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2006年04月30日
●パルミラ遺跡を歩き回る

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中東にはいくつもの素晴らしい遺跡があります。ヨルダンのペトラ遺跡、レバノンのバールベック遺跡、そしてここシリアのパルミラ遺跡(すべて世界遺産)。

ペトラ遺跡やバールベック遺跡と違って、パルミラ遺跡にはインパクトの大きな遺跡物はありません。写真でよく紹介されるのは、記念門と呼ばれるアーチ型の門や列中道路、四面門といったところでしょうか。

パルミラ遺跡の見所は、この規模だと思いました。

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歴史や遺跡を詳しく勉強していないので、ボクらが遺跡めぐりをして想像できるのは、「当時の人たちがどんな様子でこの場所を使っていたのか?」ということ。長い年月をかけて作り、多くの人が歩いたであろう遺跡は、想像力をかきたてられます。

高い柱に囲まれた長く続く列柱道路の脇には、お風呂や、円形劇場などもあります。今でも使われているらしい円形劇場は、ここでいろんな催しがされていたんだろうと想像できるんですが、お風呂のイメージがわきません、、、

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正方形の浴槽・・・というか石でできたプール。裸で浸かっていたのか、足だけ浸かっていたのか?そもそもなんでここにお風呂なの?とすぐそばの列柱道路との距離があまりにも近いので、頭の中は疑問ラッシュでした。

そして「取引場」と呼ばれる場所。

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日常生活で「取引場」と聞いて思い出すのは、「証券取引場」くらい。

(なに、なに・・・ どうやって?何を?取引していたんだろう?)

疑問がわいてきたので、ヨーロッパ人グループのガイドさんに聞いてみると・・・ シルクロードをはじめ、いろんな国から人が来て、ここで売買をしていたとのこと。

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物々交換かと思ったら、なんと共通の通貨まであったそうです(博物館でその通貨は見られるそうです)。誰でも来て取引することができたそうなんです。

「あれがラクダや馬の‘水飲み場’なんだよ」。

連れられて見せてもらったのは、取引場の隅にある三角形の槽。(へぇ〜 聞いてなきゃ、目につかんなぁ・・・) 長い道のりを動物に乗ってやってきた人が、ここで取引をしていたんですね。

そう思うと、お風呂の必要性も感じますね。

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当時の女王さんが威信をかけて作ったらしいパルミラ遺跡。その後も世界各地から、パルミラ遺跡を目指していろんな人がやってきていた場所。

広い敷地を歩いてると、その時代の熱気を感じてきます。

必要なものを手に入れようとし、疲れた身体はお風呂で休める。時代が変わっても、人々の生活は基本的に変わっていないようにも思いました。

求めていなくても情報が自然に入ってくる今の時代。自分の生活を振り返り、シンプルな生き方をしていきたいです。

きょうさん♂

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2006年04月30日
●パルミラのWelcome歓迎

シリアで観たい場所・・・「パルミラ遺跡」。

(ようやく観られる!)と、疲れた身体にむちを打つように移動してきたボクとたかさん。バスを降り、街を見た第一印象は「なんだか廃れてるなぁ・・・」。

これがシリアを代表するパルミラ遺跡がある街なのか?とちょっとガッカリしました、、、

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それもそのはず、砂漠の中にある街だし、それほど街の機能が発達していないのもやむを得ません。まして、首都ダマスカスやレバノンベイルートを観てきたあとでは、ボクらがそんな印象を抱いてしまうのも無理がないことなのかもしれません。

殺伐とした雰囲気、殺風景・・・。どんな言葉が適当でしょうか? 高い建物がないこともあって、実にさみしげな街に感じました。

しかし!

「このパルミラの街はほかの街と違う!」。

そう思えることは、遺跡だけではありません。街の人々でした。

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街を歩くいていると、声をかけられます。「ハロー! ジャパニーズ?」。ここまではよくあるシチュエーション。笑顔で応えたあとが違うんです。

次の言葉は、「Welcome、Palmyra!」。

「Welcome、Syria」ではありません。「Welcome、Palmyra」です。(パルミラによく来てくれたね)そんなイメージでしょうか。実に多くの人がそう言ってくれました。

シリアに来た人のほとんどが、ここパルミラに来ると思うので、パルミラに住む人は数え切れないほどの観光客を見ていると思うんです。でも、擦れていないというか、興味津々というか、親しみモードをうれしいくらいにたっぷり送ってくれました。

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長く旅をつづけてくると、人からの声掛けがしんどく感じるときがあります。移動で疲れているときなんて、応えるチカラもなく、うっとおしく思ったり・・・。パルミラに着いたときも、そんな心境に近かったんですが、パルミラの人の笑顔を見てると、そんな気分はあっという間に吹っ飛びました。

「シリアの人は優しい人が多い」と聞いていましたが、シリアのほかの街ともまたひと味違っていたように感じました。語り合いたくなる気持ちです。もちろんすべての人がそうではないと思います。でも街の雰囲気というか、人の様子は「Welcome」という言葉どおり、歓迎してくれる雰囲気です。これほど有名なパルミラの遺跡がある街でも、人々は高飛車になることなく、笑顔で迎えてくれることに感動です!

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遺跡も印象的でしたが、人々の笑顔がもっと心に残る街、パルミラです。

きょうさん♂

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2006年04月29日
●バールベック遺跡の規模

レバノンに来たからには、世界遺産のバールベック遺跡を見ておかねば!

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ベイルートからバスで2時間、9時に着いたときには、貸切状態。ペトラ遺跡が早朝から人でにぎわっていたのを思い出すとちょっと意外・・・。

確かに、ペトラ遺跡を見たあとでは規模が小さく感じるバールベック遺跡。

それでも、世界遺産に指定されているだけあって見所はあります。高さ20メートルの柱が6本残る様、こんなに高い柱がズラリと並んだ神殿ってどれだけ大きかったんだろう?とビックリします。周りに転がり散らばっている倒れた柱も自由に触れます。

青い空を見上げるように立つ高い柱。今は、6本だけですが、存在感バッチリですね。

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そして彫刻がきれいに残されている神殿も見所!

ただ柱を立てているだけではなく、柄というか、ギザギザ模様があるんですよ。一本一本に時間をかけて作っている様子を想像すると、この神殿の重要性も感じます。バールベック遺跡は、歴史を重ねて敷地も広げられていったそうです。そう思うと、随所に(なるほど!)と感じさせてくれる遺跡です。

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異国から来ているボクらが目についたようで、ベイルートに住むレバノン人が声をかけてきました。どうやら、建築を学んでいるようで、バールベック遺跡を見学に来たようです。

日本は「木」の文化という気がします。バールベック遺跡をはじめ、中東やヨーロッパは「石」の文化でしょうか。国や地域によって、建築の様も変わっていますよね。いろんな観点で見られる遺跡も面白いです。

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見所は、英語の案内板で説明してくれているバールベック遺跡。じっくり読んで回れば、あっという間に2時間以上はかかります。レバノンで見られてよかったです。

きょうさん♂

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■バールベック遺跡入場料金(2006年4月29日)/
12000LP(約924円)※学割なし、アラブ人価格7000LP(約539円)




2006年04月29日
●ベイルートの新しい時代

「レバノンの首都ベイルートは、1975年から15年間も続いた内戦によって、街のほとんどが瓦礫の山に変わってしまった・・・」。

そう聞いて、ベイルートには暗いイメージが漂っているんじゃないか?と思っていたら、全然違っていました。無数の銃弾を浴びた古いビルは残っているものの、近代化を急ぐように新しいビルの建設が続いており、中東を北上してきたボクらにとって、別世界にやって来たようでした。

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海岸線を歩いていくと、海水パンツで楽しそうに泳ぐ男性の姿が目につきます(女性は見かけない)。笑い声を響かせながら、勢いよく飛び込んでいく様子は、まるでリゾート地のひとコマ。その一方で、お祈りをしている人もいて、不思議な光景でした。

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中心地であるハムラ地区のハムラ通りには、多くのカフェやレストランが立ち並んでいます。物価もシリアやヨルダンと比べれば高め。それでも若者を中心にたくさんの人でにぎわっていますから、人々の生活になじんでいることが分かります。

そして広場でやるスポーツは・・・ バスケットボール。

ずっとサッカー(Football)を見てきていたので、久しぶりに違うスポーツを見た気がしました。

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ベイルートの西岸にある「鳩の岩」まで足を運ぶと、そこはレバノン人も含めて観光客ラッシュ。カメラの前でポーズを撮る人でいっぱいでした。

ベンチで休んでいると近づいてきた若い男性。

「どこから来たのですか?」

「日本からです」。

「ほらっ〜 当たっただろう!」

彼が向いた方向を見ると、友だちらしき仲間が数人こちらを見ています。どうやら、見慣れない外国人であるボクを見て「ナニ人なのか?」当てっこしていたようです。

旅をしていて声を掛けられることには慣れているんですが、大抵はお店で働く商売人なんです。ちょっとコミュニケーションをとって、「これ買って」「あれはどう?」とモノ売りに変わります。声を掛けられなくても、じっと見つめられるは日常茶飯事。

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ベイルートを歩いていて感じたのは、20代の若い男女からの声掛けが多かったこと。見るだけではなく、声をかけて会話をしようとする彼らからは、おとなしさや控え目な雰囲気は感じず、世界へ近づこうとする積極性を感じました。活発な雰囲気が伝わってきたのが印象的でした。

アラビア音楽番組では、たくさんのレバノン人が歌を歌っています。

オシャレな衣装に身を包み、セクシーとも派手とも言える格好は、これまで勝手に抱いていた中東の印象とはかなりかけ離れていました。内戦の傷跡を残すビルが新しく建て替えられるように、ベイルートもそしてレバノンもどんどん近代化していくように思います。

きょうさん♂

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2006年04月29日
●アラブ料理をレバノンで

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世界で言われている「アラブ料理」というのは、レバノン料理がルーツになっているらしいですね。

‘食べること好き’の私たちとしては、レバノンに来たからには「アラブ料理」を食べとこう!と意気込んで、ちょっとリッチに高級レストランへ行ってきました。

最初に出てきたのは、テーブルが料理でいっぱいになる前菜。サラダにウィンナー、ポテトフライ、ワラクイナブというぶどうの葉でお米を包んでいるものや、ファラーフェルといわれる料理で豆をすりつぶしてコロッケ風にしているもの、ホブスと呼ばれるパンのようなもの、そのパンにつけるヨーグルトのような味のタヒーナなどなど。

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これだけでお腹いっぱいになっちゃうくらいです。

しかし、メインはこれからで、肉料理のカバブやコフタです。コフタ、シシ・タウーク、シシカバブです。

この肉料理類は、エジプトやヨルダン、シリアでも食べたのですが、ここのカバブが一番おいしかったです。かなり柔らかい!!


DSCF1560.JPGそして、最後にアラビックコーヒー。カルダモンなどのスパイスが効いていて、通常砂糖・ミルクなして飲むのですが、甘党の私には、苦すぎるので砂糖をもらって飲みました。小さなコップで出されるので、エスプレッソのような感覚ですね。

味はというと・・・ ネスカフェの味に慣れている私には、ちょっと苦手ですね。濃い!しぶい!

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日本では、なかなか本場のアラブ料理は味わえないので、レバノンには、このアラブ料理を食べに来たような感じです。いい経験になりました。

でも、日本食の味も恋しいなぁ・・・ お好み焼き、食べたい〜!

たかさん♀

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2006年04月28日
●ウマイヤドモスクの時間

ダマスカスにあるモスクは、世界最古なんですって。

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イスラム教第四の聖地であるダマスカスのウマイヤドモスクは、建築に十年の歳月がかかったそうで、(これは見ておかないと!)と足を運びました。

チケットは50SP。女性にはフード付コートを貸してくれ、たかさんが雨の日のようにそれを羽織ります。靴を脱いで中に入ると、1300年以上前に建てられたとは思えないきれいなモスク。素晴らしい!

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エジプトのシタデルではじめてモスクというものを知りました。華麗さイメージを持っていたんですが、ここウマイヤドモスクは落ち着いた感じ。それほど派手な装飾はないんですが、そんな中にも美しさを感じるモスクでした。

アーチ型の回廊は、細かなモザイクが施されていて、さすが十年の歳月がかかったと思える造りなんです。

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建物の中では、ムスリムの方が南を向いてお祈り。よく見ていると、全員の方が同じお祈り方法ではなかったようですが、それぞれの時間をかけて丁寧にお祈りをしていました。

お仏壇に手を合わせることはあっても、何十分も時間をかけることがないボクにとっては、簡単にはできないことに思えました。

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パッと見は、スペインのマヨール広場のような雰囲気(もちろん意味は違いますが)。どこを向いてもレンズを向けたくなる美しさ。ウマイヤドモスクは、のんびりとくつろぎたくなる空間でした。

でも、中で居眠りをしているシリア人は、棒で叩かれて起されていましたから要注意です。

きょうさん♂

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2006年04月28日
●ダマスカススークで食す

「ダマスカスのスーク(市場)はいいですよ」。
品揃えも豊富、整っているので見やすかったり、お店の人とのやり取りも楽しかったり・・・。

そんなことを聞いていたボクら。特に買う予定のものはないんですが、シリアの人の習慣を感じながら旧市街を歩いてみたかったんです。

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よく目についたのは、貴金属。ネックレスや指輪は軒並み連なっています。そして女性用のベールがマネキンにカラフルに並べられているのも注目です。男性用の帽子カフィーアやTシャツ、またアラブ特有の水タバコなど、およそ600mのアーケード通りを中心にいろんなお店がありました。

モノは買う気がなくても、口に入れるモノなら喜んで買いたくなるボクら(ボク?)。空かしたお腹に必要なモノは、どんどん目が向いてしまいます。

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昼食には、ローストチキン。半分のサイズで70SP(約160円)。油がのった鶏肉、うまい!最高!ホブスといううすいピザ生地のようなものと一緒にあっという間に食べちゃいました。

デザートには、アイスクリーム。こんがり焼けたコーンにこれだけ乗っかって、25SP(約58円)。トルコアイスクリームらしく伸びるらしんですが、それほどは伸びなかった。でもピーナッツとの歯ごたえが美味しく、なんと別のお店へハシゴしちゃいました(そのお店も25SP)。
(シリアって安いなぁ〜)

そんな気が起こると、飲食モードが止まりません。モスクの壁際で売られていた‘紫色の飲み物’を見て足が止まります。(なんやろう?グレープジュースのわりには、グレープがないぞぉ)

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おじさんと目が合うボクら。

「ちょっと飲んでみるかい?」

言葉は通じなくても意図は通じます。紙コップに試飲させてくれるジュース。そろぉりとひと口飲んでみると・・・ おいしいぃ〜 適度な甘さが病み付きになってしまう味です。おひとつください! 大きなコップに入れてくれて、これも25SP(約58円)。安いなぁ〜 ゴクゴク飲んじゃいます。

「これはなんの果物ですか?」

「ブラックベリーだよ」。

へぇ〜 これがブラックベリーの味なんだぁ! 喜ぶボクらの顔を見て、おじさんも喜んでくれたのか、たかさんが手にしていたコップを奪い取って、お代わりサービスまでしてくれました。おじさん、ありがとう!

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歩いているだけで、いろんな声をかけてくれるスーク。必要ないものは、断るんだけど、うまいそうなモノにはブレーキがかからない。お腹いっぱいになったスーク歩きでした。

アラブの人の習慣であるスーク。ここは、満足感が満たされる場所でした。ぜひお腹を空かせて歩いてみてくださいね。

きょうさん♂

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2006年04月27日
●アラブ風呂で裸の付合い

シリアの首都ダマスカスで、ハンマームという「アラブ風呂」があると聞きました。

「アラブのお風呂ってどんなんだろう?」
「アラブ人の入浴スタイルってどんなんだろう?」
「なんで男性専用なんだろう?」
「誰かが身体でも洗ってくれるんかな?」

いろんな疑問と期待が沸いてくる中、旅先で出会った男の子とふたりで行ってきました。

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ダマスカスの旧市街。細かい道を地図を頼りに迷いながら行きつくとお目当ての看板を発見!時間によっては女性専用時間もあるようです。おそるおそる扉を開けると、高い天井に、豪華なじゅうたんが敷かれた部屋。憩いの場のようなソファがいくつも置かれてあって、そこで着替えるようです。

「中を見せてもらってもいいですか?」

勝手が分からず、不安そうなボクらの表情を察知してくれたのか、番頭さんらしき男性は、「ついておいで」と中へ連れて行ってくれます。

細い廊下を抜けると、床が大理石の部屋。その奥にまた大理石の部屋。どちらも広さは八畳くらい。脇に蛇口がついているくらいで浴槽など何もありません。さらに小部屋が設けられていて、そこに椅子が置かれています。

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ほかに誰もおらず、まだ「アラブ風呂」のイメージが沸いてきません、、、 でも、日本でいうサウナのスタイルであることは分かりました。浴槽に浸ることを期待していましたが、サウナもいいなぁ〜ということで、さっそく着替えに移ります。

日本では、文化でもある銭湯をはじめ、旅館やゴルフ場の大浴場、またサウナなど、人前で着替えることにそれほど抵抗はないと思います(たぶん)。さっさとパンツを脱いで、フリ○○状態になったボクに、すかさず布がかけられました。

布といっても、布団にかけるシーツのような生地。小さめのシーツという感じでしょうか。青のストライプが清潔感を漂わせています。(それで腰を巻いてね!)そんな目くばせをするお店の人。風呂上りに、バスタオルを腰に巻いた状態。。。 あの格好のままで過ごすようです。(そうか、完全な裸にはならないんやなぁ〜)

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一番奥の小部屋で蒸気を浴びていると、アラブ人たちがやってきました。もちろん、みんな腰巻をした同じ格好です。聞くと、サウジアラビア人五人とシリア人二人の七人のグループ。みんななんだかはしゃいでいます。狭い小部屋で踊ろうとするんですから、サウナでじっと過ごすことに慣れているボクには、だいぶうっとおしい、、、理解できないアラビア語で一生懸命話してくる彼らはとっても陽気。通じないなりにもそんな時間を楽しんでいました。

すっかり蒸気であたたかくなった体。体の洗い方はいたってシンプル。小さなボールに入れた石鹸に、モワモワタワシをこすって泡立て、洗うようです。でも変わっていることが!!

自分では洗わないんです!

二人一組になって、洗いっこしているんです。だから三組そろって洗っていた。それも皮膚が赤くなるくらいにこすられてるのに、じっと耐えている姿にビックリしました。。。 体洗い専用の人がいて、ボクも洗ってもらうことに。

大理石の床に座り、腕を差し出すと、‘鍋つかみ’と‘へちまのタワシ’が合体したようなグローブでこすりはじめます。これが痛い、痛い、、、 たぶんボク用に弱くしてくれたと思うんやけど、それでも痛い。これでこすられているアラブ人の皮膚は強いに違いない!

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もう一度蒸気を浴びて、ぽっかぽっかになった体で風呂あがり!

バスタオルを借りて、着替えて、ちょっとゆっくりして・・・ 

なんて思っていたら、ボクの目の前に立ちはだかる男の人。どうやら、体まで拭いてくれるようなんです。ビショビショになった腰巻シーツを取り除き、新しいシーツに替えます。そして別のシーツで顔、頭を拭いてくれ、肩にさらりと巻きます。さらに別のタオルで頭が冷えないように、グルリとアラブ巻きして座らされて、最後はひざ掛けで完了!

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なんだか子どものころに戻ったような感じ。至れり尽くせりだぁ〜

続々と風呂から上がってくるアラブ人たちも、さっきまでのはしゃぎっぷりがウソのように行儀よく立って、拭いてもらっています。

「今からナイトクラブへ行くんだぁ!一緒に行くかい?」 陽気なアラブ人たちは、これからが活動本番のようです。

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初のアラブ風呂体験。勝手は違っても、お風呂もいいもんですね! あぁ〜気持ちよかったぁー 

きょうさん♂

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アラブ風呂料金
150SP(約345円) 入浴料、体洗い料、チャイ込




2006年04月26日
●シリア、クネイトラの傷跡

シリア、ヨルダン、レバノン、イスラエルの4カ国に囲まれていりるゴラン高原は、常にイスラエルとアラブ諸国の戦争があるようです。

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そのゴラン高原の一部にあるクネイトラ[Quneitra]は、1967年にイスラエルに占領され、1974年にはイスラエル軍撤退の際に爆撃された街なんです。現在は、国連監視下の非武装地帯。

イスラエルの残虐行為の記録として、アサド前大統領はクネイトラの襲撃跡を修復せずに残しているんだそうです。私たちのような観光客も、シリアの内務省で許可をもらえれば、公認ガイド付きで訪れることができると聞いて行ってきました。

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ダマスカスからバスを乗り継いでいくこと、約1時間30分。ゲートのある敷地に着いて念入りなパスポートチェックを受けたあと、ガイドさんと一緒に、町を歩きはじめました。

壁や屋根が壊れたボロボロの商店が続く道路。床一面にがれきが散らばっている教会、崩壊寸前の大寺院、壁一面に銃弾跡が残る学校・・・。まるで広島の原爆ドームがいくつもあるような光景でした。32年前に、ここで多くの人が生活していたと想像すると、恐ろしさに包まれてきます。

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今は誰も生活していないクネイトラの街。木や草、花がたくさん咲いていて、破壊された建物だけが、冷めた空気に覆われて、殺伐とした雰囲気になっていました。

私もきょうさんも何も話せなくなり、ただ見つめて歩くだけ・・・。

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最後に病院へ行きました。壁にはマシンガンを無数に浴びた銃痕、、、私は息ができなかった。頭がクラクラしてきました。平和ボケしている私にはショックすぎて、言葉も出ませんでした。映画の中のシーンではなく、目の前にある戦争の傷跡。

戦争は、いったい何のためにするのだろう・・・? 誰が喜ぶことなんだろう・・・?

空から、地上から、約ニ週間に及ぶ爆撃だったそうです。戦車やブルドーザーで徹底的に破壊し、銃で撃ちまくり、いったい何人の人がここで亡くなったのでしょうか。せつなく、つらい想いばかりが頭を駆け巡っていました。

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このクネイトラの訪問は、私たちにとって忘れてはいけないことだし、これからもこの襲撃跡を残して一人でも多くの人に傷跡の悲惨さを伝えていく必要があると思いました。

世界のいくつもの街では、今も戦争が起こっています。中東では、テロや宗教問題がよく話題にあがります。とても身近に感じる戦争。学校の授業でしか聞かなかった戦争の出来事は、こうして目の前にして肌で感じます。

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豊かなリゾート地など世界を旅したり、テーブルに乗り切らないほどの贅沢な料理を食べたり、何万円もするアクセサリーや衣服に身を包んだり・・・ そんな中で暮らしている私たちは、こういう現実があることを知っておかないといけないと思いました。

「せかたび」サイトを通じて、写真や言葉で伝えていく・・・ 私たちにできることのひとつだと思っています。

このクネイトラの街で亡くなった方へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

たかさん♀

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2006年04月23日
●身体が浮く! 死海の体験


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楽しみにしていた死海。
一般的なヨルダン側からではなく、イスラエル側から行ってきました。

「死」なんてこわぁ〜い名前がついた海、「死海」。塩分濃度が27%で、魚など生物が住めないことから名前がついたそうなんです。
(どうしてそんなに塩分が濃くなったの?)
それは、ヨルダン川から流れ込んだ海の出口がなく、太陽の光で水が蒸発していくからなんですって。なるほどぉ〜

「どんなカナヅチの人でも、水面に浮かぶことができる!」

そう聞いて、いざ水に浸かっていくと・・・

ホントに浮くんです〜。

足や手をバタバタしなくてもいいから、らっくちんだぁ〜

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逆に立とうと思うと、ひっくり返りそうになって、危うく顔面から海の中に突っ込んでしまうところでした。浮き輪をつけなくても、浮き輪つけているような感じ。プカプカと浮かんで、とーってもいい気持ちなんです!!

さて、お味は?

「海の水はしょっぱい」と言いますが、「死海」の水は、しょっぱいどころか、苦くて痛い感じ、、、目に入ったら大変ってことで、きょうさんは競泳用ゴーグルつけて完全対策。それでも、鼻から入ってしまったようで、楽しそうに苦しんでいました。少しでも皮膚にキズがあると、しみてくるので要注意ですよっ

お待ちかねの“死海泥パック”。

お肌にいいことで有名ですよね。

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水際には出来立てホヤホヤのねんど質の泥がいっぱいあるんです。その泥を身体全身に塗りまくって・・・ 少し乾かして、また、海へレッツゴー!そんなことを繰り返していました。

日本でも有名な死海の泥パック。確かにちょっとスベスベになったような気分。お土産屋さんでは、死海成分入りの入浴剤や化粧品がたくさん売っていました。日本よりも安いような気もしたりして。帰国が近いのなら、美容品を買っていたかもしれないんですが、今は我慢して、試供品をいろいろ塗っていました。(これで満足にしておこう!)と言い聞かせて・・・(笑)。

海よりも山が好きな私たち。だから、海で遊んだあとは、さすがに疲れたなぁ・・・。20分以上も死海に入っていると身体にも悪いとかで、私は早めにリタイア。だけど、きょうさんは、身体が浮く死海がかなり気に入った様子。ひとりになっても、子どものようにずっと遊んでいました。

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全身塩まみれ? シャワーを浴びに行くと、髪はゴワゴワ、体は何度洗っても、塩が取れていないような感じ。まっ、塩は身体にいいし、美容にいいし、この効き目が、長く長ーく続きますように!

たかさん♀

2007年4月現在、ニュージーランド移住作戦実行中の私たち。この度一時帰国する大阪で、「世界旅行セミナー」を開催します。5月5日(土)、世界に興味がある方、旅がとことんお好きな方、ぜひ遊びに来てください〜 



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2006年04月21日
●聖地、エルサレムを歩く

キリスト教の聖地、「聖墳墓教会」。イスラム教の聖地、「岩のドーム」。そして、ユダヤ教の聖地、「嘆きの壁」。宗教は異なっていても、聖地は同じエルサレムの地。端から端まで2キロに満たない城壁に囲まれた旧市街には、三つの聖地が集まっていました。


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とはいっても、宗教のことはよく分かっていません。添乗員として四国八十八ヶ所(お遍路)ツアーに同行したことがあります。般若心経を繰り返し唱えることは、宗教のひとつなんだろうか?そう思ったことを覚えています。

自分は、何の宗教を信仰してるんだろう? 無宗教?仏教なのかな? そう問いかけてみても、毎日繰り返して行っていることはないので、ピンとこないんです。正月の初詣は自分への誓いだったりするし・・・。恥ずかしいことかもしれませんが、よく分かっていないのが正直なところです。

そんな自分がエルサレムを見たいと思ったのは、三つの宗派が同じ城壁の中に集まっている様子を感じてみたかったからです。ヨーロッパ諸国を旅していると、キリスト教を感じます。大聖堂、教会・・・ エジプトに着いたときにはイスラム教をビシビシ感じました。国や地域によって宗教が違うのは想像できるんですが、わずか2キロ四方の中に三つの宗教があるなんて・・・

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当たり前の話ですが、キリスト教徒の方は、岩のドームや嘆きの壁には行きません。イスラム教徒の方も、聖墳墓教会や嘆きの壁には行きませんし、ユダヤ教徒の方も、聖墳墓教会や岩のドームへは行きません。それでも旧市街地の狭い道を服装が異なる人が行き交っているんですから、不思議な光景です。

偶然にも、エルサレムに滞在していた四月二十二日から二十三日にかけて、イースター。年に一度の大切な日ということで、世界各地からキリスト教徒の方が大勢やってきていました。聖墳墓教会は大混雑!テレビカメラまで準備されて、各国に放映されたようです(あまりの人の多さに入場制限あり)。

別の日に、聖墳墓教会の中に入ってみましたが、荘厳なつくりに見とれてしまいました。豪華さ派手さはそれほどないんですが、イエスキリストが処刑された場所やお墓を見ると、大勢の人がここにやってくる意味も分かる気がしました。「最後の晩餐」の舞台となった「最後の晩餐の部屋」にはテーブルはなく、シンプルな石造りの部屋は肌寒く感じました。

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嘆きの壁。石の隙間には、たくさんの紙がはさまっていました。そしてユダヤ教徒の方は本を手に何かを唱えていました。身体を前後に揺らし、思いの丈を伝えているようにも見えました。嘆きの壁は、昼夜を合わせて三度足を運びましたが、いつもたくさんの人がいました。


エルサレムを歩きました。それでも宗教のことはよく分かりません。

でも、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、どの聖地も皆、何かを信じて生きているような気がしました。(自分は何を信じて生きているんだろう?) ひとつ言えることは「自分」。

そう考えると、自分を産んでくれた両親に感謝しますし、おじいちゃん、おばぁちゃん、ご先祖様に感謝します。そして自分に関わってくれているたくさん友だち。。。 皆さんに感謝です。

信じるものが何であれ、過去を感じ、未来のために、今を生きる。一所懸命生きていく。そんなことを感じたエルサレムでした。

きょうさん♂

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2006年04月19日
●ペトラ遺跡の岩肌模様 

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ナバタイ人の都市、ペトラ。

「ペトラ遺跡」という名前は知っていましたが、実際にどんな遺跡なのかは知りませんでした。映画『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』の舞台となった場所・・・くらい。

映画の舞台となったということも注目だし、世界遺産としても必見!ペトラ遺跡はヨルダン観光のメインとして楽しみにしていたんです。

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大まかにペトラ遺跡のイメージをお伝えすると、メインゲートから映画の舞台として有名なエルハズネ[El Khazneh]まで2キロ。そしてローマ円形劇場や王 家の墓を通って博物館まで1キロ。さらに2キロ岩山を登れば、エドディル[Ed Deir]。これが主要な道。それ以外にも道はあるので5キロ四方に及ぶ広範囲な街という感じです。

一番の見所は、エルハズネ。(インディージョーンズのどんなシーンやったっけ?)と思いをめぐらします。幅30m、高さ43m、崖を削り、彫りぬいたエルハズネは圧巻です!

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朝8時から7時間くらい滞在していたんですが、このペトラ遺跡の素晴らしい点は、人々が暮らしていたという街の全体像が想像できることだと思います。岩を彫った住居は随所に観られますし、劇場や大寺院、お墓など、(よく彫ったなぁ・・・)と思う見所、満載です。

途中の博物館までしか行かない観光ツアーもあるようですが、時間と体力があれば、ぜひエドディルまで行ってほしいです。修道院跡らしいエドディルまでの道のりは急な階段が続き、厳しいところもありますが、エドディルに到達すれば、(来てよかった!)と思えるはずです。

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幅50m、高さ45m。エルハズネよりも大きいんです。その先のビューポイントからは遠くイスラエルも見渡せますし、何より、岩山の中に作られた都市であることが実感できます。

建てられたのは紀元前なので、今から2000年くらい前のこと。ピラミッドや神殿を見てきたエジプトでも抱いてしまったこの疑問。。。「どうやって作ったんだろう?」。

大地震の影響で崩壊している部分もありますが、ペトラ遺跡は昔の人の知恵と力を感じさせてくれる場所です。

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それにしても午後になると暑さが増します。早朝からの見学をお勧めしますし、帽子やサングラス、水は必需品です。また道は整備されていない砂利道がほどんどですので、靴は底が厚めのほうが疲れにくいと思います。

きょうさん♂

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■入場料金(2006年4月19日現在)
ペトラ遺跡一日券
:一般21JD(約3,360円)、学生11JD(約1,760円)



2006年04月17日
●モーセの十戒、シナイ山

私たち二人を合わせた合計十四人のグループでシナイ山(標高2,285m)のご来光を見に行きました。

シナイ山というは、旧約聖書に出てくるモーセが神から十戒を授かったことが出てきてとても有名な場所。ユダヤ教やキリスト教、イスラム教徒にとって宗教的に重要な意味をもつ場所らしいのです。

私たちは無宗教なんですが、山登りの好きな私たちは、ぜひ、山頂からご来光を拝みたいと思って参加しました。参加費50ポンド(約1,000円)。

夜11時にダハブのホテルを出発して、1時間30分、シナイ山のふもとに到着。すでにほかのツアー客でいっぱい!!日本の富士登山よりも断然おおーい人の数にビックリ!それぞれのグループにガイドさんがついて、いよいよ出発です。

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体力的にしんどい人は、ラクダに乗って頂上手前まで行くこともできます。ただし、65ポンド(約1,300円)ほどかかります。山頂までは、ラクダ道と徒歩で行く道に分かれているんですが、この日は、たくさんの人が登りに来ていたこともあって、私たちのグループはラクダ道を通って登ることになりました。

ちなみに、ラクダ道は、少し遠回りだけど、比較的ラクチンな道。帰りに下りてきた徒歩道はかなり急な階段(3,750段)。上りはラクダ道でよかった。。。

ガイドさんと一緒に登っていくんですが、私たちは、ほかのヨーロッパ人と比べるとゆっくりペース。足が短いのもあるかもしれないけど、のんびり歩くんです。キリマンジャロの時もそうでした。でも休憩はあまりしないんです。同じツアーのヨーロッパ人たちは、歩くのは早いんだけど、休憩をしょっちゅう取ります。だから結局同じなんだけど・・・ 私たちは、自分たちのペースで約3時間ほどかけて、頂上に到着しました。

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それほど広くない山頂付近に数百人が集まってご来光を待ちます。
いよいよ日の出。空一面が赤色になってきます。ここシナイ山の周りはすべて岩山なので、太陽に照らされる岩山が真っ赤に燃え上がるように見えるんです。きょうさんのシャッタースピードも最高速!

あっという間に太陽は顔を出しました。ほんの数分・・・。

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なんで人は、この数分のために数時間をかけて登って行くんだろう?素晴らしい景色を見るため?一日のはじまりに感謝するため?素晴らしい景色を前にしながらそんな事を考えていました。

私たちは、ご来光が好きです。でもなぜ好きなんだろう?って考えたとき・・・

いつでも初めに戻れる。初心を忘れるべからず。そんな気がしました。

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ご来光を終えて、麓にある聖カトリーナ修道院を見学。集合時間の10時になりました。ツアー客のほとんどが揃っています。でも、一人参加していたヨーロッパ人女性が帰ってこない。15分、30分経っても帰ってこない!心配そうに、ドライバーさんやみんなも彼女を待っている。

そんな時、座っていたきょうさんが、「ちょっと探しに行ってくるわ!」とドライバーさんに伝えて、修道院まで走って行ってしまいました。やっぱり根は添乗員なんですね!

夜中から歩き疲れていた私を含めほかの人は、待つだけで動けない。それをきょうさんは、軽々と走っていく姿がとてもカッコよかったぁ〜。

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15分後。きょうさんは車に戻ってきたんですが、女性を見つけられなかったようです。でも時計の針はもうすでに10時50分。みんなイライラ気味。(なんで一人のために待たなければならないのか!)(飛行機に乗り遅れる!)とドライバーさんに抗議している。ドライバーさんは、「もう少し待とう。あと5分だけ・・・」と言って困っている様子。

う〜 元添乗員の私たちにとっては、どっちも気持ちが分かり、このもどかしさが、昔の添乗員時代と重なりました。

ドライバーさんは、しぶしぶ運転を開始。遅れること1時間。

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途中、ドライバーさんは、電話をかけて会社に詳細を説明している様子。アラビア語なので全く分からなかったんですが、そのあと私たちに聞かせてくれた言葉は・・・

「彼女はタクシーを使ってホテルにすでにいるらしい」とのこと。

エッー!? 信じられなーい!! こんな出来事は、添乗員時代でもなかったよぉ〜!!
シナイ山からのご来光の素晴らしさとともに、驚いた出来事でした。

たかさん♀

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2006年04月16日
●ダハブは海のパラダイス

「ダハブはいいですよ!」
「ダハブへぜひ行ってください!」

第3ステージを南アフリカからはじめて、出会う人によくそう教えてもらいました。エジプトのシナイ半島東岸の街、ダハブ[Dahab]。世界一美しいと言われる紅海から北東に入るアカバ湾に面したリゾート地なんです。

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きれいな海はもちろん、こじんまりした街も過ごしやすく、何日もダハブに滞在する人もいるくらい。(そんなに勧めてくれるのなら・・・)と、海派ではないボクらですが、ダハブに来るのを楽しみにしていました。

カイロを夜に出発してバスで9時間。ダハブに着いたのは朝の9時過ぎ。ホテルにチェックインした後、すぐそばの海岸をお散歩。(ダハブの海はどれほどきれいなのか?)と興味がわいてきます。快晴無風で波が立たない最高のコンディション。

(こりゃ、海に入っておこう!)

と、せかたび初の水着着用となったのです。

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イメージは、ビーチサンダルを脱ぎすて砂浜を駆けてみる・・・(笑)。

ところが、砂浜というより、海岸線は珊瑚。さすがに裸足では歩けない。ビーチサンダルを履いたまま、遠浅のようにつづく珊瑚の上を歩いていきます。膝の高さより深くならないので、海の中が透き通って見えます。

(ほぉ・・・ 確かにきれいな海だぁ〜)

海岸線から50メートルくらいはそんな風に楽しめます。珊瑚が続いたのはそこまで。あとは珊瑚もなく、足も地面に届かない深い海になります。

持っていた競泳用のゴーグルをつけ、海中へ潜ってみると・・・

!!! 珊瑚の周りを魚が泳いでいるではありませんか! 水族館で見るようなカラフルな魚がいっぱい! (おぉ〜 すげえぞぉー)

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シュノーケリングは、翌日にたっぷりと・・・ と思っていたので、この日はゴーグルで済まし、30分ほどで引き上げ。ダハブの海は透き通るほどきれいだし、珍しい魚もたくさん見られる。噂どおりにダハブはすごいぞ!と来て良かったモードになってきたのです。

ダイビングまではするつもりがなく、シュノーケリングで海を満喫作戦!ダハブで有名なスポットらしいブルーホールへ行こうと思ったのですが、翌日は強風、、、荒波、、、 ビギナーのボクらには、ちょっとハードルの高い状態で静観日。

さらに翌日も波が立ち・・・

もっぱら山派で、海派でないボクらは、ちょっとの波がかなり怖かったりするんです。。。 ダハブの海はきれいでもっと見たい。珊瑚を歩けばすぐそこなのに・・・ 波で足元が奪われるのが怖くて、行けませんでした、、、

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結局、海に浸かったのは初日だけ。シュノーケリングも装着せず、ボクらはダハブを後にすることにしました。海派には信じられない話かも? まぁ山派のボクらとしては、シナイ山のご来光だけでも大満足のダハブ滞在でした。ダハブの海はまたの機会に・・・

きょうさん♂

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2006年04月15日
●ピラミッドが見える家 

私たちは旅をしながら「せかたび」サイトを更新しています。ここまで続けてこなければ、エジプトに住んでいるmonaさんと知り合うことはなかったと思います。ネットの世界を通じてステキなご縁をいただきました。

●monaさんのブログ『ピラミッドが見える家』はこちらです。

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せかたび第2ステージのヨーロッパを旅しているころ、monaさんからコメントをいただけるようになりました。エジプトが近づくにつれ、「ぜひうちの家でゆっくりしていってくださいね」とお言葉をいただき、真に受けてお伺いしてしまったんです。

monaさんは、私たちと同じ元添乗員さん。と言っても、海外添乗を十年されていたバリバリのプロテン(プロの添乗員)さんなので、「私たちと同じ」なんて言えないんですが・・・。monaさんが所属されていた会社は、もちろん私たちも知っていて、きょうさんなんて社長さんに会いに何度も行っていたくらい。だからお会いしたことがなくても、とっても近い存在に感じていたんです。

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カイロの空港に着いて、早速お電話してみると、明るい声を聞かせてくれました。電話口で分かりやすい道案内をしてくれるmonaさんは、「テキパキしたしっかり者のお姉さん」、そんな印象でした。

お家は、(エジプト御殿!)のようなステキなマンション。バルコニーやお部屋から、ピラミッドが見えるんです!砂ほこりが舞っているような街中から、龍宮城に来たようでした。

目配り気配り心配りがとても自然な人。monaさんは、海外添乗を十年されていたことだけじゃなく、かもし出される雰囲気がとっても自然なんですよね。あまりの居心地よさに、私たちは、三週間も甘えて滞在してしまったのです・・・。

荷物を置かせてもらって、アブシンベルやルクソールの観光に一週間出かけました。ずっと安宿をハシゴする旅をしてきたのに、あまりの環境の違いに、(はやくmonaさん家に帰りたぁ〜い)って思ってしまったくらい。環境の変化って恐ろしいなぁ・・・。

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だんな様は、日本語を話すエジプト人。

たまたま好きになった人がエジプト人で、結婚するときにイスラム教に入ることになったそうです。「結婚を考えることよりも、イスラム教になることを一番よく考えた」。と聞かせてくれたとき、宗教の違いという問題が見えた気がします。

エジプト人のだんな様。彼のお母さん、ご兄弟。エジプトの生活習慣と触れながら、とても仲良く楽しく暮らしておられるように感じます。monaさんの想いも伝え、彼らの想いも受け入れる。自然体でつき合う様子から、monaさんの強さがうかがえました。

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もし、添乗員時代にmonaさんと出会っていたら、もっと添乗員という仕事を続けていたと思います。

ステキな女性に出会えました。
素晴らしいご縁を本当にありがとうございます!

きょうさんが書く「●プチ・ファラオ(王)体験」はこちら

●monaさんのブログ『ピラミッドが見える家』はこちらです。

たかさん♀

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2006年04月14日
●エジプト家庭料理を作る

エジプトでお世話になっているmonaさんの家。うれしいことに、連日のように美味しいご飯をいただいています。日本のルーを使ったカレーライスをはじめ、レストランのメニュー食べ尽くすかのように、いろんな料理を食べさせてもらっているんです。感謝、感謝!!

もちろんエジプト料理も作るmonaさん、エジプトの家庭料理を作ってくれるというので、私もキッチンに入ってお手伝いをさせてもらいました。

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まずは、エジプトの国民食といわれる「コシャリ」。

お米と一緒に、ゆでたレンズ豆とトマトベースのダシを入れて炊くんです。炊き上がったら、その上に細かく切ったマカロニとスバゲティを混ぜお皿に盛り付けます。あとは、しっかり炒めた山盛りの玉ねぎ(オニオンフライ)をトッピングして、ソースをかけて出来上がりです。

実は、エジプトに到着した数日後にレストランでコシャリを食べたんですが、私の口にはあまり合わなかったんです。ソースの味が濃すぎたのか、ひと皿も食べ切れなかった、、、 でも、monaさんに作ってもらったこのコシャリは、味が全然違うんです!材料とか一見似ているんだけど、スパイスが違うようで、おいしかったです〜。お代わりまでしちゃいました〜 

「コシャリ」は、エジプトでは手抜き料理と言われているらしいんですが、私が思うに、全く手抜きではありません。ひとつひとつの材料をこしらえるのに手間暇かかるし、とっても手のこった料理でした。

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そして別に日にお手伝いさせてもらったのが「マハシー」という料理。この料理もエジプト人には大好物らしいんですよ。 しかし! ちょぉ〜 準備に時間がかかる料理 なんです!

お米を野菜で巻いて、炊く料理。それが「マハシー」。monaさん家では、お米をキャベツで巻きました。

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パクチー(香草)、エジプトスパイス、トマトソースをお米と一緒に混ぜておき、それを五センチ四方くらいに切ったキャベツでひと口大になるように巻いていくんです。それをお鍋いっぱいに並べていきます。隙間ができないようにギッシリ並べていくので、かなりのボリュームなんですよ!

玉ねぎと牛肉のだし汁を水の変わりに入れてコトコト炊いきていきます。待つこと四十分ほど・・・。

ぽわぁ〜んといい匂いぃー!

病み付きになりそうなおいしさでした!!

たっぷり時間をかけて作った料理も、食べてしまうのは、ほんの二十分ほど。ハァ〜 まぁ、きょうさんの幸せそうに食べている顔を見たら、それもよしとするかぁー

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この「マハシー」、レストランでもなかなか食べられないんですって。準備に時間がかかることを考えたら、それもそうですね!そんな貴重な料理まで食べられてうれしいぃ〜 

エジプトの女性はあまり外には出ず、家にいる時間が長いからか、時間をかけて料理を作ることが多いみたいです。おいしい料理を食べられる旦那さんは幸せですね!

久しぶりにキッチンに立った私。monaさんのお手伝いをしているのか、邪魔をしているのか・・・笑。でも、かなり楽しく、とってもおいしく、いい経験になってうれしかったです!

すっかりこの料理が大好きになったきょうさん。このレシピ覚えて、また日本で作れるかなぁ〜

たかさん♀

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2006年04月13日
●読めない、アラビア文字

アラビア文字が使われているエジプト。

「数字が読めないと、買い物できない・・・」。と聞いて大慌てで覚えたアラビア数字。空港から市内へ行くバスに乗るときも、「949番ってどれ?」とパニックでした、、、

1と9は、形的に同じなんですが、それ以外は形が違うアラビア数字。まぁ何とか覚えたおかげで、いくらと表示されているのか分かるようにはなりました。表示されていないお店がほとんどですが・・・。

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車のナンバープレートや、地下鉄の時計も、アラビア数字が使われているんですよ。

なんだか不思議な感じ・・・。

数字が読めたところで、アラビア文字を理解することはできません。日本語では「あなた」と訳する「you」も、アラビア語には幾通りもあるんですって。男性か女性かによって使い分けられたりするそうです。だから電話で話している会話を聞いて、受話器の向こう側にいる人が男性か女性なのかも分かるようです。こりゃぁ、覚えるのも大変ですね〜 そう考えると、日本語はまだ楽だったりして・・・。

通りに並んでいる商店だって、看板だけでは何屋さんか分かりません。売っているものを見なければ探し物は見つかりませんね。先日立ち寄ったスーパーマーケットで見かけたのど飴はこれ。

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日本でもおなじみの商品なんですが、アラビア文字だけ見たら分かりませんよね。これもアルファベットを、アラビア文字で書いているんですって。

んんん・・・ アラビア語圏で生活するには、まだまだ時間が必要なようです。


きょうさん♂

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2006年04月12日
●エジプトの危険交通事情

ケニアから飛行機でカイロに着いたんですが、バスに乗って市内へ向かうときに驚いたのが、カイロの道路事情でした。日本で言う三車線くらいの道幅なんですが、白線がありません。バスやタクシー、乗用車は、自由自在に道路を車線変更しながら走っているんです。変更する車線自体がありません。後ろから眺めると、四車線くらいになっていた・・・。

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もうひとつ驚いたのが、赤信号なのに車は平気で直進していくんです。すべての交差点とは言いませんが、どう見ても赤なのに進んでいくバス、タクシー(赤が直進のサインではありません)。この国には信号の役割がないんだろうか?と思ってしました。それはタクシーに乗ったときも同じ。料金交渉制のタクシーだから、運ちゃんはびゅんびゅん飛ばします。車内でゆっくりリラックスなんてできません、、、

街を歩いていて歩行者側の立場になるとその疑問は増します。歩行者信号が青で交差点を渡っていても、車は平気で突入してきます。きっと警官が立っていて、しっかり「止まれ」の指示を出さない限り、車に信号の意味はないと思います。

そして横断歩道がない。あっても、タフリール広場とか市内の中心地だけ。もちろん、信号の意味はあってないようなもの・・・。地下鉄の駅近くであれば、地下にもぐって渡ることもできますが、それ以外はどうするか?

車道を渡るしかないんです!

これが、結構怖い!

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飛ばし屋運ちゃんたちの車が行き交う道を、わずかな隙間を狙って、小走りで渡らなければなりません。なかなかタイミングが分からないから、体格のいいエジプシャンの身体を盾代わりにしたりして・・・。子どもたちから、じいちゃん、ばぁちゃん、学生さん、赤ちゃん連れのおかぁさんまで、みんな平気な顔して渡っていくんですから度胸ありますよね。あれはドキドキもんです。

クラクションはひっきりなしに鳴っています。はじめ、(何秒くらい鳴らない時間があるんやろか?)と思って計ろうとしたけど、2秒にもならずすぐに止めました。モンゴルでもクラクションは鳴り響いていましたが、規模が違いますね。タクシーの運ちゃんなんて、右手をハンドルの真ん中において、クラクションを鳴らせる状態で運転してるもんね。

(よく、これで事故が起こらないなぁ〜)

と思っていたら、事故直後に遭遇したこと二回。ガシャンっ事故現場を目撃したこと二回。そしてタクシーに乗っていたら、後ろからぶつかられたこと一回。どうやら事故は多発しているようです。

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エジプトの事故現場。すごいですよ〜 すぐに人だかりができるんです。電話しなくても、警官はいるし、それ以上に野次馬さんがあっという間に集まります。ボクらが乗っていたタクシーがぶつかられたときなんて、二台の車以外に六人くらい集まっていました・・・。運ちゃん以外に、野次馬さんのほうが熱くなっていましたから・・・。バンパーが外れたくらいだったらから、みんな言いたいこと言ったら、十分ほどで解散になりました。タクシーの運ちゃんに聞いたら、「これでいいんだ・・・」だって。ちょっと淋しそうな顔をしてた。

時間帯によっては渋滞もしょっちゅうですが、その時間も楽しんでいるように感じました。この前のタクシーの運ちゃんなんて、偶然となりに止まった車が友だちの車だったようで、渋滞中のとろとろ運転を利用して、窓越しのアラビア語会話で盛り上がっていました。

この国で、車を運転しようと言う気にはなれません。

そして、車に乗っている立場でも、道路を渡っている立場でも、スリルと楽しさが満点!それがエジプトの交通事情です。

きょうさん♂

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2006年04月11日
●エジプト版マクドナルド



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エジプトにもマクドナルドがあります。さすがは世界のマクドナルド。私たちも行くのはイギリス以来。久しぶり〜

さてエジプトのマクドナルド。ほかの国とどこが違うのかといえば・・・ まずは看板。

おなじみの「McDonald’s」の赤い看板に加えてアラビア文字でも書かれているんです。私たちにはまったく読めませんが、エジプトの人にとっては身近な文字なんですもんね。「マクドナルド」とカタカナで書くようなイメージでしょうか。

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もうひとつの違い。それは、アラビアンマックというメニューがあるんです。

もちろんオーダーです!

パンの部分は、インドでよく見るナンのような白くて薄いパン。
中身の肉は、エジプト版のハンバーグでコフタかなぁ〜?

って思ったんだけど、いつもの肉だったような気もして・・・

・・・ってことで、普通に美味しいんだけど(何がアラビアンなのかな?)よく分かりませんでしたぁ〜笑。

エジプトの物価から考えると、マクドナルドの価格は高級ですって。でも店内は、クーラーが効いていて気持ちがいぃ〜!!っと言いたいところなんだけど、寒すぎるくらいでした。

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驚いたことが、エジプトマクドナルドには、デリバリーサービスがあるんです!お店の前にバイクが停まっているのを見ると、まるでピザ屋さんみたい!でも停まっているだけじゃなくて、走っているのも見たから注文する人もいるんでしょうね。

ルクソールのマクドナルドには、ピラミッドがデザインされたルクソール限定のマクドナルドバスタオルやリュックサックなども販売されていました。なかなかオシャレっ!お土産に買って帰る人も多いとか。限定版という言葉に魅かれて、買おうか?とも迷いましたが、まだ日本には帰らないので止めました。

世界のどこでも見かけるマクドナルド。ここエジプトはひと味違っていたなぁ〜

たかさん♀









2006年04月10日
●天然フレッシュジュース

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通りを歩いていてよく目にするのが、お店の軒にぶら下がったたくさんの果物。

はじめ果物屋さんかと思ったら、そうじゃくて、なんとジュース屋さん。もちろん、フレッシュジュースです。オレンジやグレープフルーツ、サトウキビジュースなどなど。その場でぎゅっと絞ってグラスになみなみと注いでくれます。

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すっごくおいしいのが、マンゴジュース。ほどよい甘さが病みつきになっちゃいます。きょうさんすぐに気に入って連日飲みに行ったくらい。エジプト人もよく注文するのか、マンゴジュースは専用ボトルに入れられているんです。

私のお気に入りは、コクテール。ミルクにイチゴ、バナナとフルーツが層になって、それをスプーンでかき混ぜながら飲むんです。ミックスジュースみたいで、ちょぉ〜 おいしぃー!! お店によってこのフルーツの中身が違っていたりします。かなりオススメです!

(どこの果物使ってるの?)

なぁんて気になるお店もありましたが、ゴクゴクと美味しそうに飲んでいる人たちを見ていると、そんな気も薄れてきます。それで一杯30円くらいなんですから、毎日通いたくなるの分かってくれますかね?笑。

美味しいものを食べ、美味しいものを飲み、幸せ太りの毎日です。

たかさん♀

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2006年04月09日
●エジプト料理は多種多様

「旅の楽しみは、世界の料理を食べること」

そんな人も多いんじゃないでしょうか? じつは私がそうなんです!

だから物価の安い国はうれしい!いろんな料理が食べられる。。。それに挑戦しやすい!

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レストランではアラビア語が通じないんだけど、持っているガイドブックの料理写真を指差して、「これと同じものちょーだい!」と言ってみる。まぁ、ほかの人が食べている料理を指差す方が伝わったりするんだけど・・・笑。エジプトの思い出の料理をご紹介します。

ガイドブックにも載っていた「ハト料理」。日本で、ハトは食べないですよね。私は食べてみたかったんです(結構ゲテモノ好きのようで・・・)。エジプト人に人気のハトに米を詰めたハマーム・マフシー。ハトお肉は少々硬かったけど、鶏肉と同じでおいしかったァ〜! でも、ハトは小さいから、食べられるところが少ないのが残念、、、

シャクシューカという料理。玉ねぎや玉子、トマトやなすびなど具材をいっぱい入れた壺の器で煮込んだ料理。ロシアのボルシチっぽい感じもする。量が少ない?と思ったけど、ボリュームあるんです。あつあつ、ふぅふぅ〜していただきました!

ファーストフードで人気のシャワルマ。手ごろに食べられるのが人気!トルコで有名なケバブといってもいいような感じ。三種類のサイズのパンが用意されていて、その柔らかいパンと合っているんです!あっという間に食べてしまいました。


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コフタといわれる細長いエジプト版ハンバーグ。これは、ミンチ肉を鉄の棒につつんで炭火で焼くんです。アエーシと言われるエジプトのパンと一緒に食べるのが一般的。ソラマメを潰してコロッケのように揚げたターメイヤもアツアツでおいしかったぁ。

珍しくて美味しいエジプト料理。(このまま食べ続けていいのかなぁ?)と思っちゃうんですが、(うん、食べていいんだ!)と答えて、徐々に太っていく?のでした。

たかさん♀

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2006年04月08日
●エジプトはナイルの賜物

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「ナイル川」・・・世界で一番長い川。

「エジプトはナイルの賜物」と聞いたことがあります。でも意外に川の横幅はそれほど広くないんです。全長7,000キロに比べて、対岸までほんの数百メートル。船で五分もしない間に到着します。ルクソールやアスワンのナイル川は風情があって歩いているだけでものんびりできるんです。

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よくパンフレットとかにも載っているファルーカという帆の船がナイル川にマッチしていて、まるでエジプト時間を表すかのようにゆったりとした光景です。私たちもとっても気に入って散歩していました。そのナイル川が夕陽に染まり空一面一瞬真っ赤になります。瞬きをするのが、もったいないって思うほど、美しかったです。夕暮れ風景

そんなナイル川もアスワンダムが出来るまでは氾濫が毎年あり、エジプト人を困らせていたようです。その氾濫で、あの有名なスウィンクスやルクソール遺跡は、砂に埋まっていたそうです。すごいなぁ〜。

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そして、小学校の社会科にも出てきた、アスワンハイダム。大きなダムでした。このダムに貯まっている水の量は、エジプト人が三年間も暮らせる量があるんですって。見当つきませんが・・・。エジプトの水道代は安いそうです。雨がほとんど降らないのに、そんなに安いのはナイル川とアスワンハイダムのおかげなんですね。

珍しいエジプトの雨ですが、私たちがエジプトに到着した日は、偶然にも雨が降ったんですよ!それもかなり長時間の大雨。さらに次の日も雨で・・・。久しぶりに降った雨で、エジプト人も大喜びのような気がしました!傘を差しているのは私たちくらい。でも、雨に慣れていないせいか、道路の水はけが悪くて大きな水溜りができたり、レストランのフロアに水が流れ込んでいたりしていました。まぁ手際よく処理していましたが・・・。

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夏の少し前ということもあり、苦しいような暑さではないエジプト。それでもナイル川の存在は大きいんだなぁ〜 と感じました。

たかさん♀

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2006年04月07日
●ルクソールの西岸観光 

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カルナック神殿やルクソール神殿がある東岸は観光しやすいけれど、西岸はそうでもないんです。エリアが広いこともあって、移動が大変、、、 ツアーだとバスでひょいひょいって感じで見て回れるんですが、ボクらはそうはいかない。バスが走っているわけでもないし、タクシーを使うと値交渉が厄介・・・。

ボクらが選んだのは、自転車!

じっとしているだけでも暑いルクソール。でもエジプトを感じるサイクリングもええやん!ってことでがんばりました。

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涼しいうちに距離を稼いじゃおう! 東岸の宿を8時に出発。自転車に乗ってルンルン気分でフェリー乗り場へ。これからナイル川を渡ります。片道ひとり1ポンド(約20円)って知っているのに、「10ポンドだよ」なんて言ってくるおじさんなんてプンプン!観光客を見かけるとボッたくってくるのは勘弁です。自転車の積み込みはタダなのに、「自転車1ポンド」って言ってくる船乗人。まったくぅ! いったい誰を信じたらいいものか・・・笑。もちろん払いませんよぉ〜

広島の宮島フェリーのような短い距離。ほんの10分で西岸に着きます。ペットボトルの水1.5Lを2ポンドで買い、目指すはメムノンの巨像[Clossi of Memnon]。ここも以前は葬祭殿だったそうですが、今はこ の巨像が残るのみ。ツアーバスもじゃんじゃん止まって見て行きます。無料がうれしいっ!

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ルクソールの西岸は「王家の谷」を代表するように、観光地がいっぱい。とても一日では見て回れません。ツアーバスのほとんどが、暑さの控えめな午前中を中心に三ヶ所くらいを巡っているようです。ボクらは、地元の子どもたちと言葉を交わしながらののんびりサイクリング。

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まず向かった先は、ハトシェプスト女王葬祭殿[Deir el Bahri]。絶壁のふもとにある整った葬祭殿なんです。エジプトではじめて の女王だそうですが、自分が死んだ後に義理の息子に20体近くの像を壊されているのが残念、、、 ツアーでは30分ほどの滞在だったようですが、時間に自由が利くボクらは、自転車を置いて、谷を登ってみることにしました。谷を越えて西側へ行くと「王家の谷」が見下ろせるビューポイント。暑いけど、爽快でしたぁ!

太陽の位置が高くなる時間。ペットボトルの水をぐいぐい飲んでしまいます。熱射病を警戒して、休み休み・・・。クーラーの利くバスはいいなぁ〜 とツアーバスを見送り、自転車にまたがります。

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次に向かったのは、ラムセス3世葬祭殿[Medinat Habu]。紀元前に造られた葬祭殿なのに、まだ柱に色が残っていると聞いていたんです。赤、青、緑・・・。確かに色が残っています。へぇ〜 なんでやろう? 光があたる部分はすっかりはげてしまっているので、その違いははっきり。レリーフだけでもすばらしいのに、このすべてに色がついていたと想像したら、すごかったんでしょうね・・・ あ然とします。

もちろん柱だけが見所だけじゃなく、広い敷地を観て回るとあっという間に時間が過ぎていきました。予定通りの見学を終えての帰り道。ロバやラクダが落としていったフンを避けながら来た道を戻っていきます。同じ距離なのに、長く感じるのは一日の疲れのせいでしょうか。。。

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帰りのフェリーも無事に乗りかわして、宿に到着。

「朝より焼けましたね!」

宿の人に声をかけてもらい、お互いの顔を見合わせるボクら。たかさんの眼鏡焼けも増したカナ? 充実感を味わいながら、早め眠りに就くのでした。。。

きょうさん♂

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■入場料金<2006年4月7日現在>
メムノンの巨像/無料
ハトシェプスト女王葬祭殿
 一般20ポンド(約400円)、学生11ポンド(約220円)
ラムセス3世葬祭殿
 一般20ポンド(約400円)、学生10ポンド(約200円)





2006年04月06日
●圧巻!134本の大列柱室

長い歴史があるエジプトで最も栄えたのはテーベに都があったころ。テーベは今のルクソールです。当時の王が権力の象徴として造っていたのは、ピラミッドに変わって神殿や葬祭殿。それらが残るルクソールに足を運んでみました。

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ナイル川をはさんで東岸と西岸に別れるルクソール。駅やホテルなど街の機能は東岸、葬祭殿やお墓などは西岸にあるんです。それは、東から昇った太陽が西へ沈み、また東から昇ることに由来してるそうです。太陽は死からの復活の象徴。王は「生者の都」を東岸、「死者の都」を西岸とし、復活を信じていたんですって。

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そんな東岸にあるカルナック神殿[Temple of Karnak]はルクソールの観光の必須ポイント。歴代の王が造営を重ねてきただけあって、エジプト最大規模の神殿なんです。1,700年もの年月がかかっているというんですから、あ然とします。(当時は、ここで何をしていたんだろう?) そんな疑問を抱いてカルナック神殿を歩いていると・・・

ぶっとい柱がずらりと並んでいるではありませんか!

ここは大列柱室と呼ばれるところ。なんと134本もの石の柱が並んでいるんです。一本一本にレリーフが刻まれています。よくもまぁこんなにたくさん彫ったもんだぁ・・・ 見上げると、柱の隙間から青く輝く空。当時は大列柱室に天井もあったそうですが、木でできていたこともあって今は見られません。

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将軍が暮らしていた日本のお城が広い敷地なのは解かるんですが、これらの神殿は王が暮らしていたわけではなく、時々使われていた場所だったとか。いつも使う場所ではないのに、時間とお金をこんなにかけて造る王たち。権力の象徴は大事だったんだぁ・・・と感じました。

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カルナック神殿から約3キロ。ルクソール神殿[Luxor Temple]があります。ルクソール神殿とカルナック神殿はスフィンクス参道でつながっていたというんですから、これまた規模の大きさに驚きます。今は街で埋もれてしまっていますが、ここ掘れば、また新たな発見が見つかるんでしょうね〜

ルクソール神殿は夜に行きました。

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日中もいいですが、暑さがましになる夜のほうが動きやすいし、ライトアップされた神殿を見たかったから。カルナック神殿と同じように大きな柱がいっぱい並んでいます。ライトに照らされた様子はとっても神秘的!ツアー客もたくさんやって来ていて夜七時を回っていてもにぎわっていました。

「生者の都」と呼ばれたルクソールの東岸。次は西岸が待っています。

きょうさん♂

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■入場料金<2006年4月7日現在>
カルナック神殿
 一般40ポンド(約800円)、学生20ポンド(約400円)
ルクソール神殿
 一般35ポンド(約700円)、学生20ポンド(約400円)





2006年04月05日
●巨大遺跡アブ・シンベル 

(ピラミッドとここは見逃せない!)

エジプト観光の二大目的にしていた、アブ・シンベル神殿へ行ってきました。

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アブ・シンベル神殿。それまでは写真の印象しかなかったんですが、エジプト考古学博物館でラムセス2世のミイラにも対面したことから、ちょっとした親近感が沸いていたんです。エジプトの歴史を紐解けば、必ず聞こえてくるのラムセス2世の名前。エジプト内にはラムセス2世が造った神殿がいくつもあるんですね。その中のひとつ、アブ・シンベル神殿。

あと40キロも南下すれば、スーダンとの国境になるというエジプト最南端の観光地、アブ・シンベル。アスワンから日帰りツアーも出ているのですがそれを選ばず、アブ・シンベルの街に泊まることにしました。夜に見られる‘音と光のショー’と朝陽に染まるアブ・シンベルを見たかったから。お金と時間をかけてのちょっぴり贅沢観光です!

カイロからアスワンまで列車で12時間、さらにバスで4時間。アブ・シンベルは噂どおりに何もないところで、アブ・シンベル神殿がなければ人はやって来ないんじゃないかな?と思うくらいちいちゃな街でした。

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日が暮れるのを待って、アブ・シンベル神殿へ。「音と光のショー」がはじまります。専用の観覧席にはヘッドホンが用意されていて、日本語も聞けるんですよ。いろんな国のツアー客など100名ほどでの観覧となりました。‘遺跡のライトアップ’を想像していたんですが、違っていました。35分間のショーは、ラムセス2世の生涯がどんなものであったのかをストーリー仕立てで見せてくれるんです。

スクリーンは、遺跡の岩盤!これがすごい!映画館の何倍になるんだろう?って思っちゃいました。ダイナミックな映像と、胸に響いてくる音楽。ラムセス2世の激動の生涯が伝わってきました!

大興奮で宿に戻り、翌朝は5時起き。朝陽を見るため、6時の開門に備えます。

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しかしだいぶ早く開門していたようで、すでに多くの人がやってきていました。(みんな早起きだなぁ〜) ボクらも一緒に日の出を見ながら、アブ・シンベル神殿がだんだんと明るくなっていく様子を眺めていました。巨大な遺跡は、存在感があるだけに絵になりますね!

高さ20mのラムセス2世像が4体並ぶ大神殿、すぐ東側には、王妃ネフェルタリのために建造した小神殿。青い空に、巨大な像が映えます。絵葉書などでよくみかけるアブ・シンベル神殿の光景ですが、中に入ってみると驚き倍増です(写真撮影不可)。壁一面のレリーフは、ラムセス2世の戦闘場面などが表されていて、当時の戦車などがどんなものであったのかが分かります。

ヨーロッパで見るキリスト関係の教会の造りも素晴らしいですが、アブ・シンベル神殿のレリーフも見事です!

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帰り際、入口近くの展示室を覗いてみると、アブ・シンベル神殿の遺跡移転の様子が数多くの写真と共に紹介されていました。アスワンハイダムの建設により水没の危機にさらされることになったアブ・シンベル神殿。ユネスコの国際キャンペーンによって、もとの位置より60メートル北に移転されたそうなんです(1970年)。

移転前のアブ・シンベル神殿を写真で見ると・・・。

大神殿も、小神殿も、今よりもっと高く、もっと広い岩肌に彫られていたことが分かります。(よくもまぁこんなところに造ったものだ・・・)。ラムセス2世の発想に驚きます。ペルーのマチュピチュに近いものを感じました。

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移転のおかげで、連日多くの人が見ることができるようになっているアブ・シンベル神殿。造ったラムセス2世もすごい、そして「世界の宝を沈めてはいけない」と世界に協力を呼びかけたユネスコの活動を尊敬します。ここまで観に来て良かったです。

アブ・シンベルのライトアップ写真はこちら。

きょうさん♂

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■入場料金<2006年4月5日現在>
アブ・シンベル神殿(6:00〜17:00)
 一般70ポンド(約1,400円)、学生38.5ポンド(約770円)
アブ・シンベル音と光のショー(冬期19:00〜19:35)
 60ポンド(約1,200円)、学割なし



2006年04月02日
●イスラーム地区の建築物

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世界遺産好きのボクらとしては、ギザのピラミッド群だけではなく、カイロのイスラーム地区も歩いておきたかったんです。

とは言っても世界遺産に指定されているエリアには、一日では回りきれないほどの建築物があります。なので選んだのはこのふたつ。シタデル地区にあるガーミア・ムハンマド・アリ[Gaami' Muhammad' Ali]とガーミア・スルタン・ハサン[Gaami' is-Sultaana Hasan]。

どちらも礼拝の場所なんですが、強調したいのが造り。

ガーミア・ムハンマド・アリなんて、ロケットの発車基地か?と思うような外観なんです。近代的な造りにも感じるんですが、これが長い歴史を重ねてきているんですよね。

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もっと驚いたのは内装!なんて豪華なんだー 何百人入れるの?と驚く広さ。洒落たシャンデリア、ランプ、ステンドグラスで飾られています。靴を脱いで入るんですけど、人が少なければ寝っころがって見上げてみてください。天井の装飾はため息が出るほど素晴らしいんですよ。。。 いつまでも見ていられるような美しさでした。

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この日は、社会見学にやってきている小学生もたくさんいました。彼らの様子を見ていると、ガーミア・ムハンマド・アリの装飾を見入るよりは、外国からやってきたボクら人間を見るほうが楽しいようです。しきりにジロジロと見たり、声をかけたりしてくれました。まぁボクらが小学生のときを思い出してもそうだったかもしれませんが・・・笑。

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そして、世界最大級のイスラーム建築と言われるガーミア・スルタン・ハサン。ドカンっ! と通りに面して位置するその様は、実にインパクトがありますね!こちらにも多くの観光客がやってきていました。

1300年以上の歴史になるイスラーム時代。その偉大さは、視覚的にも感じられます。

きょうさん♂

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■入場料金<2006年3月30日現在>
シタデル
 一般40ポンド(約800円)、学生20ポンド(約400円)
ガーミア・スルタン・ハサン
 一般12ポンド(約240円)、学生6ポンド(約120円)



2006年04月01日
●スーフィーダンスのショー

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(30分以上も回転しつづけていたら、人間の身体はどうなるんでしょうか?)

床に立てた野球のバットを額に当て、その場で回転して旗を取りに行くようなゲームをしたことがあります。ほんの10回転で目は回り、(どこへ向かって歩くんか?)と身体はふらふらでした。野球のバットは登場しないけど、30分以上も回り続けるエジプト人に出会ったんです。


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「エジプトのショーが観られる」と、連れて行ってもらったレストラン。

時間になるとエジプトの民族衣装ガラベイヤに身を包んだ人が登場。そして抱えた太鼓をリズミカルに叩きながら、音を楽しませてくれるんです。手の動きだけで、テンポよく、自由に音の強弱をつける技は圧巻です。(手、痛くないんかな?)と気になりましたが、エジプシャンの笑顔を見ていると余計な心配です。

「音楽のショー」かと思ったら、そのあと色とりどりの衣装を着た人も加わって、踊りが始まりました。

回る、回る、回る・・・。

みんな回っているんです。ステージを順に動きながら、ぐるぐる回っていきます。

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さらに、衣装のスカートが外れて、それも器用に回してくれます。まるでピザ職人!

スカートの仕組みは、三重構造。一枚外れて、もう一枚、さらにもう一枚と、見事な回転技で魅せてくれました。すごいですよぉ〜 自分がやったゲームを思い出して、(回転が止まったら、どうなるんやろ?)って気になるんです。でもなかなか止まらない。ずっと回転をつづけて、音と踊りで楽しませてくれました。

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座席に座っているボクらのところまでやってきてくれる大サービス!(こんなに大きなスカート、うまく回すよなぁ・・・)と感動!見ごたえたっぷりのショーでした。

いったい何分間くらい、回っていたんでしょう?

ようやく止まった彼らの動き・・・。別に倒れることもなく、さわやかな笑顔で拍手に応えてくれました。(さすがはプロだぁ〜) ホントいいもの見させてもらいました!

■スーフィーダンスをもっと詳しく・・・

きょうさん♂

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●パルミラ遺跡を歩き回る (4/30)
●パルミラのWelcome歓迎 (4/30)
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