025円)
・6時前には行列。一番乗り希望なら、5時半位。
・入口では男女別に厳重なボディチェック。携帯電話の充電器などの電子機器や電卓、ペンライト、カメラ三脚は持込不可。無料の預り所あり。
・この時期、6時20分ころ、タージマハル向かって右側(東)より日の出。
・タージ・マハルの北側にヤムナー河が流れていますが、その対岸から見るタージ・マハルも美しい。特に日没直後、川に写ったタージ・マハルを眺めていると心が洗われる気がします。対岸へは、タージ・マハル横から渡し船、もしくはオートリクシャーで。僕らはオートリクシャー利用で片道20分。帰りに、お土産店2ヶ所へ立ち寄りする条件で1台50ルピーでした。
きょうさん♂
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2006年10月18日 |
●カジュラーホーの彫刻美
「官能的」。
「エロティック」。
カジュラーホー[Khajuraho]にあるヒンドゥー寺院の特徴をどのような言葉で表現したらいいのか、実に戸惑います。。。
先日出会ったインド人に、「インドのどこへ行ったのか?」と聞かれ、「カジュラーホーへ行ったよ」と答えると、笑顔で「セックスの彫刻は見たか?すごいだろ!?」と言っていたので、その言葉が的を得ているのかもしれません。
世界遺産の雑誌で見かけたカジュラーホーの建築物。
ミトゥナ像(男女交合像)、天女像がどのように表されているのか、スケベな心を丸出しにして見に行ってみました。
カジュラーホーの寺院群は、3つのエリアに分かれています。メインが西群。ほかに、東群、南群とあります。西群へ、入場料5ドル(もしくは250ルピー。大差ありませんが、最近のレートでは米ドルのほうがお得)で入ると、東群、南群へは無料で見学することができます。
西群は、ざっと野球場くらいの広さ。その中に、寺院とお堂が9つあります。一見似たような形に見える寺院なんですが、外壁に刻まれた彫刻は、どれも異なります。
暑い日差しに照らされながら、ペットボトルの水を片手に見ていくわけですが、遠目から見ても、はっきりとは分かりません、何が彫られているかは。それくらい、バランスの整った建物といった印象です。
寺院を埋め尽くす彫刻のすべてが、エッチなわけではなく、8割くらいは、行列など当時の人々の暮らしも表現されています。
ただ、「カジュラーホーの寺院は官能的・・・」というイメージが強いため、どうもそういう彫刻を探してしまう自分がいました(笑)。
気になるのは、
(どうしてこのような彫刻が彫られたのか?)
それは、当時の北インドで広がっていた“タントラ”の影響が強いらしい。“タントラ”とは、ヒンドゥー教の2大神のひとつ「シバ神」(もうひとつは、ビシュヌ神)の妃である女神たちの性力を信仰する聖典。
女神が持つ性力こそが、宇宙をなりたたせる根源的な力であり、人類の救済はこれによってなされる、としていたそうです。そんな神的な意識を得るための方法のひとつが、性的儀礼。。。
んんん・・・何だか難しく感じますが、「性的な結合そのものが、神聖視されていた時代」。人間と馬の交尾の様子まで彫刻にあるんですから、そういうこともしていたと思われます。。。いやぁ〜 それってどうなんでしょうか?(と、想像)。
エジプトで見ることができた遺跡の数々では、石の技術を目の当たりにしました。ここカジュラーホーの寺院群も同じ石の技術。これらの寺院が建てられたのは、950〜1050年の間、およそ100年間だそうです。当時、日本は平安時代の後期でありますから、国が違えば、建てているものも違いますね。
どの彫刻も無表情だなぁ〜 と思ったり、正面を向くゾウが整列している中に、一頭だけ横を向いて人の交尾をのぞき見していたり、ユーモラスな雰囲気も感じさせてくれる寺院群。
行かれる方は、帽子、サングラス、水分などが必須の暑さ対策です。じっくりと見て回ってくださいね!
きょうさん♂
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2006年10月14日 |
●生死を考えるガンジス河
ヒンドゥー語で「ガンガー」と呼ばれるガンジス河。
ガンジス河の光景をきょうさんに見せたくて、7年ぶりにやってきました。
コルカタから夜行列車に乗って14時間。ヴァラナシ駅に着きます。そこから、サイクルリクシャー(自転車の後部にふたり乗りの荷台がついている三輪車)に乗って、ガンジス河の近くまで行こうと思っていたんです。そしたら、ヴァラナシ駅で出迎えてくれた、多くのリクシャーたちのボッタクリ攻撃が始まったんです。
サイクルリクシャーの相場は、20ルピー(約54円)と聞いていたんですが、「50ルピー」ばっかり。ほかのサイクルリクシャーに頼もうと想っても、グルになって、みんな「50ルピー」。
そんな戦いに疲れ、私は今回も大声を張り上げてしまった、、、
確か、7年前も同じように、怒り、怒鳴ってしまった私を覚えています。ということは・・・、7年前から、あんまり成長していないんかなぁ〜
「まぁ〜 まぁ〜」と、横でなだめてくれるきょうさん。はじめてなのに、なぜか、そんなインド人と紛れては、楽しそう。。。
そんなこんなで、ようやく20ルピーのサイクルリクシャーに乗って、たどり着いたガンジス河。
きょうさんは、はじめてみる光景にビックリしたみたい。私も、相変わらずの汚さを感じつつ、ここにやはり特別の空気が流れているように見えました。
ガンジス河のそばでは、夜にプージャー(礼拝)が行われています。太鼓などの音とともに演じられるまるで炎のショー。熱そう・・・ なんて感じつつも、礼拝と聞いて、じっと見守っていました。24時間、賑やかなガンジス河です。
翌朝、ガンジス河越しに昇る日の出が観たくて、ボートに乗りました。早朝は、観光客向けにボートも無数に用意されている様子。私たちは、ふたりでボートに乗せてもらってガンジス河を遊覧しました。
地平線から昇ってくる、真っ赤な朝陽。ガンジス河の湖面をピンク色に染める光景を目に焼き付けていました。ガンジス河沿いにつづくガートを見るには、こうやってボートに乗って眺めるのが一番いいように思います。
早朝からガンジス河で沐浴している人々。みんな、家族や友人の幸せを願って、沐浴しているんだと思います。
その日の午後、火葬場へ行きました。
ヒンドゥー教では、ガンジス河の聖なる水で沐浴すれば、すべての罪は浄められ、遺灰がガンジス河に流されると、輪廻からの解脱を得るといわれています。
ヴァラナシに、年間100万人を超える巡礼者が訪れ、その中には、ここで死ぬことを目的としている人さえいるんです。
そんな最高の、幸せな死に方をした、ヒンドゥー教の人々の葬儀が、この火葬場で、私たちの目の前で行われています。
竹で作られた担架に運ばれてくる死体。死体には派手な布がかぶせられ、いったんガンジス河の水に浸したあと、火葬場に組まれた薪木の上に載せられます。
死体の上にも薪木が重ねられ、火を点火。しばらくすると、バチバチと音を立てながら、組み木が燃え上がっていきます。もちろん、白い布でぐるぐるに巻かれた死体は、あっという間に墨で黒くなり、時間が経つごとに形を失っていきます。
丸い頭蓋骨が見えたり、大腿骨が飛び出てきたり、あばら骨に残るまばらな肉が見えたり。最後まできちんと燃えるように、焼ける死体を竹竿で突つき、動かしながら、3〜4時間ほどで、死体は灰だけになります。
喪主さんらしき人が、残った灰の大きな部分をガンジス河へ投げ、ガンジス河の水を素焼きのつぼですくい、くすぶっている灰の上に5回まいていました。
すべてがそうやって焼かれるわけではなく、ボートに運ばれ、ガンジス河の中ほどで重石と一緒に投げ込まれる死体もありました。
そんな光景に取り付かれたように、私たちは見入っていました。一体どのくらいの時間が経っていたんでしょうか? きっと3時間くらいは、見ていたと思います。
7年前も同じように、私はずっと見ていたんですが、あの時は、この光景にビックリしたのと、ヒンドゥー教の輪廻回生の意味をずっと考えていたような気がします。
火葬場のすぐ横では、牛が、まるで温泉に浸かっているような感じで、ガンジス河に浸っていたり、その横では人々が洗濯をしています。また、その横では、沐浴している人がいて、楽しそうに遊んでいる子どもたちがいます。
そんな、生と死が一緒になったガンジス河。
じっと眺めていて、気づいたら涙が出ていました。
今回は、きょうさんと一緒に見て、しっかり生きて、幸せに死んでいきたいと思っていました。
死んだ人が悲しいから涙が出ていたんじゃない。きっと、死者たちの顔が、最高の幸せをつかみ、喜んでガンジス河で死んでいくように見えて、涙が出たんだと思います。
ここに来ると、生と死について本当に考えさせられます。
何度も手を合わせ、お宿の前では。塩で自分たちの体をお清めしました。そんな私は、やはり仏教徒なんですね。
塩でお清めしている姿をインド人が見て、日本人がそんなことをしているのは、初めてみたよ!と驚いていました。こんなことしている人、いないのかなぁ??
ゆっくりと流れるガンジス河。
ここは、いろいろ考えさせてくれる聖なるガンジス河ですね。
たかさん♀
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2006年10月13日 |
●インド訪問、第一印象。
(インドって、どんな国なんだろう?)
期待と不安、そしてたかさんからのメッセージを感じながら、僕ははじめてのインドのコルカタに降り立ちました。
(これが、カレーの匂いなのか?)
韓国に着くと、キムチの匂いがするといいますが、ここインドにも、特別のにおいを感じます(ちなみに、韓国同様、悪臭ではありません、ご安心を!)。
出国審査を終え、ターンテーブルで荷物を取り、空港の建物を出て迎えてくれたのは、タクシーの客引きさんたちでした。その数、ざっと15人!夕方5時すぎという時間帯と考えれば、多い方なのかもしれません。
「タクシー?」
「サダルストリート?」
「安い値段で行くよ?」
誰が言っているのか分からないほど、左から、右から、矢継ぎ早に言葉が飛んできます。まぁ、バスよりタクシーのほうがいいと思っていたし、サダルストリートへ行く安いタクシーは大歓迎なんですが、中にはこんな声も聞こえてきます。
「ニホンジン!?」
(正解!)と心で思いつつ、(国籍は関係ないやろっ)とツッコミ。
「ナマエ ハ ナンデスカ?」
(いやいや、まだ自己紹介するには早いやろぉ?)
日本語を話してくれるのはありがたいですが、どうもいきなりの日本語は、“怪しいモード”が作動してしまいます。
機内で出会った日本人大学生ふたり、それに韓国人とも、安宿が集まるサダルストリートへ向かうので、僕らと一緒に5人でタクシーに乗ることになりました(交渉の末、1台260Rs/約702円)。
英語を話さないタクシードライバーさん。(身体が大き目ということで)助手席に座らせてもらった僕は、彼のドライビングテクニックにおびえつつ、(これがインドなんやぁー)と感じるのです。
動き出して、わずか10秒後にクラクションが鳴ったと思ったら、そこから鳴りっぱなし!!ピィー ピッピィ〜!!(プー!と書こうと思ったけど、かなり耳障りなので、ピーのほうがイメージに合います)
コルカタ空港からサダルストリートまでの道は、片側2〜3車線分。というのも、車線が引かれているわけではなく、車幅を意識して走っている車もいっさいないので、隙間さえあれば右に左に車を動かすような感じで進んでいくんです。そりゃ、クラクション、鳴りっぱなしですわぁ〜
エジプトの交通事情もかなり激しかったですが、ここカルカッタもかなりの迫力!タクシーだけではなく、一般乗用車、それにバスもそんな様子で走っているんですから、車内でゆっくり会話をする気にもなれませんでした。
そんな耳障りのクラクションにインドを感じる一方、排気ガスなどの空気は、ウワサどおり汚れています、、、どんよりと、雨雲に覆われたような暗さは、怖いイメージさえも感じてしまいました。窓を閉めれば多少マシかもしれませんが、なんせ暑いので、窓は開けないと耐えられない。
なので、車中に入り込む汚れた空気を避けるため、タオルで鼻を口を隠しながらの走行でした。
僕は、高校時代に鼻腔の手術をしたほど、鼻呼吸が苦手で、もっぱら口呼吸なんです。タバコの煙に囲まれるのも苦手な性質なので、この空気の元では暮らしていけない、、、と思っちゃいました。
●
タクシーが信号待ちで止まっていると、前から物乞い人がやってきました。狭い車間を縫うように、1台、1台と窓ガラスをノックしています。
何もはじめてみる光景ではなく、この旅中で幾度と遭遇してきたことです。ただ、何かが違う・・・。
あっ!
右腕がない・・・。
10代半ばの彼の身体は、右肩から何も出ていませんでした。そして、左腕いっぽ・・・
左腕は、手首まで。僕が当たり前のように持っている手のひらを、彼は持っていなかったのです。それでも淡々と歩き、慣れた様子で窓ガラスを叩いていっています。
(こ、これがインドなのか・・・)
僕は、胸に抱えていたカメラを持つ手が、固まってしまっていました、、、 やがて、僕らのタクシーにやってきました。
物乞いさんがやってきたら僕は、「No」と手や首を振ったり、「あげない」と言ったりします。でも、彼が窓ガラスを叩いてきたとき、僕は、怖くて、彼の顔を見ることができませんでした。無視してしまっていたのです。
「きょうさん、まだまだやで」
(この光景だけで驚いていたら、インドは旅できないよ)という感じのたかさん。(たかさんは強い人だ)と思うと同時に、自分の弱さを感じた瞬間でもありました。
40分でサダルストリートに到着。想像していたよりも狭い道幅のサダルストリート。いたるところでチャイを勧めてくれます。人力車やタクシーに乗らないか? 明日はどこへ行くのか? 誘ってくる人でいっぱいです。
この人たちに、見栄や恥ずかしさってのを持たないんやろうなぁ・・・そんなことを思います。自分たちが生きていくために、お金を得るために、貪欲に生きているように感じました。
『地球の歩き方』が買いたくて、サダルストリートの古本屋さんを何軒か探し回ったんですが、なかなか見つかりません。それでも、「ほかのガイドブックならあるよ」「古くても内容は変わってないよ」と熱心に勧めてきます。そして簡単には値引かない! かなりフッかけてきているんだろうと思いますが、商売上手な雰囲気が感じられました。
それにしても、よく見られます。
注目される、というんでしょうか?
僕らが動物園のおりに入って、インドの人たちは、おりの外から見ている様子。じっと見つめられると、
(そんなに見んどいてぇ〜)とお願いしたくなるんですが、時に、ひそひそ話をしていたり、笑っていたりされると、ムカついてもきます。
僕らは、今からおよそ1ヶ月間のインドめぐり、また、ここコルカタに戻ってきます。そのとき、人々の雰囲気や同じ騒音を聞いて、自分たちがどう感じているのか、その感じ方は変わっているのか、それが、とても楽しみです。僕は、貪欲に、インドを見て行きます!
きょうさん♂
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2006年10月12日 |
●スワンナプーム空港開港
9月28日。タイのバンコクに新空港が開港しました。その名は、スワンナプーム空港[Suvarnabhumi]。スワンナプームの意味は、「黄金の土地」というらしい。
スワンナプーム空港ができたことによって、これまでのドンムアン空港[Donmuang]は軍事用など特別な場合のみ使用されることになり、一般旅客機の離発着はすべて新空港に移ることになりました。
バンコクの3レターコード、“BKK”もそのまま、スワンナプーム空港を表します(ちなみに、今後のドンムアン空港はDMK)。
世界を結ぶ新しい空港が開港するのは、大きなイベントに感じます。それが日本と同じアジアなら、なおさらですね。
インドへ行く際に利用したスワンナプーム新空港。
海外旅行では飛行機利用が当たり前になり、格安航空券も頻繁に販売されている今の時代にできた新空港。どこまで利用客にとって便利になっているんだろう? と、楽しみにしていました。
空港税は、旧ドンムアン空港と同じ、500バーツ(約1,500円)。でもカオサン通りを結ぶシャトルバスの料金は、これまでの100バーツから、150バーツに値上がりしました。それは新空港の方が距離が遠くなったので、やむを得ないことかもしれません(割引販売している場所はいくつもあります)。
カオサン通りからのシャトルバスは空港へ直行するらしいんですが、僕らが乗った市内からのバスは、ターミナルへは行かず、手前数キロのバスターミナル止まり。そこから無料シャトルバスに乗り換え、空港へ向かうことになります。
開港から2週間経っているんですが、バスターミナルのセブンイレブンは、開店準備中。あら、びっくり! 空港オープンまで急ピッチで進められたと聞いていたので、その実態を目の当たりにしました。ちょっとしたお買い物は、仮設状態の屋台を利用するのがいいかもしれません。
無料シャトルバスに乗っておよそ10分。新空港に到着です。道路から空港建物へ短い橋を渡るので、一見、関西国際空港のようなにも感じました。空港内には、イスラム教の方のための場所も設けられているようで、世界観を感じます。
ほかの航空会社は分かりませんが、僕らが利用したインディアンエアライン[IC]の場合は、チェックインに時間がかかりました。一組、10分くらい待っていたように思います。それは出国審査でも同じ。バンコク到着時の入国審査があまりも早かったので、余計にそう感じるのかもしれません。まぁ、そのあたりは人の問題もあると思うので、時間が経てば、もっとスピーディになるでしょう。
ただ、入国審査後の時間の過ごし方に困ります。
免税店が並んでいるのはどこの空港でも同じなんですが、ちょっと休めるベンチがないんですね。なので、免税店に興味がない僕らのような利用客は、一目散に搭乗口へ向かうしかないといった感じです(まぁ、まだオープン前の免税店もいくつもありましたが・・・)。
それとトイレの位置が分かりにくい。レストランの裏側に目立たないように用意されているので、トイレは時間に余裕を持って行くべきかもしれません。
暑いバンコクだからなのか、床はタイル張りでベンチは涼しさを感じさせてくれるステンレスの素材。これは掃除も楽そうです!
シンガポール空港にあるような無料インターネットコーナーがなかったのは残念で、電源をつなげるコンセントの数が少ないのはさみしい気もしました。フランクフルト空港で目立つマッサージチェアの代わりに、タイマッサージの広告だけは見えました。
「空港で楽しむ」というよりは、「乗り物を利用する場所」といった感じのスワンナプーム新空港。ちょっぴり物足りない気がしました。もう一度バンコクに戻るので、次に利用するときに、どれくらいの店舗がオープンしているのかが楽しみです!
●カオサン通りから新空港への行き方
10月12日に次いで、11月10日にもスワンナプーム新空港を利用してきました。
バンコク市内各地から新空港行きのバスが出ているようで、バス停に「飛行機マーク」が書かれていれば、間違いなく空港まで連れて行ってくれます。
僕らは、カオサン通りの近くから乗りました。朝9時ころから待っていたんですが、渋滞でなかなか進まず、「556番」のバスがやってきたのは、9時半ころでした。30分ほど待っていたことになります。運賃35バーツ(約112円)を払って、新空港へ向かいます。
来るときと同じように、高速道路に乗って走ってくれます。朝の時間帯で、空港バスターミナル到着は、10時20分。所要50分でした。そこから無料シャトルバスに乗り換えて10分、新空港に到着です。
●空港から市内への行き方はこちらです。
きょうさん♂
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2006年10月11日 |
●タイの水上マーケット
タイのバンコク郊外にある水上マーケット[Floating Market]へ行ってきました。
バンコクでぜひ見たかった場所のひとつなんです。「市場めぐり」は楽しくて、その国、その街に住む人々の生活が感じられます。タイ北部チェンマイのワローロット市場もそうでしたが、とくに食べ物を売買する様子は、見ていて刺激があります。
水上マーケットでもっとも有名な場所、ダムヌーン・サドゥアック[Damnoen
Saduak]。カオサン通りからツアーバス(240バーツ)で1時間半のところにあります。
縦横に運河があるバンコクは「東洋のベネツィア」ともいわれていました。人々はそれらの運河を生活の中心としていたんですね。運河の両側に立ち並ぶ住居。水には困らず、洗濯は運河で。移動は、自転車や車ではなくボートでありました。
しかし、1970年代以降、多くの運河が埋め立てられ、そこには新しく道路が作られていきます。運河で生活するという人々の数は、徐々に減っていき、バンコク西部にわずかの運河が残っている程度です。
ダムヌーン・サドゥアックは、そんな昔の生活が今も見られる貴重な場所。
途中、トイレ休憩と称して、ココナツファームへ立ち寄り。ココナツミルクの作り方をはじめて見ました! 手作業で削るんですね〜 ここには、ほかにもバンコク発の観光バスがたくさんやってきています。きっと水上マーケットへ行くツアーが立ち寄るひとつの場所なんですね。
さぁ、ボート乗り場に着きました。
まずは電動ボートに乗り、あとから販売されるだろう写真を撮られて出発。ここ数日の雨で水かさの増した運河、というか水路をボートが勢いよく走っていきます。
ボートとすれ違うたびに、波とぶつかって水しぶきがあがります。これはちょっとしたスプラッシュマウンテン気分の迫力。水路の左右には、楽しそうに走り回る子どもたちや洗濯をしているお母さんの姿が見えます。水路での生活が肌で感じられます。10分ほど走って、ダムヌーン・サドゥアック運河に到着。
狭い水路に、何艘ものボートが集まっています。ボートで売られているものは、市場だけあってさすがに多種多様。
ポストカードなどお土産物をはじめ、バナナ、ぶどう、マンゴスチン、パイナップルなど豊富な果物を載せたボートが行き来しています。
また揚げバナナやヌードルも食べられるんです。ガスボンベを積んで手際よく調理していっていました。
1メートルに満たないボートの幅。長さも3、4メートルといったところなので、決して広くはありません。そんな細長いスペースをうまく活用して、商品を並べているように見えました。
ボートの漕ぎのおばさんたち、すれ違うボートはもちろんのこと、運河の左右を歩く人にもしっかり声をかけていて、反応があればすぐに止まって売れる状態なんですね。お客をさがす目はサーチライトのように光っていました。
気になるのは、運河の汚れ。
透き通る運河は期待していませんが、茶色に濁った様子は驚きです。油が浮いたり、野菜のヘタが浮かんでいたりします。それもそのはず、油のかすや流し台の三角コーナーに捨てるような小さなゴミは、すべて運河へ掘られていました。同じ運河で洗剤をつけて洗っていたりするのをみると、汚れているのは当然なんですね。
また美味しいものを見つけたハエの集まる食べ物と、ハエたたきを持ったおばさんとの攻防や、暑い日差しに照らされている肉や魚介類などの生鮮食品を見ていると、食欲はわいてこないのでした、、、
古き時代が見られる場所といっても、さすがにここ数年は観光客がメインだそうです。観光客相手に、カオサン通りよりも高い果物を売っているのですから、物を買うというよりは、船での売買を楽しむのが魅力のように感じます。
1時間半ほどマーケットでの自由行動。帰りに木彫り工場へ立ち寄ってバンコクに13時に戻るツアー。バンコクを朝出発して訪れると、ダムヌーン・サドゥアックには、どうしても10時ころの到着になってしまいます。ツアーではなく、前泊して、早朝の水上マーケットを見れば、また違った印象を受けるのかもしれません。
きょうさん♂
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2006年10月10日 |
●ワットポーの釈迦涅槃像
タイ王宮の南側にあるワット・ポー[Wat Pho]は、1788年にラーマ1世によって建設された寺院です。
ワット・ポーの最大のみどころといわれる巨大寝仏(釈迦涅槃像/しゃかねはんぞう)が見たくて、カオサン通りから歩いて15分、行ってみました。
料金50バーツ(約150円)を支払って入場すると、すぐ正面にあるお堂に人が集まっているのに気づきます。靴を脱いで中に入ると・・・
ど、どかーん!
と、金色に輝く仏像さんが横たわっています。入口そばの頭とご対面。長さ46m、高さ15mの仏像さん、お堂の中にぎっしり詰まっている感じです。というより、この仏像さんの大きさに合わせてお堂を作ったんでしょうか、とにかくまわりに余分な空間がないので、かなり狭そうに見えてしまう。。。
そういえば、スコータイ遺跡の城跡北部で見た座仏像も空間ぎっしりのものがありました。そうする理由が何かあるのかもしれません。
狭そうに横たわっていると感じるものの、仏像さん自体はいたって平然としている様子。全身が金色に覆われていて、顔ももちろん金なんですが、その表情からはリラックスしているような落ち着いた雰囲気を感じます。
横たわっているのは、悟りを開いているからだそうで、表情もそんな状態を表しているように見えます。
きれいに金色に覆われた身体を眺めながら足のほうへ進んでいくと、足裏に描かれたバラモン教の真理を見ることができます。ブッダの特徴といわれる108種類のラクサナ[Laksana]は、細かいモザイク画のよう。
足の指に見られる指紋らしき、うず。自分の指紋と見比べるとどうも形が違います。指紋が違うのは当たり前なんですが、ここまできれいにうずになっている指紋なんて見たことない、、、これも何かのわけがあるのかも?
足裏にはアーチ型の土踏まずがあるわけでもなく、いわば偏平足。でも、それも仏教的な意味合いがあると聞くと、いろいろと不思議が頭に浮かんできます。
(足の指、かなり長いなぁ〜)
(それに、指の長さが、同じや!)
指の長さが同じなのは、足の指だけではなく、手の指もそうです。さすがに親指はやや短いものの、人差し指、中指、くすり指、小指と長さはおんなじ。
これも仏教的な意味合いなのか。。。
この仏像さんは、レンガで作られています。それを漆喰(しっくい)で塗り固め、金箔を貼っているんだそうです。メンテナンスも行き届いている感じで、とってもきれいでありました!
(それにしても、2重枕で横たわっているなんて・・・)
さっそく部屋に戻って試してみましたが、いやいやなかなか困難です。身体をかなり起こした姿勢になるので、横腹は痛いし、バランスもとりづらい。頭を支える手もしんどくて、この体勢は簡単ではありませんね。
だからこそ、特別なのかもしれません。超人といわれる身体的特徴をいつか探ってみたいです。
きょうさん♂
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2006年10月08日 |
●カンチャナブリー観光
アユタヤー遺跡を訪れた後、カンチャナブリー[Kanchanaburi]へ行きました。ここは、映画『戦場にかける橋』で有名なクウェー川鉄橋がある街です。
これまで訪れていた国では、他国の戦争の悲惨さを目の当たりにしてきましたが、ここアジアの戦争は、他人事ではなく、日本の戦争、日本の歴史です。
カンチャナブリーは、第二次世界大戦中、旧日本軍がビルマへ軍需物資を輸送するため、数多くの現地人や何万人の連合軍捕虜を使って、クウェー川鉄橋も含めて鉄道を敷設した場所であります。鉄道の名前は、泰緬鉄道。現在も、カンチャナブリーの先、ナム・トク[Nam Tok]まで運行しています。
●
クウェー川鉄橋は観光のハイライトとして、まずはカンチャナブリからバスに2時間ほど乗って、サイヨークノイ[Sai Yok Noi]という場所まで行きました。ここには、サイヨークノイ滝
(カオ・パン滝)があると聞いていたんです。
バスの乗客は地元の人ばかりで、観光客はいないなぁ〜と思っていたら、実際に滝に行っても、ほとんどがタイ人でした。家族で来ている人が多く、お弁当を広げてくつろいでいる姿は日本のピクニックと同じですね。
滝。それほど期待していなかったんですが、意外ときれい! 水のおかげで、とっても涼しいんですよ。
子どもたちは、その滝に打たれたり、滝つぼで楽しそうに泳いでいます。雨季だったこともあり、結構迫力もあってなかなか素晴らしい滝でした!
サイヨークノイ滝で1時間ほど癒されたあと、ナム・トク駅まで1キロほど歩き、実際に泰緬鉄道に乗ってクウェー川鉄橋まで行くことにしたんです。
クウェー川鉄橋(カンチャナブリー)方面までの運賃は、100バーツ。これは観光者料金で、地元の人は、25バーツ程度らしい。えぇ〜4倍!? せめて指定席にしてほしいと思いつつも、自由席でした、、、まぁ2時間乗って300円だから安い方なんですがねー。
車窓はほとんどが田園風景なんですが、ときには川沿いにタイの自然が広がる景色をたっぷり見ることができます。
泰緬鉄道は多くの死者が出るほど敷設が大変だったようで、その代表的な難所である橋をゆっくり徐行運行してくれました。
線路の左右からは木々がせり出していて、窓から手を伸ばせば、岩や木を触ることができるほどです。速い速度のときには、木が窓をバシバシ叩いてきて、危ない、危ない〜
およそ2時間後。クウェー川鉄橋に到着。
私たちも橋を歩いて渡ってみました。
昔は、木造だったらしいんですが、連合軍の爆撃で破壊され、現在残っているのは戦後修復されたものだそうです。橋の下には、茶色?のクウェー川がゆったり流れていて、その川岸では、ボートもたくさんあり、ツアー客を勧誘していました。
私は、残念ながら、『戦場にかける橋』の映画を見ていないんですが、この悲劇の舞台となったクウェー川鉄橋近くの博物館前には、日本製らしき蒸気機関車も展示されていました。かなり錆びているんですが、垂れ幕に「ニッポン」や「日本軍」など日本の文字をみると、当時の面影を感じます。
ここは、外国人観光客よりも、タイ人観光客の方が多いような気がしました。日曜日だったかもしれませんが、タイ人の休日を少し垣間見れたような気がします。
バンコクからバス2時間で行けるカンチャンナブリー。自然もあり、ゆっくり過ごせる場所ですね!
たかさん♀
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2006年10月06日 |
●古都の遺跡、アユタヤー
もしかすると、「タイの世界遺産」として最も有名な遺跡が、ここアユタヤー遺跡かもしれません。
ボクらが先に訪れていたスコータイ遺跡も世界遺産ですが、そのスコータイ王朝に幕が下りたのは、35代の王がこのアユタヤーの地で新たな歴史を築いたからといわれています。
ヨーロッパ諸国とも外交関係を結ぶなど国際都市として発展していたアユタヤー朝の首都。しかし度重なるビルマとの戦いでアユタヤーは陥落、アユタヤーの建造物の多くも破壊されてしまいます。
世界文化遺産に登録されているアユタヤー歴史公園。スコータイと同様、レンタサイクルをして重要遺跡めぐりをしました。
まずは、ワット・プラ・シー・サンペット[Wat Phra Sri Sanphet]。王室の守護寺院として重要とされている寺院。アユタヤーの遺跡の多くが破壊されているんですが、ここワット・プラ・シー・サンペットも例外ではなく、本来は黄金に覆われた仏像が建造されていたそうなんです。
現在残っているのは3基のセイロン様式のチェディ(スリランカから伝わったベルのような形の塔が独自に発展したタイ風の仏塔)。計ったように3つ並んだ姿は圧巻です。
ライトアップを楽しみに行ってみましたが、照明の角度がばらばらで近くで見ると今ひとつ、、、入場せずとも東側の壁越しに眺めることができるので、それもよしかもしれません。ちなみに観光客向けに「500円」で写真販売していました。あきらかに日本人向けらしい。。。
翌朝一番に訪れたのは、ワット・プラ・マハータート[Wat Phra Mahathat]。ここもビルマ軍に徹底的に破壊されたそうで、形あるもの
はほとんどありません、、、まばらなレンガ積みの塔や、頭のない坐仏像ばかり。
それでも木の根に取り囲まれたような仏像の頭にドキっとさせられます。どうしてこうなったのが不思議。触りたくても触れないように柵ができて、そばに警備員がさりげなく監視していました。
ワット・プラ・マハータート。敷地がずい分広いので、壊されていなければもっと偉大さを感じただろうに・・・と惜しい気がします。
アユタヤー遺跡は、スコータイ遺跡公園と違って、城壁内は一律40バーツ(約120円)と決まっているわけではありません。それぞれの遺跡の入口で入場料を支払う仕組みです。ボクらが訪れたワット・プラ・シー・サンペット、ワット・プラ・マハータートともに、30バーツ(約90円)の入場料でした。
トゥクトゥクでの観光案内が頻繁なようで、「1時間200バーツ」で案内してあげるよ! と、よく声をかけられました。値交渉で、半額くらいになるようでしたが、自由が利くサイクリングの方が自分たちには合っていました。ただ、川で囲まれているアユタヤーには、ほかにもいくつもの遺跡があります。広範囲を有効的に見学するには、トゥクトゥクが便利なようにも思います。
ヨーロッパではいくつもキリスト像を見てきましたが、タイはさすがに仏像が多いですね。目を開けている仏像があったり、閉じている仏像があったりしますが、見なれた気がするのか、見ていてほっとする感じがしました。
きょうさん♂
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2006年10月05日 |
●タイ最大スコータイ遺跡
あっつ〜い!
雨季も終盤なんですが、まだまだ雨が降るこの時期。外に出ると、湿度のあるおかげで、汗がどんどん噴出してくるぅ〜・・・
そんな中、世界遺産にも登録されている、スコータイ遺跡の観光へ行ってきました。
スコータイ遺跡は、スコータイの街から西へ14q離れたムアン・カオ(古い町)と呼ばれる地域にあります。
バスのような乗り物で現地ではソンテウと呼ばれる乗り合いバスで行くんですが、途中の道路では雨の水はけが悪く、また排水も整っていないのか、水浸し状態。家も車もバイクも浸かってしまっている。。。
そんな中30分ほどで、スコータイ遺跡公園に到着しました。公園内はとても広いので、レンタサイクルで周ることにしたんです。1台20バーツ(約60円)。
公園内は、時期が違っているのか観光客がほとんどおらず、ゆっくり見て周ることができました。
まずは、スコータイの王室寺院であるワット・マハータート[Wat mahathat]。スコータイで最も重要といわれている寺院で、増築や修復を繰り返したきたため、複雑な構成になっています。スコータイ歴史地区として城壁に囲まれているんですが、さらにこのワット・マハータートもお掘りで囲まれています。
柱だけが残されていっぱい立っている中に、仏像もたくさんあります。日本にも仏像がありますが、奈良や鎌倉の仏像とは違った顔をしている気がします。
それもそのはず、日本の仏教は、チベット、中国、朝鮮などから伝わってきた大乗仏教の一種。一方、タイの仏教は、セイロン、ビルマ、カンボジア、ラオスなどから広まった仏教の一種のようです。同じ仏教でも日本の仏教とタイの仏教とは異なるもの。仏像の表情もそんなところから違っているんでしょうね。
そんなことを感じながら、城壁内を自転車で動き回ります。
次はワット・シー・サワイ[Wat Sri
Sawai]。3つ並んだプラーン(細かな彫刻を施したトウモロコシのような形のクーメル様式の仏塔)が有名な場所。レンガに囲まれた場所で、プラーンの内部も入れるようですが、この日は雨の影響で水浸しになってしまっていました。
つづいてラームカムヘン大王記念像[King
Ram Khamhaeng Monument]。スコータイの最盛期を築いたラームカムヘン大王は、とってもタイ人に敬愛されていると聞いていたんですが、私たちが訪れたときも、ブロンズ像の前で、若い子が熱心に祈っている姿を見かけました。
クメール文字を改良してタイ文字を考案して、石碑に刻ませるなど、数々の偉業を行ったとされる第3代王、ラームカムヘン。右手に経典を持ち左手で人民にその教えを説いているブロンズ像は、落ち着いていて、風格のある表情に見えました。
ラームカムヘン大王像の西向かい、池に浮かぶ寺院がワット・スラ・シー[Wat Sra
Sri]。橋を渡って小島へ渡ることができます。さっき見たワット・マハータートにある仏像よりきれいなんですが、なぜかおへその部分がくり抜かれて修繕されたような感じになっていました。
ワット・ソラサック[Wat Sorasak]は、チェディ(スリランカから伝わったベルのような形の塔が独自に発展したタイ風の仏塔)の台座を象が支えているんです。四方ともきれいな象に囲まれていて見ごたえがある仏塔でした。
ここまで城壁内にある寺院など、すべて40バーツ(約120円)で自由に見て周ることができます(別途自転車での入場代10バーツ)。城壁の北側(30バーツ)にも見てみたい仏像がありました。
ワット・シー・チュム[Wat Sri Chum]。ここもスコータイを象徴する寺院のひとつで、柱の中に納まった仏像が有名です。自転車を走らせてたどり着くと、緑に囲まれた本堂の中いっぱいに、高さ32メートルのアチャナ仏がいました。今日見てきた中で一番大きな坐仏像。屋根がない本堂なのに状態がいいのは、50年ほど前に修復されたからなんだそうです。
あつ〜い中なのに、きょうさんの写真は相変わらず絶好調! でも、私は、少々バテ気味、、、
でも、仏像の前で手を合わせていると、心が癒されるような気がした一日でした。
たかさん♀
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2006年10月04日 |
●タイ式マッサージを体験
アー!! ギャァー!! ウォー!!
苦しそうなきょうさんの声が聞こえてきます。。。
●
トレッキングツアーを終えた夜に、チェンマイでタイ式マッサージを受けに行きました。
私はタイ式マッサージを以前に受けたことがあります。身体を揉んでくれるんですが、カイロプラクティックのように捻ったりもするんですね。身体をねじるというか、回転させるというか、私には癒しのマッサージというイメージはないんです。。。でも、マッサージ好きのきょうさんは、エレファントライドやバンブーラフティングとともにタイの楽しみにしていたんです。
きょうさんは、全身のタイ式マッサージ。私は、フットマッサージを初体験! どちらも1時間150バーツ(約450円)です。安いなぁー
フットマッサージ。まず最初に、足を大き目の歯ブラシのようなもので丁寧に洗ってくれます。そしてクリームを塗ってマッサージがスタート。
手でゆっくり揉んだあと、足専用の棒を使って、ツボを押していくような感じです。足の指のひとつひとつゆっくりと指先から指の間、順に押していってくれます。
ハァ〜、ちょー気持ちいい♪
日本でもリフレクソロジーがありますが、足裏を押して痛いところがあると、照らしあわされるように身体の部分が異常だったりします。いろいろ押されましたが、どこも痛くなかったので、私の身体に異常はなさそうでしたぁ〜
心地よくてウトウト眠りそうになったとき、カーテンで仕切られた横のブースから、きょうさんの悲鳴が聞こえてきたんです!
アー!! ギャァー!! ウォー!!
「大丈夫〜?きょうさん?」と、聞いても返事がありません!きょうさん、意識不明? それともノビちゃったのぉ??
私の方が早く終わったので、きょうさんのところをのぞいてみると、マッサージ師にされるがままの状態!
思わず、笑っちゃいました!!
だって、女性マッサージ師も大きな身体のきょうさんを持ち上げるのに大変そう〜 それに苦しそう〜 その上できょうさんは、ぐぅぅ〜と唸りながら、動けずにノビてしまっているようでした。。。
しかし翌朝は、ふたりともトレッキングの疲れも残らず絶好調! 効果があるタイ式マッサージなのかもしれません。。。
タイへ行ったら、一度はお試しあれ♪
たかさん♀
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2006年10月03日 |
●チェンマイトレッキング
(チェンマイへ行ったらトレッキング!)
バンコクとは違ったタイの魅力を感じるために、タイ北部のチェンマイでトレッキングツアーに参加する人も多いのではないでしょうか。
ゾウに乗ったり、竹のいかだで下るラフティングをしたり。また、滝で泳いだり、北部民族の村を訪ねたり。豊かな自然の中を歩き回るトレッキングは、タイの文化を感じられます。旅行会社でどんなツアー内容があるのか聞いて周りました。
ゾウに乗ったり、バンブーラフティングをするのは大抵のツアーに含まれているんですが、「滝」の数や訪れる「少数民族の村」は旅行会社やツアー内容によってちがいます。
滝をいくつも見たかったし、滝で泳いでみたかったので、4つの滝が見られる「ドイ・インタノン周辺」のトレッキングを選びました。カレン民族の村を訪れることも含まれています。
本当は少数民族の村もいくつか訪れたかったので、カレン民族だけではなく、アカ族やモン族など4つの民族の村を訪ねるツアーにしようか迷ったんですが、希望日には催行していなかったので断念、、、
4つの旅行会社を周ったんですが、2泊3日のトレッキングツアー料金は1400〜1800バーツ(約4,340〜5,580円)。1日短い1泊2日にすると1200〜1600バーツと、200バーツ安くなる感じでした。
どこもガイドさんや食事(飲み物別)の代金は含まれています。大きな違いは、国立公園に入園するかしないか。入園すると400バーツ程度かかるので、その分高い料金設定になっているようでした。
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トレッキング参加メンバーは4人。ボクら以外にイギリス人女性、フィリッパとジョアンのふたり。彼女たちも5ヶ月間の世界一周旅行中をこのタイからはじめるそうで、一週間前にバンコクに着いたばかりだそうです。
そしてガイドさんは、日本語を少し話す、チャンシャン。
最初会ったときに、「ワタシ ノ ナマエ ハ ホソミハセガワ デス」っていうので誰かと思ったら、ボクシングの日本人チャンピオンらしい。タイボクシング(ムエタイ)よりもリアルボクシングが好きという彼の通称は、ロッキー。
ロッキーのおかげで、このチェンマイトレッキングは一段と思い出深いものになりました!
トレッキングは、チェンマイの田舎道を歩く内容なので道路もしっかり整備されているわけではありません。ほとんどは雨季で湿った狭い道、それもロッキーが“けもの道”を中心に連れて行ってくれるのでいつでも迷ってしまいそうなんです。またそれが(ここを歩くか!?)と意外性があっておもしろいんです。
それでも、観られる風景自体は、ちょっぴり単調。広がる風景が一望できればまた違ったんですが、ジャングルが中心という感じでした。もっとも、スイスのハイキングを期待するのが間違いなんですが・・・笑。
トレッキングシューズを履いて歩く時間は、初日2時間、2日目4時間、3日目3時間ほど。なので移動距離はそれほど長くはありません。滝があれば、そこで十分時間を取って泳いでいたので、慌しいトレッキングというより、のんびりトレッキングという感じもしました。
ガイドさんのロッキーは、ずっと案内をしてくれていました。巨大なアリの巣や見かける昆虫、植物など、目に映るものを教えてくれたり、カレン族を紹介してくれたり。夜には率先してカードゲームで楽しませてくれました。
「T・H・A・I・L・A・N・D」。
負けた人は、アルファベットをひと文字ずつ顔に描いていくんです。それも、鍋のすすで・・・。ロッキーは根っからの楽しい性格の持ち主のようで、盛り上げてくれていました。
またマッチ棒クイズのような問題もいくつも知っていて、久しぶりに頭を使わせてくれました。テーナという自作の楽器を弾きながら歌を聞かせてくれたり、途中の村ではセパタクロー(足を使ったバレーボールのようなゲーム)を見せてくれたりしました。
マルチプレイヤーのようなロッキーのおかげで、タイの文化をたっぷり見せてもらったようでした。トレッキングは、標識のない道を進んでいくので、ガイドさんが知っているルートを通っていくようです。つまりガイドさんによって道は異なるので、その分、ガイドさんによって印象も違ってくるトレッキングのような気がしました。
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最終日の3日目。午前中に雨が降りました。トレッキングシューズを履いていて大正解ですし、雨具は必需品です。
雨季の終わりという時期でしたが、楽しみにしていたエレファントライド(象乗り)、バンブーラフティングはもちろん、カレン族に会うことができたり、滝で泳げたり、何よりロッキーやイギリスの人たちとの文化交換は、貴重な時間でありました。
こういう時間が旅の醍醐味なんだろうな〜
そんなことを思います。
きょうさん♂
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2006年10月02日 |
●ゾウに乗りましたぞう〜
タイ観光で密かに楽しみにしていたのが「ゾウに乗ること」。チェンマイで参加したトレッキングツアーで、願い叶って体験してきました!
日本ではなかなか体験できない動物に乗ること。モンゴルでのウマ、エジプトでのラクダに続いて第3弾となりました。
ゾウ。動物園でおなじみのゾウですが、草原を優雅に歩く姿をはじめて見たのがケニアでのサファリでした。長い鼻をぶらぶらと揺らしながら、短くて太い足をゆっくり動かして歩くさまはかわいいんですよね。
(タイに行ったらゾウに乗りたい!)
そう強く思ったのは、ドイツのヴュルツブルグ宮殿でフレスコ画を見たとき。地球を4つのカテゴリに分けていたフレスコ画には、ヨーロッパにウマ、アメリカにワニ、アフリカにラクダ、そしてアジアにゾウを描いていました。
(ゾウがアジアの象徴なんだぁ〜)
ならば、ゾウ乗りを体験しておきたい。。。
チェンマイでトレッキングツアーを探すために旅行会社めぐりをしたんですが、ほとんどのトレッキングツアーにゾウ乗り体験が含まれています。
乗っている時間はだいたい1時間、中には1時間半というツアーもありました。まぁ荒れた道を歩くので長時間はお尻にキツイ、、、なので、時間にはあまりこだわらずに決定!
2泊3日のトレッキングツアーの初日。最初のアクティビティがゾウ乗りでした。車で到着すると、ゾウがいるいる!!なかなかでっかいぞう〜
「ゾウのおやつにバナナはいかがですか?」
短めのバナナが20〜30本ついて、ひと房20バーツ(約62円)。手土産代わりに持参してゾウに乗り込みます。そう、まさに乗り込む感じ。階段で2階に上がるみたいなんです。ゾウの背中にセットされたふたり掛けのベンチ。座り込むと出発です!
2階くらいの高さはなかなかのスリル。座り心地がそれほど良くないので揺れます。左右の揺れや上り坂ならまだしも、下り坂は前へ飛ばされるかのようにズレてくるんです。こわいぞう〜〜
のそっ のそっ ゆっくりと歩くゾウに乗って、狭いジャングルを抜けて行きます。でもケニアで歩き続けていたゾウに比べて休みがち。ちょっと歩いては止まるんです。理由はすぐに分かりました!
「バナナをちょうだいー」
なんと長い鼻を上げて頭の後ろに・・・つまりボクらの目の前まで鼻を伸ばしてくるんです!でっかい鼻の穴が間近に見られます!
で、バナナを渡すと、落とさないように吸い込んで、口へ器用に入れていくんです。うまいなぁ〜 かなりの吸引力!?
一度、もう一頭のゾウに乗っていた女性がカメラケースを地面に落としてしまったんです。さぁ大変!(どうするんだろう?)って思ったら、ゾウ遣いの人が「Get!Get!」って言うんです。そしたら、ゾウがそのカメラケースを吸い込んで、ちゃんとゾウ遣いの元へ届けたんです。いやぁ〜お見事!そうやって普段トレーニングをしているんですって。
でもトレーニングのときにあげるご褒美のバナナがなかったから、パオォーン!パオォーン!って泣いているのか、叫んでいるのか、乗ってる身としてはかなりの迫力でした!
ボクらが乗ったのはメス象。オス象に比べて訓練がやさしいらしい。ゾウ遣いたちは25頭のゾウを持っているそうですが、そのうち23頭はメス象だそうです。次回はオス象の雄叫びを聞いてみたい。。。
お尻の痛さもなく、楽しい1時間はあっという間。ゾウがバナナを食べ続けるので、それを我慢してもらうのに必死でした・・・ 2〜3房用意してあげても十分かもしれません。きっとあげればあげた分だけ喜んで食べてくれるはずです。
あぁ〜 おもしろかったぁー!
きょうさん♂
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2006年10月01日 |
●バンブー ラフティング
ゾウ乗りと同じくらい楽しみにしていたのが、バンブーラフティング。竹ボートでのラフティングです。
アフリカ大陸ザンビアでラフティングを体験しましたが、今回は竹ボートでのラフティング。竹で作ったいかだのようなボートに乗って川くだりをする。。。そんなイメージを頼りに船乗り場に到着。
意外と流れの速い川を見て、(こりゃ、かなりスリルがありそうー)とわくわくドキドキ!
「持ち物は到着場所まで運びますから、すべて車に置いて行って下さいね。カメラなどの電子機器もすべてですよ!身体ひとつで乗ってください〜」
バンブーラフティングの写真撮影は断念し、船頭さんらしき若い青年に連れられてボートへ。一艘のボートに乗れる人数は2〜4人だそうで、船頭さんとフランス人カップルと5人で乗ることになりました。
何艘も用意されていたバンブーボート。作りはいたって簡単。太さによって異なるそうですが8〜10本の竹を用意します。1本の長さは7〜8メートル、幅およそ10センチほど。それらの竹を横に並べて、前後と中央の3ヶ所を結んでいます。かまぼこ板をもっと長くしたような感じのバンブーボート。中央部には、座るための竹が設置されています。
正方形のような形をイメージしていたので、この縦長の形は意外でした。だって長くなれば長くなるほど操作が難しそうですから。。。
船頭さん、体重の軽い女性2人を中央部に座らせ、そのすぐ後ろにボク、フランス人男性が最後部に座るポジションでバランスを取っている様子。細かな調整が長年の経験を感じさせます。
この時期の水かさはそれほど高くなく、危険度も低いそうで、ライフジャケットはなし。転覆しないことを願って出発です。
船頭さんが握る竹ざお1本で進むバンブーボート。京都の保津川下りを想像していたんですが、全く違っていました。だって、浸水するんです!念のためにと水着着用していて大正解。そもそも竹を束ねただけのボート、先端に水よけがあるわけもなく、少しでも水流が荒れていると、バンブーボートの上に水が覆いかぶさってくるんです。
あぐらをかいて座っていると、川の水に浸されて、まるで半身浴状態!ビーチサンダルは濡れっぱなしでした。。。
幅1メートルほどのバンブーボート。ボート全体のバランスが崩れると平気で30度ほど傾きます。スリリングといえばそうなんですが、かなり怖い。。。慣れればそれも楽しんですが、ライフジャケットを着ていないだけに、どきどきもんでした!
それにしても船頭さんのボートさばきはお見事ですね。7〜8メートルの長さがあるボートを自由自在に操るんですから。
「水かさが増すと竹ざおを数本用意します」。
スピードが増し、竹ざおを手放してしまうこともあるそうで、そんな準備もするそうです。
「終点に着いたらボートはどうするんですか?」
保津川下りではボートをトラックに載せて運んでいました。そんな様子を思い出しながら尋ねると、
「バンブーボートを分解して車に積んで運びますよ」。
何艘ものバンブーボートを手際よく崩していく船頭さんたち。簡単な作り方で出来ているバンブーボートだし、合理的だなぁ〜 って感じます。
「タノシカッタ デスカ?」
日本人客も多いようで、片言の日本語を話す船頭さんもいます。この1時間ほどのバンブーラフティングに参加したツーリストのために何人ものスタッフが動いていました。チェンマイの観光スポット、バンブーラフティング。ぜひ水着着用で楽しんでくださいね。
きょうさん♂
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